2014年04月14日

4月前半日記(パトレイバーの映画・和久傳・角屋)

Pop is dead.・パトレイバーの「THE NEXT GENERATION」とかいう実写映画を見てきた。
・本篇は2015年公開で、それまでに短編を何度も何度も上映するらしい。最近の映画界はこういうの多いね、前後編に分けたり。正直うっとうしい感じがする。しかし押井守監督のパトレイバー、それも実写ということになると、見ておこうと思う。
・行ってみると映画館は随分空いていて、そうさなあ、20人くらい入ってたかな。大須演芸場と同程度の入り。そして客層は「見るからにオタク」という感じの40代以上がほとんど。若い子は全然入ってない。60くらいの年取ったおじさんも居たが、20代は居なかったんじゃないかなあ。

・映画自体はまずまず。明らかに時間稼ぎの無駄なシーンなんかがあって、押井守らしいと言うか、人を食った感じで面白かった。特に特車2課の勤務時間について説明するシーン、あれはひどいね。ああいう客を馬鹿にしたような演出が楽しめれば、それなりに楽しい映画だと思う。
・序盤は「エピソード#0」として千葉繁の独壇場。二足歩行ロボについて語るシーンはいかにもオタク向け。あのシーンは鉄板。苦笑するしかない。
・本編に当たる「エピソード#1」観客のために仕方なくイングラム出動シーンを撮った、という感じの作品。とにかくヒマな特車2課の描写、良い。泉野明がイングラムに搭乗するシーンの勇壮さもすごく良いし、それに対して乗り込んでから座席に着くまでのノソノソ感も良い。

・そうそう、泉野明役の真野恵里菜という女の子が可愛い。ちょっと可愛すぎて映画鑑賞の邪魔になるほど可愛い。で、泉野明搭乗シーンのバックショット、ここで映るお尻が良い。ダボダボめのパンツ越しのお尻が、非常に良いです。Tシャツ越しの胸も良い。水着よりずっと良い。
・あとは後藤隊長役の筧利夫が好演。神戸浩も良い。

・イングラムの造形に関しては好みではなかった。イングラムって女性的なフォルムを持つロボットで、そこが好きなんだけど、実写化にあたって現実路線に振った造形になってて無骨過ぎる。まあこれは仕方ないか。
・動くイングラムが映るのはほんの一瞬といった所。これは想定内だったけど、CGでガンガンに動くイングラムが見たくて映画館に行った人は大ブーイングだろうな。
・予告編を見ると、次回以降は竹中直人、岩松了が出る模様。岩松了とは、良いところ突いてくるねえ。

・で、結局この映画は2回見に行くことになった。2回目は、見たいという同僚に付き合う、という名目にして、本当はミッドランド地下にある「和久傳」という店に行きたかったのだ。
・知人から「本店で食べると数万円かかるが、イートインの軽食で1,800円」と教えてもらって、どうしても行きたくなったのだ。
・11時開店、11時20分頃に着くが既に満席。これは想定の範囲内。しかし、その後ポツポツと客が帰り、空席が出来ても案内してもらえない。結局、12時少し前にやっと入れた。これはなんだ?食事をしている途中に客の出入りがあるのを好まず「1時間の入れ替え制」にしているのだろうか?よく分からないシステムだった。

・一番廉い軽食を注文。1,700円ちょっと。内容は先付・ごはん物・汁物、以上3点。それでこの値段、高いっちゃ高いが、法外とも言えまい。
・ごはん物は選べるのだが、名物らしい「鯛の黒寿司」を選択

