2018年02月14日

伊丹十三信者、松山・道後温泉へ行く

Pop is dead.■2/10
・約7時間かけて道後温泉へ。途中、岡山駅新幹線ホームにておろしぶっかけ(温)を食べ、宿の茶菓子として大手饅頭(内田百間先生の好物)を買う。ついでに、ままかりのアンチョビ「ままちょび」と、うどん1杯では不足なので祭り寿司(高い方)も買う。
・天気悪く、瀬戸大橋からの眺望甚だ悪し。このような中で船を操縦するなど極めて恐ろしい、と思いながら霧深い瀬戸内海の海面らしき方角を眺める。さて琴平、新居浜は何度か来たことがあるが、琴平など四国の入り口に過ぎず。松山は新居浜を過ぎてさらに随分かかったので、随分田舎だと感じる。
・松山駅を降りると小雨。路面電車で道後温泉へ。狭い車内にスーツケースを抱えて乗り込むのは地元の客にも迷惑なので、タクシーで向かうのが吉であった。
・雨の中、道後の坂を登り「道後山の手ホテル」へ。有名な旅館も多いが、どうも食事に魅力を感じなかったのでホテルにした。ここは元旅館だったのか、接客がしっかりしている。
・大手饅頭を食べて一服した後、外湯「椿の湯」へ。城崎では確か外湯は無料だったが、道後では因業にもいちいち代金を取る。タオルやボディソープなんかはホテルで準備してくれるので良いんだけど、しかし温泉旅行に来て、風呂に入るたびにお金が要るというのは、これは殺生ではあるまいか。
・その後、路面電車で大街道へ(おおかいどう。『東海道』ではなく『東海道新幹線』のトーカイドーと同じイントネーションのようだ)駅北部のロープウェー街と呼ばれる通りを歩き、今治タオルの店で良い焼き物を見つける。砥部焼というらしいが、モダンで良い色のものだ。欲しいと思ったが手頃なサイズがなく、購入は見送る。

・今日の夕食はこの通りにあるL'api(ラピ)というイタリア料理店。お通しから、よこわの燻製、おこぜのアクアパッツァ、ずわい蟹・白子のグラタン、自家製パスタ(キャベツだったかグリーンのソース)、鴨のコンフィだったか焼きもの、デザート。コースは8,000円と少し高かったが鴨肉に筋があった以外はマイナス点なし。飲み物はスパークリングワインと、オレンジワインにする。オレンジワインというものを初めて飲んだが、一口飲むとクセが強く、実に奇っ怪な代物である。しかし料理と合わせるとスムースであって、前菜から鴨肉までこれ一杯で合わせられる、というのが良い。私なんぞよりずっと舌の良い奥さんも、この店は絶賛

・帰りは丁度良い時間の電車を逃し、結局歩いて道後へ。20〜30分で着く。松山は小体な町である。確かに地理的には相当な田舎だが、観光地なので外部から文化が入り込んでくるし、それがこの小さな町で密度高く醸成されるのだろう、随分文化度の高い町なのではないか、と思える。大作りな田舎というのは、どうもこの文化的な空気というのも分散し、散漫になってしまうような気がする。
・加えて、松山にはナナメに走った道が多く、それゆえY字路や「カミソリビル」が多いのも魅力である。路面電車も好きだし、ここなら住んでもいいな、と思えてきた。
・ホテルに戻って館内の温泉に入り、深夜過ぎまで部屋で飲む。

■2/11
・ホテルにて朝食後、道後温泉本館へ。道後の風呂は、他の温泉と比べて湯気がすごい。壁画なんかほとんど見えない。アルカリ性らしいが、ヌルヌルするほどではない。ただ肌はじゃっかんツルツルする。
・一服後、また路面電車でまた大街道へ。時間がちょうど合ったので坊ちゃん列車に乗る。路面電車なら160円で座って行けるところを、800円も払って立って移動する。
・今日は駅の南側へ進み、鍋焼きうどん「ことり」へ。随分並んでいたが、非常に回転が良いので左程待たずに店内へ。メニューはうどんのみ(いなりずしもあるようだが、売り切れだったようだ)なので、自動的にうどんが出てきて、同時にお金を払うシステム。だから回転が早いのだ。このオペレーションは見事
・さてここのうどんは、ガイドブックを見ても「甘い」ってことが殊更に強調されているが、そんなダダ甘いものではない。特徴としてはむしろジャコの強い出汁と、うどんのコシのなさだろうか。550円。

