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<title>他人の不幸は蜜の味</title>
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<description>もし、毒蛇に噛まれたら、素早く傷口をナイフで切り開き、すぐ オレに言え。</description>
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<title>7/2日記(蕎麦屋で一杯)</title>
<description>・蕎麦屋で呑む、というのは、いわゆるありがちな「大人の楽しみ」なわけです。・あれは「タンポポ」だったか、宮本信子扮する主人公が父親を思い出して語る「お酒が好きな人でね、おそば屋さんに行ったら、靴のかたっぽ脱ぎながらお酒を頼んで、もうかたっぽを脱ぎながらおそばを頼む、そんな人だったわ」こんなような台詞、渋いおやじをよく表現している。・そんなわけで同僚と蕎麦屋へ呑みに。・駅に早く着き、書店へ。内田百間「百鬼園随筆」の文庫版を見付け、購入。百間先生の随筆はちくま文庫でほぼ揃えたが、...</description>
<dc:subject>日記</dc:subject>
<dc:creator>LSTY</dc:creator>
<dc:date>2008-07-03T14:50:45+09:00</dc:date>
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<img src="http://lsty.seesaa.net/image/dob.gif" alt="Pop is dead." width="100" height="81" align="left" />・蕎麦屋で呑む、というのは、いわゆるありがちな「大人の楽しみ」なわけです。<br />・あれは「タンポポ」だったか、宮本信子扮する主人公が父親を思い出して語る「お酒が好きな人でね、おそば屋さんに行ったら、靴のかたっぽ脱ぎながらお酒を頼んで、もうかたっぽを脱ぎながらおそばを頼む、そんな人だったわ」こんなような台詞、渋いおやじをよく表現している。<br /><br />・そんなわけで同僚と蕎麦屋へ呑みに。<br />・駅に早く着き、書店へ。内田百間「百鬼園随筆」の文庫版を見付け、購入。百間先生の随筆はちくま文庫でほぼ揃えたが、この新潮版は芥川龍之介による表紙画が良い。<br />・蕎麦屋へ向かう途中、寂れた寺があるので寄ってみる。本堂の手前左右に、不動明王と多聞天の石像がある。変わった組合せだと思うが、あとで調べるとよくある形式らしい。<br /><br />・蕎麦屋に着くが、時間がずいぶん早い。実は書店で時間を潰そうと思っていたのだが、書店のおやじが店じまいの準備をしていたためにそうもいかず、本を一冊買って早々に退散したのだ。<br />・仕方なく、蕎麦屋の近くにある児童公園のベンチで、持参した「預言者ムハンマド」を読む。<br /><br />・僕は無宗教だけれど「究極の秩序」というような物は信じていて、それはつまり無神論者ではないということなのだろうか。ただ僕の考える「究極の秩序」というのは科学の事なので、要はそれを「科学」と呼ぶか「神」と呼ぶかだけの違いだとも思う。<br />・ただやはり僕には「預言者」は信じられない。ユダヤ教の「神との契約」という概念も、キリスト教の「サクリファイス」も、イスラム教の「ムハンマドのあとに預言者はいない」という考え方も、いずれも僕には受け入れがたい。<br /><br />・公園に一組の母子が来て、子供がブランコで遊んでいる。午後七時。そろそろと蕎麦屋へ向かう。<br /><br />・同僚は遅れるとのこと。板わさ、大根おろしをあてに、日本酒を飲んで待つ。<br />・同僚が到着し、蕎麦豆腐、焼いたそばがき、鴨焼きなどで一杯。<br />・この店は、この焼いたそばがきがうまい。揚げ焼きにしたのだろうか、表面はカリカリしていて、中はとろみがある。もしかしたら山芋など入れているのかも知れない。これに鰹節、きざみ葱をのせ、醤油で食べる。他の店では見たことがないが、なかなかの一品。<br />・しめにざる蕎麦。普段よりもずいぶんおいしい。粉を変えたのだろうか。<br /><br />・帰ってまた一人で飲む。<br />・嫁は実家に帰っていてしばらくいない。そうなると洗濯物はたまり、洗い物もたまる。やはり結婚すると男は生活能力を失うなあ、と感じる。料理ももうずいぶんしていない。<br /><br /><table><tr><td><a href="http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/4101356319/taninofukowam-22/ref=nosim/" target="_blank"><img src="http://ecx.images-amazon.com/images/I/517DAQXZ1FL._SL160_.jpg" alt="百鬼園随筆(新潮文庫)" border="0" /></a></td><td><a href="http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/4101356327/taninofukowam-22/ref=nosim/" target="_blank"><img src="http://ecx.images-amazon.com/images/I/415DZ6GT9EL._SL160_.jpg" alt="続百鬼園随筆(新潮文庫)" border="0" /></a></td></tr></table><a name="more"></a>
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<title>6/末日日記(アナコンダ2とB級の話)</title>
<description>・嫁と食事に行く。地元では有名な洋食店。前菜もスープもデザートもおいしいのだけれどメインがどうも残念な感じ。・あと食前酒もいまいち。・帰路、雨。</description>
<dc:subject>日記</dc:subject>
<dc:creator>LSTY</dc:creator>
<dc:date>2008-07-02T16:16:26+09:00</dc:date>
<content:encoded><![CDATA[
<img src="http://lsty.seesaa.net/image/dob.gif" alt="Pop is dead." width="100" height="81" align="left" />・嫁と食事に行く。地元では有名な洋食店。前菜もスープもデザートもおいしいのだけれどメインがどうも残念な感じ。<br />・あと食前酒もいまいち。<br />・帰路、雨。<br /><a name="more"></a><br />・帰って「アナコンダ2」見る。実に素晴らしい映画。<br />・前作「アナコンダ」と全く一緒。違うところは「出てくるヘビの数」だけ。あともうほとんど一緒。<br />・あと特筆すべきは「死亡フラグ」のわかりやすさ。<br />・こういうB級映画ばかり放送する日曜洋画劇場の不甲斐なさを感じつつも、まあ楽しい。<br />・B級映画といえば僕が一番腰を抜かしたのが「リバイアサン」で、あれはエイリアンのまんまパクリ。<br /><br />・そういえば先日、GyaOで配信されてる「案山子男オンザビーチ」ってのも見たけど、これはつまらなかったなあ。<br />・レビューを見るとB級ホラーとして評価する声が多い。僕はB級ホラーい造詣が深いわけではないけど、それでもどうかと思う。駄作＝B級として評価っていうのは、結局自分が通ぶりたいだけなんじゃないかと。<br />・僕の感覚では、B級ホラーで評価すべきは例えばアンディ・ウォーホルのフランケンシュタインとか、それこそ「恐怖奇形人間」、中川信夫「地獄」とか。つまり、単に低予算だったりヒットしなかったり駄作だって事じゃなく、監督の妙なこだわりがあったり、キャラクターや台詞に秀逸な物があったり、なにか光るものがあってこそ「B級」の称号を得るんじゃないか。<br />・そういう意味では「案山子男オンザビーチ」は注目すべき所もないただの駄作だった。「笑っちゃうほど駄作」ってわけでもなく、ただの駄作。少なくとも僕にとっては。<br /><br />・B級で思い出したけど、最近までケーブルテレビでミツルギ放映してたっぽい。偶然最終回だけ見たんだけど、あれも見事なB級。クリーチャーアニメを使用した希少な戦隊物、と言えば響きは良いが、古い作品だというのを差し引いても映像がチャチ過ぎて素敵。当時の子供もあれ見て笑ってたんじゃないか。<br />・調べてみたら12話で打ち切られたんだね、まあそうでしょうな。<br /><br />・NHK「サラリーマンNEO」を初めて見る。<br />・セクスィー部長最高。なんだあの動き。<br /><br />・最近買った物<br /><br />「預言者ムハンマド」<a href="http://cyborg.relove.org/thought/prophet_muhammad.html" target="_blank">ishさんおすすめ</a>につき<br />「ルネサンスとは何であったのか」赤枕十庵さんおすすめにつき<br />Dragon Ash「INDEPENDIENTE」セクスィー部長関連盤。<br />Cinematic Orchestra「Motion」シネマティック・オーケストラの暗くけだるい曲調が最近の気分。<br />ホール＆オーツ「Rock'n Soul Pt.1」今更ながら買っておこうと。今更買ってどうすんだとも思うが。<br /><br />・シネマティック・オーケストラは多分全然流行ってないと思うんだけど、おすすめなグループです。ジャズと言えばジャズかな。<br />・僕の印象では映画「バートン・フィンク」を音楽にしたらこんな感じ、というグズグズした陰鬱な音楽。<br />・梅雨時にこんな音楽聞いてたら良い感じで落ち込めるような。
