2015年02月06日

初心者が考えた「靴磨きに最低限必要そうな物」とその価格

Pop is dead.・靴磨きをしばらくしていて、知り得た「常識」と、最低限これくらいの物があれば家中の靴が磨けるのではないか、という構成の紹介
・ちなみに、基本にしているのはここで紹介されている磨き方。短くシンプルかつ分かりやすく解説してくれている→自宅でできる靴の磨き方 革靴のお手入れ - YouTube


【どのクリームを使うか】
・靴クリームには、液状の物(スポンジが付いているやつ)、ヌルヌルのクリーム状の物(シュークリーム)、固形でロウ状の物(ワックス、シューポリッシュ)の三種類がある。
・一番手軽なのは液状のやつだけど、これは靴に良くないので使わない方が良いらしい(補色の皮膜を作るだけなので「革の呼吸」を邪魔して、かえって悪い)
・僕は、固形の物が一般的だと思ってたんだけど、実は靴磨き野郎たちの間での標準はクリーム状の物。クリーム状の物には革の栄養成分が含まれており、固形のはつや出し用の物であって、固形の物ばかり使っているとコーティングが厚くなり「革の呼吸」を妨げるらしい。
・どこのメーカーが良いのかは全く知りませんが、私はポリッシュ=KIWI、クリーム=コロンブスを使用。一般的に定番とされるのはエムモウブレイというメーカーで、高級とされるのはサフィールという所のようです。

【クリームの量】
・というわけでクリーム状のクリーム(言葉が変だけど)を使ってみたんだけど、これはほんとに「ごくわずか」を靴に塗り込むものであって、量の調節が難しい。まず絶対に使いすぎる。その証拠に、ブラシで塗り込んだ後、不織布で拭き上げると、あまったクリームが付くわ付くわ。
・ペネトレイトブラシに本当に見えるか見えないか、ほんのちょっと付けるくらい。「米粒1〜2粒ほど」と表現しているwebサイトがあったが、それでも少し多すぎるのではないかと思える。

【クリームの色】
・シュークリームの色というのは随分たくさんあるんだけど、買い出すとキリが無い。おまけに、クリームの色数が増えるとそれに合わせてブラシも買わなければいけないので大変だ。
・私は黒、茶、ライトブラウン/ファーン、ニュートラル(無色)を揃えたが、これ以上増やす気はない。
・基本的にはニュートラル(無色)だけで良いのだ。ただ、よく履く靴だと色が落ちてくるので、補色用にクリームを塗る事になる。しかし、先述したようにクリームは極薄くしか塗らないので、補色効果というのは実はそんなに顕著には出ない。ましてや、色落ちしていない靴に補色クリームを塗るとか、あんまり意味がないのです。
・で、茶色でも微妙な色違いのクリームがたくさん出てるけど、何度も言うが薄くしか塗らないのでちょっとの色の違いは関係ない。茶色でもダークブラウン、ブラウン、ライトブラウンの3種類あれば十分だと思う。

【シューポリッシュの色】
・シューポリッシュには、クリームほどの色数はないんだけど、クリームと同様、種類を多く買うとその分ブラシが必要になるわけで、なるべく数は抑えたいところ。
・究極「普段の磨き・補色はクリーム、シューポリッシュはツヤ出ししたい時にだけ使う」と割り切ればニュートラルだけ買えばいいわけだ。僕は黒・茶・ニュートラルにライトブラウンを買ったけど、ライトブラウンは不要だったと後悔している。
・同じ茶色でもクリームとポリッシュで色が微妙に違ったりするとそれもなんか気持ち悪いので、黒ぐらいあれば十分で、あとはニュートラルにした方がすっきりする。

・最小構成だとこんな感じか。
■シュークリーム(1,000円〜):黒、茶、無色
■シューポリッシュ(ワックス。500円〜):無色
□以上、小計3,500円

【クリームの色で「汚れ」は隠せるか?】
・薄い色の靴に黒い汚れが付いていたので、補色クリームを多少厚めに塗って隠そうと思ったのですが、無理でした。
・補色クリームは、飽くまでも「色落ちした色を補う」ものであって、汚れ隠しは不可能ということです。というか「補色クリームよりも濃い色は隠せない」と理解した方が正確でしょうか。
・例えば、黒靴に白い汚れが付いた場合、黒のクリームを塗って隠すことは可能だと思われますが、薄い色の革に黒など濃い色の汚れが付いている場合、薄い色のクリームを塗っても黒い汚れは消えません。
・繰り返しになりますがクリームの原則は「ごく少量を薄く塗ること」なので、無理に厚塗りするとひび割れが発生する可能性がありますので、濃い色の汚れを無理矢理消そうとするのはやめた方が良さそうです。
・クリームでもポリッシュでも、言えることは同じだと思います。

