2015年04月20日

中日劇場「雪乃丞変化」感想など

Pop is dead.・名古屋・中日劇場に、中村米吉を見に行った。
・嫁と二人連れ。9時前に伏見着→9:30名古屋市科学館のプラネタリウムチケットを購入→10:00三越まで歩いて弁当購入→10:30中日劇場へ→15:00終演、歩いて科学館へ→16:40プラネタリウム鑑賞→名古屋駅へ→18:00名古屋駅ミッドランドスクエア「和久傳」で軽い夕食、という流れるようなダンドリ
・まず、科学館に長蛇の列が出来ているのに驚いた。あんなに混むのか。
・弁当は例によって赤飯弁当にする。

・中日劇場・昼の部。最初は右近の「操り三番叟」良くない。「操り人形が三番叟を踊っているように、人間が踊る」というのがこの演目の趣向である。右近の踊りだと、それが全然出来ていない。右近が踊っているようにしか見えない。以前に見た猿弥の「操り三番叟」も良くなかった。更にその前に見た翫雀(現・鴈治郎)の「操り三番叟」が素晴らしかったので、中途半端な踊りでは感動できない。

・次がメインの「雪乃丞変化」だが、これが微妙。演歌歌手が歌謡ショーとセットでやるような芝居、という印象。大衆演劇みたいというのか。
・こういう現代劇っぽい演出だと、巳之助の下手さが目立つ。萬太郎も上滑りしている。逆に、男女蔵はこういう芝居の悪役がピッタリはまっていて良い。梅丸という女形がまずまず。なんとまだ17歳とのことで、期待できる(最初見た時、鶴松かと思った)
・猿之助は安定しているけれど、もうちょっと粘った演技でも良かったのではないか。猿之助劇団の芝居はどうも軽すぎて、引っ掛かる物がなく終わってしまう。
・そういった中で、劇中劇として演じられる「関の扉」と「本朝二十四孝」といった古典は、良いアクセントになっている。ただ、この二つの古典を演じる際に、本意気でやって欲しかった。
・猿之助(雪乃丞)の師匠役で出ている愛之助の上方言葉も、この芝居を少し落ち着かせる効果を持っていて良い。
・米吉の「軽業のお初」はいわゆる典型的な「ツンデレ」であり、昔風の言い方をすれば「あだっぽい女」という役どころ。同じような役では去年、染五郎の芝居で「鳥追いお七」というのを演っていたが、当時は全然さまになっていなかった。それが今回はちゃんと出来ている。まだまだ「上手い」という域には達していないが、それなりに形になっている。色っぽさもあり、大変いい役でした。

・演出上の問題点として気になったのが「舞台の表面がずっと出てる」という。つまりお座敷のシーンでは通常、舞台上にゴザみたいな、畳っぽく見える敷物を敷くんだけど、この芝居では裸の舞台のままなんです。場面転換を素早くするためなんだろうけど、位置決めのテープなんかが貼ってある舞台でお座敷のシーンとか、個人的にはイヤだったね。
・全体的に演出(音楽や照明)がチープで、ちょっとこれは7,000円出して見に行く芝居ではないなあ、という印象でした。「名古屋の田舎もんは、こういうのが好きなんでしょ」と言われてるような気がしたのは気のせいか。
・あと舞台写真も売ってないし。どーなってんだ!

・その後、科学館のプラネタリウムへ。星とか全く興味ないんだけど、説明してくれる学芸員?のおじさんが「ジェットストリーム」ばりの落ち着いた声で説明してくれるので、なかなか良かった。大人のプラネタリウム。最初は都会の夜空、で、そこから郊外の夜空、田舎の夜空と変えてゆく演出も憎い。
・芝居だけで帰ったら幾分不満が残ったかも知れないが、プラネタリウム行ったおかげで良い感じになった。

・帰りに和久傳に寄る。先日食べた先付「ほたるいかと貝、山菜のジュレがけ」が美味かったので期待していったのだが、先付が変わっていて「豆の胡麻和えと干し桜海老」とさえないメニューになっていた。がっかり。
・中皿が「金目鯛と竹の子の炊き合わせ」金目鯛が薄っぷりで残念だが、添えられていた蕗が美味い。
・本日の「鯛の黒寿司」は普通。訊くと「鯛の刺身で御飯を巻くようにして食べる」のが正しい食べ方だそうだ。たしかにそうやって食べると、多少は食べやすい。
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