2017年02月11日

城崎温泉一人旅行記(二日目)

Pop is dead.6年前の旅行記の続き

■2011/9/6
 4時過ぎに起きる。何もする事のない休日程、早く起きられる。だから老人は早起きなのだ。さて、目は覚めたが外湯が開くのは概ね7時である。手持無沙汰でダラダラするが、宿の内湯が6時に開くと知り、6時丁度に押し掛ける。その後、御所之湯へ。

 宿の下駄を借りて表へ出るが、3分も歩かないうちに鼻緒がくいこむ。元来、私は下駄サンダルの類が苦手で、履くと必ず指や足の甲をすりむく。
 歩き乍ら私は、以前城崎に来た時のことを思い出した。ほぼ30年前だ。家族旅行で、冬に来たんだった。父に連れられて外湯を巡ったのだが、私にはそれが苦痛だった。そうだ、あの時慣れない下駄でアチコチ連れ回されるのが嫌だったのだ。足は痛い。しかも、その時は雪が降っていた。私も冬の情緒は好むが、雪ってのは家の中から眺めるものだと思っている。寒いのはごめんだ。その、雪の中を下駄履きで歩く。これは、当時の私には苦痛であった。外湯は当時いくつあったか、おそらく五、六はあったろう。父はすべてまわる気だったろうが、私は「もうこれ以上、行きたくない」と言った憶えがある。いや、口に出して言ったかどうかは定かではないが、そう思ったことは確かだ。
 そういう記憶が、下駄ばきの3分からよみがえってきた。

 ふたっ風呂浴びた後の朝食はおいしい。夕食はひどかったが、朝食は平均点。つまり朝食と夕食を同じテンションで作っているのだ、この宿は。普通は夜のほうに気合い入れるでしょ、それがない。
 8時くらいから宿の庭に何人か職人が入って手入れをしている。その音を聞きつつ、宿を出る。今日一日は丸のまま暇、豪華、尾頭付きのヒマな時間である。

 とりあえず、名所である玄武洞まで歩くことにする。歩く道沿いに広い川が流れていて、四方に山。歩けども絶景。台風の所為だろうが、田畑用の側溝が所々ドロだらけになっている。大きな川も濁っている。
 玄武洞の2キロほど手前に見事なガケ。これはすごいと見上げた後、ふと目を落とすと、道のわきに怪しいものが捨ててある。よく見ると、男根にゼンマイ式の足がついていてピョコピョコ跳ねるセクシー・ジョークグッズである。何故こんなものを買ったのか、そしてなぜ、こんな所に捨てたのか。
 そんな物を発見してしまったため、絶景よりも路上のごみが気になって仕方がない。下を向いて歩いていると、ここいらには蟹が多い。道路の溝に無数の川蟹が居り、折を見ては道を横切って川から山のほうに渡るようだ。アスファルトの上にはつぶされた蟹の死骸がいくつもこびりつている。
 途上、廃墟となったラブホテルを発見。「全室使用中」と表示されているが、もちろん人気はない。霊気もない。