・昼食後、さらに南下し石手川へ。川岸を東へ歩いてまた南下、小坂という町を目指す。別に何があるわけでもない。伊丹十三が高校時代、ここにあった多聞院という寺に下宿していたらしいので、その場所を踏みに行くだけだ。セブンイレブン松山小坂2丁目店のあたりが、恐らく多聞院の跡地であろうと思う。そこをフーンと眺めた後、さらに南東に歩き現在の多聞院へ(前述の地から移転したのだ)ここもフーンと眺めて去る。あぁそういえば、伊丹映画「あげまん」で、主人公の芸者を請け出す大僧正の名前が「多聞院」なのだ。

・ここから30分近く歩くだろうか、いよいよ今回の旅の目的地「伊丹十三記念館」へ。私は狂信的、と言ってよい程の無邪気な伊丹十三信者であります。私の人格形成にこれほど関与した『他人』は居ないと思う。高校生の頃、偶然古本屋で「女たちよ!」(100円)を買って以来だから、もう30年程の信仰歴を持つわけで、ここは言わばメッカやエルサレムやお伊勢さんのような場所ですから、やっと辿り着いた!という気分です。
・しかし歩き疲れたのでまず喫茶室でミモザを飲んで休憩。滞在時間は2時間程度だったろうか。実は展示内容についてはテレビなどで紹介された映像を何度も見ているので、ほとんど想定の範囲内。幼少期の写真、日記、絵、さらに長じてからのイラストや筆記具なども著作を繰り返し読んでいるので「ああ、アレね」という感じ。ましてや映画のパンフレットなんか「こんなもの展示して何になるんだ」と思うほどであって、映画関連はほとんどマトモに見ず。しかし台本生原稿やブース装飾(マルサの女のフィルム)なんかは良い感じだった。
・そうそう原稿用紙の使い方が独特であり、また加筆修正がほとんど無い。この件については記念館売店で売られているDVDでも触れられているが、こういう原稿は珍しいね。字が非常に読みやすい、というのも特徴の一つか。

・企画展示は最近発刊された「ぼくの伯父さん」に関連したもので、雑誌記事などなど。ここもまあ、大体が「どこかで似たような物を読んでいる」ので驚くほどの事はなし。ただ当時の生の雑誌なんかが並んでいると「あー、これはイヤミだわ!」と痛感する。同時代に彼の文章に接した青年やオジサンたちは、さぞ不快だったろうと思うよ。
・あぁ、伊丹万作の手によるいろはかるたの展示もあり、ここは見物といえば見物だろう。というか同時に並んでいる戦時中の「となりぐみかるた」が、本当にひどいものなので、来館者は是非比較鑑賞されたい。そういえば伊丹十三は太平洋戦争や、あるいは戦後の政治に対して何も書いていないね。聞き書きには戦争の話も出てくるが、伊丹十三本人の意見・主張は読んだことがない。
・売店で、ここでしか買えないが通販でも買える「十三の顔を持つ男」というDVD等々を買って辞する。さてこのDVDが伊丹信者必携の品だったが、それはまた後日にでも書こうかと思う。

・15分ほど歩いて伊予立花駅へ。ここから路面電車ではない普通の軌道線に乗って松山市駅、松山市駅から路面電車でまたまた大街道へ。なにかというと大街道まで来ているが、松山の繁華街といえば大街道なのです。この小さくまとまった単純さが、この町の良いところだと思う。
・「坂の上の雲ミュージアム」を駆け足で見た後、一六本舗で土産を買い、艶(えん)という菓子屋に寄り、郷土料理店「五志喜」へ。ここが、地雷だった。店に一歩入っただけでダメだと分かった。薄暗い店、無愛想な店員がヘッドセットを付けて対応している。テーブルには店員呼び出し機と最下等のガラス灰皿。こりゃダメだ、3品ほど食べて早々に退散。わざわざ言うまでもないが、料理もダメでした。

