Kenさんがこの映画に関する記事を書いていたので、観る。
Kenさんが観たのは「オペラの夜」と改題された物だったようだけど、僕の手元にあるのは「オペラは踊る」という古い邦題の物で、ジャケットも違う。
僕がマルクス兄弟の映画で見たのは、今日の「オペラは踊る」と「我輩はカモである」「マルクス二丁拳銃」「マルクス一番乗り」で、Kenさんとほぼかぶる。実はDVDボックスを二つも買ったのだけれど、観ないままに放ってあった。
久々に観たマルクス・ブラザーズは相も変わらず絶好調で、僕はテレビの前で「ハーポ!ハーポ!」と爆笑していました。マルクス兄弟はその名の通り兄弟で、メインはグルーチョ・チコ・ハーポの三兄弟。中でもハーポのボケとアクションは絶品です。
最高傑作とされる「我輩はカモである」と比べて「オペラは踊る」には爆笑シーンが少なめではありますが、今回も発見。カルトムービーとして知られる「アタック・オブ・ザ・キラー・トマト」の会議室のネタ、あれの元ネタがありました。
よく知られている通り、志村けんと加藤茶の「ヒゲダンス」の元になったのがグルーチョ・マルクスのメイクと歩き方だったり、鏡のコントに代表されるような「お約束コント」の多くが、マルクス兄弟を参考にしています。マルクス兄弟を観ると、戦後のコメディーの元ネタにたくさん遭遇する。
で、僕は全てのコメディー好きにマルクス兄弟を観て欲しい、と思うわけだ。しかし、それは例えば「これが元ネタだから、勉強のために」観ておきなさいと言うわけではない。それが「その後にコピーされた物よりもずっと面白い」から、是非観て欲しいと思う。
例えば「全員集合」におけるドリフのアクションは「生放送でできる範囲」のアクションだ。チャップリンのアクションは「芸術的で洗練されたアクション」だ。マルクス兄弟のアクションというのは「実は計算され尽くしているのだけれど、混沌として猥雑なアクション」だと思う。その複雑さとスピード感には圧倒される。
しかし辛いのが、彼らの最高傑作とされる「我輩はカモである」の良いDVDが出ていないこと。今、ボックスで出されているものは字幕の付け方があまりにぞんざいで、せっかくの作品を台無しにしてしまっている。(分売の方は観ていないが、恐らく同じだろう)
余談だが、僕は国内ではめったに見ないマルクス兄弟のサントラCDを数枚持っている。これはスペインに旅行に行った際、偶然立ち寄った地元のレコード屋で見付けた物だ。中には、ハーポのハープ演奏集なんていう珍品もあったり(ハーポはハープの演奏が得意で、劇中でも度々演奏している)
どうもスペインではマルクス兄弟はいまだに人気があるらしい。DVDを見ても、スペイン語吹き替えが入っていたりする。
日記というより、単に熱く語ってしまっただけですね。すいません。
2006年09月26日
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残念ながら「カモである」には未だ出会えていません〜!
息子2もハーポが大好きで、『そんなに笑ったら死ぬゾ。』
ってほど大爆笑してました。
子供はハーポ好きでしょうね。
「カモ」ではハーポの無言芸が炸裂してます。いい感じです。
で、やっぱり見せ場が多いんですよ。鏡のコントを始め、グルーチョの掛け合いも冴えているし、レモネード屋との喧嘩とか、邸宅に忍び込む際のドタバタとか、これでもかというくらいにネタを詰め込んでいる。逆に言えば笑う要素のない「ドラマ部分」をそぎ落としている。
あれは贅沢です。
しかし、グルーチョってすぐ「戦争、戦争」言って、面白いんですが、当時の時代背景を考えると恐いですね。もちろん、彼らには「戦争を起こす奴はバカだ」というメッセージがあったんだろうけど。
それでも、「カモ」と「オペラ」は最高ですね。
舞台でできることと映画でできることは違いますからね。だから、舞台で受けることをそのまま映画にしてもつまらないし。
昨日「我輩はカモである」を見ていたんですが、鏡のシーンの帽子が変わってるとことか、ミスなのか狙ってるのかよくわからないですけど、あれは映画ならではですね。