2014年10月09日

料理の記録と「タキモト納豆丼」

Pop is dead.・9月末に今シーズン最後の海。干潮の砂浜ではヤドカリが際限なく採れる。30〜40分ほどで、数えたら115匹も採っていた。食えたら面白いけど、食えるのかな、ヤドカリ。

・いよいよ涼しくなり、台所に立つのが苦にならなくなったので少し料理をする。
・嫁が方々からもらってきたり買ってきたりしたまま放置してある食材を片付けなければいけない、という理由もある。結局腐らせて捨ててしまうのだから、それを防ぐためには私が料理して食べるしかないのだ。

・熱海産のアンチョビがあり、賞味期限が迫っていたのでキャベツ、大蒜と炒めてスパゲティーにする。これは嫁に好評。
・さらにアンチョビ、じゃが芋、玉ねぎで北欧風グラタン「ヤンソンさんの誘惑」この料理には生クリームを使うのだが、スーパーを探しても「無添加の生クリーム」というのが見つからなくて困った。大型店舗でようやく見つける。これは、とりあえずオーブンで火入れしたが食べずに冷凍庫貯蔵
・少し残ったアンチョビは、トースターで焼いた油揚げの上に乗せてつまみにする。トーストの上にスライスオニオンとキッパーヘリングを乗せて食べる英国労働階級に倣ったつまみ。これは伊丹十三のたしか「憂鬱なお茶会」という随筆に登場する。
・他、茄子が余っていたので油揚げと茄子の煮浸しというのか「おふくろの味」的な物を作ったのだが、隠し味的に五香粉(ウーシャンフェン)を三振りしたら中華になった。まずくはないが「おふくろの味」じゃなくなった。失敗
・嫁が随分前に買ってきて冷凍してあった鶏肉・鶏モツを何故か冷凍庫から出して、何故か自然解凍したまま放置していたので仕方なくそれも料理。残ったキャベツと一緒に味噌で煮て鶏モツ煮
・冷蔵してあった塩鮭はいったん網で焼いて、粗くほぐした上で缶詰の「フュメ・ド・ポワソン」に投入。これは魚のスープだが、具は入っていない。つまり魚のコンソメスープのような物である。やまやの缶詰コーナーを見ていたらフュメドポワソンなんて珍しい物があったので値段も見ずに買ったら800円くらいした。今回それを使ったのだが、高級缶詰のくせにモロ加工食品の味で、これは良くないな。ただ、冷やすと固まってジュレ状になるので、サラダのドレッシング代わりに使う(塩が効きすぎているのが難点)

・こんな感じで、毎日食べる物には困らないほどの量の料理を作る。料理というのも需給調整が難しいもので、作りすぎてしまうのが困りものだ。
・料理をしながら、冷蔵庫の中をざっと整理。味噌なんかも賞味期限が切れて固まってるので捨てる。八幡屋礒五郎の七味が切れていたのでリフィル充填、胡椒が切れていたので電動ペッパーミルを購入して黒胡椒ホールで充填。白胡椒も欲しいのだが、GABANの缶なんかを買って使い切った事がないのでしばらく保留

・「タキモトの世界」で知られる写真家・滝本淳助さんの「タキモト納豆」を試してみようと思うが、なかなか家でやる機会がない。職場で試してみよう。

・タキモトさんによるレシピは下記の通り。
俺の納豆は中粒を選び、ネギは一本。白菜の漬け物を一袋丸ごとザクザク切って入れる。金ゴマを異様なほど入れ、かつお節を2袋。ここで醤油をちょろっと。あとはもみ海苔を本体が見えなくなるまで敷き詰める。納豆はかき混ぜてはダメ。あえるていどに。ワシワシ食うべし!
・「白菜の漬物を一袋」って、サイズにもよるんだろうけど納豆一パックには多すぎだろう、という気持ちがあるし、それより白菜漬けと納豆って美味しそうな取り合わせではない。どうなんだろう、と疑問だった。

・まず、納豆を1パック。私は超小粒しか買わないので、中粒ではなく超小粒を使う。それに御飯をどんぶり1杯。
・別にタッパーを用意し、そこに市販の白菜漬け1パックと、白ねぎ1本のみじん切り、それに醤油少量をたらす。別のタッパーに、鰹節2パックと大量のすり胡麻を入れる。大量ってどんなもんでしょう、大さじ山盛り3〜4杯か。さらに別のタッパーに焼き海苔をほぐす。
・この納豆、御飯と3つのタッパーを職場に持ち込み、タキモト納豆丼を作って食べてみた。
・納豆に、タッパ1(白菜漬)を投入して軽く混ぜる。白菜多すぎだろ、と思っていたのだけど、あれ、不思議とバランスが良い。そこにタッパ2(胡麻・鰹節)を入れてもう一度軽く混ぜ、御飯にのせてタッパ3の海苔をのせる。
・これでタキモト納豆丼の完成
natto.jpg
・うーん、うまからずまずからず。うまいって事はないし、逆に「これはダメだろ」という感じでもない。納豆の臭みに漬物の酸味が合わさって、妙に「懐かしい感じの味」ではある。
・そこにねぎの辛みが効く。ねぎがポイントだな。胡麻・鰹節はあんまり存在感なし。胡麻はもっと入れても良かったのかも知れない。
・白菜と納豆のバランスは、当初思っていたほどおかしくはなかった。しかし完成品はうまいって物ではなかったなあ。

・ところがこれ、納豆を足したりして一晩寝かせてみると、ちょっと面白い味になった。で、私がアレンジしたタキモト納豆のアレンジバージョンは下記の通り。

「俺の納豆は極小粒を2パック、白ネギを一本。白菜の漬け物を一袋丸ごとザクザク切って入れる。すりゴマを異様なほど(大さじ山盛り4以上)入れ、かつお節を3袋、七味をパラパラ振りかける。ここで醤油をちょろっと入れてよくかき混ぜる。あとはこいつを冷蔵庫で一晩寝かせる。翌日、御飯にのせて、もみ海苔を本体が見えなくなるまで敷き詰める。ワシワシ食うべし!」

・大きな変更ポイントは納豆を増やすことと、七味を入れること、そしてよく混ぜること(混ぜないと納豆の旨味が出ない)それから冷蔵庫で寝かせること。
・冷蔵庫で寝かせるのは、もしかしたら不要なのかも知れないが、混ぜたばかりだとどうも味にトゲがあるような気がする。特にねぎ。アクセントになると言えばそうなんだけど、寝かせると全体がなじんで穏やかになる。
・ただ上記の量だとかなり多いので、半量で作ると、納豆1パック、ねぎ半分、白菜漬半パック、すりゴマ大さじ2以上、鰹節2パックといったところか。胡麻と海苔は多すぎるくらいで良い。
・見た目ドロドロで食べ物に見えない感じだけど、まあそれなりにうまい。別に納豆そのまま食べても良いんだけど、ちょっと目先を変えたい向きにはお薦めかも。
この記事へのコメント
コメントを書く
お名前: [必須入力]

メールアドレス:

ホームページアドレス:

コメント: [必須入力]


この記事へのトラックバック