・北進、ロープウェー街へ。適当に「たきざわ」という店に入るが、ここがアタリ。鯛とハギ(皮剥)の刺身に、虎はぜという魚の天ぷらを食べる。虎はぜという魚を食べたのは初めてだが、めごちのような、鱚のような、穴子のような、淡泊でうまいものでした。この店のメニューには、とらふぐや鮑など高そうな食材が並ぶが、高いものでも一皿1,500円止まりで、量もそこそこある。小綺麗で一見高そうな店だが実態はかなりリーズナブルで、ここも良い店だ。昨日の店に引き続き、奥さんの評価も高く、良かった。
・さてこの店のカウンターには、シャトー・マルゴーの空瓶があった。ディスプレイかと思ったら底に1〜2mm残っている!たしか80年代物だったが、誰が飲んだのか、10万円はするんじゃないか。
・そういえば「ホータレ天ぷら」というメニューがあったが、こっちでは鰯のことをホータレと呼ぶらしい。

・路面電車で道後へ戻り、昨日同様深夜過ぎまで飲む。

■2/12
・ホテルの朝食では、卵料理はオムレツかスクランブルドエッグにするのだけれど、今回だけは目玉焼きを選ぶ。「目玉焼きを正しい食べ方で食べる」ことがしたいため。目玉焼きの正しい食べ方、について伊丹十三は「分からない」としている。何事にも正確を期するあの伊丹十三が、ここで白旗を揚げたわけですよ。しかし私は発見したのだ。少し前にここを見てナルホド!と納得したのです。
・曰く
 卵料理をいただく際にはどんな卵料理であっても共通する基本となる美しい食べ方があります。それは黄身の黄色が残らないように食べること。
・ナルホド!このように、原理原則からマナーを説く記述は信頼できる。そしてこうだ。
 一番最初にやることは黄身に軽く切り込みを入れることです。そうすることで白身を黄身につけることができるようになります。
洋食のテーブルマナー〜ナイフとフォークを使った目玉焼きの食べ方〜
・なるほど。そして、
 (引用者注:白身の部分を)左の手前から右奥へ向かって一口サイズに切って黄身をつけながら食べていきます。
洋食のテーブルマナー〜ナイフとフォークを使った目玉焼きの食べ方〜
・私は心の中でハタ!と膝を打った。これは確かに、非常に上品な食べ方ではないか。「これが目玉焼きの正しい食べ方だ!」と断じても良い、これはいかにも「正しそう」だと感心し、以来これを試してみたい、と思っていたわけです。
・念願の伊丹十三記念館を訪問し、その後に伊丹十三ですら分からないと諦めた正統な流儀で目玉焼きを食べる、これは儀式的ですよ。
・というわけで、目玉焼きオーダー、黄身をちょっと切って、白身を付けながら食べる。うん、正しい。正しいが、これ、ひとっつも旨くねえんだな。目玉焼きというのはチマチマチマチマ食べても、ちっとも旨くない。しかしマナーの前には旨さなどに構ってはいられない。果たして私は、正しい食べ方で二つの目玉焼きを食べきったのでした。
・まあ、二度とやらないでしょうな。

・食後、昨年末に完成した「飛鳥の湯」に入浴。チェックアウト後、道後で最も格調高い旅館「ふなや」で山口晃の作品を見た後、正岡子規記念博物館に寄り、「かどや」で郷土料理さつまめしと南予風の鯛めし(玉子かけごはんに鯛刺しを入れただけのもので、料理と呼べる次元のものではない。うまいけど)を食べてから帰る。
・帰路は飛行機。往路7時間の距離を一瞬にして戻る。今回の旅、この緩急が良かった。
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2018年01月31日

1月の歌舞伎感想(浅草・国立劇場・客の悪口)

Pop is dead.・東京で食べた物の記録はここに書いたので、芝居の感想を。
見た公演は、
1.新春浅草歌舞伎感想(1/20午後の部)
2.国立劇場「世界花小栗判官」(1/21)
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2018年01月22日

東京で食べた物(門前仲町・みかわ是山居など)

Pop is dead.・門前仲町・BigHorn。初めて「ヤンソンさんの誘惑」という北欧料理を食べる。うまい。この店のレシピでは、じゃがいもを細切りにする。早く調理できるように、との事だったが、細切りだと食べやすいので良い。
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2018年01月18日

ひさしぶりに神田・室町砂場

Pop is dead.・1/18、東京で仕事。病み上がりで刺激物や量の多い食事は避けたいが、何を食べるか。結構悩んだが、やはりせっかく東京に来たのだからと東京駅からタクシーで神田まで。久しぶりに室町・砂場で食事
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2018年01月10日

