2019年01月19日

マツダ・ロードスター(ND)のi-DM表示を消す。

Pop is dead.・ロードスターには他のマツダ車と同様、i-DM(インテリジェント・ドライブ・マスタ)という機能が付いている。
・すなわちエコ運転・スムーズな運転・急加速/減速や急ハンドルなどを車が判断して、それぞれ緑/青/白のLEDでドライバに示すというものである。ご丁寧にもそれぞれに加点/減点をしてドライバの運転レベルまで表示したりする。

・こんな機能、いらねえよ。

・先行車も後続車もいないガラガラの道でなければ、こんなスコア付けには何の意味もないだろ。
・第一、僕は信号待ちからの発進時に法定速度までは急加速するわけです(もちろん見晴らしのスコブル良い道に限ってのことだが)この時、かならず「お前、急加速だぞ!」という意味の白いLEDランプが点くんです。しかも回転計の中にLEDがあるものだから、気になって仕方がない。
・しかも、割となだらかに発進しても白ランプがついたり、明らかに急発進してもつかなかったりと評価が一定しないので、私はこの機能を信用していない。
・Webを検索してみると、マツダ車に乗っている人の相当数はこのスコアに随分執心しているようだが、私にとってはウンザリな機能である。

・というわけで非常にイライラしていたわけですが、実はこのLEDランプ、簡単に非表示にできるのです。

・マニュアルにも記載があるのだけど、ちょっと分かりにくいので表示しない設定にするための手順を(2018年11月生産の車体)

1.マツダコネクトの「Applications」から「i-DM」を開く。
2.スコアが表示されるので、それを非表示にする
(たしかコマンダーノブを手前側=車体後方に倒す)
3.下にバーが表示されるので、一番右側の「設定」を開く。
4.「インテリジェント・ドライブ・マスター・ランプ」のチェックを外す
(コマンダーノブを押下)

・以上です。単純なようですがマニュアルを一見するとマツダコネクト直下の「設定(Setting)」から変更するかのように読めてしまいます。が、正解は「Applications」から開くのでした(最初それが分からず、車の中で10分ほど悩んでしまった)
・なお、マツダコネクトを装備していない車種の場合「エンジン始動→【5秒以内】にトリップメータスイッチを6回押下→トリップメータスイッチを1回押下しトリップメータ画面Off表示を確認→トリップメータスイッチを長押し(2回)→エンジン停止」で設定変更できるようです。
参考動画:NDロードスターNR-Aでのi-DMランプoffの方法
※注:マツダコネクト搭載車の場合、この方法では設定変更できません。

・こんな簡単に変更できるんだったら、もっと早く調べておけば良かった。
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2019年01月16日

オストレア・小笹寿し・八百屋お七・うまや・鎌倉山

Pop is dead.■1/某日
・仕事が終わってから田舎を脱出し、赤坂のモントレに投宿
・夜遅く、牡蠣を食べにオストレア赤坂見附店へ。今回、海外産の牡蠣はほとんど無し。この店の国産牡蠣はたいてい不味いのでどうかと思ったが、まずまず。ただ「これはうまい」と感心するものはなかった。あとお酒を2杯ほど飲んで、牡蠣と青じそのリゾット、これだけで2名1万円ほどだったか、やっぱり高いな。でも海外の牡蠣が豊富な店を他に知らないので、年1回くらいは来てしまう。

・その後、ティアレでお酒を何杯か飲んで帰る。ここは標準のジンがボンベイサファイアのスター・オブ・ボンベイのようだ。高級なジンではあるが、これを標準にしてしまうのはどうなんだろう。

■1/某+1日
・このホテルの口コミ情報を見ると朝食ビュッフェがうまいということになっているが、実際はちっともうまくない。品数も貧相で「この少ない選択肢の中で朝食を構成しなければいけないのか」と暗澹たる気持ちになる。

・完成したとらやの店舗を見た後、丹後坂を通って赤坂まで歩き、乃木坂まで一駅。青山霊園の崖線を見物しながら表参道へ出て、銀座線で新橋まで。
・今回のテーマの一つは、奥さんを連れて冬の小笹寿しにゆくことであって、12時の開店と同時に店に入る。かわはぎのお刺身でお酒を少し飲んでから握り。
・何が出たかな、平目、皮目の付いた鯛、かわはぎ、鱚、鮑、小肌、車海老のおぼろを添えた小肌、漬け鮪、中トロ、蛤あたりが出たかな。あと何貫かあったと思うが失念。最後に小柱と白魚をお願いしておしまい。鯛と小柱が美味しかった印象
・ここの店はほぼ全ての魚に仕事がしてあって、味は塩辛目、御飯も多めで、つまり古式ゆかしい江戸前のすし屋だと理解している。お腹いっぱい食べて二人で3万円弱と、銀座のすし屋にしてはかなりリーズナブルである。