 さて、1時間あまりかけて玄武洞に着く。先ほど見たガケを、もっとエンタテインメント化したような、すごい断崖。巨大な石の結晶。見上げていると、遠近感を失い、目まいがする。ロスト・ディメンション・ガケ!VERTIGO崖!そういえば僕は、高い所から下を見てもめまいしないな。こういうの見上げた方がクラクラする。
 ひとしきり感動したあと、バンドエイドを買いにJRで豊岡に行こうと思うが、最寄駅は大きな川を隔てた向こうである。さあどうする、と思っていると玄武洞の売店が渡し舟を出していると言う。渡し賃300円を払い、しかし舟が出るまで1時間もあるので店を一回り。しかしなんとカスハガがない!というか絵ハガキが一種類しかない。しかも写真の周りに枠線と余白のあるアレ、といえばカスハガマニアには通じるだろう。あの、気取ったおもしろくもなんともない絵ハガキしかない。山陰なんてカスハガのメッカだろうと思っていただけに残念
 仕方がないのでご当地戦隊もの「オンセンジャー」のCDと、ローカル菓子「ロミーナ」を買うが、渡し舟が出るまでまだ時間がある。売店の外にあるベンチで、本を読んで過ごす。
 つくつく法師が目前の木にとまる。つくつく法師の鳴き声は、そのひとつひとつが「練習」に様である。ひとしきり練習が終わると少うし横にずれて、また練習を再開する。なるほど、蝉とヨコバイは同じ種類の虫なのだなあ、とか思いながら夏目漱石「こころ」を少しずつ読む。
 ぼーっとしながら1時間待ち、渡し舟に乗り込む。客は私一人。濁った川の上を風がわたっている。その川を、舟で渡る。対岸の渡し場は台風の所為でぬかるんでおり、靴が泥まみれになってしまった。駅のトイレで靴を洗う。なにもないので素手でごしごし洗う。

 列車くる。豊岡へ。とりあえず豊岡に出て、薬局に行きバンドエイドを買うのだ。豊岡まで行けばなんとか物の都合もつこうと思っていたが、駅前の商業施設はまさかの休み。
 さて時刻は昼過ぎであって、とりあえず何か食べたい。しかし、駅前の商店街を歩いても、薬局どころかまともな飲食店もない。あきらめて帰ろうかと思ったが、空腹なので一軒のスパゲティ店に入る。老人一人でやっている店で、ワインと塩辛いポモドーロを食べ、コンビニエンスストアでバンドエイドを買って城崎へ戻る。

 宿の手前にある店で地ビール(ヴァイツェン)を一杯買い、公園で飲む。うまい。
 宿へ戻って少しダラダラした後、駅前の外湯「さとの湯」へ。ここはサウナもあり、まさにスーパー銭湯そのもの。情緒はないが、広く清潔で明るい。私が温泉に求める雰囲気ではないが、ポップではあるな。入湯客を見ても地元の人が多そうで、それこそスーパー銭湯の感覚で利用されているようだ。
 湯から上がって駅前の「グビガブ」という店で地ビール(ピルスナーと「かにビール」)。かにビールは、かにが入っているわけではなく、かにの味わいをイメージしたビールらしい。のみながら旅日記書き進める。地ビールは三種類飲んだが、公園で飲んだヴァイツェンが一番おいしかった気がする。
 一服して腰をあげ、いよいよ外湯「地蔵湯」へ。

 実はこの地蔵湯には思い出があって、以前、家族で城崎に来た際、私はここで湯あたりして卒倒したのだった。だから、今回はリベンジ。何をどうリベンジするのかよく分からないが、リベンジ。
 そんな事を考えて湯に入って気付いたのだが、城崎温泉の湯は熱い。源泉を水でうすめていると思うのだけど、それでも結構あつい。その中でも、地蔵湯は特に熱い方に入る。こりゃ長く入るとまずいと思い、リベンジそこそこに上がる。完敗
 しかし思い出を辿ってみて、この風呂ってこんな構造だったかな、違ったような気がするな、と思って訊いてみると、どうも城崎の外湯は平成に入ってから改築されたらしい。どうりで清潔だと思ったが、情緒という点ではどうかね、少し寂しい気もする。
 帰り道、「柳湯」へ。入口に柳が植わってて風情がある。なんか神田・室町の「砂場」みたいだな、と思って入ってびっくり。アツい!ここは城崎最熱の湯。44度くらいあるんじゃねえの?とっとと退散。参った。
 嫁への土産に「湯上りサイダー」(なぜか佐賀県製)を買って宿に戻り、夕食。食後、一の湯、まんだら湯、そして内湯に入り、寝る。
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2017年02月01日

