2011年10月31日

「真景累ヶ淵」人物相関図を描いてみた。

Pop is dead.・三遊亭圓朝作「真景累ヶ淵(しんけいかさねがふち)」読了。
・三遊亭圓生の「圓生百席」に8時間あまりにわたる口演が収録されているが、それは本編の半分程度に過ぎない(この口演に対する私の感想はこちら

・どうせなら全部の筋を知っておきたいと思って岩波文庫から出ている圓朝口演の速記本を読んだんだけど、まあなかなか手間取った。旧仮名なのもあるんだけど、それより改行も何もないのが読みにくい。それに改行がない分、1ページの文字数が膨大で読み進まない。

・しかも、あまり面白くないのですね。というか圓生師匠の脚色がいかに素晴らしいかを再確認した。速記本というのが、どこまで詳細を記述しているのか分からないが、細かい心理描写なんかについては、ちょっと足りない気がする。
・あと、現代に通用するか否かって部分もあるんだろうけど、新五郎によるお園の口説きなんかは速記本では全然面白くないんだけど、圓生師匠がやると生きる。

・で、圓生師匠がやらなかった後半部分は、羽生村の名主を巡る話で、深見新左衛門と皆川宗悦との因縁話とか全く関係ない。というか怪談でもなんでもない。
・剣術使いと相撲取りの力比べみたいなしょうもない話が中心になってたりして、まあ当時の聴衆のニーズに応えた、ありがちな講談・講釈の類型と言ってよかろうと思います。

・で、最後は付けたりのように新吉とお賎(おしず)が出てきて、鶴屋南北的な(お決まりの)大団円を迎えるという、結構しょうもない展開だった。

・しかしまあ、前半も含めて人間関係が結構入り組んでいるので、自分自身でも整理するために相関図を描いてみたのです。
・というか、物語の後半部分に、私が気付いていない因縁のカラクリみたいなのがあるのかも、と思って描きだして再確認してみた。しかし結局そんな物はなくて。後半はグガグダだったんだ、やっぱり。

・しかしま、せっかく描いたので一応アップしておきます。

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真景累ケ淵 (岩波文庫)
真景累ケ淵 (岩波文庫)
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