・思えば若い頃は寿司・天ぷら・蕎麦なにを食べるにしても酒をガバガバ飲んでいたが、今は1合飲むか飲まないか(ただし蕎麦屋ではたいがい2合)である。歳を取ったということもあるが「それが正しい」と思うようになったのだ。
・何より酒を飲み過ぎると食事が食べられなくなる。30代の頃、そう思っていた所で池波正太郎の「男の作法」を読む機会があった。そこに「すし屋や天ぷら屋では酒をガバガバ飲むな」といったことが書いてあって「あ、やっぱりそれが正しいのか」と気付いたのだった。さらに先日、魯山人の書いたものを再読していると確か「すし屋で酒を出すようになったのは戦後から」と書いてあったように思う。そうか、元々すしは立ち食いのものだったから、お酒を飲む人はいなかったわけだ。それが言わば正統な寿司の食べ方なんだな、と思うようになり、いよいよ酒は控えるようになった。
・そんなこんなで、最近はいい料理屋では酒はほとんど飲まないようになった。

・鳩居堂、伊東屋など見物しカフェ・ド・ランブルへ。これは奥さんのリクエスト。甘い物を口に入れたかったのでブラン・エ・ノワールという甘いコーヒーを。蜂蜜のような奥深い甘さのある不思議な飲み物だった。浮かしてあったミルクには若干の塩味を感じた。
・今回、ランブルというのが「ル・アンブル(琥珀)」だと今さら気付いた。

・三越で弁当を買って歌舞伎座へ。今回の狙いは「お土砂」である。こういう演目があることは子供の頃から知っていて、見たかったのだが今回が初見
・その前に「絵本太功記・尼ヶ崎閑居の段」今回は席が悪く、光秀登場シーンもほとんど見えず。数年前に確か今回と同じキャストでやったと思うが、その時と比べると吉右衛門の出来が数段悪く、あまり感心しなかった。初菊の米吉は相変わらず可愛いが、演技は表面的過ぎてまだまだ。というかむしろ後退してないか?歌六はいつ見ても安定の出来
・次が「勢獅子」で、最後が八百屋お七。猿之助の「お土砂」は面白かったが、もう少し、やり過ぎなほどにやっちゃっても良いんじゃないか、正月なんだし、猿之助なんだし。
・竹三郎は休演。11月中旬頃からずっと休んでいるのだろうか。
・本日のトリはお七の火の見櫓で、僕は元来踊りに余り興味がないので流し見しようかと思っていたのだが、これがとんでもない料簡違いだった。すなわち、七之助の人形振りが絶品だったのだ。七之助から魂が抜けている、完全に人形になっている。動きも素晴らしいし、ラストで人間に戻るところまで、完璧に見えた。この日の中では吉右衛門を超えて、七之助のこの一幕が最大の見物だった。
・そういうわけで、七之助はやはり名優だと再認識した(「桜の森の満開の下」での演技が毬谷友子まんまだったので、ちょっとナメていたのだ)役者としての狂気を感じるような人は、この人以外に思い当たらない。この人が「黒塚」を踊ったらどんな感じなのだろうか。
(とか思ってたら渡辺保先生の評では吉右衛門絶賛、七之助ボロクソでした。なお米吉ボロクソは想定内だし同意見です)

・終演後、猿之助つながりで赤坂・うまやで一杯。焼き鳥1本360円とか、かなり暴力的な価格設定の店だがよく流行っている。味は可もなく不可もないが、外観も内装も、雰囲気は良い。ただしこういう価格設定の店で店員呼び出しボタンがあるのとか、どうなんでしょう。ほんの少しだけ飲んで食べて一人3,000円、チェーンの居酒屋なら腹がはち切れるほど飲み食いできそう。
・ティアレを覗くが満席なのでコンビニで酒を買って部屋で飲む。

■1/某+2日
・ホテルで陰鬱に朝食後、銀座線でいったん日本橋まで行って荷物をコインロッカーに放り込んでから再び銀座。ギンザシックスをひやかしてから鎌倉山・銀座店へ。

・鎌倉山で奥さんにうまいローストビーフを食べさせる、というのも今回のテーマ。昼の一番廉いコース(それでも6,500円!)を頼む。
・まず大仰な前菜(金目鯛、帆立、生ハムメロン)が出る。この帆立がうまかった。肉より帆立に感心してしまった。
・次にローストビーフが出てデザートでおしまい。実質2皿のコースだが量が多いので、昼ならこれで十分(それでも6,500円!)
・やっぱりここのローストビーフは良い。伊丹十三が書いていた「血のしたたるローストビーフ」とはこれだ、と思う。ちまたで広く食べられているパサパサのローストビーフはあれは完全に偽物だ、と分かる。ただ脂が多いので50近い身には少しつらい。上位のコースになるとフィレも選べるのだけれど(標準はロース)それだと12,500円!皿数も多いし、ちょっと手が出ないなあ。