豆州および遠州紀行・外伝

Pop is dead.・旅行記の本編は書き終えたが、それに関連する細々としたことを随分端折ったので、ここに記録しておく。

■1/26
・銀座の寿司屋の客というのは「老人と若い女性」という組み合わせが多いように見える。女性は水商売ではなく、堅気で聡明そうに見える美人が多い。また一方で老人の性的な欲望や虚栄心などを理解した上で「そういう理由でこの店で御馳走してもらっている」ことを理解しているといった、女の狡猾さも強く感じる。村上龍の「オーディション」を思わせる感じで、少し恐い。
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2017年01月30日

東京・松崎・清水・浜松

Pop is dead.■1/26
・昼、銀座「小笹寿し」へ、冬になったので再訪。お酒は冷酒にして、つまみに皮剥。肝ポン酢で食べるのだけど、このポン酢が良い。柑橘類の皮の苦みというかピリッとしたスパイシー感のバランスが絶妙だった。その後、お寿司は平目、鯛、皮剥、鱚、づけまぐろ、トロ、鯖、あわび、小肌、青柳、うに。これで18,000円弱。
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2017年01月18日

蚵仔麵線の・ようなもの

Pop is dead.・昨年台湾に行ってから「なにか台湾っぽい物」が食べたいと思い続けていた。士林夜市「阿宗麺線」で食べた麺線(そうめんの煮込みみたいな物)が良いな、しかしアレには強烈に臭いモツが入ってたからモツじゃなくて牡蠣にしてみよう。そこでこの度「インスタント牡蠣麺線らしき物」を家で作ってみたのでレシピをメモ

・材料:味の素・クノール中華スープ(ふかひれ入り)4個、牡蠣100〜150g(加熱用)、オイスターソース1さじ、顆粒の鰹だし1/2本(水300ml相当分くらい)、パクチー(あれば)適量
 この分量で「小吃」っぽく軽く食べるなら2〜3人前、がっつり食べるなら1人前強という程度
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2017年01月06日

年末年始の日記(紅白、大阪マリオット、松竹座初日)

Pop is dead.■12/31
・年末はぎりぎりに実家に到着、今年は紅白歌合戦を最初から最後まで見た。バナナマンの副音声のおかげで最後まで見られた。特に冒頭、TMレボリューションがゲスト参加している箇所の副音声は秀逸で、この人、どうも歌謡曲に対する造詣が相当深いらしく、演歌から何から、全部歌えてしまう。ゆるく無責任な曲解説も面白かった。最後まで参加して欲しかったが、最初だけの出演。バナナマンの解説は終始バカバカしく内容に乏しく、そしてうるさくて良かった。「どうも紅白は副音声が面白いらしい」というのはうちの奥さんからの情報。年末にGood Jobである。
・本編の歌で良かったのは椎名林檎「青春の瞬き」映像作品として美しかった。PerfumeのナントカVRは、期待していたけどよく分からなかった。宇多田ヒカルは声が出てなくてダメ。演出としては三代目Jソウルブラザーズとかいう人の「LED人間100人集合」ってのは面白かった。
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2016年12月31日

年末メモ(自分用)

毎年恒例の自分用メモ、今年分は非公開設定にしています。
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2016年12月07日

芝居の感想(くだんの件、第七舞台、柿喰う客)

Pop is dead.・「世間の評判」というのがあって、通常はその「世間」が広がれば広がるほど、どういうわけかアテにならなくなるものです。衆愚化と言うんですかね。しかしまあ信用度ゼロというわけではない。ある程度参考にはなる。
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2016年12月05日

台湾の夜市で食べた物

Pop is dead.・所用があって台湾(台北)に行ってきた。第一印象は「日本とあまり変わらず、異国情緒がないな」というものだったけれど、やはり少しずつ日本と違う部分があって、そこに魅力を感じはじめると楽しい町なのだと思う。例えば、バスの行き先表示がありますね、あれが日本だと細いゴシック調だったり明朝体だったりするでしょう、これが台湾だと「毛筆調」なんですね。
・以下、食べた物
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2016年11月14日

