2018年01月22日

東京で食べた物(門前仲町・みかわ是山居など)

Pop is dead.・門前仲町・BigHorn。初めて「ヤンソンさんの誘惑」という北欧料理を食べる。うまい。この店のレシピでは、じゃがいもを細切りにする。早く調理できるように、との事だったが、細切りだと食べやすいので良い。

・神田・室町砂場
・今週2回目の砂場。前夜遅くまで飲み過ぎ、朝食を食べ損なったが何か底に入れないといけないと思い、砂場へ。初めてあられ蕎麦を食べる。温かい蕎麦の上に海苔が敷いてあり、その上に青柳の貝柱が散らしてある。冬と言えば砂場の小柱を一度は食べておきたい。これで一杯3,000円。うーむ、カジュアルなイタリア料理店で昼のコースが食べられるな。

・門前仲町・みかわ是山居へ。
・以前プロの料理人から薦められたものの、2万円という価格に怖じ気づいて見送っていた。しかし再度強く薦められたので足を向けることにした。
・海老2、鱚、いか2、雲丹と青じそ、白魚、めごち、穴子、野菜2(いくつかの中から選べる。アスパラガス、シシトウ)、天茶(小柱かき揚げ)。それに先付けが二品(山葵菜?煮こごり、汲み上げ豆腐に柚子味噌)と椀物(真丈と湯葉)、お漬け物、甘味(花豆)がつく。あ、あと銀杏の天ぷらも入ったか。
・お酒は燗で一合。天ぷら屋と鮨屋では盛夏の時以外、燗のお酒しか飲まない。それも、たいがい一合飲みきるということはなく、5〜7勺程度で止めておく。最近では蕎麦屋でも二合飲むことは少ない。日本酒が苦手ということもあるけれど、そういう店で酔うまで飲むというのが、どうも「よくないこと」のように思えてきたのだ。
・内装、置物が非常に個性的で、店主は相当の趣味人なのだろう。客に出すものはもちろん、厨房の中で使っている器も凝った焼き物である。店の前にも大きな壺の焼き物が置いてあるが、これが焼き損じというのか、破れた壺である。失敗したものを面白いとして飾っているのか、わざと破れた形に作ったのかは知らない。半泥子の「欲袋」という水入れを思い起こさせた。

・肝心の天ぷらについても、名店としての最低限の要件は満たしている。例えば胃にもたれず、最後までおいしく食べられる、食後もしんどくならない、服に油のにおいがつかない、といった事である。ではあるが総体的に魚(うお)が大きすぎ、また芯まで熱が通り過ぎている感じがした。
・特に鱚、めごちは大きすぎ、味に濃さがない印象の上、なにより食べにくい。海老も気持ち大きすぎる。ただ穴子は、大きかったがうまかった。天ぷらや鮨における穴子というのはセレモニー、儀式みたいなもので、旨くもない江戸前の魚を無理に出している印象が強いのだけど、この店のそれは旨かった。白魚は季節の気分を食べる物だけれど、バラバラに揚げられたものを一匹一匹チマチマ食べる侘びしさがいまいち。かき揚げで出てきた方がうれしい。
・野菜ではアスパラガスが佳品。生の状態を見た感じ硬そうだったが、よく仕事がしてあって食べやすい。あとやっぱりアスパラガスの天ぷらは酒のつまみになると再認識
・個人的には銀座の近藤や、あるいはお茶の水・山の上の方が好み。いずれも1万円台前半で食べられる。揚げ方は好みだろうけど、素人目に見てみかわ是山居の魚が明らかに優位だというわけでもなく、そう考えると2万円という価格の内、料理の値段が半分強、残りは雰囲気代なのかと思う。

・あと気に障ったのが、これは塩で食えなどと客に対して強めに押しつけてくること。そんなもの客の好きなようにさせれば良いのだ。客が「これは塩か天つゆか、どちらがお勧めですか?」と訊いてくれば答えてやればよいことであって、店が押しつける事ではない。ドラマ「王様のレストラン」第一話におけるソムリエ(白井晃)を思い出した。

・国立劇場での昼食はいつもの喫茶室・十八番(おはこ)例によってうまくもまずくもないカレーを食べる。以前あったミートソーススパゲティがなくなって寂しい。その上、いつもいる愛想の悪いおじさんがいなくて寂しい。
posted by LSTY | Comment(0) | 酒・酒肴・食べ物 | このエントリーを含むはてなブックマークこのエントリーを含むはてなブックマーク
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