・食事後、上野まで出て鈴本へ。一之輔が出ているらしいので、見に行こうかと思ったが満席で断念。小三治が出て満席というのなら分かるけれど、こう言っては失礼だが一之輔程度で満席になられたら「ちょっと寄席にでも行こうか」という気持ちにはならなくなるなあ。テレビなんかに出て下手に人気が出るのも考え物ですよ。

・仕方ないので帰路に着く。帰って数日後、あることに気付く。私の人生プランではあと25年くらいで死ぬ、という事になっているのだが、食べたい店や行きたい所が100あった場合、1年に4件行かなければ死ぬまでに消化できないのだ。これはちょっとした衝撃だった。まずリストを作らなければいけないか。
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2019年01月07日

年末年始記

Pop is dead.■12/29-30
・年賀状作成。既に印刷は終わっていたので、落款を押し、住所印を押し、宛名を書いて投函。落款を100回押すというのは毎年やってるけど苦行。今回は特に疲れた。
・毎年本当にめんどくさいんだけど、SNSをやめた今となっては唯一の生存連絡だし、出すとしたら自分で描いた図柄でなくてはいけないし、宛名は手書きでなければいけないと思うので、ある意味「修練」のような感覚で続けている。
・思い返せば出し始めたのはちょうど12年前の亥年だったな。
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2018年12月31日

ハイバイ「ヒッキー・ソトニデテミターノ」DVD

Pop is dead. ここ数年で最も心を奪われた芝居。DVDで見ても泣ける。
 Amazon等では取り扱いがないので困るのだけど、送料込み3,500円と手軽なので是非

「ヒッキー・ソトニデテミターノ」
http://hi-bye.net/products/dvd24

 引きこもりを題材にした新劇で、最初は重いけれど徐々にコメディータッチに。
 人によって、また鑑賞のたびに色々な泣きスイッチが仕掛けられているのも罠
 岩井秀人と言えばテレビ「大川端探偵社」でエリートサラリーマンを好演。というかあれもボロ泣き回だった。
 私が書いた当時の感想はこちら→ハイバイ「ヒッキー・ソトニデテミターノ」感想

※DVDの品質について、画質はあまり良くない(感度の高いモードで撮影しているからか、特に暗い箇所のざらつきが目立つ)けれど、音声はちゃんと録音できている(特に廉価版の舞台収録DVDでは音声の録音状態が最悪というケースが多いが、このパッケージでは特に問題なくセリフが聞き取れる)

2018年12月26日

2018年 年末メモ(非公開)

Pop is dead.・例によってこの1年にやったこと、行った所のメモ。自分用なので非公開にしています。
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2018年12月20日

マツダ・ロードスター(ND・AT)走行印象

Pop is dead.・10日で500km乗ったところでの感想

・普通の車。音や乗り味(サスペンションの雰囲気)は高級車というイメージで、僕が勝手に考えていたスポーツカーとは全然違う。
・立ち上がりにアクセルを踏むと「エコ運転じゃないですよ!」と警告するみたいにLEDが光るのとかは勘弁してほしい。
・車体が重い感じがすごくする。copenは800kg程度?ロードスターは1tちょっとだけど、随分鈍重な感じ。
・フロントウィンドウが大きいせいもあり、屋根を開けてもさほど開放感がない。前方からの風の巻き込みはコペンよりも抑えられている印象

・copenの方がずっと面白い車だった!
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2018年12月10日

12/8-9日記(すし屋・辻留・京都御所・朝食喜心)

Pop is dead.■12/8
・京都祇園「白碗竹カイ樓(バイワンジュウカイロウ、Google翻訳によると「白いお椀と竹の箸」という意味のよう)」で昼食。際コーポレーションの店ということで不安だったが、まあまあ美味しい。ただ昼のコース3,800円は高いし、厨房に全く緊張感が無い店なので今後に期待は持てない。例えばオーダーはフロア担当が復唱して、カウンター内の料理人が全員で「はい」と応えるのだが、その上で間違えたものが出てくるというのはどういう事なんだろう。だったら復唱なんか無駄なのでやめれば良いのだ。売りにしているふかひれも、驚くほどのものではなし。
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2018年12月06日

東名あおり運転事故に関連する法律を拾い読みした。

Pop is dead.・あおり運転によって高速道路上に相手の車を停車させ、結果第三者の車が追突して2人が死んだ事故(あるいは事件)
・これについては被告がクソ人間だという印象は僕にもあるし、2人死んでるんだから死刑だろ、という気持ちもある。しかし結局、みんな感情論で被告を糾弾しているだけで法律を一行も読んでないのね。ブックマークコメントには「危険致死傷であって欲しい」みたいな意見も見られたんだけど、法律読んでない。
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何年かぶりでM-1グランプリを純粋に楽しめた。