11/11-13日記(仮名手本忠臣蔵5-7、田舎でiPhone)

Pop is dead.■11/11
・夜遅く門前仲町、BigHornへ。深夜過ぎまで飲む。

■11/12
・国立劇場「仮名手本忠臣蔵」の二部(5〜7段目)へ。
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2016年10月18日

シン・ゴジラと平成ゴジラ類似点メモ

(ちょっと時間がないのでメモをアップ。追って追記等すると思います)
 シンゴジラを見た後、4作品見直してみたので類似点メモ。

 金子修介監督の「大怪獣総攻撃」が、設定やコンセプト、テーマに関する参考作品としては最適だと思う。やはりシンゴジラのシンは「神」なのだ。因みにだけどゴジラの熱線による爆発がキノコ雲で描かれる、なんてのはあまりに直接的な表現過ぎる、と感じたけど。
 具体的な画面の類似としては2002年のメカゴジラ。60分目で見せる東京の風景は、シンゴジラと同じような雰囲気で、ここにタメと音楽があれば、相当のシーンになったと思う(以前、DVDで見た時には何も感じなかった。画面の大きさに加え、タメと音楽に不足があった所為だと思う)

■大怪獣総攻撃
(石像による怪獣封印→スイートホーム。天本英世は伊丹十三)
・トンネル崩落によって暴走族死亡(焼津港の魚河岸天上崩落も類似シーン)
・貫通型爆弾(推進式削岩弾D-03)
・怪獣の漢字表記と「神」としての怪獣(護国聖獣伝記)
 →神としての怪獣は「ガメラ」および「暗黒神話」が元々ネタ
・いけにえ(犬)とボート
 →結局、犬は救出される。マキゴローは死んでいないという示唆か。
・なぜ東京を目指すのか、という疑問の提示(44min)
・逃げずに写真を撮る人
・バラゴンがぶつかって爆破する民間機
・ゴジラの熱線で追撃される飛行機-59min
・〃 で破壊される高層ビルの描写

■スペースゴジラ
・血液凝固剤
・ゴジラの尾の先は丸い

■メカゴジラ2002
・メカゴジラの暴走(エヴァンゲリオン→ゴジラ。ナイフによる攻撃、停電させて電力供給=ヤシマ作戦。綾波→釈由美子→TNGパト)
・科学者の寄せ集めによるゴジラ対策プロジェクト
・神社なめのゴジラ(3min)
・火の海の東京60min
・ゴジラの咆吼(39min)
・ゴジラの熱線で追撃される飛行機55min
・総理官邸+ヘリ57min
・「凍結」(アブソリュート・ゼロ)78min,69min
・胸の赤いゴジラ69min

■メカゴジラ1993
・ゴジラ出血39min
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2016年09月09日

夢から醒めたブロガー

Pop is dead.・FacebookもLINEもやめた。私にとって価値があるとは思えず、LINEに至ってはむしろ私の生活にとって害悪だと感じたからだ。
・Facebookというのは私にとってはブログのような物で、リアルの知人と少しマニアックな会話ができるかと思ってやってみたが、私が期待するような面白い話をFacebookに上げている知人はいなかった。まあ大抵は子供の写真だ(私は「あなた自身」をフォローしているのであって「あなたの子供」をフォローしているわけではない!と何度心の中で叫んだことか)私の知人にも話の合う人、面白い情報や話題を持っている人は居るのだけど、どういうわけだかそういう人はFacebookをやっていない。しばらくやっていたけど「くだらねえ」と思ってアカウントを凍結した。
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2016年09月06日

