・細野晴臣の新譜「HoSoNoVa」を買った。どうでもいいけど、打つのが面倒くさいので、こういうタイトルはやめて欲しい。t.A.T.u的な。
・「『Hosono House』以来、何十年ぶりの全編ボーカルアルバム」みたいな売り出し方をしてるんだけど「だから何?」と思う。
・あと文句は、このタイトルだと普通ボサノヴァだと思えて紛らわしいので、せめて「HoSoNoBa」にしろよ、というようなところ。
・内容的には、可もなく不可もなしという感じか。似たようなアコースティック作品の中では数年前に出たカントリーアルバム「フライングソーサー1947」の方がおすすめ。
・「ロンサム・ロードムービー」と「カモナ・ガール」は好きだった。細野さんの原体験っていうのはロック以前のロケンロール的な物とか、ブルーズとか、あるいはハリウッド映画の音楽で、そこら辺の要素と、昔の東京の風景が融合した、一言で言うとノスタルジックな音楽ですね、ここ数年の細野リリースっていうのは。
・だからすごく乱暴に言ってしまうと、近年の細野さんの音楽っていうのは「惰性」みたいなもので、特にはっぴいえんど→YMO→YENっていう流れの細野さんと比べると、攻撃性とか創造性はないわけですね。
・だからそういう意味では「聴かなくてもいい音楽」なんですよ、新しい物を求めるってのを前提とすれば。ただ、僕自身も最近は「新しい音楽なんて聴かなくていい」って考えてて、その中では細野さんのリリースはしっくりくるというか、安心するというか、そういう気分になります。
・ほめてるんだかけなしてるんだかよく分からない文章だけど、ノスタルジックな音楽好きにはそれなりにお薦めできると思います。ただ、前述したように「フライングソーサー1947」の方がお薦めではある。「ボディー・スナッチャー」のカントリー版なんて面白いなあ。
・「カモナ・ガール」は「東京暗黒街 竹の家」って映画から着想を得たということなんで、DVD注文した。1950年代の東京を舞台にしたアメリカ映画で、フジヤマゲイシャ的な内容みたい。これは見るでしょ。
・外国映画の中の日本人と言えば「ブレードランナー」における「ふたつでじゅうぶんですよ」の小父さん(バブ岡崎)の最後の台詞は「わかってくださいよ」じゃなくて「まかせてくださいよ」らしいね。
・PC部屋にあるHDレコーダーが壊れて以来、テレビはほとんど見ていない。NHKのニュースくらい。テレビ点けない日も多くなってきた。
・じゃあ何をやってるのかというと、エロゲーム「ギャルゴンクエスト」のレベル上げをしてるんですな。馬鹿馬鹿しいことに。
・「ギャルゴンクエスト」はエロを主眼に置いた場合、駄作でしょうな。作者のイマジネーションや変態性・妄想力があまり感じられない。画力もいまいち。
・でも、RPG、ドラクエのエロパロとしてはうまくまとまってる印象。
・最近、自分にしては珍しく二次元エロがブーム。
・なんで二次エロに行ったのかと考えてみると、過剰なポルノを求めてるのね。ポルノ小説を読み始めたのは2年くらい前からだったか、最近は痴女物の小説が増えてきてる、と察知して読み始め、AVで言うと乱丸レーベルなんかの過剰な演出のものを見たり。その流れで、エロゲームとか始めてる。
・で、もともとは痴女物小説も乱丸のAVも、本流は二次元なんだよ、あれ。二次元とかライトノベルの手法とかを三次元に持ち込んだものだと思うわけですよ。
・それを僕は、三次元から回り込んで二次元に入り込んでるわけで、なんというかめんどくさいというか時間のかかることをしてるなあ、我ながら、と思うのですな。
東京暗黒街・竹の家 [DVD]