年末年始にやったこと

Pop is dead.・2017年は万年筆を1本も買わない年になるはずだったが、滑り込みでモンブラン146のヴィンテージ(1980年代)を買う。
・もう一つ年末の買い物。カレンダー(曜日)表示のある腕時計が欲しい、しかし日曜日が赤文字で表示されるものは絶対に持ちたくない。そう思って探してみると、無いもんですなあ。なんでこんなにシンプルな注文にすら応えられないのだろうか、工業デザイナーは。妥協に妥協して、日付・曜日表示のみデジタルの商品(カシオ製)を選んだが、マニュアルが長大であって初期設定すら出来ていない。なんでこんなに機能を詰め込むのか、全く貧乏性としか言いようがない。
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2017年12月30日

年末メモ(自分用)

毎年恒例の自分用メモ、今年分も非公開設定にしています。
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2017年12月22日

ナイロン100℃「ちょっと待って下さい」感想と記録および大航海時代2

Pop is dead.・ナイロン100℃「ちょっと待ってください」を見た。ケラ自身による解説にもある通り、過去の不条理コメディへのオマージュというか、パッチワークのような芝居。ナイロンの芝居は初見だが印象としては「シティボーイズ公演の、それほど面白くない部分が延々続く感じ」だろうか。
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2017年11月08日

長いぞ東京5泊6日日記(歌舞伎座昼夜と食いだおれ記録)

Pop is dead.■11/2
・往路、町山智浩「ブレードランナーの未来世紀」ほぼ読了。ビデオドローム、ブルーベルベット、ロボコップ、未来世紀ブラジル、ブレードランナーというタイトルが並べば買わざるを得ないが、買ってまで読む本か微妙。しかし買わなきゃよかったとも思わず、まずます面白かった。
・BigHornでAM1:30頃まで飲むが〆を食べ損なったので人生初の日高屋でラーメン
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2017年10月10日

国立劇場「霊験亀山鉾」を見に行ってついでに色々食べた話

Pop is dead.■10/6
・田舎を脱出。移動中は荒俣宏ほか「ニッポン見聞録 東北編」を読む。東京駅からすぐのKITTE内にある東京大学収蔵品展示室「インターメディアテク」の存在を知る。
・門前仲町BigHornに飲む。
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2017年09月11日

芦屋川むら玄という蕎麦屋に行った

Pop is dead.芦屋川むら玄という蕎麦屋に行ってきた。随分混んでいるらしいので開店30分前から待つ。そういうのは嫌いだけれど仕方がない。親切な店で、開店前から待合室のような所を開放してくれるので、座って待つことができる。
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2017年08月17日

8/11-14日記(歌舞伎座「野田版・桜の森の満開の下」感想など)

Pop is dead.■8/11
・午後、門前仲町に到着。フレッシュネスバーガーでビールとオニオンリング。ホテルで少し休んで、てんやで底を入れる。めごちがあったので頼んでみるが、水っぽくてさすがにうまくない。
・しかし今日は祝日なのでいつも行くバー(BigHorn)が休み。これは誤算だった。門仲のオーセンティックバー代表格であるオーパも休み。仕方なく放浪していて、SORAYAというバーを見つける。いかにもお洒落な感じで、昼間はカフェをやっているそうだ。そういえばここは以前、アンティークの雑貨屋かなんかだったか。同僚と待ち合わせ、三軒飲み歩く。ガールズバーというのに初めて入ったが、あれは何が面白いのかね。
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2017年05月15日

切って混ぜるだけの万能薬味レシピ

Pop is dead.・万能の薬味的なものを開発した。「開発」という言葉を使うのが恥ずかしいほど単純なもので、しかし薬味としても使え、そのまま酒のつまみにもなる。夏にこれがあるとないのとでは食生活に大きな違いが出るのではないか。

・用意する材料:青じそ、みょうが、かいわれ大根、市販のきざみねぎ、塩昆布、なめたけ(orえのきから自作)、胡麻
・あればうれしい材料:キユーピー・ノンオイルドレッシング「胡麻と香味野菜」、黒七味、鰹節、海苔
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2017年04月03日

天皇の生活について詳細を知る猪熊兼繁という人の出自

Pop is dead.・伊丹十三「日本世間噺大系」に「天皇日常」という章があり、その言葉通り天皇の生活が事細かに語られている(おそらく明治維新までの暮らしだろう)それを語っているのが「猪熊兼繁」という人で、この人はテレビ番組「天皇の世紀」にも登場し、上記の本と同様の話をしている。
・この人、なんでこんな事を知ってるのかと思ったら家が代々「有職故実」という、公家の生活に関する研究者なんですね。で、その家自体がお公家さんの家系でもある。
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2017年03月24日