映画「シン・ゴジラ」を見た感想と山のような疑問

Pop is dead.・「シン・ゴジラ」を見た。元々へそ曲がりなので、周囲が絶賛するこの作品を見に行く気はあまりなかった。だいたいこの映画について語る人の一定数が「先の震災によって得た連帯感」を基盤として話をしているようで不快だったのだ。しかしマコックさんに「じゃあ見に行く必要なし」と言われたことでへそ曲がりが360度曲がって見に行くことになった。
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2016年07月08日

無軌道肴蔬目録

Pop is dead.・内田百關謳カの「餓鬼道肴蔬目録」に倣って、好きな食べ物をリストにしているんだけど、前にアップしたのが2013年で、そこから追加・変更がいくつかあったので再度(ほとんど同じ内容だが)上げておく。
(既に閉店した店の料理も含まれています)
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2016年06月29日

6/24-27日記(碇知盛・鮨屋・小笹寿し・まんてん鮨)

Pop is dead.■6/24
・門前仲町BigHornで海老とレモンとパクチーのピザ。2時過ぎまで飲む。

■6/25
・朝食後、歌舞伎座へ。まずは渡海屋・大物浦。いわゆる「イカリ知盛」として知られる定番の演目だが、たぶん初めて見る。渡海屋の旦那実ハ平知盛が染五郎。北前船の貿易商という設定で、アイヌの民族衣装柄の着物で登場する。
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2016年05月24日

ハイバイ「おとこたち」を見た感想

Pop is dead.・ハイバイという劇団の「おとこたち」という芝居を見た。
・あらすじについてはここのブログに詳しい→「おとこたち」を見る: 芝居遊歴控
・4人の「おとこたち」の青年期から老年期までを描いた話。コメディーかと思うと結構シリアスな話だった。山田(狂言回しの男)、津川(アル中の男)、鈴木(計画的な男)、森田(不倫する男)という四人
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2016年04月25日

歌舞伎座「不知火検校」感想(今更12月国立・1月浅草の感想も)

Pop is dead.・歌舞伎座で「不知火検校」を見た。
・まず最初に染五郎の「操り三番叟」ここ数年で、翫雀、右近、猿弥の操り三番叟を見たが、染五郎のはその中で最低の出来だった。踊りのことは良く分からないけど、少なくとも操り人形が踊っているようには見えない。舞台上では、ただ染五郎が楽しそうに踊っているだけだ。この人、スター性が強すぎて「人格を消して人形になる」ってことが出来ないのではないか。
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2016年02月23日

東洋風アルファベット、その名も「ワンタン・フォント」

Pop is dead.・日本語の英語表記なんかで「くさび型の線を組み合わせてアルファベットを書く」というフォントスタイルがありますね。あれはいつ頃から使われ始めた物なんだろう?と思った。
・というのはTwitterでこういう画像を見つけて、これは1916年の早川雪洲の映画ポスターのようだけど、100年前から使われてたのか!と思ったからです(SESSUE HAYAKAWA と TSURU AOKI という日本人の名前だけが、くさび型アルファベットになっています)
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2016年02月15日

演劇「国道・業火・背高泡立草」の感想

Pop is dead.・烏丸ストロークロック「国道・業火・背高泡立草」を見た。歌舞伎ばかり見ていたので、現代劇の方に少しシフトしようと思ったためだ。

・うちの奥さんは「見て、イヤな気分になった」と言っていたが、イヤな気分にするための芝居なので、まあ正当な評価かと思う。

・以下、いわゆる「ネタバレ」を含む記述になる。
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2016年02月01日

