2005年12月16日

「茄子−アンダルシアの夏−」原作:黒田硫黄

B0000B09YI茄子 アンダルシアの夏
黒田硫黄 高坂希太郎 大泉洋


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 主演(声):大泉洋典型的な「洋ちゃん萌え」映画だな、と感じた。とにかく洋ちゃんが若く、かわいい。無口で、照れ屋で、故郷を遠く離れ、故郷という呪縛から逃れようとする青年。
 ただ、大泉洋演じる主人公のぺぺ、微妙な年齢だ。25歳くらいの設定だろうか?それにしては、少し若すぎる。やっぱりジブリって「大人の男」の苦悩を描くのは不得意なのかも知れない。「若い男」の苦悩、それもさわやかなやつは得意だけど。(意外かも知れませんが、僕はジブリの「海がきこえる」が結構好きです。)
 そういう部分でちょっと不満。作画にもお金をかけていない感じがしたし、カンヌに出すほどの映画ではない、というのが正直な感想。
 値段も、これは高いと思う。短い作品なので、もうすこしがんばって欲しい所。

 でも、ふつうに楽しめましたよ。日本では馴染みのない自転車レースを題材にしてるのも良い。ツール・ド・フランスとか好きな人にはお勧めです。レーサーの息づかいはKRAFTWERK「Tour De France」を思い出させました。
 たくさんの自転車が抜き合いながら走ってゆく絵は、興味深かった。

 せりふが少なく、でも主人公が何か考えてることがよく分かる。その表情の奥には何があるのか?なんか「黒田硫黄っぽいな」と感じました。彼の漫画は一冊しか持っていないけれど、台詞のない所にこそ、台詞に現れない所にこそ、真意がある、というのは黒田硫黄っぽいような気がする。原作「茄子」が読みたくなった。

 また、「水曜どうでしょう」ファンには必ず楽しめる作品。2004年に藤村・嬉野両ディレクターが旅したスペイン。その空気が、なんか感じられる。あの「牛」も出てくるし、そこはちょっと感動的。
posted by LSTY | Comment(0) | TrackBack(0) | 映画 | このエントリーを含むはてなブックマークこのエントリーを含むはてなブックマーク
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