2-3月頃の記録

Pop is dead.・放っておくとブログを書かずに3月が過ぎると気付いたので、Twitterへの投稿を切り貼り保管
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2017年02月11日

城崎温泉一人旅行記(二日目)

Pop is dead.6年前の旅行記の続き

■2011/9/6
 4時過ぎに起きる。何もする事のない休日程、早く起きられる。だから老人は早起きなのだ。さて、目は覚めたが外湯が開くのは概ね7時である。手持無沙汰でダラダラするが、宿の内湯が6時に開くと知り、6時丁度に押し掛ける。その後、御所之湯へ。
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2017年02月01日

豆州および遠州紀行・外伝

Pop is dead.・旅行記の本編は書き終えたが、それに関連する細々としたことを随分端折ったので、ここに記録しておく。

■1/26
・銀座の寿司屋の客というのは「老人と若い女性」という組み合わせが多いように見える。女性は水商売ではなく、堅気で聡明そうに見える美人が多い。また一方で老人の性的な欲望や虚栄心などを理解した上で「そういう理由でこの店で御馳走してもらっている」ことを理解しているといった、女の狡猾さも強く感じる。村上龍の「オーディション」を思わせる感じで、少し恐い。
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2017年01月30日

東京・松崎・清水・浜松

Pop is dead.■1/26
・昼、銀座「小笹寿し」へ、冬になったので再訪。お酒は冷酒にして、つまみに皮剥。肝ポン酢で食べるのだけど、このポン酢が良い。柑橘類の皮の苦みというかピリッとしたスパイシー感のバランスが絶妙だった。その後、お寿司は平目、鯛、皮剥、鱚、づけまぐろ、トロ、鯖、あわび、小肌、青柳、うに。これで18,000円弱。
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2017年01月18日

蚵仔麵線の・ようなもの

Pop is dead.・昨年台湾に行ってから「なにか台湾っぽい物」が食べたいと思い続けていた。士林夜市「阿宗麺線」で食べた麺線(そうめんの煮込みみたいな物)が良いな、しかしアレには強烈に臭いモツが入ってたからモツじゃなくて牡蠣にしてみよう。そこでこの度「インスタント牡蠣麺線らしき物」を家で作ってみたのでレシピをメモ

・材料:味の素・クノール中華スープ(ふかひれ入り)4個、牡蠣100〜150g(加熱用)、オイスターソース1さじ、顆粒の鰹だし1/2本(水300ml相当分くらい)、パクチー(あれば)適量
 この分量で「小吃」っぽく軽く食べるなら2〜3人前、がっつり食べるなら1人前強という程度
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2017年01月06日

年末年始の日記(紅白、大阪マリオット、松竹座初日)

Pop is dead.■12/31
・年末はぎりぎりに実家に到着、今年は紅白歌合戦を最初から最後まで見た。バナナマンの副音声のおかげで最後まで見られた。特に冒頭、TMレボリューションがゲスト参加している箇所の副音声は秀逸で、この人、どうも歌謡曲に対する造詣が相当深いらしく、演歌から何から、全部歌えてしまう。ゆるく無責任な曲解説も面白かった。最後まで参加して欲しかったが、最初だけの出演。バナナマンの解説は終始バカバカしく内容に乏しく、そしてうるさくて良かった。「どうも紅白は副音声が面白いらしい」というのはうちの奥さんからの情報。年末にGood Jobである。
・本編の歌で良かったのは椎名林檎「青春の瞬き」映像作品として美しかった。PerfumeのナントカVRは、期待していたけどよく分からなかった。宇多田ヒカルは声が出てなくてダメ。演出としては三代目Jソウルブラザーズとかいう人の「LED人間100人集合」ってのは面白かった。
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2016年12月31日

年末メモ(自分用)

毎年恒例の自分用メモ、今年分は非公開設定にしています。
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2016年12月07日

芝居の感想(くだんの件、第七舞台、柿喰う客)

Pop is dead.・「世間の評判」というのがあって、通常はその「世間」が広がれば広がるほど、どういうわけかアテにならなくなるものです。衆愚化と言うんですかね。しかしまあ信用度ゼロというわけではない。ある程度参考にはなる。
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2016年12月05日

