・「地図の上は北で下は南」??あきれた教師、分限免職(スポーツ報知) - Yahoo!ニュースこれに対する反応。
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中途半端なインテリほど手に負えぬ阿呆はいない、と思わせるようなコメントがいくつか見られる。
まず気付かなければいけないのが、このニュースを報じたのがスポーツ紙だということだ。つまり偏見に満ちた言い方をすれば、この記事は「教育問題を云々するつもりなんか毛頭無い、バカ晒し記事」である。
そのような先入観をもって読むべきだ、と僕は思う。
まず最初に書いておくと、僕は大阪市教育委員会の処分は妥当だと思うし、この男性は教師失格だ、とは思う。しかし、この新聞記事のあまりに恣意的な書き方と、それを無批判に読む人たちには我慢ならないので、僕なりにこの教師の脳内処理を考えてみた。
地図の読み方を説明する際、生徒に「上は北で、下は南」と見たままの?謎解説。はい、いきなり悪意に満ちた恣意的表現。まったく「謎」でもなんでもありません。
たしかに厳密に言えば正しい教え方は「日本において流通している地図の多くは、特に注記無き場合、原則として上は北で下は南」となるのかもしれん。かといって、そう教えろと?
「三角形は一つの曲線と二つの曲線に囲まれる」これはねえ、誰が読んでも明らかな間違いですよ、でもねえ飽くまでも「誰が『読んでも』」間違いなのであって、ここに極めてタチの悪い悪意がある。
この教師はですね、たぶん「三角形は一つのキョクセンと二つのキョクセンに囲まれる」と言ったのですよ。完全な憶測ですが「チ」と「キ」の発音が曖昧だった、軽い言語障害(音声障害)があったのではないかと思う。教師としては問題ですが、言語が不明瞭であるという問題と、論理的に全く誤ったことを教える問題というのは、全く次元が違う。
ちなみに「一つのキョクセンと二つのキョクセン」と分けて述べたのは恐らく、底辺を他の二辺と分けて考えさせるための便宜上の言い方だと予想します。
経線を「かけせん」と読んだり実に単純な問題であって「点から点に線をかけるからカケセン」とか「経線→罫線→掛線」という、そのレベルの誤りでしょう。あとこれは屁理屈だが、数学の式を解く際に「経線」を「かけせん」と読んで、何か本質的な問題があるのだろうか?
山陰地方の「陰」の字も誤字で板書。指摘があって教科書を見ても、書けずこれも上と同じくただの無知によるミス。「教科書を見ても、書けず」は普通でしょう、「陰」という文字を全く知らない人が活字の「陰」を見てすぐ正しく書ける方がおかしいと思う。だいいち42歳だったら老眼だという可能性もある。あとこれも屁理屈だけれど「陰」は常用漢字ではあるが教育漢字ではない。
こういう、漢字の読み間違い・書き間違い、日本語の誤用というのは、四大卒のいい大人でも普通にやってることです。けっこう驚くほどの人が、簡単な漢字を書けなかったり、自分で勝手に考えた漢字を書いてたりします。
教師としては非常によろしくない、とは思うが、実際問題としてこの程度の間違いがそれほどトンデモだとは思わない。
むしろこっちの方が問題だろう、と思ったのが
事態を重く見た教育委員会では(中略)校外研修を行った。が、ここでも、助言や指導に対し「言い過ぎだ」「中傷だ」と声を荒らげ、逆ギレ。教師としての資質ということで言えば、こっちの方が問題でしょう。しかしその「校外研修」とやらがどういう形で行われていたのかにもよる。「とにかくこいつを辞めさせろ」的な空気で進んでいたのなら、逆ギレもあり得るし、そうでなくても教師というのはプライドの高いものだからなあ、とは思う。
というわけで、僕自身やっぱりこのおじさんは教師不適格であって、そりゃ生徒や保護者の側からみればたまらん存在だとは思う。しかし、スポーツ報知の「とにかくこいつバカ!」とか「なにこのトンデモ!」という取り上げ方には我慢ならん。
こういう三流記事独特のバカ晒し的な書き方によって、一番問題になっている部分がかすんでいる、という事にも大いに不快感を抱いた。
全国的に健常者の学校で問題が発生した場合、特別支援学校に異動させる人事が行われる傾向にあるという。なにが「あるという」だよ馬鹿、そこの裏をちゃんと取れよ。問題の本質に触れようともせず、他人を指さして笑っているスポーツ報知こそがトンデモであり、晒されるべきバカなのだと、僕は思いました。
そんな記事の内容よりも、一読して理解できない日本語になっている記事の文面そのものがおかしいと言う反応は、スポーツ誌の頭の悪さを燻し出す正しい反応に思えます。
と言うか反応の仕方にまで文句言われても知らんがなと思いました。
国土地理院の子供向けページ
http://www.gsi.go.jp/KIDS/ADVISE/bmap/bmap11.htm
免責というか、言い逃れにしか聞こえないんですが。
僕はなんとなく「ゆとり教育」というのはこういう教育なのかなあ、と思いました。要は「決まったことに囚われず、自分で考えろ」というような教育。
素晴らしいんですけど、それってものすごく高度なことなんですよ、それを今までより少ない授業時間で教えるというのは、僕には不可能に思えます。
まあたしかにですね、近世以前の日本の地図では普通だし、今も素人の描いた物には多いんですが、それとこれとは話が別だと考えます。