2011年09月08日

旅の前と後の日記

Pop is dead.・城崎への旅から帰還。本来なら旅の内容について書くところだが、そうはいかない。「なぜそうはいかないのか」についての日記。

・今回は、久しぶりの「何もしない旅」であり、考えてみれば仕事抜きでは人生初の一人旅だった。そうだ、考えてみれば仕事抜きでは初めて。以前の仕事の関係で、全国の宿に一人で泊まってゆっくりする、なんてことは幾度もあったが、完全プライベートでの一人旅は初めて。

・というわけで、準備についてはいろいろと考えた。結局、持っていったのは何冊かの本と筆記用具。随分以前にもブログに書いたのだけれど、スマートフォンを補完するためのメモ帳をはじめとした筆記用具が、いよいよ必要だ。
・旅先での事をちょこちょことメモ帳に書きつづってゆく、というのは楽しいものであり、そのためにも今回は吟味した筆記用具を持って歩きたい。そう思えてきたので、まずその調達からかかった。

・まず、以前買った、カセットテープがデザインされた小さいポーチを探す。何となく買ったものだが、今になって思うとiPhoneがちょうど入る大きさなので、iPhoneケースと筆記用具入れを兼ねてあれを持っていこう。
・メモ帳は、とにかく小さい物がいいのでツバメノートのナイトアンドデイ・ディンプル。そしてペンは、LAMYのピコでいこう。そう思って用意したのがこんな感じ

・これで良し、と思っていたが旅の前になって、やはり万年筆を持っていきたくなった(LAMYのピコはボールペンなのだ)
・ただうちのウォーターマンはインクが漏るのでダメ、LAMYのサファリでは情緒がないし・・・ということでペリカンのデモンストレータを持っていくことにした。まだ書き慣れておらず、ちょっとカスレ気味だが、書き慣らしのためにも今回使ってみるか。
・ちなみにこのデモンストレータという万年筆は、筆記具のセールスマンが万年筆の機構を客に説明するために使ったとかいう物で、そのために軸が透明のプラスチックで出来ている。見た目きれいだし、インクの残量が分かるので便利でもある。
・というわけで、それだけの筆記具を持って出かけた。

・しかし道すがら考えてみると、ナイトアンドデイ・ディンプルはいくら何でも小さすぎるのではないか。これは通称ミントサイズと言われるメモ帳で、フリスクと同じ大きさである。ほとんど「糊のついてないポストイット」といった風情のもので、ここに文章を書いていくのはちょっとつらい。
・そこで、ミナミのスタンダード・ブックストアに寄ってツバメのメモ帳を探す。しかし残念ながら無い。Thinking Power Projectという名前の下に売られている、ツバメのいくつかの小さなメモ帳はどこでも売られている物ではない。しかしここならあるだろうと思って来たのだが、はたして無かった。
・仕方ないので、ペンギンの絵があしらってあるPencoというブランドの小さなメモ帳を購う。そういえば、この購う、という漢字と、賄う、償うはよくごっちゃになる。関係ないが。

・で、今回の旅では実際、このメモ帳をずっと持ち歩いていた。手書きというのは存外疲れるものだが、それでも書くことが楽しく、暇を見つけては旅日記を書き付けていた。旅のはじめにおいて、列車の待ち時間がずいぶん長かった所為もある。台風の影響もあり、ずいぶん待たされたのである。仕方ないので駅の喫茶店で本を読み、メモ帳にあれこれと書き付けていた。
・その他、宿で食事を待つ間、渡し船を待つ時間、外出して食事の後、風呂上がりに酒場でビールを飲みながら、暇を見つけては日記を書き、本を読んでいた。
・そして今回使った筆記用具は、ほとんどそのPencoのメモ帳と、万年筆(デモンストレータ)だった。当初メインでと思っていたミントサイズメモ帳とピコは、ほとんど使わなかった。
・そして読んでいた本は、主に東海林さだおと、漱石の「こころ」。そういえば「こころ」読んでなかったんだな。

・で、三日にわたる旅のうち、手書きで二日目の半ばまで日記を書いてある。ここまで書くと、ブログ書く前に、全部の日記を一旦手書きで書き終えて、そこから文字に起こしたい、と思えてきた。途中まで文字で書いて、その後をPCでつなげるのはどうもなあ、という気分になってきたのである。
・いや、途中からPCで打っても、それはそれで面白いのかも知れないが、何というのかなあ、差別っていうの?僕が過ごした三日間は、とても良い時間だったわけですよ。そして、文字に書かれた時間が生きているというか、手書き文字になったことによって、その時間が反芻され、復活し、さらに良い物に醸成されるというのかな、そういう感じがある。
・それを、途中からPC打ちにしてしまうと、二日目の半ば以降の時間がかわいそうだ。その時間についても手で書かなければいけない、そうじゃなければ二日目の半ばを境にして、それ以前とそれ以降の時間を差別するようなことになるじゃないか、という気持ちになってきたのです。変な話だが。

・そういうわけで、ここに公開するためには、まず手書きで日記を書き上げなければいけない。しかしまだ書き上がっていない。なので、まだここに、旅日記を書くわけにはいかない、ということです。

・以下、今回使った筆記用具のオールスターキャストです。(C)鈴木健一

ラミー(LAMY) ボールペン pico(ピコ) L288BLUE
ラミー(LAMY) ボールペン pico(ピコ) L288BLUE

限定 万年筆M205 デモンストレーター スケルトン EF【ブルー】
限定 万年筆M205 デモンストレーター スケルトン EF【ブルー】

フールスキャップノートA7(ペンコ)【ブラック】 CN121-BK
フールスキャップノートA7(ペンコ)【ブラック】 CN121-BK

Thinking Power Notebook ナイト・アンド・デイ ディンプル [Night & Day Dimple]5冊セット TPN-N&D
Thinking Power Notebook ナイト・アンド・デイ ディンプル [Night & Day Dimple]5冊セット TPN-N&D

↓番外編として、旅行後に注文したメモ帳。iPhoneと同じサイズらしい。現在到着待ち。
Thinking Power Notebook サーキット(Circuit) 6冊セット
Thinking Power Notebook サーキット(Circuit) 6冊セット
posted by LSTY | Comment(0) | TrackBack(0) | 旅行 | このエントリーを含むはてなブックマークこのエントリーを含むはてなブックマーク
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