■10/7・曇。
・外出。久しぶりに歩くと色々な物が見つかる。歩くのは好きだが、出不精で横着なので普段はあまり歩かない。そういえばもうすぐ車検なので、それを機会に少しは歩こうかとも思う。
・午後、パン屋にて鴨と胡桃、オレンジのサンドイッチ。美味。
・夜、しめじ、にら、鶏挽肉の炒め物。
■10/8
・嫁と映画「エディット・ピアフ」観る。
・最近見た映画では好きな方。ただ嫁は大いに気に入らなかったようである。
・たしかに映画としてはあまり良い出来ではないかもしれない。エディットピアフの子供時代、最盛期、晩年のシーンが交錯するような構造になっていて、僕はそれで良いと思うのだけれど、混乱を招く演出でもある。
・130分の作品で、さすがに最後がダラつく。後半の撮り方がどうも一般受けしなさそうな感じで、もっと「泣かせる撮り方」が出来たんじゃないかと思う。少なくとも日本ではそっちの方が受けるだろう。しかし後半のダラッとした感じも含めて、僕はわりと好きだった。
・ごちゃごちゃした構成は彼女の生の部分の猥雑さというか人生の激しさをうまく表現しているし、後半のダラつきは死に至るピアフの悲しさを演出している。僕の中では効果的な演出だった。
・で、何よりも素晴らしかったのはその歌で、僕はシャンソンって興味なかったのです。これは越路吹雪と夏木マリとイブ・モンタンの「枯葉」と、セルジュ・ゲンズブールの所為だと思うのだけれど、シャンソンっていう音楽は「シケた音楽」だと。そういうイメージがあった。
・シケた感じの歌手が、シケた顔とシケた声で歌う音楽、というイメージ。夏木マリも越路吹雪も嫌いではないが、あえてシャンソンというジャンルに踏み込もうとは思わなかった。
・ところがこの映画におけるエディット・ピアフの歌は、実に絢爛たるものです。
・変な例えだけれど、広葉樹の高価な木材のイメージだろうか。実に硬く、しかし硬いだけでなくなめらかで、独特のしなやかさを持つ声。
・この歌を聴けただけで、僕にとっては価値のある映画。
■10/9
・先日作った炒め物をサンドイッチにしたがいまいち。
・この日から急に冷える。暖房をつけると暑すぎるが、消すと寒い、という程度。