2009年03月23日

奈良旅行記(奈良ホテル・法隆寺の邪鬼)

Pop is dead.■3/20
・旅の出発予定日。ただ風邪の治りが予想以上に悪く、今日の出発は取りやめる。熱はないが、喉の痛みが依然としてひどい。

■3/21
・朝起きて、体調は昨日と変わらず。しかし旅行中止というわけにもいくまい、と、VICKSドロップを伴に出発。
・道に迷って夫婦でもめる。こういうのは旅につきものであって、ご愛敬とでも言うべきである。
・これが長距離ラスト・ランとなるsmartだが、思っていた以上によく走る。風切り音は相当うるさいが、時速100kmでも余裕の走り。この車は時速80〜100kmあたりが一番心地良い。逆に言うと、時速40km以下で走ることの多い日本の市街地向きではない、とも思える。時速30kmを下回ると、どうも良くない。

・車には詳しくないんだけど、smartの変速機というのは不思議なもので、言うなれば「勝手に動くマニュアル車」とでも言いますか。まずクリープ現象がない。アクセルを踏まない状態では「ニュートラル」の状態。だから坂道発進時は後ろに下がります。
・あと、ブレーキを踏んで減速したときに、一定の速度を超えるとクラッチが外れる感じ。十分減速してから加速しようとしてアクセルを踏み込んでも、クラッチが外れているのでエンジンが空転する。この感じがとても危険ですね。しかも、この状態からクラッチがつながるまでの時間が非常に長く感じる。計ったことはないが、私の感覚では最長で5秒くらい。特に合流地点や交差点で、20km/hくらいにまで減速して、そこからすぐに40km/hにまで上げたい、という時、アクセルを踏んでも加速してくれないので非常に危険です。
・これは単純に「加速が悪い」と言うわけではなくて「停止状態からの加速」は良いのです。「減速してからの加速」が非常に悪い。このクセはsmart最大の短所でしょう。私はこれが原因で事故したことはないが、場合によっては命に関わる。
・しかも現行のsmartはmhdと言って、減速したらエンジンまで切れるらしいのですね。これ、乗ってみないと分からないけど大丈夫なのかなあ。

・しかし先述したように高速走行はわりと快適。長距離走行の友「真景累ヶ淵」を聴きながら走る。

・まず宇治の平等院へ。鳳凰堂というのはたしかに見事な建築だが、なにしろ人が多いので情緒も何もない。あんな不便なところでも随分観光客が来ているものだ。
・そこから国道24号線を南下し、奈良へ。いやこの道の選択は失敗。この道が渋滞するってことは分かっていたはずなのだが、しかしひどいものです。
・一般的には「京都・奈良」というのはひとくくりになっているんだけど、基本的に京都-奈良間の移動というのは不便なものです。電車を使っても、たいした距離でもないのに意外と時間がかかる。

・奈良に着いてからは、ほぼいつも通りの道筋。東大寺西側天極堂で軽く食事をし、新薬師寺へ。ホテルにチェックインし、興福寺の境内を散歩、近鉄奈良駅付近をぶらぶら、夕食は福智院近くの正悟屋
・今回は東大寺には行かず。個人的には、大仏にはあまり興味がない。東大寺でもっとも見物なのは戒壇院の四天王だと思う。

・今回の宿は猿沢の池のほとりにあるホテル。客室から夜の池を眺めながら一杯、というのは乙な物でした。奈良というのは観光地といいながらも独特の寂しさがありますね。夜になると、町はそれなりに静かになる。ぽつぽつと出歩いている人影、そして車道をゆっくり歩く鹿。こういう風情は、京都では味わえません。
・ホテルの浴場出口に浄水器がしつらえてあるのだが、この水がうまい。かれこれ7杯は飲んだだろうか。

■3/22
・朝起きると、喉の痛みはおおかた治まっている。

・朝食はホテルから少し歩き、奈良ホテルでとる。本当はここに泊まりたかったのだが、満室だったとのこと。
・実におかしな建築のホテルである。それだけに魅力的でもあり、また奈良では格調の高いホテルなのだけれど、こういうデタラメな建築の中で大まじめに働く人たちというのは、こう言っては失礼だが滑稽だ。奈良ホテルの存在は「壮大な冗談」のようにも思える。
・名物のようになっている茶粥定食を食べる。2200円。洋定食が2500円に対して高すぎる感はある。メインである茶粥は、うまくもなんともない。味噌汁が赤だしなのも、どうもよく分からない。白味噌では粥に合わないとするならば、田舎味噌で良いのではないか。
・ただ、付いてきた胡麻豆腐がおいしかった。最近市販されている胡麻豆腐はどうも良くない。プラスチックの型に入って、胡麻の脂っこさばかりが目立つ。奈良ホテルの胡麻豆腐は舌触りがよく、なかなかの物だった。
・奈良漬けが付くのはご愛敬だが、朝から奈良漬けでもあるまい、とも思う。

・奈良を出発し、法隆寺へ。奈良から足を伸ばすならば、薬師寺・唐招提寺方面か、法隆寺方面ということになろう。
・飛鳥時代の仏像というのは、どうなんでしょうか。いや、百済さんとかきれいだとは思うんだけど、なんか他の「かっこいい仏像」たちとは世界が違う。良いんだけど、比較対象にならない。ハリウッドスターと笠智衆を比較するようなもので。

・宝物殿にあった梵天・帝釈天、そして四天王などは良かった。そういえば金堂にも、新しめの多聞天がいて、これもなかなか良かった。
・金堂にはもともと飛鳥時代の四天王がいるので、ダブル多聞天である。同じ舞台に多聞天が二人いるっていうの、お寺的にはOKなんですかね。ディズニーランドでは、同じ舞台にミッキー二人ってのはあり得ないんだけど。
・で、この飛鳥時代の四天王像ですが、四天王自体は飛鳥時代特有の「直立記念撮影型仏」であまり良くはない。ただ邪鬼が良いね。これは妄想なんだけど、当時は、仏像っていうのは中国から来たお手本を元にただ真似して作ってたと思うんですよ。だからポージングも固くて、どうしても「記念撮影型」になる。でも邪鬼っていうのは妖怪みたいなものでしょう、そういう存在っていうのは既に日本にもあった。だから邪鬼は作りやすかったんだと思うのです。
・そう感じさせるほど、邪鬼の造形は良い。「土俗的」といいますか、縄文土器とかハニワとかからつながっているような「呪詛っぽい雰囲気」がビンビン伝わる。

・ただ法隆寺も人が多いね。ゆっくりは見られない。
・その後、寄り道をしながら帰宅。奈良というのは適度に田舎なのでリラックスできて良い観光地です。個人的な好みでいえば、また「仏像を見る」という目的を持っているならば、京都より断然奈良、ということになります。
posted by LSTY | Comment(0) | TrackBack(0) | 旅行 | このエントリーを含むはてなブックマークこのエントリーを含むはてなブックマーク
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