2019年08月26日

僕の鬱の要因とインターネット

Pop is dead.
(以下は、僕が自分で勝手に考えたことであって、言わば「素人判断」です。だから専門医の意見のような風には読まないでください)

・6月の下旬から「中等度の鬱」と診断され、とりあえず三カ月休職しています。
・直接のきっかけは、大事な友人の信頼を損ねて関係回復が不能になったことですが、ただ、これは飽くまでもきっかけに過ぎないと、今は思っています。
・もっと重層的に、積もり積もった理由があったのだ、という風に考えているのです。

・実は15年前にも、あることがきっかけで鬱状態になり、一時期休職していたことがあります。ただその時は鬱状態からは比較的早く脱却できた。
・でも今回、そうなる気が全くしないのです。このまま職場に戻ってもまた病気になる予感が満々です。

・いきなり理由を書いてしまうと「インターネットが死んだから」です。より正確に書くと「ブログ文化が死んだから」です。

・僕が職場の辞令をもとにこの田舎(あえてクソ田舎とは書きませんがクソ田舎です)に来たのはだいたい20年前
・当初は初めての独り暮らしだったので、何も考えず自由に楽しんでいたんだと思います。

・そのうち、インターネットが普及し始めた。Amazon.jpの営業開始が2000年ですから、僕が田舎に来て結構すぐに出来たわけですね。
・で、僕は「これは田舎者にとっての福音だ!」と思った。田舎にいても欲しい本やCDが買える。これすげーな、と思ってバンバン通販生活を始めたわけです。
・Amazonなかったら、3年くらいで田舎から逃げ出してたんじゃないかと思う。田舎の本屋には岩波文庫ないからね、つまりそういうレベルの著作物しか手に入らない環境では、僕は生きていけないように思う。

・で15年前に、先述したように一時期、鬱状態になった。
・この時、僕を救ってくれたのはブログだったと思っています。
(ちなみに奥さんとの関係は当時は悪く、一時期別居してた。だから奥さんのサポートは限定的でした)

・本当に精神的に追い詰められていた時期があって、そこを少し抜けた時に、ブログというメディアを知り、自分でブログというものを作ったわけです。
・ブログを作った理由は二つあって、
1.自分が持っている知見を、つまり自分が生きていた証跡を残したい。
2.こういう「どん底の人間」のブログって他人から見たら面白いんだろうなあ、というサービス精神
・この二つですね。で、2.の理由からブログ名は「他人の不幸は蜜の味」としました(悪趣味だという指摘をいただいたので今は変えましたが)

・で、当時はブログがブームだったこともあり、色々反応をもらったり、あとmixiなんかも始まって「インターネットの中での人間の交流」ってのが相当活発になっていった。
・だから、田舎に住んでいても全国各地の人が書いたブログが読めたり「読みやすいブログってこういうんじゃないの?」とかブログ論を交わしたり、映画や趣味の話が出来たり、他人のけんかを仲裁したり、あるいは自分自身が炎上したり、いろんなことがあったんです。

・つまり、当時は「ブログ文化が生きていた」のです。

・田舎に住んでいても、インターネットにつなげば「会話の通じる友人」がいた。
・田舎、というか私の職場には話の通じる、話して面白い人が居ないのです。
・まあたとえば「フェデリコ・フェリーニ」という映画監督の存在など誰も知らない。知ろうともしない。田舎で生まれて田舎で育って、地元で就職する人っていうのは(全員とは言いませんが)本当に興味の幅が狭いし、好奇心も低い。
・極端に言えば「女・車・スポーツ新聞・テレビ」それくらいのものにしか興味がないんです(あと人によってはアニメか)

・でも、インターネットの中には「会話の通じる友人」がいた。

・そういうわけで、そういう人間と人間の関係があったので、なんとなく生きてこれたのです。
・で、今回だ。今回は「もう駄目だな」と思っています。ブログブームは去り、金儲け目的のサイトばかりが増え、SNSには無駄な情報しか流れてこない。

・今、日常的に「会話の通じる友人」は奥さん一人です。
・ブログもTwitterもLINEもYouTubeもやってるけど、今現在、僕から見るとこれらすべてが「コミュニケーションツールとして役に立っていない」のです。僕から見ると、です。
・ただの自己顕示の場であったり、単なる挨拶のための場に過ぎない。対話や会話が続くことなどない。フォロワーなんかが居ても、ただ何度も同じ人とすれ違うだけだ。それは対話でも何でもないのだ。