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<title>この名作の表紙をこの人に描いてもらいたい</title>
<description>・集英社「夏の一冊 ナツイチフェア」で、文豪の名作×人気漫画家がコラボ！ 二匹目のどじょうとは言いながら、出版社もいろいろ考えるなあ、などと思ったわけだけど、僕は「今時の漫画」を読まないので、僕なりに「この名作の表紙をこの漫画家に描いて欲しい」というのを挙げてみる(一部漫画家じゃ無い人もいる)</description>
<dc:subject>本</dc:subject>
<dc:creator>LSTY</dc:creator>
<dc:date>2008-06-25T14:13:22+09:00</dc:date>
<content:encoded><![CDATA[
<img src="http://lsty.seesaa.net/image/dob.gif" alt="Pop is dead." width="100" height="81" align="left" />・<a href="http://www.schaft.net/n00bs/2008/06/24025539.html" target="_blank">集英社「夏の一冊　ナツイチフェア」で、文豪の名作×人気漫画家がコラボ！</a><br />　二匹目のどじょうとは言いながら、出版社もいろいろ考えるなあ、などと思ったわけだけど、僕は「今時の漫画」を読まないので、僕なりに「この名作の表紙をこの漫画家に描いて欲しい」というのを挙げてみる(一部漫画家じゃ無い人もいる)<br /><a name="more"></a><br />・中原中也「汚れつちまつた悲しみに……」：丸尾末広<br />・石川啄木「一握の砂」：ヨシタケシンスケ<br />・志賀直哉「城の崎にて」：つげ義春<br />・宮沢賢治「銀河鉄道の夜」：諸星大二郎<br />・谷崎潤一郎「細雪」：内田春菊<br />・三島由紀夫「仮面の告白」：田亀源五郎<br />・川端康成「伊豆の踊子」：東海林さだお<br />・松尾芭蕉「奥の細道」：小島功<br />・吉田兼好「徒然草」：しりあがり寿<br />・紫式部「源氏物語」：山田花子<br />・夏目漱石「坊ちゃん」：ＱＢＢ（久住昌之・久住卓也）<br />・夏目漱石「吾輩は猫である」：沢野ひとし<br />・清少納言「枕草子」：中尊寺ゆつこ<br />・井原西鶴「好色一代男」：えびはら武司<br />・井原西鶴「好色一代女」：弓月光<br />・芥川龍之介「羅生門」：花輪和一<br />・泉鏡花「高野聖」：萩尾望都<br />・小泉八雲「耳無芳一の話」：白土三平<br />・小林多喜二「蟹工船」：蛭子能収<br />・坂口安吾「桜の森の満開の下」：藤子不二雄A<br />・太宰治「人間失格」：根本敬<br />・樋口一葉「たけくらべ」：黒田硫黄<br />・宮沢賢治「注文の多い料理店」：杉浦茂 <br />・森鴎外「舞姫」：江川達也<br />・夢野久作「ドグラマグラ」：水木しげる<br /><br />　極めて「ガロ寄り」である。<br />　実を言うと僕は文庫本の表紙なんてどうでも良いと思っていて、ほとんどの場合、すぐにはがして捨てる。でも杉浦茂とか白土三平とか田亀源五郎のジャケだったら良いなあ。<br />　蟹工船は小松崎茂でも良いな。<br /><br />・参考：<a href="http://bunko.shueisha.co.jp/natsuichi2008/" target="_blank">集英社文庫ナツイチ2008</a>(6/26公開みたい)
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<title>なごむための本</title>
<description>・はてなブックマーク - 和む漫画教えて:VIPPERな俺 若いもんは何かというと漫画漫画でいかん。と思うので漫画じゃないのも混ぜて書く。</description>
<dc:subject>本</dc:subject>
<dc:creator>LSTY</dc:creator>
<dc:date>2008-06-19T15:25:27+09:00</dc:date>
<content:encoded><![CDATA[
・<a href="http://b.hatena.ne.jp/entry/http://news23vip.blog109.fc2.com/blog-entry-1210.html" target="_blank">はてなブックマーク - 和む漫画教えて:VIPPERな俺</a><br />　若いもんは何かというと漫画漫画でいかん。と思うので漫画じゃないのも混ぜて書く。<br /><div align="center"><table><tr><td><a href="http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/4763000284/taninofukowam-22/ref=nosim/" target="_blank"><img src="http://ecx.images-amazon.com/images/I/514JPSC0PDL._SL160_.jpg" alt="ぼくの伯父さんの東京案内" border="0" /></a></td><td><a href="http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/4838718292/taninofukowam-22/ref=nosim/" target="_blank"><img src="http://ecx.images-amazon.com/images/I/31iWptyPBsL._SL160_.jpg" alt="僕とポーク" border="0" /></a></td><td><a href="http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/4891946636/taninofukowam-22/ref=nosim/" target="_blank"><img src="http://ecx.images-amazon.com/images/I/41Q14NRSDML._SL160_.jpg" alt="しかもフタが無い" border="0" /></a></td></table></div><a name="more"></a>　本を読む気力がない時になんとなく眺めて面白い本。<br /><br />　沼田元気ははずせないなあ。「東京スーベニイル手帖」だっけ、あれも良い。一言で言えば、東京にあるキッチュな風景や物の写真を織り交ぜたエッセイ集みたいな物か。僕の中では沼田元気と<a href="http://d.hatena.ne.jp/kotorikotoriko/" target="_blank">kotorikotoriko</a>はなんか重なる。金はないけど豊かに暮らす人というイメージが。<br /><br />　「僕とポーク」は漫画のような漫画じゃないような物。子供の信念についてのお話しのような物。子供の信念だから、筋が通っていそうで、あやふやな物。でもいい話。<br /><br />　ヨシタケシンスケは名前が思い出せなくて1時間くらい悩んでいた。トイレで突然「デリカシー体操」という書名を思い出した。この人の本は、絵本だろうか、イラスト集のようなもの。<br />　「あなはほるものおっこちるとこ」という絵本があるけれど、ああいうのが好きならヨシタケシンスケはおすすめ。
