2008年03月25日

mixiミュージック・音楽の嗜好

Pop is dead.・しかし驚くのはmixiミュージックの懐の深さ。
・「こんな曲、誰が聴いてるんだろう」と思うような曲でも、mixiミュージックを覗くと、誰かが聴いている。VICNETなんて誰も聴いてないだろうと思ってたら、同じ曲を聴いてる人が4人もいて驚いた。

・へー、世の中には同じような趣味を持つ人がいるものだな、とか感心するのと同時に、ちょっと悔しいような気も。
・そんな中、昨日ついに「誰も聴いてない曲」を再生。私が輝かしい、第一回目の再生者になりました。曲はシュトックハウゼンの「ヘリコプター弦楽四重奏曲」の中の一部。

・しかしやはりこういうのを見ていると、mixiの擁するユーザ数というのは脅威だ。音ログでは認識すらされないような曲でも、どこかで誰かが聴いている。
・規約改定のゴタゴタで嫌になって以来、mixiで日記は書いていないのだけど、mixiミュージックだけは面白いと思うので、退会する気にはなれない。

・随分以前から、具体的には1997年から、音楽の聴き方については孤独感を抱くことが多い。つまり趣味の合う人がいない。単独の音楽家や曲について「あれは良い」と意見の合う人はいる。しかし、音楽全般の聴き方や、いわゆる「フィーリング」が合致するような人がいない。
・ブログを始めたことがきっかけで、ああ、この人とは合うかなという出会いはあったが、それでも二人くらいか、doggylifeさんと赤枕十庵さんあたりとは、感覚が似ているのかも知れない、と思う。
・どういう感覚なのかというと「このジャンルが好き」とかいうのとはまた違う。一言で言うと「別に何でも聴くし、良いと思ったらそれが良い」という様な感覚。

・しかしこういう感覚を持った人というのは実に少ない。大雑把に言えば音楽好きは「人力派」と「機械派」に別れていて、その間には深い溝がある。そして双方が憎み合っているようにしか見えない。特に人力派は機械派をさげすみ、呪っているようだ。
・好みなので仕方ないのだが、そういう人と話していると強い違和感をおぼえる。究極の所で、音楽について楽しく語るということができない。

・学生の頃、友人がDeee-LiteのCDを示し「この人は、それまで仲が悪かったハウスとヒップホップを融合させたんだ」と紹介してくれた、そんなことを思い出した。もしかしたら今でも、Deee-Liteは断絶した音楽の架け橋になるのかも知れない、とか思う。

・知人に「生演奏はリズムが微妙にずれるので気持ち悪い」と言う人がいるが、僕には信じられない。民族音楽やジャズのグルーヴを理解できない人には、テクノのグルーヴもわからないように思う。逆に「機械の演奏にはグルーヴがない」という人もいるが、それも違う。機械の演奏にも「ゆらぎ」はある。ミニマムテクノなんていうのは完全に「ゆらぎ」の音楽だ。
・こういう話っていうのは、人力も機械も分け隔てなく聴く人にしかわからない。そしてそういう人はとても少ない。

・しかしそうは言いながら、私にも嫌いな音楽ジャンルはあって、ギターロックといわゆる「DTM」。言い換えれば「とりあえずディストーションかけとけ」という音楽と、「楽器できないから機械で作りました」という音楽、そういう物は好きになれない。そうは言ってもサンボマスターや一時期の椎名林檎、あるいはテクノ全般は好きなので、ジャンルとして嫌いというわけじゃない、といえばそうなる。

・日記を書こうとしたら音楽の話ばかりになった。

The Very Best of Deee-Lite
The Very Best of Deee-Lite
posted by LSTY | Comment(6) | TrackBack(0) | 音楽 | このエントリーを含むはてなブックマークこのエントリーを含むはてなブックマーク
この記事へのコメント
すいません、
>>「別に何でも聴くし、良いと思ったらそれが良い」
吹奏楽は聞きます?
吹奏楽は吹奏楽で、
「吹奏楽はどんなジャンルでも演奏できる!」
と言っている人達がおりまして、
「何でも聴く」人が「どんなジャンルでも演奏できる」演奏形態を、どんなふうに聴いているか興味があります。
Posted by てんてけ(改名思案中) at 2008年03月25日 21:16
それは聴く人次第ですよ。

フィリップ・ジョーンズのブラスアンサンブルがテクノの楽曲を(実際にやるかどうかは別にして)演奏可能なように、DJのジェフ・ミルズが(これも実際にやるかどうかは別にして)クラシック音楽を演奏できない理由はないんじゃないかなぁ。

あとは、聴く側がその演奏形態を受け入れられるかというだけの話で。

吹奏楽をやっている人が「吹奏楽はどんなジャンルでも演奏できる!」と言うのは「吹奏楽で演奏すればどんなジャンルでも多くの人にとって受け入れやすい可能性がある」という意味ですよ。たぶん。
Posted by 赤枕十庵 at 2008年03月26日 01:26
■てんてけさま
 うーん、「吹奏楽はどんなジャンルでも演奏できる!」と言われた時点で萎えると思います。で、あなたはなにを演奏したいのか?と思う。
 僕は多分、いわゆる「吹奏楽団」の演奏を音楽として聴いたことはないですね。スーパーの店内BGM程度の物としか感じてない。なにか「カラー」を感じないせいでしょうね。

■赤枕十庵さん
 演奏形態はどうでも良いように思うんですけどね、なんらかの魅力的なアレンジが加えられていれば音楽として面白いし、アメリカ産軽音楽や歌謡曲をそのままの譜面で演奏されても面白くない。これはDTM嫌いとも通じる部分ですが。
 少し話は変わりますが、セニョールココナッツも、クラフトヴェルクのカバーCDはあんまり面白くなかったんですよ、素直すぎて。YMOの方は良かった、オリジナリティーが出てて。
Posted by LSTY at 2008年03月26日 15:36
ありがとうございます。>> all
Posted by てんてけ(改名思案中) at 2008年03月26日 22:52
それ聞いといてよかったかも。ボクはまだセニョールココナッツのCDって一枚も持ってないんですよ。参考のためにブックマークしておいたのだけれど。うむーって感じでした。
Posted by 赤枕十庵 at 2008年03月27日 00:10
■十庵さん
 僕も二枚しか持ってないんですけど(KRAFTWERKのとYMOの)
 YMOのは良かったですよ。特に「ライディーン」と「音楽」がよかった。前者は教授がちょこっとだけエレピ弾いてるんですけど、そこがたまらなく好きです。
Posted by LSTY at 2008年03月29日 17:23
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