2009年10月19日

11/18日記(池之端藪蕎麦)

 半蔵の御門から大手御門まで歩く。千鳥ヶ淵で、首都高速がカーブしながら地下に入ってゆく感じ、なんとも言えず良い。
 平川御門から江戸城に入り、場内売店にて城の地図を購う。以前来た時、買おうか迷って結局買わなかった物。
 東京を歩く時、たびたび人文社の「江戸東京散歩」を抱えて歩くのだけれど、ここに所収の切絵図には、江戸城内は描かれていない。そりゃそうだ、当時の町人が江戸城に入れるわけがない。それが今はどうだ、私のような平民でもお城に入れる、これはなにかすごいこと、のように思える。
 そんなこんなで(「江戸東京散歩」の追補として)城内の地図を買っておこうかと。
 大手御門を出、将門公にお参り。

 時間は11時過ぎ。この時間であればと大手町から湯島へ。池之端藪蕎麦の開店前に並ぶ。蕎麦屋に並ぶなんて不粋だなあ、と思いつつ。しかし開店の5分ほど前から店に入れてくれる。並んでいた客を座らせたあと「暖簾が出るまで、しばらくお待ち下さいませ」の声。これは優しいサービスだなあ、と感じる。
 そばなえ(蕎麦の芽のおひたし)で日本酒を一合。

 さて、日曜の昼だが、左の席のカップルはおつまみを山ほど注文し、右の席の夫婦は鍋などあつらえている。店の外には行列が出来ているのに、だ。早めに出ようとざるそばを一枚。

 で、そばがうまかったのかまずかったのか、記憶にない。
 ちょうど蕎麦が出てきた瞬間、右にいた夫婦の旦那さんが大声で「俺は子供をサラリーマンにはしたくない、だってサラリーマンってかっこわるいじゃん!」と語り出したのだ。石を投げればサラリーマンに当たるこのご時世、満席の店内が凍り付くが、さすが百戦錬磨のサラリーマンたち、殺気立ちはしない。おやじは得意気に、サラリーマン批判を繰り返す。
 そんなわけで、蕎麦を味わうどころではなかった。
 左のカップルも、右の夫婦も、どんなもんだろうか。休日の昼間に蕎麦屋に来て、店の外には列が出来ているのに、長居を決め込むっていうのは、僕にはよく分からない。やるならせめて平日にしてくれ。

 そばなえがうまかった。つまみとしては弱いかなあ、と思ったが、これと蕎麦味噌で二合はいけるか。
 隣席の大声で蕎麦が味わえなかったのは残念だが、また行きたい。しかし店を出れば繁華街特有の悪臭、こういうのは勘弁して欲しいなあ。御徒町経由ではなく、湯島から来店すれば、この悪臭からは逃れられる。
この記事へのコメント
いいブログだよね。東京の街を歩きたくなります。
蕎麦屋でのエピソードはおもしろいね。
Posted by ひげめがね at 2009年10月20日 12:48
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