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<title>赤枕十庵失踪事件(過去ログ消す罪と、ブログを書く意味)</title>
<description> 私が京都でオフラインな休暇を過ごしている数日のうちに、赤枕十庵さんというブロガーがweb上からいなくなった。 しばらく前にmixiを退会していて、blogもはてなブックマークもLast.fmも消してしまったようだ。 メールアドレスは知っているが、webからいなくなった人間にいきなりメールを送るのは取ってつけたようで気持ち悪いので、まだ送ってはいない。</description>
<dc:subject>Web(ブログ）</dc:subject>
<dc:creator>LSTY</dc:creator>
<dc:date>2008-06-17T10:40:14+09:00</dc:date>
<content:encoded><![CDATA[
<img src="http://lsty.seesaa.net/image/dob.gif" alt="Pop is dead." width="100" height="81" align="left" />　私が京都でオフラインな休暇を過ごしている数日のうちに、<strong><a href="http://www.google.co.jp/search?q=%90%D4%96%8D%8F%5C%88%C1&ie=Shift_JIS&oe=Shift_JIS&hl=ja" target="_blank">赤枕十庵</a>さんというブロガーがweb上からいなくなった。</strong><br />　しばらく前にmixiを退会していて、blogもはてなブックマークもLast.fmも消してしまったようだ。<br />　メールアドレスは知っているが、webからいなくなった人間にいきなりメールを送るのは取ってつけたようで気持ち悪いので、まだ送ってはいない。<br /><a name="more"></a>　今回僕は二つのことを感じて、ひとつは過去ログ全部消すことの罪について。<br /><br />　blogは結局個人の著作物であって、ブロガーが消そうが残そうが個人の勝手ではある。ただ、ほんとに消していいのかよ、というか。いや、徹頭徹尾無価値なブログというのもあって、中には消えていいもの、そのほうが良い物だってあるかもしれない。<br />　しかしですね、<strong>多くのブログの過去ログには意味がありますよ。</strong>特に赤枕さんのブログには残すべき価値があったと思う。日本文化論や、特に僕が残しておいてほしかったのは音楽に関する記事。音楽を主題にしたお勧め映画の記事なんていうのは、今後参考にするつもりだった。<br /><br />　しかし消えてしまったので仕方ない。<br /><br />　<strong>「世の中のすべての情報を検索可能にする」っていうのは<a href="http://www.google.co.jp/intl/ja/profile.html" target="_blank">Google</a>だけじゃなくて、すべてのブロガーがほんの少しずつ分担して負っている使命だ</strong>と、僕は思ってるわけです。「ブロガーの使命だ」って思っちゃうと息苦しいので、そうとは気づかないくらい、みんながほんの少しずつ受け持っている使命。<br />　過去ログ全削除っていうのは、その使命への反抗です。そこに意志や理由がないのなら、全削除っていうのはやめてほしい、と僕は思います。<br /><br />　そう言いながら僕もmixiの記事は全削除したけどね。<br /><br />　もう一つ感じたことは、ブログを書く意味というか、続ける意味というか、無駄なことにかかわる無駄というか。<br /><br />　僕の予想では、赤枕さんは「ブロガーのバカっぷりに嫌気がさして、短気で出て行った」のだろうと思うのです。それが「意志」だといえばそれまでなんだけど。<br /><br />　最近、赤枕さんははてな界隈のブロガーとちょこちょこ絡んでいて、なにやら地味にやり合っていた。僕は傍目で「やめときゃいいのに」と思っていたわけだ。ブロガー全体に言えることだけど、特にはてなには議論好きというかコリクツ好きの人間が多い。<br />　ただコリクツっていうのは人間を動かさないんですよ。例えばさ、コリクツ好きの人間自身が、コリクツで説得されて生き方を変えた事例なんてものをですね、目にしたことがありますか？私は見たこと無いです。<br /><br />　理屈好きの人間というのは「自分の理屈」が好きなだけであって、他人の理屈に興味ないんじゃないか。だから、赤枕さんの言葉を借りれば<strong>「理屈」ってのはこねるもんじゃなく、「たしなむ」ものなんですよ。</strong>遊びの範疇で楽しむようなものです、理屈ってのは。<br /><br />　赤枕さんもそういう感覚だったと思うのですが、そういう感覚で「コリクツ好きブロガー」と対峙しても、無駄なんですよ。相手の思う壺じゃないですか。<br />　「実効性のある対話」と「理屈好きの議論」というのは、似ているように見えて全く、全く違う。もっといえば「人を動かす話」と「筋の通った話」というのも、微妙に違うものだと思います。少なくともイコールではない。<br />　そこに対する認識が甘かったんじゃないか。赤枕さんは実効性のある話をしたがる人だと思います。でもコリクツ好きにそれを持ちかけても、たいていは水掛け論にしかならないんですよ。だから「もうウンザリだ！」って切れて、いなくなっちゃったんじゃないかと思うのですね。これはとても残念なことだ。<br /><br />　だから無駄なの、それは。<strong>だから多少なりとも面白いこと書くブロガーにとって一番大事なことは「書き続けること」ですよ。</strong>反論にいちいち反応するのは多くの場合、時間の無駄です。反論コメントやトラックバックを削除しないというのは誠意だろうけど、別にそれ以上することはなくて、放っておけば良いんですよ。そんな事気にかけずにブログを書いてれば良いんです。<br />　あと、自分と意見の違う人を必要以上に「教化」しようとしないことね。これも多くの場合、特に「コリクツ好き」を相手にした場合、徒労に終わります。<br /><br />　だから繰り返しになるけど、書き続けることですよ。ありがちな言い回しになるけど<strong>「ブロガーの生き様をweb上に刻む」</strong>ってことですよ。くだらないことでも、それが若者にとっては参考になったり、誰かの生きる糧になったりするかもしれないでしょう。<br />　ブログを書くっていうのは自分の人生をアーカイブ化する、検索可能にするって事ですよ。それは誰のためかというと、まずは自分のためなんだろうけど、やっぱり他人のため、とりわけて若者のためなんじゃないですかね。<br />　いやそうはっきり書くとめんどくさくなるけど、実のところそうなんじゃないか。<br /><br />　普段から意識してるわけじゃないですけどね、やっぱり面白いブログが丸ごと消えてると、そういう事を思うのです。<br /><br />関連：<a href="http://lsty.seesaa.net/article/6341815.html" target="_blank">他人の不幸は蜜の味: 日本人とブログと議論</a><br /><br />追記<br />※一応断っておきますが、私は「コリクツ好き」に好意は持っていませんが、存在を否定するつもりもありません。
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<title>6/12-14日記(桂離宮は「農村テーマパーク」だった)</title>
<description>■6/12・京都へ。・着いたのは9時前。宿に入った後、近くのイタリア料理店バルケッタで軽い食事。鶏のテリーヌ、炙り鱧とガスパチョ、トリッパのパスタ。</description>
<dc:subject>日記</dc:subject>
<dc:creator>LSTY</dc:creator>
<dc:date>2008-06-16T10:18:20+09:00</dc:date>
<content:encoded><![CDATA[