・先付けは「ほたるいかのぬた」丁寧に作ってある感じはあるけど、大してうまくない。第一、私はぬたは嫌いだ。正直「洗練」という言葉の対極に位置する料理の一つだと思う。この季節でいかだと「いかの木の芽和え」なんかの方がずっと良いと思う。
・メインの「鯛の黒寿司」は、うまいのか不味いのかよく分からなかった。「うーむ、わからん」という感じで、店に負けた気がした。黒酢を使った寿司ということなのかと思うが、酸味は感じない。むしろ甘い。うまいとは感じなかったが「これは不味い」と判断も出来ない。これは一度食べただけでは分からない、また来て何度か食べよう、と思う。
・で、この黒寿司、平たい皿に平たく盛ってある(皿・ごはん・鯛の三層になってる)これ、どうやって食べるのが正しいのか。皿を持って食べる物なのかどうなのか、よく分からない。しかも寿司の手前に山葵と生姜が持ってある。この位置関係も変だ。今度行った時には店員に「どうやって食べるのが正しいんですか?」と訊いてみよう。
・汁物は赤出汁。味は普通。中に入っていた油揚げがうまい。あれは何という物なのか、油揚げと厚揚げの中間のような感じで、歯ごたえが良い。
・量はそんなに少ないという感じではなかった。丁度良い。また行ってみよう。

・映画終わって大須の焼鳥屋「角屋」へ。焼鳥の世界って全然知らないな、と思って、うまい焼鳥とはどういう物なのか、食べてみたくなったのだ。しかし、えーと、結論から書くと角屋の焼鳥は「普通」です。特にうまくも無いし、不味いというわけでもない。どこにでもありそうな焼鳥。
・15:45から並び、16時の開店と同時に入店。店内は古色蒼然、という感じで、良い。
・とん(豚のモツらしい)、鳥玉(つくね)、心臓、砂肝、ねぎま、きゅうりを食べた。この店、いわゆる「普通の焼鳥」鶏の身をそのまま食べさせる串がない。そんな店が老舗の名店として存在しうるのか?これはかなりの衝撃だった。ねぎまにしても、あれは葱を食べるようなもので、肉はクズみたいなちっちぇぇ切れっ端が刺さっているのみ。味はどれも普通。タレの甘みが強い。総合すると普通というか、むしろ平均以下の焼鳥屋なんじゃないかなあ、と思う。しかし行列は絶えない感じ。この店が高い評価を集めているということは、名古屋ではうまい焼鳥は食えないということかなあ。

・肝心の焼鳥はイマイチだったが、この店のオペレーションはなかなか。客の注文をカウンターにチョークで書いて管理する。注文をそのまま厨房(焼き場)に通すのではなく、お兄ちゃんが判断して適宜焼き場に注文を通す。タイミングを見て「とん14!」とかまとめて発注する。こういう「店員が頭の中で考え、判断してオペレーティングしている」というのが見えるのは楽しい。
・ただ、このお兄ちゃんの判断が本当に正しいのかには疑問が残って、串が出てくるのが異様に遅いのですね。遅い人は15分くらい待ってたんじゃないのかな。だから常連は、すぐに出てくる「きゅうり(これは生)」でつなぐようだ。
・で、店の奥から焼き場に注文を通す時には、天井からぶら下がってる「拡声器」を使う。これも良いねえ。焼き場には煙を逃がすための換気扇がぶら下がっている。天井から換気扇が針金かなんかでぶら下がっているのだ。これは斬新だった。どうも店主は「ブラサゲ好き」のようである。
・もう一つ感心したのが客の行儀というか。開店後最初の注文では「心臓を塩で」とか言うんだけど、混んできて二度目以降のオーダーでは「塩で」とか言う客が居ない。つまり、比較的余裕のある最初の段階でしか、そういう例外的な注文をしない、ということなんだろう。これも好印象だった。

・「大してうまくねえなあ」と思いながら、しかし嬉しそうに飲んでいる常連客を見て「まあ、こういう店に通う気持ちもわかるな」と考えた。居酒屋・大甚にしてもそうだし、大須演芸場にしてもそうだけど「別にうまくもないし、大して面白くもないんだけど、なんとなくそこに座ってると馴染んじゃって、落ち着く」という場所なのだろう。そういう居場所というのは、それはそれで大事だし、うまい不味いという次元の話ではない。チェーン店の居酒屋、オーナーが誰かも分からないような店ばかりの現在にあって、こういう店の存在意義というのは大きいと思う。
posted by LSTY | Comment(0) | TrackBack(0) | 映画 | このエントリーを含むはてなブックマークこのエントリーを含むはてなブックマーク
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