□6/21
・午後8時半、東京着。
・
適宜さんご案内の丸の内ビル「
ソトコト」へ。
・適宜さんにご挨拶。初対面でした。なんか気を遣わせてしまってすいません。
・
教授が来店していました。
・飲食店にしてはかなりの音量で音楽がかかっていて、さながら「ダンスフロアのないクラブ」のような雰囲気でした。
・音楽が好きで好きで、でも夜通し踊る元気もない、という私のようなおじさんにはうってつけの雰囲気。
・ビートのないトリップホップ?がかかっていました。僕は結構、女性DJの選曲が好きです。
・
Sの自乗さんも来てくれました。遠くからありがとうございます。
・チーズ、タルタルステーキ、ワインを食べる。
・料理ですが、ビックリするほどおいしくはないのですが、なんというか体に抵抗無く入る感じ。
・村上龍の「
オーディション」で、懐石料理に関してそういう表現が使われていたと思いますが、自分の体と料理を隔てる物がないような、親和性が高いというか、そういう食べ物でした。
・ワインも同じく。つまり、おいしさを過剰に主張しない料理と酒。
・伊丹十三「
日本世間噺大系」によると、懐石料理というのは、暖めた石を懐に入れ、腹を温めて空腹をしのぐというのが語源らしい。
・ただ一つの難は、ハウスワインの赤が随分と冷やされていたこと。
・市ヶ谷に宿する。
□6/22
・市ヶ谷より、東郷坂、行人坂、南法眼坂、永井坂を経由して麹町に至る。
・今日秀逸だった言葉「レストランに男女二人で入ってきて、男が笑顔だったら、まずまちがいなく、その二人は夫婦ではない」
・新幹線出発まで時間があったので、ソトコトに寄り、オリーブ、チーズ、ビール、ワイン。
・締めは新幹線ホームの立ち食いソバ、卵入り。
・「
ヒトラー」という映画が日本でも公開されているようですな。
・ヒトラーの思想には美しさがある。それは愚者特有の、子供特有の美しさです。
・それがわかっていない人間に、ファシズムやダーウィニズムを批判する資格はないでしょう。
・ヒトラーの思想は美しく、ある部分で正しい。
・同時代、自分の国にヒトラーがいたら、あなたは支持しないか?
・美しいと感じ、しかし、どこかに違和感を感じる。
・その違和感はどこから来ているのか、そしてその本質は何か。
・ファシズム批判の前に、そういうことを、まず考えてみなければならない。
・でなきゃ、その批判はただの偽善にすぎない。