Pop is dead.・今年のM-1は面白かった。

・審査員については色々言われているけど、大御所(男女2名)、上方漫才/東日本の漫才(それぞれオーソドックス派と、どちらかと言えば前衛派各1名)、ジャンル外(落語立川流)と比較的バランスの取れた構成だったと思う。
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2018年12月03日

えびそば・グラントリノ・ミシマ・ソウル市民

Pop is dead.・海老そばを作った。
1.使ったのは冷凍むきえび。室温で解凍した後、酒と少しだけの醤油をかけ、片栗粉をまぶしておく(解凍した後、酒と醤油を振って軽く混ぜてから、解凍時に出た水分と一緒に2.の鍋に入れ、その後に片栗粉をまぶした方が正解かも)
2.500ml(二人分)のお湯を沸かし、中華スープの素スープ1杯分+ほたて貝柱スープの素スープ1杯分、都合スープ2杯分、それに葱油を入れる。
3.お湯が沸いたら1.を入れて軽く茹で、海老をすくいだして葱と混ぜておく(葱は市販のきざみねぎを使用)
4.麺(細麺)を茹で、ゆであがったら沸かしておいたスープをかけて3.の具をのせる。
・冷凍海老、スープの素、市販のねぎを使う手抜き料理だが、これがそれなりの味になってしまう。海老を茹でたお湯をスープに使う事がポイントだと思う。あとスープの素については、帆立の方の比重を多めにした方が良いような気がする。
・手に入れば、くわいの水煮缶詰なんかを入れても良いかもしれない。
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2018年11月28日

今回の新車選びまとめ

Pop is dead.・煩悶の余り以前書いた記事があまりにグダグダだったので、改めて今回の新車選びにおけるポイントをまとめます。
・候補車は、1.ダイハツ・コペンセロ、2.マツダ・ロードスター、3.フィアット・500
・実際に店で見たりはしなかったけれど、一瞬頭をよぎった車は、4.アルファロメオ・ミト、5.ホンダ・S660
・今回の選択において、私の中で決定的だった項目には「★」を付けました。
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2018年11月27日

パワーシートは貧乏人にこそ必要な機能なのではないか?

Pop is dead.・高級車には、パワーシート機能がついていて、その上で運転者に応じた座席位置を複数メモリーできる機能があったりする。

・しかしこういう機能というのは高級車ではなく、実は低価格車や軽自動車に必要なのではないか?と常々思っている。
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2018年11月05日

半ば諦念に似た気持ちでマツダ・ロードスターを発注した。

Pop is dead.・この記事があまりにダラダラとした長文なので、新車選びについてここで簡単にまとめ直しています。

前の記事でダラダラ書いた通り、今回の車選びでは迷った。ダイハツ・コペンのCVTにガッカリし、見た目だけだと思っていたFIAT500の二気筒エンジンがあまりに魅力的だったので困ってしまった。さらに屋根の開け閉めがネックだろうと思っていた言わば「噛ませ犬」的なマツダ・ロードスターが案に相違して良かったので、さらに悩む結果になった。
・で、結果としてはロードスターを注文してきました。
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2018年10月15日

新車購入で悩み続ける(Copen Cero、ロードスター、FIAT 500)

Pop is dead.・この記事があまりにダラダラとした長文なので、新車選びについてここで簡単にまとめ直しています。

・ダイハツのコペンに乗り始めてだいぶ経つので、ソロソロ車を乗り換えようかと考えている。
・しかしこのcopenという車は「屋根100万円・土台100万円」みたいな車で、電動ルーフが付いている代わりに本体の作りが微妙にチャチというか、すごく細かいところで涙ぐましいケチケチぶりを見せている。
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2018年09月28日

映画3本と「決死の亜空間アルバイト」再見

Pop is dead.・Amazonプライムで「2001年宇宙の旅」と「シン・ゴジラ」の一部および「ローマの休日」再見
・「2001年宇宙の旅」HAL9000が最後に「I can feel it.」と繰り返すのはYMO「Gradated Grey」の元ネタなのかな。しかしあそこのHALはいつ見てもかわいそう。
・「シン・ゴジラ」は何度も見ているがやはりオリジナルゴジラの精神を継承した傑作。初代ゴジラからは「戦争から10年足らずでここまで復興した東京」が破壊される絶望を感じるけど、シンゴジラでは「戦後70年経って完璧な都市になった東京」が更地になるような絶望になっている。そういえばシンゴジラの「シン」は「新」「真」「神」「参(諸星大二郎経由)の他に「震」でもあるんだろう。毎度見直すたびに、一つは発見がある。
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2018年09月17日

京都一泊二日

Pop is dead.■9月某日 1日目
・母の誕生日を祝いに京都へ。
・ホテルに荷物を預け、春秋座(京都造形大学内)にて立川志の輔独演会。演目は「買い物ぶぎ」と「大河への道(伊能忠敬物語)」後者は初めて聴いたが、90分ほどの長大な作品ながら飽きさせないのはさすが。昼食は学生食堂で鯵フライ定食。350円だったかな。
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2018年08月30日