<img src="http://lsty.seesaa.net/image/dob.gif" alt="Pop is dead." width="100" height="81" align="left" />■6/12<br />・京都へ。<br />・着いたのは9時前。宿に入った後、近くのイタリア料理店<a href="http://r.gnavi.co.jp/c498300/" target="_blank">バルケッタ</a>で軽い食事。鶏のテリーヌ、炙り鱧とガスパチョ、トリッパのパスタ。<br /><a name="more"></a><br />・今まで何度かガスパチョを飲んできて、一度もおいしいと思ったことがなかったのだけれど、ここのはシンプルながらおいしかった。<br />・トリッパも絶妙。臭みが無く、モツ特有の歯ごたえ、旨味あり。<br /><br />・食後、もう一杯呑もうと隣の<a href="http://www.kyotozanmai.com/user/eikichi/eikichi/" target="_blank">栄喜知(えいきち)</a>へ。バーかと思ったら料理屋だった。<br /><br />■6/13<br />・3ヶ月前から参観申し込みしていた<a href="http://ja.wikipedia.org/wiki/%E6%A1%82%E9%9B%A2%E5%AE%AE" target="_blank">桂離宮</a>へ。<br />・写真撮影禁止だと思っていたが、基本的に撮影可能。しかしまあ、初めて来たのだし、写真など撮らずにゆっくり見ようと思う。<br /><br />・1時間かけて見学。笑意軒への道を歩きながら分かったのは「これは農村を再現したテーマパークだ」ということ。質素でありながら清潔な、ミニチュアサイズの村を造りました、というテーマパーク。<br />・笑意軒の奥には水田。<br />・貴族が巨額を投じ、簡素で侘びしい村を模した庭園を作って「庶民はこんな環境に暮らしていていいねえ」と思う。これは全く貴族のイヤミというか、つまり高貴な人というのはそういうものなのだろうと思う。<br />・これは落語「目黒のさんま」や「ねぎまの殿様」の世界ですね。志村けん演じるバカ殿様が、庶民の振りをして城下町に繰り出すというのと同じような世界。<br />・技術的なもの以前に「別荘の中に、貴族の憧れである鄙びた村を再現する」という設計思想がものすごい。こういうとんでもない庭園というのが存在するというのは、驚きのようなものだし、一方では納得できる。<br /><br />・夜、先斗町の<a href="http://allabout.co.jp/gourmet/eatoutkansai/closeup/CU20070224A/" target="_blank">余志屋</a>にて食事。<br />・刺身、魚素麺、鴨饅頭、とろろ汁、鱧の天ぷら、鯛のあら炊き、ぬたなど。そこに釜飯、最後に黒糖シャーベット。<br />・リンク先にもあるが非常に量が多い。個人的にはもっと少ない方が好きだが、一見さん歓迎の雰囲気でもあり、手軽に訪れやすい京都の割烹料理店。<br />・おまかせコースは7500円から。<br /><br />・いったん宿に戻り、もう一杯呑もうと再びバルケッタへ。チーズのマリネがひどかった。あれはプロセスチーズだろ。<br /><br />■6/14<br />・三十三間堂と東寺に寄って帰る。<br /><br />・三十三間堂というのは過剰な寺で、あまりの過剰さに感覚が麻痺して「1000体の千手観音」ってものに何も感じない。<br />・しかしよく考えてみると、あれは極楽から地上に、1000の観音様が降臨するという場面を描いたものでしょう。そう考えると仏像が軍隊のように見えて、いかに仏様と言えど、こんなに大挙して押し寄せられると恐いと思う。<br /><br />・東寺はやはり帝釈天。この帝釈天のセクシーさは尋常じゃない。<br />・兜跋毘沙門天も良いが、これは春秋の特別展示でしかお目にかかれない。<br />・明王像も良い。降三世明王や軍荼利明王は両足を二つの花形円盤にのせて飛んでくる。あれは空中セグウェイみたいなものであって、自由自在に飛び回って敵をやっつけるわけです。これはSFの世界。空中大戦争。<br />・金堂では月光菩薩。それにミニサイズの十二神将。<br />・やっぱり東寺は仏像のホームラン王です。<br /><br />・昼食は昨夜、余志屋で作ってもらった釜飯のおむすび。何しろ量が多いので、余った釜飯はお土産にしてくれる。<br /><br />・帰路、書店にて別冊太陽の春画特集二冊、守貞漫稿二冊買う。
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<title>6/4日記(そういえばアフタースクール見た)</title>
<description>・最近、昔録画したNHKのシャーロック・ホームズを見ている。・ジェレミー・ブレットのホームズは、小説のオリジナル挿絵にも近く、理想的。・このドラマはNHKの夜のニュースが終わってからの放送。なので、再生するとまずニュースの終わり「今日の株価」が出てくる。株価を紹介し終わった後、それではニュースを終わります、となり、続いてドラマが始まる。ここに風情がある。・当時はバブル全盛期で、日経平均の株価は今とは全く違う。ここにも風情がある。</description>
<dc:subject>日記</dc:subject>
<dc:creator>LSTY</dc:creator>
<dc:date>2008-06-05T18:58:23+09:00</dc:date>
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<img src="http://lsty.seesaa.net/image/dob.gif" alt="Pop is dead." width="100" height="81" align="left" />・最近、昔録画したNHKのシャーロック・ホームズを見ている。<br />・ジェレミー・ブレットのホームズは、小説のオリジナル挿絵にも近く、理想的。<br />・このドラマはNHKの夜のニュースが終わってからの放送。なので、再生するとまずニュースの終わり「今日の株価」が出てくる。株価を紹介し終わった後、それではニュースを終わります、となり、続いてドラマが始まる。ここに風情がある。<br />・当時はバブル全盛期で、日経平均の株価は今とは全く違う。ここにも風情がある。<br /><a name="more"></a><br />・FLVファイルの変換用に<a href="http://cowscorpion.com/dl/SUPER.html" target="_blank">SUPER</a>をインストール（使い方は<a href="http://gigazine.net/index.php?/news/comments/20060901_super_c/" target="_blank">ここ</a>）<br />・FLVから他形式への変換ソフトはたくさんあるが、どれもろくに動かない。最後に試したのがSUPER。<br />・広いファイル形式に対応しているのは良いが、しかし異様に重いアプリケーションだ。エンコードというのは時間がかかるものだけど、このアプリケーションは重すぎると感じる。<br /><br />・動画形式の変更なんてしょっちゅうやる物ではないけど、<a href="http://cowscorpion.com/MultimediaTools/Switch.html" target="_blank">switch</a>なんかも、数ヶ月に一度くらいは必要なことがある。<br />・なくても死なないけど。<br /><br />・ああそういえば先週末、嫁と「アフタースクール」を見に行ったんだけど、別に見に行かなくて良い映画だったなあ、という感想。<br />・テレビでやってたら見ても良いけど、というレベル。全然面白くないって事じゃないんだけど、じゃあ面白かったのかというとそうでもない、という非常に微妙なライン。<br /><br />・なんというかですね、伏線の貼り方とか、どんでん返しの感じとか、種明かしの仕方がですね、いかにも「得意げ」なんですよ。どやっ！という感じ。<br />・そんなのさ、映画を作ってるのはそっちなんだから、そっちの匙加減一つでどういうトリックだって使えるわけじゃない。そこをそんなに自慢げに披露されても…というのが全体を通じての印象。<br /><br />・なんというかポジティブ真理教の香りがするしね。佐々木蔵之介が大泉洋に説教されるシーンなんて、本気でイラッときた。<br /><br />・三谷幸喜の映画も多分見に行かない。あの人の映画は「ラジオの時間」を除いて、つまらない。恐らく今年の年末にテレビでやるでしょう。その時に見ます。
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<title>6/3日記(買本記・売文とブログ・王様のレストラン)</title>
<description>・なんとなく本屋に寄る。・買ったのは、水木しげるの貸本時代の作品を集めた文庫2冊、森鴎外「文豪怪談傑作選」、小泉武夫「食の堕落と日本人」。</description>
<dc:subject>日記</dc:subject>
<dc:creator>LSTY</dc:creator>
<dc:date>2008-06-04T13:41:02+09:00</dc:date>
<content:encoded><![CDATA[
