2006年09月19日

9/15-18日記(落語のこと・勝又進「赤い雪」)

Pop is dead.■9/15
・定期的に落語のCDを買おうかと思う。
・元には「圓生百席を集めたい」という気持ちがある。圓生師匠の怪談はほぼ買ったけど、いわゆる「落とし話」はほとんど持っていない。
・圓生師匠のすごいのは、前座話と言われるような物も見事に演じきるところにある。「金明竹」なんて、ものすごく面白いんですよ。

・で、毎月、圓生百席の中の一枚を買ってゆこうと。そしてどうせなら、もう一枚何か買おうと思うのですが、とりあえず志ん朝師匠かなあ。
・志ん朝師匠はやっぱり偉大で、なんで偉大なのかというとテクストという面で志ん生師匠を超えた部分にあると思います。
・たしかに志ん生師匠は「落語そのもの」的であってすごいのだけど、ありゃ人間がすごいのであって落語家としてとか以前の噺だ。
・そういう意味では、志ん朝師匠の方が、落語家としては偉いとも思う。
・それは松鶴師匠と米朝師匠の対比にも似ているかもしれない。

・僕がなんで落語を好きなのだろうか、と考えると、それはたぶん「安心」なんだろうと思う。
・基本は「芝居」なんですよ。芝居と同じ神経で楽しんでいる。でも、芝居って登場人物が何人もいるでしょう。そのうち、一人でもダメな役者がいると興ざめする。
・しかし落語にはそれがない。演じるのが一人だから。
・だから安心していられる。

・じゃ「一人芝居」とはどう違うのだろうか。たぶんそれは「決まり事のシンプルさ」かな。一人芝居というのは基本的に新劇の土台に立っているので、決まり事に無頓着だ。つまり「前衛」をありがたがってる部分があって、見る側に優しくない。
・だから、そこがちょっとストレス。そりゃイッセー尾形も小沢昭一もマルセルマルソーも。
・決まり事が決まり切ってるというのは、それは決まってる以上の事をしないということでもあり、それは近世日本の特性なのかも、と思うけど。いや、これは違うかな。

・深夜過ぎ、喬太郎の落語聴く。「鰐淵パルコ」あたりのくだらない話に爆笑。

■9/16
・嫁がビレッジバンガードに行きたいというので付き合う。
・勝又進「赤い雪」買う。
・その後、イタリア料理店。ポークソテーがおいしい。豚を焼くだけで、なんで素人とこんなに差が出るのかと思う。

・夜「チューボーですよ」に宇津井健。料理の下手さが素晴らしい。
・で、結構アドリブっぽいしゃべりが面白い。
・加藤茶が「みなさんのおかげでした」で晒したひどいつまらなさについて、一部で話題になっていたけど、別にそんなことはどうでも良い。
・コメディアンにアドリブの面白さを求めているのはテレビ局だけなんじゃないかなあ、と思う。
・例えばイッセー尾形も、テレビでフリートークすると1ミリも面白い事を言わない。でも、一人芝居は面白いわけで、別にそれらが相互に関連してはいない。
・そりゃあそれでいいわけで、別にどうと言うことはない。

・深夜「赤い雪」読む。対して面白くねえな、絵柄も田舎臭いし。
・と思ってたら違った。
・これ「裏側から見たつげ義春」なんだ。そう見ると、すごく良い。
・つげ義春っていうのは、都会人から見た田舎の良さってのを描いた人ですね。彼自身が都会出身かどうかは知らないけど、すごく複雑な人だったのはたしかで、そういう意味ではひどく都会的な人だと思います。
・そういう「複雑な人間」から、田舎の人、単純な人間を見て「いいなあ」というような。それは憧憬であると同時に軽蔑であり、ある意味で馬鹿にしてるんですよ。少なくともつげ義春は、田舎の人と自分を同化しようとはしない。
・勝又進は逆、というか、田舎者の視点から田舎者を描いている。で、それが単純に「いいなあ」じゃなくて、その中でのグズグズしたもの、というか良くない物が描かれてて、これはなかなか良い。
・これを読んでると、つげ義春というのがいかにいやらしく、選民主義的・エリート主義的かということが分かってしまう。それを含めてとても良い。

■9/17
・嫁と出かける。
・帰りにラーメン。
・夜、スーパーに行くとラムの小間切れ肉が売られている。100グラム200円ほど。
・買って玉ねぎと炒めて食べる。おいしい。
・夜、山下清の本を探して本棚をゴソゴソ。一冊見つかる。

■9/18
・昨日買ったカゴメの枝豆スープを飲もうと開けるが、尋常ではないまずさ。
・カゴメの商品っていうのは結構ムラがあるなあ、と思う。トータルとしてのブランドイメージは良いんだけど、たまに「はずれた!」と思う。その点ではキューピーってのはハズレがない。
・飽くまでもイメージ。

・今日も羊肉を探して放浪。
・小間切れのラムと玉ねぎ、トマトを使ってカレーを作る。
・その他、白葱の青い葉をみじん切りにして混入。

赤い雪―勝又進作品集
赤い雪―勝又進作品集


リアリズムの宿―つげ義春「旅」作品集
リアリズムの宿―つげ義春「旅」作品集


つーか、たいして中身もないのに長すぎだ。三行でまとめろ、と。
posted by LSTY | Comment(0) | TrackBack(0) | 日記 | このエントリーを含むはてなブックマークこのエントリーを含むはてなブックマーク
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