中伊豆で「鄙びた宿」を再定義する。

Pop is dead.・年末に伊豆・吉奈温泉の「さか屋」に泊まった。吉奈温泉というのは私も知らなかったが、中伊豆の修善寺より少し南にある小さな温泉町である。
・仕事が忙しかったのと、その上、年の後半はひどいパワハラに遭って頭がおかしくなりそうだったので少しゆっくりしようと思いつき、場所を伊豆に決めたのが11月の末。既にそういう時期だったので多くの旅館はもう満室になっており、辛うじて見つかったのがこの宿だった。黒澤明や岡本太郎が愛した宿という事になっていて、修善寺からさらに離れた場所にあるという事は静かな良いところなのではないか、と感じた。
・口コミを見るとかなり評価は低いのだが「携帯が通じない」「建物が古い」「部屋に虫が入ってきた」という的外れな悪口が目立つように思えた。仕事から逃げるためには携帯が通じないのはむしろ好都合だし、古い温泉宿は好きだし、そうであれば虫くらい入ってくるだろう、と考えたので、さほど躊躇せずに連泊の予約を入れた。
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2016年01月06日

年末年始に食べた物の感想

Pop is dead.・年末年始に食べた物の感想
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2015年12月22日

2015年にやったことのまとめ

Pop is dead.・今年やったこと、というかほぼ見た芝居のメモ
・歌舞伎はそんなに一生懸命通ったつもりはないものの、月に一公演以上は見ている。歌舞伎と新劇と合わせると1年20公演くらいと、思ったより随分多い。こんなに遊び回ってたかね。
・今年後半は仕事量が馬鹿みたいに増えた上に、理不尽なパワーハラスメントに遭って最悪な状態だったので、楽しい思い出と相殺されているように思う。元来真面目な性格だから、一ヶ月に一度くらいはどこかに逃亡して、骨を骨壺に入れて休むくらいの気持ちで休息を入れないと死ぬ。来年からはそれで行く。

□今年行った中で特筆すべき料理店:牛込神楽坂「梅香」、赤坂「砂場」、京都・六波羅「コリス」、神戸「丸萬」
 なお、コリスは現在休業中との噂。来年また再開するらしいが。
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2015年11月13日

11/5-8日記(いつもの店と神楽坂「梅香」、歌舞伎「神霊矢口渡」感想)

Pop is dead.■11/5
・出発時間がかなり遅れたが、なんとか11時頃東京着。新幹線内で尾辻克彦「お湯の音」「父が消えた」読む。門前仲町BigHornで飲む。酒盗おろしが絶妙
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2015年11月10日

「インクジェットペン」とは何か?

Pop is dead.・中国(台湾・香港ではない本土)における公式文書にサインする際に「インクジェット・ペン( inkjet pen )で署名しろ」と言われた。曰く「ボールペンではいけない」とのことなのだが、この「インクジェット・ペン」というのが分からない。
・つまり、油性のボールペンではダメだということで、水性ボールペンやゲルインクの類いかと思い「ローラーボール( rollerball pen = 水性ボールペン)のことか?」と確認すると「ボールペンはダメだ」の一点張りであり、どうも要を得ない。

・何度かの押し問答の末「inkjet penとは、そのペン先が紙の表面に接した時点でインクの出るペンである」という事なのだった。つまり、通常のボールペンの場合、ペン先を紙に押しつけ「縦あるいは横、またはナナメにペン先を滑らせた時点で初めてインクが出る」わけだけれど、これではダメだという。「ペン先を紙の上に置いた時点」でインクが出るペンでなくてはならず、続けて「万年筆が一番良い」と言う。

だったらはじめから「万年筆( fountain pen )でサインしろ」って言え!もって回って「inkjet pen」なんてわけのわからん言葉を使うな!と思った。

・この件に関しては、webを検索してもそれらしい情報に行き当たらなかったので書き留めておく。
・実際の話をすると、必ずしも万年筆ではなくても、先述のゲルインクボールペンでも良いのではないかと思う。水性ボールペンの場合、紙上にペン先を置いた時点でインクが出るので、要件は満たすからである。もっと言えばいわゆるサインペン、フェルトペンの類いでも良いのかも知れない。しかし正式な文書のことなので、言われたとおり万年筆を使うのが無難であろう。
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2015年09月07日