・ブログ文化が死んで、インターネットは本当につまらなくなった。ただのインフラになってしまった。

・こういう環境では、つまり話し相手が奥さんしかいないような状況では田舎では暮らせない。しかしなんとか今まで暮らしてきた。何も楽しくないけれど、やり過ごしてきた。その負の意識が蓄積されていた上に、仕事のストレスが加わり、さらにそこに先述したきっかけがトリガーになって、ここまでひどい状態になったのだと思います(ここ数日はおかげさまで調子が良く、このようにブログも書けていますが)

・そういうわけで、インターネットという世界が死んでしまったのであれば、リアルな世界で「生きた場所」に住まないと精神がおかしくなってしまう。
・だから今僕は、この田舎からどこかへ脱出することを結構本気で考えています。

【この記事に関連して、書いていただいた記事】
・めちゃくちゃ的確に書いていただいていて、プリントアウトして職場の上司に読ませようかとすら思いました。
田舎暮らしの福音としてのインターネット
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2019年08月25日

初心者にお薦めするアナログシンセサイザー5選

Pop is dead.
・まず前提として、僕はオジサンなのでPCで音楽はやりません。ハードウェア・シンセサイザーに対する偏愛を持っているタイプのひとです。
・だから、PCで音楽をやるという人の場合、それこそArturiaのMiniLabとか優れた商品がありますので、そちらもご参考にどうぞ。

・ちなみにPCで音楽やるとしたらここらへんがおすすめでしょうかね。


・ただし!

・やはり私は「シンセサイザーの基礎」というのは実機を触って学ぶのが王道だと思っています。具体的には「操作できるすべてのつまみやスイッチが触れる状態」のものをいじることで、具体的かつ実感的にシンセサイザーの仕組みや特性が分かる。
・で、その際に「いわゆるデジタルシンセサイザー」は鬼門です。これは物によりますので、もっと具体的に言うと「ボタンの数が少なくて、何かいろいろ表示されるディスプレイが付いているもの」は結構危険です(理由は長くなるので割愛します)
・もちろん、ただ音を出したいだけならデジタルでも大いに結構なのですが「音を作りたい」と考えた場合にはアナログシンセサイザーが適していると思います。デジタルシンセは飽くまでも「既存の音のニュアンスを変える」といった機械です。

・で、早速ですがアナログシンセサイザーおすすめの5台

1.Roland SH-01(+KB-25m) ※やすければ買い!
 これ、いまAmazonで値段を確認すると6万円を超えていたのでびっくりしました。
 そんなにお金を使うようなシンセサイザーではありません(笑)品薄なの?
 新古品などで4万円を切っていれば買ってよいシンセだと思います。3万円台ならありでしょう。
 ※あとSH-01だけではキーボードが付きませんので、KB-25mとセットで買うか、既にキーボードを持っていたらそちらをつなげてください。

 このシンセの最大の長所は、とにかく単純であること。VCO(発振器)も一つしかついていないし、つまみの並び方も非常に適切で、1時間も触ればほとんど完全にマスターできるほどです。VCOの数が多くなると、多彩な音が出せる分、操作が複雑で難しくなる。その点、1VCOというのは利点なのです。
 一般的には高いものほどVCOの数が多くなります。代表的なものが2VCOで、二つの波形を混ぜて使うものですね。3VCOってのもあったかな?しかし、高ければいいというものではない。まず単純なもので原理原則を知った上でなければ2VCOとかいきなり触ってもチンプンカンプンなだけなのですね。(※1)
 私自身、こいつのオリジナルの姉妹機に当たるMC-202という機械でアナログシンセの基礎を学びました。
 しかもこの新型は4音まで出るので和音演奏が可能なんですね(復刻前のオリジナルは1音のみ=モノフォニック)
 さらにCV/GATEという出力がついているので、他のアンティークなシンセサイザーにもつなげられる。偉い!ただあまりにも高い!



あ、こんなクローン機もあるね。アリだけどモノフォニックでこの値段(4万円台)ちょっと躊躇するかなあ。「なくはない」というレベルだ。

これは余談(※1:デジタルシンセサイザーであるFM音源についても廉いものは4オペレーション、高いものは6オペレーションという、まあ計算がどれだけ複雑かってのがあるのですが、初心者が6オペ選ぶと死ぬでしょう、多分。僕は高校生の頃4オペレーションを徹底的にいじり倒して『FM音源ってのは掛け算と足し算の音楽なんだな」と分かりました。6オペなんか使ってたら、気付かないよそんなことには!)


