・前後の文脈から「気を遣わずに/気楽に」という意味だとは知れるが、その語源がよく分からない。「気こんかいに」だろうが「こんかい」とは何か?
・広辞苑を調べてみると「機根/気根」という言葉があった。その中に
(『御気根に』の形で)お気のままに。御自由に。
・とある。これのことか。元は仏教用語で仏門の修行に耐えうる能力、転じて根気のことを指すようだ。というか今我々が使っている「根気」という言葉は「気根」が転倒したものなのだろう。
・その意味が逆転して「御気根に」という言葉になったのかなあ、と思う。
・では「気根かい」の「かい」とは何か?日本国語大辞典には「気根かい」という言葉も「気まま」という意味で収録されているらしいが、そこでも「かい」はひらがな表記である。「かい」という接尾語は聞いたことがない。
・言葉の意味からすると「気根解/機根解」ってのがしっくりくるが、どうだろう。