台湾の夜市で食べた物

Pop is dead.・所用があって台湾(台北)に行ってきた。第一印象は「日本とあまり変わらず、異国情緒がないな」というものだったけれど、やはり少しずつ日本と違う部分があって、そこに魅力を感じはじめると楽しい町なのだと思う。例えば、バスの行き先表示がありますね、あれが日本だと細いゴシック調だったり明朝体だったりするでしょう、これが台湾だと「毛筆調」なんですね。
・以下、食べた物
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2016年11月14日

11/11-13日記(仮名手本忠臣蔵5-7、田舎でiPhone)

Pop is dead.■11/11
・夜遅く門前仲町、BigHornへ。深夜過ぎまで飲む。

■11/12
・国立劇場「仮名手本忠臣蔵」の二部(5〜7段目)へ。
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2016年10月18日

シン・ゴジラと平成ゴジラ類似点メモ

(ちょっと時間がないのでメモをアップ。追って追記等すると思います)
 シンゴジラを見た後、4作品見直してみたので類似点メモ。
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2016年09月09日

夢から醒めたブロガー

Pop is dead.・FacebookもLINEもやめた。私にとって価値があるとは思えず、LINEに至ってはむしろ私の生活にとって害悪だと感じたからだ。
・Facebookというのは私にとってはブログのような物で、リアルの知人と少しマニアックな会話ができるかと思ってやってみたが、私が期待するような面白い話をFacebookに上げている知人はいなかった。まあ大抵は子供の写真だ(私は「あなた自身」をフォローしているのであって「あなたの子供」をフォローしているわけではない!と何度心の中で叫んだことか)私の知人にも話の合う人、面白い情報や話題を持っている人は居るのだけど、どういうわけだかそういう人はFacebookをやっていない。しばらくやっていたけど「くだらねえ」と思ってアカウントを凍結した。
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2016年09月06日

映画「シン・ゴジラ」を見た感想と山のような疑問

Pop is dead.・「シン・ゴジラ」を見た。元々へそ曲がりなので、周囲が絶賛するこの作品を見に行く気はあまりなかった。だいたいこの映画について語る人の一定数が「先の震災によって得た連帯感」を基盤として話をしているようで不快だったのだ。しかしマコックさんに「じゃあ見に行く必要なし」と言われたことでへそ曲がりが360度曲がって見に行くことになった。
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2016年07月08日

無軌道肴蔬目録

Pop is dead.・内田百關謳カの「餓鬼道肴蔬目録」に倣って、好きな食べ物をリストにしているんだけど、前にアップしたのが2013年で、そこから追加・変更がいくつかあったので再度(ほとんど同じ内容だが)上げておく。
(既に閉店した店の料理も含まれています)
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2016年06月29日

6/24-27日記(碇知盛・鮨屋・小笹寿し・まんてん鮨)

Pop is dead.■6/24
・門前仲町BigHornで海老とレモンとパクチーのピザ。2時過ぎまで飲む。

■6/25
・朝食後、歌舞伎座へ。まずは渡海屋・大物浦。いわゆる「イカリ知盛」として知られる定番の演目だが、たぶん初めて見る。渡海屋の旦那実ハ平知盛が染五郎。北前船の貿易商という設定で、アイヌの民族衣装柄の着物で登場する。
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2016年05月24日

ハイバイ「おとこたち」を見た感想

Pop is dead.・ハイバイという劇団の「おとこたち」という芝居を見た。
・あらすじについてはここのブログに詳しい→「おとこたち」を見る: 芝居遊歴控
・4人の「おとこたち」の青年期から老年期までを描いた話。コメディーかと思うと結構シリアスな話だった。山田(狂言回しの男)、津川(アル中の男)、鈴木(計画的な男)、森田(不倫する男)という四人
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2016年04月25日

歌舞伎座「不知火検校」感想(今更12月国立・1月浅草の感想も)

Pop is dead.・歌舞伎座で「不知火検校」を見た。
・まず最初に染五郎の「操り三番叟」ここ数年で、翫雀、右近、猿弥の操り三番叟を見たが、染五郎のはその中で最低の出来だった。踊りのことは良く分からないけど、少なくとも操り人形が踊っているようには見えない。舞台上では、ただ染五郎が楽しそうに踊っているだけだ。この人、スター性が強すぎて「人格を消して人形になる」ってことが出来ないのではないか。
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