西伊豆再訪記

Pop is dead.■8/13
・熱海駅近く「燕京」にて昼食。改築前の熱海駅内にて「関西風北京料理・燕京飯店」として営業していた店。ラーメンと餃子を食べたが、ラーメンは古風で良い。餃子は大きすぎて好みではなかった。
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2018年08月09日

暑中吐瀉記

Pop is dead.・あまりに暑すぎる所為か数日間体調を崩していた。そのような中で思っていたこと。
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2018年08月03日

崖の上のポニョ

Pop is dead. なんか、宮崎駿作品として重要なんじゃないかと思ってソフトを買った。
 これ、舞台は和歌山だよね、南海不動産っていうのと、冒頭近くに出てくる波は浮世絵の鯨(和歌山では鯨漁が盛んだった)というので、そう思ったんだけど。
 ブリュンヒルデって竜だっけ?もーう、ワーグナーから見て勉強しないといけないの?

追記:ブリュンヒルデはヴァルキューレでしたね。ヴァルキューレの騎行っぽいテーマがかかるし。で、見ていて宮崎駿の妄想爆発映画だなあ、とすごく感じた。これまでの作品では抑えて隠して描いていたことを明け透けに形にしている気がした。
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2018年07月21日

Webより前の世界にあったもの

Pop is dead. それはそうと、我が家の書庫を漁っていたら結構貴重そうなものが出てきた。
 やっぱりWeb2.0より前に存在したものって基調だよね。

 ちなみに見つかったものはエロ系の印刷物体で、一応書いておくと所持も売買も法に抵触しないものです。その程度のユルいものだけど、保存状態が良いので、少なくともWeb上で検索したところではここまで劣化していない個体は少ないのではないか?という感じです。
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俺の考える「中二病」002

裏ビデオとかの「流出」を「流失」と言う。
あれ、ただの言い間違いなのかなあ。
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俺の考える「中二病」001

悪い行為や人を「アク」と言いたがる。
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2018年07月17日

玉三郎ひどい。

Pop is dead. 玉三郎のお軽、ひどいね。
 仁左衛門もグッタリしてる。落語「淀五郎」を見るようだ。
 ダメなんだよね、玉三郎にはできないのだ。
 多分だけど、世話物もできる、時代物もできる、でもその間が出来ないんだよ。だからコメディにしかならない。
 今の歌舞伎座の客にはぴったりだろうけどねえ、こういう芋芝居は。
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2018年07月13日

ブロック塀

Pop is dead. 日本人の頭悪さがガンガン露呈されてて面白いなあ。
 いよ!劣等民族!

追記:私が子供の頃は「地震が起きたときの注意」みたいな印刷物に「ブロック塀から離れる」という事が書いてありましたよ。今回もそういうことを教育・周知するべきなのである。それを日本人は「日本中のブロック塀の安全性を調べる」みたいな方向に行こうとする。これやっぱり民族的に「合理性」という思考の軸を失ってしまったようにしか見えないのですね、私には。
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Webはなぜ世界を拡げず、むしろ狭くしてゆくのか。

Pop is dead.(前の記事で何に怒っていたのかという話でもある)
・僕は自分自身、保守的な人間だと思っているものの最近の日本の右傾化とかネット右翼とかチャンネル桜とか安倍晋三が大嫌いなんだけど、結局「根拠のない愛国心」みたいなのが嫌いなのだと思う。
・どうも自分の価値を「日本人であること」にしか見いだせない人、つまりは自分の能力や実績に自信が持てない人、というのがどんどん増えてる感じがする。周囲の他人と比べて自分の能力に優れた部分が認められないので、まだ見ぬ外国人よりも「日本人だから能力が高いはずだ」と願わずにいられないのだろう。
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2018年07月12日

バカは死ね。

Pop is dead. 20世紀はクソみたいな100年だったろうけど、21世紀もクソみたいな100年になるのだろうね。
 20世紀の終盤には、なんかまともになってく感じはしたけどね、そら中東・アフリカの積み残しはあれどもさ。
 でも全部巻き戻しですよ。俺はもう知らんよ。勝手にしろよ、馬鹿どもが。
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2018年07月07日

近況

Pop is dead.・とある事情からヘッドフォンアンプを購入し、ヘッドフォンも新しく一つ買ってしまった。しかし特別に音が良いってわけでもないな。KOSSのPortaProは廉いヘッドフォンだけど、あれで十分
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2018年07月05日

箸・傘・扇子

Pop is dead.・タイトルにあげた三つの道具は何か。
・これらは「ちまたで多く売られているが、意外にも『気に入った物』が入手しにくい道具」である。もちろん、個人的な感覚だが。
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2018年07月02日