9/6日記(老祥記・丸萬・トレロン・焼とうし)

Pop is dead.kakakoさんが神戸で個展をやってるらしいので、見に行く。
・10時過ぎに元町に着き、まずは老祥記へ。ファミリアの角を入ると中華街の公園なのか。今まで何度も行ってるのに「ファミリアの角を入ると南京町」っていう図式が頭に入ってなかった。
・雨の午前中なのに老祥記は結構な行列。10分くらい待ったか。豚まん3個(最低ロット)を食べる。今までで初めてだと思うのだけど、店内で「蒸し上がり」を3分ほど待つ。こんなこと珍しいよな。おかげで今までゆっくり見られなかった厨房の様子を観察できたんだけど、厨房奥の台に巨大な饅頭生地があって、それをちぎりながら饅頭を作ってるのね。イメージとしては幅3メートル、奥行き1メートル、厚さ5センチの巨大な生地が横たわってるような感じで、結構な迫力がある。これをちぎって、肉のあんを半分くらい包んで横の人(完全に包む係)に投げる。この投げ方がぞんざいで、食べ物を扱っているようには見えないが、そういうものなんだろう。
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2015年08月31日

下鴨車窓「漂着」感想

Pop is dead. 最近は歌舞伎ばかり見ているので、気分を変えて現代劇も見ようと思い、昨年「木馬の鼻」を見に行ったり今年は「戯作者銘々伝」や、新演出の「マクベス」を見に行ったりした。マクベスを見て気づいたのは「現代劇というのは、答えのない芝居なんだなあ」ということで、答えや結末ではなく「示唆」を提供するのが現代劇というか、いやこれは欧米的と言うべきなのだろうか、よく分からないんだけど歌舞伎と違うなあと思った。
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2015年08月17日

書き逃した日記

Pop is dead.・仕事が比較的忙しいせいで心に余裕がなく、5月・7月はブログに何も書いていなかった。
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2015年06月18日

6/13-15日記(観劇三本・万年筆三本)

Pop is dead.■6/13
・品川から新宿経由で初台へ。京王新線が遠く10分ほど歩いたか。案内に沿って歩いたのだが、何か新宿駅の同じ所をぐるぐる回らされているような気分になる。
・時間があったので初台駅近くの刀剣博物館へ。ガラガラかと思ったらかなり人が入っていて驚く。備前の刀剣特集で、妖刀という風情のものから非常に上品なものまであり、堪能
・オペラシティ地下のカフェでカンパリソーダとパニーニが昼食
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2015年04月20日

中日劇場「雪乃丞変化」感想など

Pop is dead.・名古屋・中日劇場に、中村米吉を見に行った。
・嫁と二人連れ。9時前に伏見着→9:30名古屋市科学館のプラネタリウムチケットを購入→10:00三越まで歩いて弁当購入→10:30中日劇場へ→15:00終演、歩いて科学館へ→16:40プラネタリウム鑑賞→名古屋駅へ→18:00名古屋駅ミッドランドスクエア「和久傳」で軽い夕食、という流れるようなダンドリ
・まず、科学館に長蛇の列が出来ているのに驚いた。あんなに混むのか。
・弁当は例によって赤飯弁当にする。
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2015年03月24日

3/21日記(京都南座「鳴神」・コリス・鍵善)

Pop is dead.・京都南座に、中村米吉を見に行った。
・南座のチケット発券機は絶妙な場所にあるなあ(地下鉄の6番出口の階段を登って、地上に出る手前の踊り場にある)
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2015年02月24日

和久傳「鯛の黒寿司」をどう食べるか?

Pop is dead.・なろうことなら人生、うまいものを食べて暮らしたいと思うが、金がない。
・というわけで、たまに「手軽な値段で京都の老舗の料理が食べられる」という紫野和久傳に行く。この店のことは岐阜の料亭「きんか」のご主人である河村さんに教えてもらった。
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