<img src="http://lsty.seesaa.net/image/dob.gif" alt="Pop is dead." width="100" height="81" align="left" />・なんとなく本屋に寄る。<br />・買ったのは、水木しげるの貸本時代の作品を集めた文庫2冊、森鴎外「文豪怪談傑作選」、小泉武夫「食の堕落と日本人」。<br /><a name="more"></a><br />・水木しげるの「総員玉砕せよ！」もあったのだけれど、書き込みの細かい部分、粗い部分の差が激しすぎて買わず。水木しげるの戦記物としてはちくま文庫の「幽霊艦長」の方が良いように思う。<br /><table><tr><td><a href="http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/4834274128/taninofukowam-22/ref=nosim/" target="_blank"><img src="http://lsty.up.seesaa.net/image/noimagesbooksmall.jpg" alt="不死鳥を飼う男,猫又 (HMB M 6-1 水木しげる怪奇貸本名作選)" border="0" /></a></td><td><a href="http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/4834274136/taninofukowam-22/ref=nosim/" target="_blank"><img src="http://lsty.up.seesaa.net/image/noimagesbooksmall.jpg" alt="墓をほる男,手袋の怪 (HMB M 6-2 水木しげる怪奇貸本名作選)" border="0" /></a></td><td><a href="http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/4094056610/taninofukowam-22/ref=nosim/" target="_blank"><img src="http://ecx.images-amazon.com/images/I/41ZBFH73KDL._SL75_.jpg" alt="食の堕落と日本人 (小学館文庫)" border="0" /></a></td><td><a href="http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/4480422420/taninofukowam-22/ref=nosim/" target="_blank"><img src="http://ecx.images-amazon.com/images/I/51DBE40TD8L._SL75_.jpg" alt="文豪怪談傑作選 森鴎外集 鼠坂 (ちくま文庫)" border="0" /></a><br /></td></tr></table>　水木しげるの過去作品は好きなので、すでに持っている作品とかぶっていたが買ってしまった。何が好きなのかというと、やはり線や墨の質感だと思う。スクリーントーンありきの漫画には、ああいう手触りがない。<br />　今の漫画は多分、僕にとってはスマートすぎる、言い換えればハイファイ過ぎるのだと思う。とは言え、だから悪いとも思わないわけで、例えば丸尾末広の作品なんて絵としては非常にスマートでハイファイでしょう、あれはあれで好き。<br />　しかし感覚的にどっちを取るか、どちらに愛着を持つかというと、水木しげるや杉浦茂や、あるいは黒田硫黄のような、ローファイな絵柄だ。特に水木しげるの絵の手触りは良い。<br />　ただ、一部の作品では彼の説教臭さが出ていて多少鼻につくが。<br /><br />　説教臭さと言えば「食の堕落と日本人」は小泉武夫の説教と愚痴をまとめた本なのだろうか。数ページ読んだだけだが、どうも老人の説教話を聞いているような気分になった。一時期の東海林さだおもそうだったが、人間誰しも歳を取ると愚痴っぽくなるのだろう。<br />　で、読みながら僕は「そんな事はブログにでも書いとけ」と思ったのです。本に書くな、ブログにでも垂れ流せと。<br /><br />　なんでこんな事を思ったのだろうか。<br /><br />　つまり、愚痴をエンターテインメントや文学にまで昇華する力を持たないくせに、愚痴をつづった本なんか売るな、と言うことでしょう。金をもらって書くような文章じゃない。伊丹十三なんかは、愚痴の書き方がうまい人でしたね、あれは作品として成り立っている。<br /><br />　ただ、ブログだったらいいと思うのですよ。ただの口も価値を持つ。ブログの記事というのは、ある考えの「サンプル」に過ぎないと思う。こういう事を考えている人もいるのだな、というサンプル。だから、例え陳腐な考えであれ、存在することに意味がある。ただこれ、金を払って読むような文章じゃないわけです。<br />　例えブログでも「価値ある記事」を書かなきゃいかんという人がいます。そういう部分に厳しい人がいる。しかし僕はそうとも思ってなくて、その人の意見が入った文章であれば、陳腐だろうがいい加減だろうが、まあそれなりに価値はあると思うのです。<br />　ただ本にして売るなと。<br /><br />　僕にとっての有料コンテンツ・無料コンテンツの違いというのはここら辺なのだと認識する。<br /><br />　食後、嫁と「王様のレストラン」のDVDを見る。嫁への誕生日プレゼント。このドラマはやはり第一話が、素晴らしい。<br />　伊藤俊人の演じる和田(コミ)が良い。目立ちすぎず、良い役者だったと思う。白井晃も良い。<br />　一話見たあと、副音声(三谷幸喜と松本幸四郎による解説)を聞くが大して面白くない。こういうオーディオコメンタリーというのは、まず面白くない。<br />　今まで聴いた中で面白かったのは、水曜どうでしょう関連と鈴井貴之「river」の副音声だけだ。<br /><br />　酒量、日本酒(越の景虎)コップ一杯半ほど。
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<title>蜷川幸雄演出「藪原検校」を見た</title>
<description> 井上ひさし作、蜷川幸雄演出「藪原検校」を見た。 いきなり身も蓋もないことを言ってしまうと、この芝居は「不知火検校」だ。で、不知火~の方が面白いので、そっちのDVD買って見た方が良いです。</description>
<dc:subject>落語・歌舞伎・芝居・お笑い</dc:subject>
<dc:creator>LSTY</dc:creator>
<dc:date>2008-06-02T09:38:58+09:00</dc:date>
<content:encoded><![CDATA[
<a href="http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/B000VS89B8/taninofukowam-22/ref=nosim/" target="_blank"><img src="http://ecx.images-amazon.com/images/I/51FybSU80vL._SL75_.jpg" alt="藪原検校" border="0" align="left" /></a>　井上ひさし作、蜷川幸雄演出「藪原検校」を見た。<br /><br />　いきなり身も蓋もないことを言ってしまうと、この芝居は<a href="http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/B0000AN18L/taninofukowam-22/ref=nosim/" target="_blank">「不知火検校」</a>だ。で、不知火～の方が面白いので、そっちのDVD買って見た方が良いです。<br /><a name="more"></a><br />　貧しい盲人が悪の限りを尽くして金の力で権力を手に入れるという話で、もともとは宇野信夫の歌舞伎「沖津波闇不知火」が下敷きになっている<a href="http://www.horagai.com/www/salon/edit/ed2003h.htm" target="_blank">らしい</a>。読みはたぶん「おきつなみ やみのしらぬい」だろう。<br />　この主人公である不知火検校(杉の市)を、映画では勝新太郎が好演している。障害者のコンプレックスや、執着心・残忍さや小ずるさを非常によく表現していて、僕は「座頭市」よりもこっちのほうが勝新の名仕事だと思います。売れる前だから真面目に演技してるし。<br /><br />　で、それを井上ひさしが書き直したのが「藪原検校」という事なわけですが、大筋は同じです。大きく違うのは塙保己一(はなわほきいち)という実在した人物との絡み、親殺しのくだりあたりか。<br />　「不知火検校」では、杉の市は徹底的に悪役として描かれる。同情の余地がない悪者。