伊丹十三の映画に関する覚え書き

Pop is dead.・伊丹十三の映画について、Twitterやブログで何度かチョコチョコと書いていたのだけど、まとめた方が良いよなあ、と思って書き連ねてみた。
・うろ覚えの部分もあるし、僕の妄想らしいものもあるけど取りあえず記憶のままに記録。随時加筆します。
※アスタリスクは、後で原典を確認するための覚え
※2018/7/11かなり大幅に加筆

■ゴムデッポウ(1962)
・収録されているソフト:「Criterion Collection: Tampopo」、「伊丹十三 FILM COLLECTION Blu-ray BOX T
・本当の初監督作品(当時妻だった川喜多和子との共同脚本)因みに川喜多和子の祖父は三重県出身であり、同県の銀行頭取だった川喜多半泥子と遠縁なのではないかと思うが、確証なし
・後述するように伊丹十三が日本の映画評論会から無視され続けた最大の理由は蓮實重彦にあると思われるが、川喜多和子(映画界の大物だった川喜多長政の娘)と離婚していることも一因としてあるのかも知れない。これについてはよく分からないけど。

・1983年に森田芳光監督「家族ゲーム」に出演。「目玉焼きの黄身をチュウチュウする」や「プライベート空間としての自動車」など、伊丹十三がエッセイに書いていたシチュエーションが出てくる。

■お葬式(1984)
・奥村公延が飲む酒は薩摩白波のお湯割り。芋焼酎が一般的でなかった当時、伊丹十三も愛飲しており、エッセイにも登場する。アボカドも当時の日本では一般的ではなかったがエッセイ中に「鰐梨」として登場(*)
・通夜のシーンで出てくる伏見の酒は、おそらく伊丹十三が愛飲した「桃の滴」ではないか(伏見の松本酒造が醸造元)
・鼻の大きな男(津村隆)が乗る車(MG-TF)は1966年〜70年代初めにかけて伊丹十三が乗っていた車そのもの。因みに1984年当時の伊丹が乗っていた車はポルシェ924ターボ(赤色)である(葬日・記)
・電報配達員の男を演じているのは井上陽水。ちなみにバラエティ番組「夢で逢えたら」中のドラマ「いまどき下町物語」で奥田民生が郵便配達員を演じたことがある。全く確証はないがこれはこの映画の井上陽水リスペクトだったのだろうと思う。
・宮本信子の妹が妊婦。伊丹映画には妊婦が多く出てくる。マルサのマンション住人、マルサ2の洞口依子、マルタイのビワ子演じる妊婦に朝岡実嶺(教団信者の愛人)
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・これは極めて有名な話だけれど、伊丹十三が師匠のように慕っていた蓮實重彦から「お葬式」は酷評される、いや黙殺される。蓮實重彦は当時、映画オタク(シネフィルと言う)のピラミッドの頂点にいたため、これ以降「伊丹映画については評価してはいけない」というのが映画評論家界のルールになってしまう。伊丹映画をほめるどころか、評論の対象として扱うこと自体が避けられて、今に至っている。
(私は映画評論界に詳しいわけでは全くないが、私の知る限りでは伊丹映画の評論らしいものは無い。鈴木清順が極めて主観的な感想を書いているのがせいぜい)
・町山智浩なんかはシネフィルを堂々とけなしている人なので、この人はどう思ってるんだろう、と気になるんだけど、彼も実は伊丹映画評論をしていないっぽいのですね。蓮實重彦が死んだら口を開くのだろうか?
・ただ、映画評論というか映画オタクに黙殺され続けた伊丹十三がどう変容していったかについては、黒沢清という映画監督が自著「黒沢清の映画術」で触れている。
 こちら参照→ソクーロフと映芸と黒沢清と伊丹十三 - 映画をめぐる怠惰な日常2
・これが文字化されている貴重な「伊丹十三と映画の関わり」に関する情報で、伊丹映画を評論する際にも非常に有用な内容だと思う(しかし皮肉なことに、この黒沢清というのは蓮實重彦の愛弟子みたいな関係の人なのですね)
・この後の伊丹について、私の見解については以下「スウィートホーム」に関する部分で簡単に触れている。

■タンポポ(1985)
・歯医者のシーンで何の脈絡もない動きをする歯科助手、ターボーがいじめられるシーンに「家族ゲーム」の影響が見える。特に前者のような奇妙な演出は他の伊丹映画には見られない。
・冒頭で役所広司が飲むシャンパンはヴーヴクリコ
・クレジットされているが冒頭近くのラーメン作法は東海林さだお「ショージ君の男の分別学」からの引用。ちなみに同書中ではナルトは食べないということになっていたように思う。安岡力也の「臭ぇナルト」という台詞が同書を参考にしたものかどうかは知らない。