2.Behringer Model D ※6万出すならって話だよ!
 SH-01のあまりの高額ぶりにあきれ返ったので、そんな大金出すならこっち買った方が絶対に良いだろ、ふざけんじゃね!という理由で紹介します(というか6万という予算になると、他にも選択肢が多々ございますので、そこは各自お調べいただければと思います)
 どんな機材でも復刻し、さらに破格の値段で発売してくれる救世主、ベリンガー社の製品でございます。
 これは、アナログシンセ界最大の名器の一台と言っても良い Moog社 MiniMoog の復刻版ということになっております(正式にライセンスを得ているのかは知りませんが)
 まあ古今東西、ありとあらゆるキーボーディストが使ってると言っても過言ではないほどの機械の復刻版なので「良いもの」であることは確実です。個人的には、ジャズとかアコースティックな音楽にも比較的合わせやすい印象を持っていて、万能シンセですよこいつは。
 酷ではありますが、同じ価格帯としてSH-01と性能を比べると、ヘッツァーとヤークトティーガーくらい違う、と言って良いでしょう(誰にも分からない戦車比較)

 ただ、実は私、これについては入手したばかりで細かくは説明できませんすいません。あ、このシンセは1音しか出ませんので、和音演奏が必須であればSH-01の方が良いと思います。
 あとこいつも別途キーボードが必要です。私はCV/GATE端子が使いたかったので、Arturia の Keystep というのを買いましたが、、MIDIも付いているのでキーボードは特に問わないと思います。
 で、Model D + Keystep で62,000円ですよ!上述したSH01は63,000円ですよ!4音ポリにこだわらなかければ、断然こっちでしょ、奥さん!
 


3.Arturia MicroBrute ※はいこれ本命。これ買っとけ。
 書き始め、SH-01押しで行こうかと思ったんですが法外な高さにうろたえて脱線してしまいました。今はもう「こうなったらMicro Brute一択だな」という気持ちで一杯でございます。
 今、Amazonを見てると、多少ばらつきがありますが3万円前後で購入が可能です。
 このシンセも1音のみの発生(モノフォニック)、ただこいつ、実はかなり多彩な音が出ます。メタライザーとウルトラウェーブとか、なんだかよく分からないつまみがあって、ディストーションギターみたいなギュインギュインした音も出ます。で、機能というか出る音の幅が豊富な割には操作は結構簡単です。マニュアルは失くしたけど、マニュアルなんかなくても全然動かせます。
 あと、パッチング(右上の穴にケーブルを差し込んで音を変化させる)が出来るのも、ちょっと面白いですな。私は全然活用できてませんが。
 当然のようにCV/GATE入出力端子も付いてるし、入門機としても拡張性を考えても、良いですよこいつは小さいし(その割に、鉄板使ってるから妙に重いのな)



4.YAMAHA reface CS ※あ、これ忘れてた。
 YAMAHAが嫌いなので無意識的に忘れていた。これはかつてのCS-01の復刻ということでしょうね。ごめん、全然興味なくて触ってないから何も言えない。でも5万出すならMicroBruteの勝利でしょう。
 ただ、こいつの強みは同時に8音発生可能という部分ですね。実用性という点においては非常に優れている。ライブとかで両手で弾くならこれでしょうねえ。というかライブで使えてこの価格帯ってことになると、これ一択になるんじゃないか(あとは Rorand の Boutique シリーズのJP-08とかでしょうかねえ。でもBoutiqueのヴィンテージ復刻は4音発生なんですね。コードとメロディ両方弾きたいなら、YAMAHA一択みたいになるのかなあ )
 あと付け加えると、これは純粋なアナログ音源ではありません(アナログ音をコンピュータでシミュレートするタイプです)が、まあそんなことは気にする必要ありません、そういうことを気にするのは一部の頭のオカシイ人たちだけなので。



5.KORG MS-20 minireface CS ※やばい、伏兵発見した!
 あー、これ完全に忘れてたわ。買おう買おうと思ってずっと買えずにいるシンセ。今見たら4万円台ですね。これは射程に入るな。
 一目見て分かるように。右っ側の穴にケーブルというケーブルを突っ込んで、まあいわば「自分オリジナルのシンセサイザーを、この機械の中に作ってしまう」というような、マニアックなやつです。
 これもごめん、普通に無条件に買う気でいたために店頭試奏すらしていない。だから印象も何も書けない。しかし「機械がとにかく好き!」という人にとって、こいつはたまらんでしょうな。
 ただ、複雑な分「線のつなぎ方が間違ってて音が出ない」なんてことはザラにあると思います。そこも楽しみなんですが、手軽に鳴らすならMiniBrute、マニアックにはまりたい方にはMS-20 mini ということでいかがでしょうか?