家でこの映画を見ている時、うちの嫁が何度も「イヤなやつだねー」と本気で言っていた、それくらい嫌な役なんです。とんでもねえ野郎なわけです。<br />　それが「藪原検校」では違うんですね。悪い奴なんだけど、まあそれには理由があるんだよ、というような甘い描き方になっている。ここが井上ひさし的というか新劇的というか。しかしそうしちゃうと、この話はつまらないのですね、ただの「人間ドラマ」になってしまう。<br />　見ている側としては、悪者の心理的背景とかどうでもいいわけでしょう、ただ見てて「悪い奴だなー」と思う、それが芝居の楽しみなわけですよ。歌舞伎だってシェイクスピアだってそういう描き方をする。<br /><br />　しかし新劇というのは違うんですね、そこに理由を付けるんです。「この人は悪いことをしているけど、それはこういう幼児体験や時代背景のせいなんですよ」なんていうのはさ、作家や演出家の自己満足に過ぎないと思うんですよ。貧乏性なんですね、役の性格に合理性を持たせようとする。それがリアリズムなんだと。<br />　確か淀川長治が「リアリズムなんて貧乏くさい」と言ってましたが、そうなんです。貧乏くさいというかさもしい感じがしますね。<br /><br />　配役については、まず古田新太がいけない。だいいち、あの体系で悪役を演じるのは難しいと思うので配役ミスなんじゃないかと思う。まあそれは置いておいても、台詞回しが実に悪い。<br />　なんというか「良い声」を出すんですね、よーし、今オレ、良い台詞しゃべってんぞー！という意識丸出しの声の張り方をする。これがたまらなく格好悪い。杉の市の小ずるさも表現できていない。<br />　田中裕子は良かった。ただ出番が中途半端でいかしきれていない。段田安則は良い。手堅い芝居。<br /><br />　あとひどかったのが歌。芝居の前半に何か所か歌がある。この歌がどれも長すぎるのだ。無駄に長い。本当にうんざりするほど長い。しかも別に良い歌でもない。<br />　音楽に関して言えば、随所に挿入されるギター演奏は面白かった。ギターで津軽三味線風の演奏をしたり、逆に言えば音楽はギターだけで良かった。歌は全部カットすればいいのに。<br />　あと、杉の市による洒落歌、早歌のシーンはなかなか見所。たいして面白くもないしこれも長すぎるが、伝承芸能の再現という意味で面白かった。<br /><br />　良かったのはギターと早歌、あとラストの三段切りは良いかな。<br />　井上ひさし作品としては、<a href="http://lsty.seesaa.net/article/98140792.html" target="_blank">先日見た「天保十二年のシェイクスピア」</a>の方がおすすめ。<br />　しかし井上ひさしってもっと良い戯曲をたくさん書いてると思うんだけど、残念なことにDVDは全然出てない。書店の文庫のコーナー見ても井上ひさしってほとんど並んでない。特に創作が並んでないんですね、やはり売れないんですかね。<br /><br /><a href="http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/B0000AN18L/taninofukowam-22/ref=nosim/" target="_blank">不知火検校</a><br /><a href="http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/B0000AN18L/taninofukowam-22/ref=nosim/" target="_blank"><img src="http://ecx.images-amazon.com/images/I/215FBRYEENL._SL75_.jpg" alt="不知火檢校" border="0" /></a>
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<title>5月下旬日記(普段の酒と祝いの酒)</title>
<description>・最近日本酒を呑んでいる。特別に日本酒を呑もうと思い立ったわけではないが、いつの間にかこうなった。</description>
<dc:subject>日記</dc:subject>
<dc:creator>LSTY</dc:creator>
<dc:date>2008-05-30T11:34:40+09:00</dc:date>
<content:encoded><![CDATA[
<img src="http://lsty.seesaa.net/image/dob.gif" alt="Pop is dead." width="100" height="81" align="left" />・最近日本酒を呑んでいる。特別に日本酒を呑もうと思い立ったわけではないが、いつの間にかこうなった。<br /><a name="more"></a><br />・元来私はビールがあまり好きではない。一日い何杯も飲むものではないと思う。それにどうやらビールは太るし体に悪いらしいと聞いて、カロリーの低い発泡酒をしばらく飲んでいた。<br />・しかしある日突然、こんなにまずい酒を我慢して呑む必要性など無いと気付いた。<br /><br />・普段は廉いワインを呑んでいる。2リットルや3リットルで1300円・1700円というもの。夏場は、こういう物を冷蔵庫に入れておいて氷を入れて呑むというのが良い。<br />・しかし、ワインは飲み過ぎる。1日1リットル近く呑んでしまうわけで、これではさすがに体に悪かろうと思う。<br /><br />・それでは普段の日に何を飲むか、と考えてみると、日本酒以外になかった。<br />・焼酎は夏場には向かぬ。ジンやテキーラなんかも良いが、一日に何杯も呑むものではない。<br />・日本酒なら、3合も呑めば酔うし、夏場に向くし、料理にも合わせやすい。<br /><br />・というわけで日本酒を呑み始めた。<br />・まず菊正宗、そして土佐鶴、越の景虎と比べてみて、やはり菊正かと思う。土佐鶴には妙な味がする。景虎は悪くないが、菊正と味に開きはなく、値段を考えれば菊正宗で良いと感じる。<br />・黒牛を扱う店は少ないが、手に入ったら試してみよう。<br /><br />・と、普段の酒事情はこんな感じ。<br /><br />・嫁の誕生日が近いのでシャンパンを買いにゆく。<br />・私の中で、祝いの日の酒はロゼのシャンパン。<br />・一般的に手に入るシャンパンで最も口に合うのはヴーヴ・クリコ。モエ・エ・シャンドンやポメリーよりは数段良いと感じる。ドン・ペリニヨンも良いが、価格が違いすぎる。<br />・今回は店にクリコのロゼがなかったため、モエ・エを買って帰る。<br /><br />・スペイン王室御用達というシャンパンがあって気にはなったが、以前イギリス王室御用達シャンパンを買ったら頗るまずかったので、やめておく。<br />・そのイギリス王室御用達というのがランソンだった。よく見るシャンパンだが、私はあれはまずいと思う。<br /><br />・そういえば「バベットの晩餐会」にもクリコが出てきた。おばあちゃんが「レモネードかしら」と言う。<br />・同映画は名作だが、Amazonでは悪徳中古屋がDVDを6万円で売っている。向こうも商売だとは言え、あまりにも法外である。
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<title>「天保十二年のシェイクスピア」感想と酒日記</title>
<description>・井上ひさし作・蜷川幸雄演出「天保十二年のシェイクスピア」を見る。・買ったわけではなく、嫁の書棚にあったもの。・結論としては、可くらいのレベルか。それなりに面白いんだけど濃密ではないというか。</description>
<dc:subject>落語・歌舞伎・芝居・お笑い</dc:subject>
<dc:creator>LSTY</dc:creator>
<dc:date>2008-05-27T10:35:35+09:00</dc:date>
<content:encoded><![CDATA[
