
たまにブログ論とか書いていて「俺って嫌な奴だなー」なんて自分で思うわけですが、しかし、実際の僕の方がweb人格よりもよほど嫌な奴だ、とも思う。
僕の学生の頃の口癖は「だからダメなんだよ!」であって、今でも大して変わってはいない。基本的に僕の生きる力、活力は否定や、嫌悪、怒りから来ている。
元の人格がそうなのでweb上でも「そんな事やってるからダメなんだ」とかいう否定をよくするわけだけれど、それに対する反応を見ていると、世の中には「自分が否定される事」に慣れていない人が多いんだなあ、と痛感する。
つげ義春の選集の、たしか小学館から出ている文庫版の巻末に、糸井重里が文を書いている。その中に出てくるのが
「お前は、お前が思っているほど大した人間じゃない」という一文。糸井重里は好きではないけれど、この一言は大切な言葉だと思う。
僕はたまに、この言葉を思い出して「否定慣れ」の訓練をしておく。