・「お葬式」は伊丹自身の葬儀経験を元に作った映画だが「タンポポ」は伊丹エッセイに出てくるエピソード寄せ集めという色が濃い。伊丹十三のコアなファンに「タンポポ」好きが多いのは、そういう理由からだと思う。私が個人的に最も好きなのもこの作品。特に、全く無関係なシーンがシームレスにつながる工夫が素晴らしいと思う。
・原泉のスーパーでのシーンは「女たちよ!」中「チーズについた指のあと」が元ネタ(女)
・加藤ケンソウがホテルで頼む料理(クネールのブーダン風、胡桃と林檎のサラダ、エスカルゴのパイ詰め)は伊丹十三「フランス料理を私と」に掲載されたコース(写真、レシピもあり)ただし同書ではサラダは「胡桃と林檎とアンディーブのサラダ」である(フ)
・スパゲティを食べるシーンがあるが、伊丹十三の著作には何度もスパゲティが出てくる(「みんなでカンツォーネを聴きながらスパゲッティを食べよう」というレコードまで出している)その一つに、スパゲティの食べ方もあるが、その文章に添えられたイラストは伊丹十三記念館販売のTシャツ柄にもなっている。

・ラストシーンは母乳を飲む嬰児の場面だが、これは次作「マルサの女」の冒頭(瀕死の老人が看護婦の乳を吸うシーン)につながっている。
・大滝秀治が出てくる蕎麦屋は赤坂の室町砂場。因みに映画撮影後最低一回は改築しているが、客席の作りは今も同じ(メ)
・三谷幸喜監督「ラジオの時間」では渡辺謙がトラックドライバー役で登場するが、これは明らかに「タンポポ」オマージュ

■マルサの女(1987)
・山崎努演じる「権藤」は彼が誘拐犯を演じた黒澤映画「天国と地獄」の主役・三船敏郎の役名
・山崎努が家で飲んでいる酒はジョニーウォーカーのスイングで、視覚効果を狙ったのも一つの選択理由だろうが、この男の金銭感覚がよく分かる小道具だと思う(金持ちだが過剰に高い酒は買わない)
・伊東四朗がパチンコ屋社長として出演している理由は、彼のエラの張った顔から在日朝鮮人を想起させるためだろう。「ミンボーの女」で彼がヤクザを演じているのも同様かと思う。
・聞けばすぐ分かるが、劇中メインで使われる音楽の一つはスコセッシ監督「タクシードライバー」の丸パクリと言ってよかろう。なんでこの映画からパクったのかはよく分からないが、どちらも雨のシーンが印象的である。

■マルサの女2(1988)
・「タンポポ」に出てくるうまいラーメン屋が「日の出ラーメン」マルサ2で地上げされる食堂が「日の出食堂」伊丹十三にとって、昔気質のおやじがやってる店のイメージが「日の出」なんだろうか?
・「東大のことを『僕の大学』なんていやらしい呼び方するな!」は伊丹の学歴コンプレックスからくる台詞だろうと思う(彼の最終学歴は高校卒業だった)

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・この作品公開後「スウィートホーム」を制作、この映画が元で裁判が起こる。確かこの時の伊丹側弁護人がTMI総合法律事務所というところで、のち伊丹十三記念館が出来る際にもこの弁護士事務所が関与している。伊丹と交流があった周防正行「Shall We ダンス?」関連の裁判にも同事務所が関与していたようだ。
・この裁判に臨む伊丹十三については「黒沢清の映画術」に詳しい。この本を読んでみると、伊丹十三の映画監督としての歩みを俯瞰できると思う。極端に言うと「お葬式」を蓮實重彦に全否定された私怨、伊丹映画を黙殺し続ける彼らに対する恨みを金(興行収入)で晴らすという構造が分かってしまう。伊丹ファンとしては「不都合な真実」と言えるが、伊丹十三論には欠かせない著作だろう。

■あげまん(1990)
・伊丹十三は宮本信子を「数少ない、芸者が演じられる女優」だと言っていたので、この映画は「マルサ」で金銭的余裕が出来たあと、彼女に芸者を演じさせるために作った映画なんだろうと思う。
・宮本信子を請け出す(という言葉で良いのか)大僧正の名は多聞院。伊丹十三が高校生のころ、松山で下宿していた寺の名前と同じ。

■ミンボーの女(1992)
・宝田明をはめるクラブの女として朝岡実嶺が出演。彼女は「大病人」の臨死体験シーンにも出演している。調べたら「静かな生活」「マルタイの女」にも出ているようだ。マルタイでは顔映ってたっけ?(Wi)
・劇中音楽の一つに、チャールス・ミンガス「Bird Calls」の影響が感じられる。
・伊東四朗が演じるヤクザの名が「入内島」。三谷幸喜監督「みんなの家」の会話中、同じ名前が登場する(開始後37分ごろ)

■大病人(1993)
・「お葬式」と同じく宮本信子が業界人らしき役(作曲家?)で出演しており、かつ本妻・宮本信子、愛人・高瀬春奈という取り合わせである。つまり宮本信子を妻に持つ伊丹十三自身が「自分が愛人として選択するのに一定の合理性がある」と思ったのが高瀬春奈だったのではないか。