<a href="http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/B000FBFS9W/taninofukowam-22/ref=nosim/" target="_blank"><img src="http://ecx.images-amazon.com/images/I/51KXZWTCHTL._SL75_.jpg" alt="天保十二年のシェイクスピア" border="0" align="left" /></a>・井上ひさし作・蜷川幸雄演出「天保十二年のシェイクスピア」を見る。<br />・買ったわけではなく、嫁の書棚にあったもの。<br /><br />・結論としては、可くらいのレベルか。それなりに面白いんだけど濃密ではないというか。<br /><a name="more"></a>・この芝居は、シェイクスピアの全戯曲の筋や場面や台詞を抜き出して、舞台を日本に変えてみましたという、ある種のパロディー作品です。そういう意味で、シェイクスピアを読んでいればちょっと面白い。<br /><br />・4時間弱の大作。ただダラダラ長いというわけでなく、ぎっしり詰まっている。めまぐるしいストーリー展開。<br />・ここで矛盾する欠点がある。4時間に収まらないお話を4時間に詰めているから、どうしても駆け足になる。それによってお話が全体的に薄味になる。詰め込みすぎて薄まってしまう芝居。<br /><br />・登場人物も随分多い。DVDには「人物相関図」がついているが、これ見ただけで頭がクラクラする。<br />・しかしここはさすがだと思ったんだけど、話がもつれることはない。見ていて「あれ、あの人は誰だったっけ」って事がない。何しろ登場人物がどんどん出てきてはどんどん死ぬ。話が混乱する前に死んでゆくから、見ている方はずいぶん楽だ。<br /><br />・全体的にダメな芝居ではない、それなりに面白いし、活力のある芝居だけど、結局筋をなぞっているだけになっちゃう。これはもう仕方ない。あれだけ話を詰め込んでスピードを上げて、プラス濃密な演技を求めるなんて無理でしょう。<br />・その中で毬谷友子は絶品。毬谷友子がいなければ、この芝居は単に「ガチャガチャした芝居」だったと思うほど。この芝居の全ては、毬谷友子登場シーンのためにあると思うほど。<br /><br />・まあどうなんでしょうねこの芝居は。シェイクスピアを見たことがない人が見て、4時間で「ああ、シェイクスピアってこういう作家なんだ」となんとなく理解するためには良いかも知れないですね。<br />・ただ一つ留意点は、シェイクスピアはああいうセックス描写はしてないですからね。<br /><br />・細かい難癖としては、挿入歌のメロディーが貧乏くさい。狙いだろうけど歌謡曲臭が強すぎて少し嫌な感じ。<br />・あと、DVD化に当たってオープニング・エンディングの歌の一部がカットされている。権利問題の所為だが、これはひどいと感じた。実に興が削がれる。実に不快だ。あんなに無様になるのなら一節丸ごとカットすればいいのにと思う。<br /><br />・個人的には、こまつ座の公演をDVD化して欲しいけれど、出しても売れないんだろうなあ。「世界のニナガワ」くらいの看板がないと、芝居のDVDなんて売れないんだろうな。<br /><br />・以下日記。<br />・菊正宗が無くなったので土佐鶴を買ってくるが、妙な味がして好きになれない。次は越の景虎にするか。<br />・今までほとんど日本酒は飲まずにいたので、日本酒事情を知らない。高くてまずい酒がザラにあるって事くらい。量販店の日本酒売り場に行って驚いたのは「灘の酒」の少なさ。
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<title>iTunesから掘り出した名曲</title>
<description> Gene Harrisって良いね、なんていうのは今更でしょうか。 Blue Break Beats（ブルーノートのコンピ）では常連なんですが、なにか今になって良いな、と思い始めた。・Gene Harris「Theme For Relana」・Gene Harris「Higga Boom」 このあたり。</description>
<dc:subject>日記</dc:subject>
<dc:creator>LSTY</dc:creator>
<dc:date>2008-05-26T10:25:12+09:00</dc:date>
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<img src="http://lsty.seesaa.net/image/dob.gif" alt="Pop is dead." width="100" height="81" align="left" />　Gene Harrisって良いね、なんていうのは今更でしょうか。<br />　Blue Break Beats（ブルーノートのコンピ）では常連なんですが、なにか今になって良いな、と思い始めた。<br /><br />・Gene Harris「Theme For Relana」<br />・Gene Harris「Higga Boom」<br /><br />　このあたり。<a name="more"></a>
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<title>道路の規制速度とか</title>
<description>・多くの道路の規制速度は時速40キロだ。これを良しとするか。・法定速度を守っている車は、全体の何％にあたるか。0.1％もないでしょう、0.01％とかかね。・やっぱりこういう「守られないことが前提の法律」っていうのは、これは社会にとって害悪なんじゃないかなあ、と。百害あって一利無しとは言わないが、少なくとも悪い影響の方が大きいんじゃないかと思うわけです。</description>
<dc:subject>愚にもつかぬ事</dc:subject>
<dc:creator>LSTY</dc:creator>
<dc:date>2008-05-23T10:25:00+09:00</dc:date>
<content:encoded><![CDATA[
<img src="http://lsty.seesaa.net/image/dob.gif" alt="Pop is dead." width="100" height="81" align="left" />・多くの道路の規制速度は時速40キロだ。これを良しとするか。<br />・法定速度を守っている車は、全体の何％にあたるか。0.1％もないでしょう、0.01％とかかね。<br />・やっぱりこういう「守られないことが前提の法律」っていうのは、これは社会にとって害悪なんじゃないかなあ、と。百害あって一利無しとは言わないが、少なくとも悪い影響の方が大きいんじゃないかと思うわけです。<br /><a name="more"></a><br />・最近僕は、規制速度は一律20キロ上乗せした方が良いと思っている。時速60キロ、高速は時速120キロ。これだと、守れそうでしょう。<br />・最高時速の規制なんだから、30キロ上乗せでも良いと思うんですけどね、時速70キロ。そこを50キロで走るか70出すかってのはドライバーの判断なわけだから。<br />・しかし規制速度70キロって言っちゃうと、70キロ出さなきゃ損だとか思うバカが大多数だと思うので、まあ60キロでも良いんじゃないかと。<br /><br />・守られなくて当然の法律っていうのはやっぱり、よろしくないと思うのですよ。実際問題としては膨大な予算もかかるだろうし、難しいとは思うんですけどね、しかしこういう馬鹿げた法律を放っておくのは怠慢ですよ。<br />・と、考えていたら<a href="http://www.npsc.go.jp/report18/10_26.html" target="_blank">国家公安委員会でも議論されていた。</a>しかしこの記録を見る限りではノラリクラリとかわしているだけで何も改善されないだろうし、それ以上に「規制速度を上げるのなら、その速度に見合った設計の道路に作り替えなきゃ！」ってことで天文学的な予算が無駄に注ぎ込まれるみたい。恐ろしいな、それは。<br /><br />・そういう法律はまあ他にもあるんですけど、例えば刑法の「わいせつ物頒布」に関する部分とか、もう無くすべきだと思うんですけどね。少なくとも性器が見えてたらNGっていう判断はもう不要なんじゃないかと。<br />・つい十数年前まではですね、ある程度有効だったんですよ。無修正の「わいせつ物」を入手するには、歌舞伎町の怪しい「ビデオ・本」ののれんをくぐらなければいけなかった。これって結構敷居が高かったわけです。でも今はインターネットの普及で、そういう敷居や壁がなくなってしまっている。それこそ中学生でも買えちゃうわけでしょう。<br />・で、警察としてもすでに取り締まる気がないわけで、取り締まる気がないのなら、もうやめようよ、と思うわけです。<br /><br />・まあしかし万事そういうものか。法律作ったら作りっぱなしって感じ。<br /><br />・そういえば以前調べた時、公衆の面前で「しり」を出したら公然猥褻なんだけど、性器を出したらダメだって明文化されてなかったような気がするんだけど、どうだったっけ？
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<title>シティボーイズ「ロータスとピエーレ」が最悪だったという話</title>
<description> 書くのを忘れていた。言いたいのは「つまらなかった」ということだけなのだけど。 シティボーイズの2008年公演「ロータスとピエーレ」がつまらなかった。あまりのつまらなさに僕は「ああ、この人達は既に『客を笑わせる』ことに価値を感じていないのだな」と思ってしまった。それほどまでに、どうしようもない舞台だった。</description>