【ブラシについて】
・ペネトレイトブラシ(クリーム塗り用の豚毛ブラシ)はあった方が良い。形状としては、散髪屋でヒゲソリ用のクリームを塗るハケに似ている。
・プロは靴磨きに布ではなくブラシをメインで使うようだが、使ってみると分かる。「布より細かい部分にクリームが塗れる」というような高度な話だけではなく、ブラシでクリームを塗ると「手が汚れない」のです。快適に作業ができる。これは大きい。
・ペネトレイトブラシは廉い物でも500〜700円するので、歯ブラシではどうかと思って試したが、通常の歯ブラシではコシが強すぎて、クリームが飛び散ってしまう。ごくやわらかい歯ブラシなら使えるかも知れないが、豚毛のペネトレイトブラシが無難だろう。
・クリームの全体への塗り込みは、少し大きめの豚毛ブラシを使う。ペネトレイトブラシ1本で良いんじゃないか、と思うけどブラシは替えた方が良いようだ。ペネトレイトブラシでクリームを全体に伸ばした後、違うブラシをかけると、どういうわけだかこの時点で靴に光沢が出てくる。ペネトレイトブラシだけでずっと靴をこすっていても、光沢は出ないように思える。この仕組みはあんまりよく分からない。
・さてこの豚毛ブラシだが、100均でも売られている。廉いので魅力だけど、100均のは冗談じゃないくらいに毛が落ちる。靴を磨いてるんだか部屋を汚してるんだか分からないくらいに毛が落ちるので注意(キャンドゥのとSeriaのを試したがどちらもダメなようだ)

・で、プロは最後の仕上げ(余ったクリームの拭き取り)に山羊毛のブラシを使うようなのだけど、素人は布を使った方が良い。
・というのは、先述したようにクリームは塗りすぎてしまうものなのです。そんなものを拭き上げたら、ブラシはとたんにクリームまみれになってしまう。一旦汚れてしまうと拭き上げ用として使いにくいし、前提として「持っているクリームの色数だけ山羊毛のブラシを揃える」というのはかなりの負担だ(1本3,000円くらいするのです)
・なので僕はワイプオールという不織布を使っています。

・ブラシの使い分けは以下のようで良いと思う。
■ペネトレイトブラシ(500円〜):クリーム1色につき1本(先述の最小構成だと3本)
■豚毛ブラシ(500円〜):クリーム1色につき1セット( 〃 3本)
■馬毛のブラシ(1,000円〜) 1本
■歯ブラシ(中古で可) 1本
□以上、小計4,000円
・馬毛ブラシは毎日のホコリ落とし・汚れ落としに使う。私は一応、黒靴とその他用に分けて2本使っているが、1本で十分だと思う。
・歯ブラシは泥汚れなどを落とすための物。
・豚毛ブラシはミスター・ミニットの2本1,000円くらいのやつを使用。少し小さめだが問題ない。

【拭き上げ用の布について】
・使い古しの白Tシャツを使う例が多く提示されるが、そんなに都合良く使い古しのTシャツが出てくるわけではないので、50枚1,000円くらいのワイプオールという不織布を使用
・不織布は布と比べてしなやかさに欠けるので、そういう意味では作業しにくいんだけど、破れにくいし手軽に使えるので、しばらくこれでいくつもり。
・キッチンペーパーはダメ、すぐ破れるから。キッチンタオルみたいなのは試してないけど、あれも破れたり毛羽立ったりそうだし、油がしみこみすぎて使い物にならないんじゃないか。
・まず最初は古いTシャツを使ってみて、足りなければ不織布などを検討しても良い。
■使い古しのTシャツ(無料) or 不織布(50枚1,000円)

【シューキーパーについて】
・あと、靴の形を整えるシューキーパー(シューツリー)は木製の物がダイソーで1個100円=1足200円で入手できます。
・ちゃんとした物は4,000円位するので、とりあえずこれを使用。靴にこれを入れたまま磨きます。
・あ、100均にはプラスチック製のシューキーパーもありますが、あれは買っちゃダメです。特に革靴に入れるようにはNG(スニーカーなんかだったら問題はないと思いますが)
・革靴は思った以上に汗を吸っているので、少しでも吸湿性がないとまずい。プラ製の物は水分の蒸発を阻害して、靴に悪いと思います(プラ製の物を使うくらいなら何も入れない方がマシ)
■シューキーパー(200円) 1足分

・あと必要なのはクリーニング用のリキッドとかクリームとかローションというやつ。何も考えずにKIWIの「レザーローション」というのを買った。クリームやワックスを塗る前には、必ずこれで汚れをよく落とさなければいけないらしい。
■クリーニング用のリキッド(800円〜)

・以上の物を全部揃えたとして、
□合計所要金額:8,500円
・ゲ!結構なお金が掛かりますね。とりあえず黒靴だけで、という事でクリームを1色にすると4,500円くらい。セット物も売られてますが、そんなに値段は変わらないので、バラで自分が欲しい物だけ買った方が、結果的にお金は掛からないかも知れません。
・しかし靴磨きにこんなにお金が掛かるとは。
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