2014年12月23日

国立劇場「伊賀越道中双六」の「岡崎」再見、スヰートポーヅ餃子定食

Pop is dead.■12/20
・先週行った国立劇場「伊賀越道中双六」の席に納得がいかなかったのでリベンジ。今度は2列目上手側という米吉ハンティング・ポイント

・2幕目・3幕目にしか米吉は出ない上、序幕・大詰は内容的にも見るものが無い。なので2幕目までに劇場に行けば良いと考えて、それまで時間を潰す。
・まず東京駅にある文房具店で嫁へのクリスマスプレゼントを買う。ロットリングの800+。800+は個人的には好きなデザインではないが、まあ持ってて一目置かれるシャーペンだと思う。

・神保町に11:30ジャストに着き、開店直後のスヰートポーヅへ滑り込む。今日は餃子定食(餃子8本・ごはん小)
・ここに来るといつもビールを頼んでしまうので、定食は今回が初めて。味噌汁は赤出汁でわかめが結構たくさん入ってる。
・写真家のTさんが「あそこの味噌汁はいつまで経っても旨くならない!」と文句を言っていたが、まあ確かに可も無く不可も無い感じ。でも具はたっぷりめ。
・お勘定の時に気付いたんだけど、定食で「御飯少なめ」と言うと、小ライスに換算して値段を引いてくれる。良心的だ。写真家のTさんは「あそこは漬物もほんのチョビッとしか付けない。だいたいあの店はケチなんだよ!」と文句を言っていたが、そうでもないんじゃないか。良心的だと思うけど。
・でも、ここの定食って、メニューをよく見ると「餃子+御飯+味噌汁」をそれぞれ単品で頼んだ場合と同じ値段なんだよね。普通はいくらか廉くするもんだと思うけど。そういう意味で、お金に厳しい店なのかも知れない。
・ついでに、写真家のTさんは「あそこの店は、餃子を出してすぐに食べられるように、奥でちょっと冷ましてから出してると思うんだ」と言っていたが、たしかに熱すぎず、出てすぐに食べられる。ただし、最初に餃子の皮と皮を剥がしてバラバラにしておくと、食べやすいよ!あと、御飯といっしょに食べる時には、辛子より一味の方が合う。
・なんと言うことのない餃子だけど、生姜がちょっときいてて、何ともない感じが良いですな、スヰートポーヅ。餃子8本に対して、ごはんが小だとちょっと少ないな。次は中だな。

・文房堂、三省堂に寄って、石田さんに教えてもらった喫茶店「ラドリオ」へ。雰囲気は良いけど、全席喫煙のようで、吸わない人間にとっては少々居心地が悪い。あと、コーヒーカップは温めておいて欲しい。
・その後、東京・三宅坂、国立劇場へ。

・伊賀越道中双六「岡崎」とその前段の「藤川新関」前回よりも多少注意を払って見たが、やはり良くない。
・まず、又五郎の奴・助平が良くない。道化役なのに、面白さが何もない。この人はもともとこういう滑稽な役が得意なはずなのに、硬くて台本をなぞっているだけの演技。
・そしてやっぱり吉右衛門が良くないねえ。まず中日を過ぎてるのに台詞が全く入ってない。義太夫狂言だから台詞のリズムが大事なはずなのに、ガタガタ。所作がおじいちゃんで、荒木又右衛門の勇壮さがまるでなし。そして演技が軽すぎる。「莨切り」と呼ばれる見せ場も軽く、全然気持ちが伝わってこない。この人、こんなに下手だったっけ?と思ってしまった。いやいや、そんな筈じゃないんだけどなあ、去年今年と吉右衛門の芝居はいくつも見てるけど、下手だと感じたのは今回が初めてだ。体力的な衰えによるものなのだろうか。
・前回見た時は芝雀が良いと思ったけど、今回はあんまり。前は芝雀の真ん前の席だったから迫力が伝わったけど、今回は少し離れてるからそうでもない。その程度の芸では良いとは言えないか。後ろから見ても感動できるような芝居じゃないと、ほめることは出来ないな。猿之助なんかも、前列で見ると凄く良いんだけど、後ろの席だとそうでも無かったりする。染五郎が演った「伊達の十役」大詰の仁木弾正、吉右衛門の「絵本太功記」武智光秀なんか、3階席から見ても迫力あったもんな。そう、吉右衛門も秋の光秀はなかなかのものだったんだけど、今月どうしちゃったのか。
・今回の出演者の中では歌六が一番だろうな、やっぱり。この人が「重し」この人の声とどっしりした演技には説得力がある。吉右衛門が軽いので尚更。

・で、やっぱり台本がめちゃくちゃなんですよ。荒木又右衛門が妻を半ば見殺しにするところとか、自分の子供を殺すところとか、全然合理性がない。あんなめちゃくちゃな話で泣けるわけがない。もっと義太夫に合わせる方に振って、大仰な演技にした方がまだ良かったのかも知れない。わからないけど。
・だから今月の国立は「菊之助と米吉という美男美女カップルが出てくる綺麗なお芝居」として見れば良いんですよ。正直、それだけの芝居です。この二人は文句なしに美しい。米吉は最近多かったお姫様とは違い、表情豊かな役だし、ファンは押さえておくべき公演ですね。さらにお袖(米吉)が蛇の目のナントカに淫語責めされたり、初物(処女)を頂いて七十五日長生きするとか、なかなかエロい攻撃を受けているのが良い。

・幕間に、来月の若手研修発表会チケットを買う。2,000円也。
・今回は日帰りで、行き帰りの新幹線でお酒は飲まず。iPhoneで映画「ブレードランナー」など見る。子供の頃見たっきりだったけど、こういう映画だったのか。二つで十分ですよ!
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