<dc:subject>落語・歌舞伎・芝居・お笑い</dc:subject>
<dc:creator>LSTY</dc:creator>
<dc:date>2008-05-22T13:26:43+09:00</dc:date>
<content:encoded><![CDATA[
<img src="http://lsty.seesaa.net/image/dob.gif" alt="Pop is dead." width="100" height="81" align="left" />　書くのを忘れていた。言いたいのは「つまらなかった」ということだけなのだけど。<br />　シティボーイズの2008年公演「ロータスとピエーレ」がつまらなかった。あまりのつまらなさに僕は「ああ、この人達は既に『客を笑わせる』ことに価値を感じていないのだな」と思ってしまった。それほどまでに、どうしようもない舞台だった。<br /><a name="more"></a><br />　で、シティボーイズに関してよく言われるのがですね、三木聡は良かったと。三木聡が参加しなくなってから、つまらなくなったと。そう言われるわけですよ。<br /><br />　でもなあ、そうとも言えない。確かに三木聡が参加していた頃のシティボーイズって安定感がありましたね、大きくは外さない。確かに面白かった。<br />　しかし、細川徹も捨てたもんじゃないですよ。「NOTA」なんて面白かったし、「マンドラゴラの降る沼」は三木聡演出作に拮抗するような出来だった。<br />　たしかにね「ダメな人の前をメザシを持って移動中」なんていうのは最悪の公演でしたけどね。<br /><br />　とまあ私は細川徹がダメだとは思ってないのだけれど、今回のはさすがにひどかった。「いろいろやってみたけど結果として面白くない」と言うよりも「面白くしよう、という意欲が感じられない」のですよ。<br />　その象徴がピエール瀧の使い方だと思うんだけど、まあせっかく客演に呼んでおいて、全然有効に使えていない。ただいるだけ。塩と砂糖のビデオは面白かったけど、ピエール瀧って使いようによっては相当面白いでしょう、多分。それを貪欲に活用していない。<br />　もうねえ、笑わせてなんぼっていう感覚がないのよ。あれじゃあ馴れ合いのサークル演劇だよ。<br /><br />　というわけで、今回の公演を見逃した方はDVDなんか買わなくて良いですからね。
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<title>「恐怖奇形人間」感想と僕のおすすめ</title>
<description> Amazon.co.jpで買えてしまうことを知る前に別ルートで買ってしまった。 感想としてはどうでしょう、特に好きな映画ではなかった。まあ面白いんだけど、何かぐっと来る物がない。いや、こういう映画が好きな人は見ておいた方が良いとは思うんですよ、実相寺昭雄とか中川信夫とかが好きな人、あるいはカルト系のロマンポルノとか好きな人にとって、見て損はない。</description>
<dc:subject>映画</dc:subject>
<dc:creator>LSTY</dc:creator>
<dc:date>2008-05-20T11:17:21+09:00</dc:date>
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<table><tr><td><a href="http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/B000RHMQJE/taninofukowam-22/ref=nosim/" target="_blank"><img src="http://images-jp.amazon.com/images/P/B000RHMQJE.09.TZZZZZZZ.jpg" alt="HORRORS OF MALFORMED MEN : 江戸川乱歩全集 恐怖奇形人間" border="0" /></a></td><td><a href="http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/B0008JH6B4/taninofukowam-22/ref=nosim/" target="_blank"><img src="http://images-jp.amazon.com/images/P/B0008JH6B4.09.TZZZZZZZ.jpg" alt="天国と地獄の美女 江戸川乱歩の「パノラマ島奇談」" border="0" /></a></td><td><a href="http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/B000194U1A/taninofukowam-22/ref=nosim/" target="_blank"><img src="http://images-jp.amazon.com/images/P/B000194U1A.09.TZZZZZZZ.jpg" alt="ドグラ・マグラ" border="0" /></a></td></tr></table>　Amazon.co.jpで買えてしまうことを知る前に別ルートで買ってしまった。<br />　感想としてはどうでしょう、特に好きな映画ではなかった。まあ面白いんだけど、何かぐっと来る物がない。いや、こういう映画が好きな人は見ておいた方が良いとは思うんですよ、実相寺昭雄とか中川信夫とかが好きな人、あるいはカルト系のロマンポルノとか好きな人にとって、見て損はない。<br /><a name="more"></a><br />　画質も随分良いし、特典映像も多い。僕が一番気に入ったのは「徳川いれずみ師責め地獄」の予告編。<br />　 冒頭から「キチガイキチガイ」の連発だし、序盤の無茶苦茶なストーリー展開、チープながら気持ち悪さ全開の特殊メイク、無駄脱ぎ金粉てんこ盛り、ここら辺は確かにアングラカルト映画の代表作と言って良い作り。<br /><br />　ただ、変な話「意外とちゃんとした映画」なんですよ、わりと筋が通っていて、あんまり脱力しない。あと、あまりにアングラな感じ、グロテスクさが突き抜けすぎてて、ショックを受けないのですね。スプラッター映画が逆に恐くないのと同じで、過剰すぎて衝撃的じゃない。<br />　見ていて思ったのは「あ、これは『観光』だな」と。非日常の極致であって、ああこういう物もあるんだな、という。日光の東照宮っぽいというか、旅行に行ってああいう物を見る、「ああ、すごいねえ」と思う。でも陽明門みたいなゴテゴテした物を毎日見てたら疲れちゃう、というような。<br />　まあ映画というのはそういう物なのだけど、この映画はいろいろ過剰すぎて、入り込めない感じはありました。<br /><br />　とはいうものの、まあ一つ一つの道具立てなんかを見ても面白いと思いますし、繰り返しになりますが、こういうマニア映画好きとしては「必携」の映画だとは思います。廉いし、内容が内容だけに今後入手できなくなる可能性も十分ありますから、まあ買いでしょうな。<br />　あと由利徹と大泉滉の無駄なコメディーシーンが良かった。やりたい放題だよね。<br /><br />　で、僕の好き嫌いで言うとこれは恐らくテレビドラマのDVD化でしょうが天知茂主演の「天国と地獄の美女」の方がですね、好きなのです。<br />　これは「パノラマ島綺譚」をベースにしてるんですが、まあひどいB級ドラマで、最初から最後まで脱力しっぱなし。こちらも無駄脱ぎ満載、謎のセックス教団も出てきます。<br />　もうこのドラマはね、ひどいですよ。パノラマ島を伊豆の観光地で適当に誤魔化してる当たりもひどい。冒頭、天知茂が「あけましておめでとうございます！明智小五郎です」って登場するんですよ、真顔で。<br />　ダメな映画が好きな人にとっては「恐怖奇形人間」よりもこっちでしょうね。ここまでダメで笑える作品はあまり無い。<br /><br />　あと、精神異常を描いた映画のおすすめは「ドグラマグラ」でしょうね。桂枝雀の怪演も良いし(なにしろ枝雀師匠自身、精神を病んだ人だったわけで、この役、全くのハマり役だと言える)妄想シーンのあの何とも言えない空気感、白日夢感、膜の張ったような感じ。で、ストーリー的にはこれぞ精神異常映画という虚実の入り乱れ。たたみかける映像の効果で、原作よりもピチガイ感はアップしているように思います。個人的にはまず映画を見て、その詳細解説として原作を読んだ方が楽しめるんじゃないかという。<br />　僕が好きなピチガイ映画はこれと、クローネンバーグの「裸のランチ」ですね、こっちは精神異常というかジャンキーの話だけど。
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