2015年02月24日

和久傳「鯛の黒寿司」をどう食べるか?

Pop is dead.・なろうことなら人生、うまいものを食べて暮らしたいと思うが、金がない。
・というわけで、たまに「手軽な値段で京都の老舗の料理が食べられる」という紫野和久傳に行く。この店のことは岐阜の料亭「きんか」のご主人である河村さんに教えてもらった。

・この店の名物である「鯛の黒寿司」は、黒酢で味付けした鮨飯に鯛が乗せられたものである。良い鯛が入ってる場合などは旨い。
・味は良いのだけれど、この料理には難点がある。食べにくいのだ。
・平皿に、鮨飯が若干硬く盛りつけてあり、その上に鯛の刺身がビッチリ隙間なく、というか折り重なる状態で敷き詰めてある。そして皿の手前には生姜と山葵が多めに添えられている。
・鮨飯かため、鯛ビッチリなので、例えばちらし寿司とか海鮮丼みたいな感覚では食べられない。箸で一口大にも取りにくい。

・仕方ないので私は鯛をちょっとだけ、ペタッと引っぺがしてみて、御飯をなんとなく一口大にわける。で、はがした鯛の端っこを箸でつまんでズルズルと引き出して御飯の上に乗せて食べている。鯛を乗せるまえに山葵を御飯にのっけたりもする。
・つまり「ひとまとまり」になっている黒寿司を、ペタ・ズルと「少しずつ分解」して「にぎり一貫分」に「再構築」して食べているわけだが、食べていて本人も「これはちゃんとした食べ方ではないよな」と気付いている。
・四十面下げた男がペタ・ズルではみっともないと思うので、ちゃんとした食べ方が知りたいと思う。なので店に行くたびに「これは、どうやって食べれば良いんでしょうか」と訊こうと思うのだが、なかなか勇気の出ないものなのですね。
・だって「どうやって食べれば良いんでしょうか」と訊いても、返ってくる答えは決まっているのだ。

「お好きなように召し上がって頂ければ

・これである。絶対にそう返ってくる。そこ、さらに「いやいや、そうじゃなくて、本当のちゃんとした食べ方が知りたいんです」と言えるほど、押しの強い性格ではない(気が弱い)ので、結局訊いても無駄だと、最初から諦めてしまうのだ。

「お好きなように召し上がって頂ければ」

・なんなんですかね、このフレーズは。「お客様は神様です」的なスタンスなんですかね。しかし「これどうやって食べれば良いんですか」と敢えて訊く客ってのは、その答えを期待してないですよね。「どうやって食べても良い」という承認を得るために訊いてるわけじゃなくて「分からないから、正しい方法が知りたい」と思って訊くわけですよね。
・そういう質問に対して「お好きなように・・・」ってのはアレか!「お前、そんな事も知らねえの?」ってやつか、京都人特有のアレか!と、別に和久傳の店員に言われたわけでもないのに思わず京都の悪口を言ってしまうくらい、個人的には大きな心の問題なのです。

・だから、これは全国の飲食店の店員さんに言いたいんですが、客に「これ、どうやって食べれば良いんですか?」と訊かれたら「お好きなように召し上がって頂ければ良いんですが、常連のお客様はコウイウフウに召し上がってらっしゃいますよ」という風に、初心者にも優しく教えて欲しい。お願いします。
・というわけで「鯛の黒寿司」の正しい食べ方を御存知の方がいらっしゃいましたら、是非教えてください。
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