■静かな生活(1995)
・義弟である大江健三郎がノーベル文学賞を受賞したこともあり、文学性というか作家性を重視した作品でヒットを狙ったものと思われる。しかし興行収入は未公開になっており、実際はかなり失敗したものと憶測される(大病人も「〜の女」シリーズと比べると低調だったようだ)前述したように伊丹本人が興行収入に執着する中での失敗はかなり痛かったと見え、次作はより堅実にヒットが狙える「〜の女」に回帰することになる。
・因みに「スーパーの女」公開時に出演した「さんまのまんま」では明石家さんまに「最近、映画を撮っていないですね」と言われ、それを否定すると「ああ、そうか『〜の女』だけじゃないんだ」と返されている。それに対して伊丹は特に言葉は返さないが、当惑したような微妙な表情を見せている。やはり「大病人」「静かな生活」の興行的な低調さはかなりショックだったのだろうと思う。

■スーパーの女(1996)

■マルタイの女(1997)
・ビワ子が寝室に置いている酒はシャルトリューズのたしかヴェール。なんだかいかにも女優らしいナイトキャップだと思う。Wikipediaによると「リキュールの女王」と言われているらしいので「女王」がこの映画のテーマのようだ(ビワ子は作中、シェイクスピア「アントニーとクレオパトラ」のクレオパトラを演じる)
・「アントニーとクレオパトラ」は読んだことがないのだけれど、クレオパトラは死んでいなければローマでの凱旋パレードに出される予定だったらしいので(Wi)ビワ子が多分新宿・靖国通りを走る車のルーフから半身を出して「私は今生きてる!」というのはパレードであり、クレオパトラが死ななかったら、という意味と重なっている。
・「アントニーとクレオパトラ」が上演される劇場は新宿のグローブ座で、ここはシェイクスピアらによって建てられたイギリスのグローブ座を模している。ジャニーズの経営になる前はシェイクスピア作品を積極的に上演していた。

・伊集院光が読んでいる本は「ライ麦畑でつかまえて」その後、彼は麦畑の中で殺人犯と格闘になり、捕まえる。
・伊集院に捕まる逃走犯がカラオケで歌う曲はクリスタルキングの「大都会」で、歌詞「Runaway,Runaway」が逃走行為を表現している。

・企画協力として三谷幸喜が参加し、東京サンシャインボーイズから西村雅彦、近藤芳正、阿南健治、伊藤俊人が出演ちなみに伊丹十三は小劇場演劇の俳優を使いたがったのか「タンポポ」から夢の遊眠社の団員が数多く出演している。しかし三谷幸喜と伊丹との交流については聞いたことがあるが、野田秀樹と伊丹の交流については何も聞いたことがない(配役についてはWi)

・伊丹十三最後の映画監督作品。興行収入が発表されている中で最も失敗した作品のようだが、個人的にはかなり好き。名古屋章が犯人を落とすシーンなど名シーンだと思う。

■エッセイについて
・初期エッセイのスタイルと文体にはサリンジャー「ライ麦畑でつかまえて」の影響を強く感じる。詳細はこの記事参照
・伊丹十三はピーター・オトゥールのことを「クイア」だと書いているが、クイアといえばウィリアム・バロウズの著書のタイトルでもあり、その日本語訳は「おかま」である。つまりゲイの蔑称だと思うんだけど、当時は蔑称だという認識はなかったのかな。

■それ以外
・伊丹十三は張り子の犬を描いているが、彼が誕生したときに伊丹万作が張り子の犬を描いている。因みに十三が書いた犬は、彼の次男が生まれたときに確か山口瞳から贈られたもの(記)
・伊丹十三記念館で販売されている「13の顔を持つ男」というDVDでは、伊丹十三の多岐にわたる仕事を紹介した後、出演者が「伊丹さんはテレビマンだったんですよ」と語る。DVD制作がテレビマンユニオンだったこともあろうが、伊丹十三の本分は映画監督ではなかったのではないか?という意見には首肯する。映画も面白いけど、やはりエッセイ(やテレビ)にはかなわなかったのではないか(ウロ)

・各記述末のカッコ内は出典:(女)女たちよ!、(記)伊丹十三記念館内の展示等、(ク)映画本編のクレジット、(葬日)お葬式日記、(フ)フランス料理を私と、(メ)メイキング作品、(ヨ)ヨーロッパ退屈日記、(Wi)Wikipedia
(ウロ)うろ覚え。後で調べる。
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つまらない名作映画

Pop is dead.・最近、YouTubeで「町山智浩の映画塾」を見ている。この人、本当に偉いなあ、と感心しながら見ている。映画について博学な人は「当たり前に知っている」事を平易な言葉で、誰にでも分かるように語る、という非常にありがたいことをしてくれている。
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