2013年03月22日

ル・テアトル銀座「夏祭浪花鑑」感想

Pop is dead.・書くのを忘れていたが、3/16の昼食はJR上野駅ホームの「爽亭」という立ち食い蕎麦屋で春菊天そば。セルクルで成型されたような丸い春菊天だったのが印象的。味は普通。ただ、カウンターに煎り胡麻が置いてあってかけ邦題、というのが珍しいように思った。

■3/19
・上野駅に降り、東京駅に荷物を預けてから京橋に歩く。途中、パイロットの店で万年筆をチェックしてみる。先日、洗浄中に落としてしまったのだが、幸運なことに異常なしとのことだった。
・京橋から銀座線で新橋へ。揚州商人にて昼食。初夏のような陽気で、生ビール2杯飲む。つまみは餃子、春巻き。ねぎラーメンにデザートは杏仁豆腐。杏仁豆腐はまゆげさん推奨の品。透明感のあるタイプではなく、クリームを添加したような杏仁豆腐。
・再び京橋に向かい、マコックさんに教えてもらったギャルリー東京ユマニテ、LIXILギャラリーを覗く。天知る地知るリクシル。
・ナチュラルローソンでスペインのミネラルウォーター「ソラン・デ・カブラス」買う。テキーラを思わすボトル形状が面白い。

・ル・テアトル銀座にて「夏祭浪花鑑」見る。幕を挟まず2時間30分ぶっ通しだが、スピーディーで見やすい舞台だったと思う。
・海老蔵、華やかだし悪くはないのだが、何しろ声が出ていない。昼夜2公演でしかも出づっぱりだから、声を潰してしまったんだろうと思う。あとやっぱり大阪言葉が下手で興を削ぐ。
・釣舟三婦役が片岡市蔵、下手ではないと思うが、痩せているのでどうも貫禄がない。しかしこの役、難しいんだろうね、老け役なんだけど元気が有り余ってるじっつぁま、という役所だから、老けと若さが同居しているような演技っていうとこれは難しい。市蔵の演技は、若すぎるように感じた。
・そうこうしているうちに傾城琴浦役の中村米吉登場。相変わらず可愛いのだが、今回は侍に言い寄られて振る演技なんて良かった。あ、こういう冷たい感じもできるんだ、当初思ってたよりも随分うまいんじゃないの?と感心する。籠釣瓶なんかもいけるんじゃないの?

・この劇場には花道がないので、役者が通路を歩き回る。私は3列目の通路側だったので、目前に役者が、つまり米吉が降りてくる。おじさん、緊張して正視できず。足の指とかに目を奪われたりして、ああ、俺、倒錯してるなあ、と痛感。
・いわゆる「花道の七三」という、役者が立ち止まって台詞を言うような場所は、おそらく5〜6列目当たり、思うに、6列目8番or9番が今回の特等席です。眼前に海老蔵が、米吉が来る。ちなみに海老蔵は匂い袋を身につけているのか、匂いがする。海老蔵だけ。演出としては女形が匂い袋をしのばせているべきだと思うが、海老蔵だけ。これは座頭の特権なのだろうか。

・第2場では海老蔵が女役(お辰)で出てくるが、これは良かった。今回の芝居の中では一番「歌舞伎らしい」場面だったように思う。
・義平次が出てきて中村米吉が連れ去られる。ここで米吉の出番すべて終了。気が抜ける。
・義平次役者の市川新蔵という役者が良い。この場面では笠をかぶって登場し、最初は顔が見えない。頭の動き、笠の動きで演技をするのだが、そこから上手い。
・最後、海老蔵の団七九郎兵衛が全速力で義兵衛次を追いかける。ポスターもこの図案で、見せ場なのだろう。確かにこういうエネルギッシュな海老蔵は良い。ここだ!という部分での見得は、やはり宗家の御曹司だと思える貫禄である。

・クライマックスである次の場面(長屋裏)でも、やっぱり義平次。義平次と言えば笹野高史のイメージが強すぎるが、新蔵の義平次はさらにリアルに振った演技だと思う。悪く言えば歌舞伎的、浄瑠璃的ではないのだが、しかし義平次の泥臭さ、また一方では間抜けさがよく出ている。後から思うと笹野高史に比べて愛嬌がある。これは演出上良いのか悪いのか、何とも言えない。
・義平次殺しにおける海老蔵はやはり美しい。ただ、無理な注文かも知れないが、人形浄瑠璃における団七九郎兵衛のような、スーパーマン的な迫力には及ばない。つまり、文楽だと団七の人形は他の登場人物より二回りくらい大きい。つまり超人なわけです。ああいう世界、スケールの違いを現実に出来るのは海老蔵だけなんじゃないか、と思ってるんだけど、やっぱり難しいか。
・大詰めの捕り物は、要らないようだけれど一応歌舞伎の決まり事みたいなシーンで、あっても良い。

・その他の役者。琴浦の相手役、磯之丞は中村種之助。こちらも可愛らしい美少年役だが、どこかちらっと侍らしさが見えるような演出があった方が良い。今回の演技は100%若旦那であって、少し締まらない。
・亀鶴は無難。悪くもないし、特に良くもない。ただこの人、悪役顔だからちょっと役に合わないか。

・全体的に、見やすく分かりやすい芝居だったが、浄瑠璃的なネチッコサなんかは損なわれている。猿翁や勘三郎以降の歌舞伎だなあ、という印象。それが世間的に受けるのは分かっているのだが、宗家として安易にそっちに傾くのもどうかと思う。
・個人的には「眠たくなるシーンが2、3ある」くらいが歌舞伎の良いテンポだと思うんだけど、最近は短く刈り込むからそれがない。みんなそうせっかちにならなくても良いのに、とは思う。

・今回、舞台写真は開演前に予約しておき、幕間に受け取るという形式だった。正直、米吉の写真はイマイチ。パンフレットの米吉は、今年1月に演じた大磯の虎。

・最後まで見ていては帰れなくなるので、最初の幕間で退場。帰途、崎陽軒のシウマイをつまみにビール(よなよなエール)2本、まい泉のヒレカツ弁当。ヒレカツ弁当、成型肉みたいな妙な肉を使っており、まずい。
この記事へのコメント
くだらねえ。
チラシの裏にかいてろ。
勘三郎と一緒に死ね。
Posted by 死ね。 at 2013年04月30日 15:45
死にたいんですが、死に方が分からないので、先に手本を見せて下さい。
Posted by LSTY at 2013年04月30日 20:23
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