 結論としては、手軽に使えてしかし過激な音源も出る Arturia MicroBrute が個人的にはお薦め。プラス1万円出して機械の世界にどっぷりはまりたい人にはMS-20 でしょうね。あ、最近はモジュラーシンセ(自分でユニットを組み立ててオリジナルのシンセを作る)が流行ってるんで、将来そっちもやってみたい、という人だったら MS-20 一択ではないでしょうか。
 あと実用性というか、宅録ではなくてバンドのライブとかで使うんだったら reface CS が無難だと思います(シンセベースとして使うのならともかく。バンドで短音というのはなかなか使いづらいと思いますので)
 あ、私ですか?私自身であれば、次に買うならMS-20 mini ですね。

 書き始め、SH-01一押しで行くつもりが完全に脱線した。その上、紹介した5台中、2台はろくに試奏もしてないので申し訳ない。面目ないが、各自、YouTube等でデモ動画をご覧くだされ。
 あと個人的にYAMAHA好きじゃないんだけど、やっぱり実用性ではYAMAHA強いなあ、負けた気がするなあ。
 今回はすみませんでした、ではさようなら。

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 そういえばこんなのもあるよー。記事まとめちゃってから書くのもナンだけど、これ廉いし良いね。電池駆動するのもいいな。

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サルタナ

Pop is dead.
・三谷幸喜「ラジオの時間」の舞台版に、こういう感じのやり取りがある。

「昼休みに、蕎麦食べに行きたいとき、どこに行く?」
「うーん蕎麦屋?」
「で、そのあとコーヒー飲みたくなることあるだろ」
「あー、あります」
「で、どこ行く」
「喫茶店?」
「だろ!コーヒー出す蕎麦屋ってんないんだよ!」
「あー」
「で、蕎麦出す喫茶店もない」
「はぁ」
「だから考えたんだよ。『蕎麦とコーヒーの店』!これ、絶対に当たるぞ!」
「ですかね」
「当たり前だよ。店の名前ももう決まってる!『カフェ・ド・長寿庵』!」

・ともかく、何かと何かを組み合わせた店というのは可能性を持っている。
・僕も店を持ちたいなあ、とも思う。

・今は夢想しているだけだけれど、店の名前だけはもうはっきりと決まっている。

・「サルタナ」である。
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2019年08月23日

経過記録(8/中旬まで)自作カレーと「ツレがうつになりまして」 ※多少追記

Pop is dead.
・相変わらず吐き気がひどい。水を飲んでも吐くのでどうしようもない。
・通院してその旨を告げ、胃腸への影響が少ない薬に変更してもらう。吐き気止め(ナウゼリン10mg)も処方してもらう。

・吐き気の主因としては飲酒もあろうと考え、早くても16時から飲酒開始することにする。しかし私は依存症なので最悪午前中から飲んでしまう。これではよくない、と思う。

・睡眠剤が効かないようなので、医者で薬の構成を多少変えてもらう。これが効果抜群で、例えば夜の12時に薬を飲んで就寝すると起きるのが15時など。最も遅い起床時間が18時だったか、18時睡眠、すごいな。
・こうなると物理的に「午前中から飲む」なんてことは不可能になるのでよろしい。飲酒開始時間は19時と決める。
・あと、なんらかのつまみを食べながら飲むことにする。通は塩があれば飲めるとかいうが、私なんぞは汚い話だが自分の肌に着いた塩っ気でも飲めるし、当然つまみなぞなくてもいくらだって飲めるのだが、健康のために悪かろうと、なんらかのつまみを用意する。

・夕食は嫁と食べるためにできるだけ何かを作ろうとするが「何かしなければいけない」という気持ちがあると体調がひどく悪くなる(具体的には吐き気)ので、調子のすぐれない時にはコンビニで何か買ってくる。
・スーパーマーケットの入り口の前に立つだけで吐き気が止まらなくなったりする。もちろん、ひどいときにはコンビニにも行けない。
・こういう主夫生活してる時くらい、うまいもの食べさせてあげたいんだけど、嫁よ、ごめん。

・嫁から「一週間に一度はカレーを作れ」と指令が出たのでそうする。
・レシピはここに書いてあるほぼそのまま(油を太白にするのと、バターを多めにするくらい)
インド人なら100円ショップのスパイスでも本格インドカレーは作れるのか?本場の味を知るインド人が挑戦!
・最初はラムが手に入ったのでラムミントカレー、二度目はキーマにしてみた(キーマは塩入れ過ぎた!)
・こんな簡単なレシピで、そこそこうまいカレーが作れちゃうのですね。
・あと、付け合わせに万願寺唐辛子。これは万願寺にコーレーグースを混ぜただけのような物(コーレーグースというのは沖縄の唐辛子泡盛漬けみたいなやつね。うちでは正確には信州・八幡屋磯五郎が出しているものを使用)これが好評。材料がなければピーマンでもよかろう・
※8/24:追記、子母澤寛記「ボースさんのカレー」を、手羽元を使って作ってみたがあまりうまくゆかない。工夫してみたいが。

・8/16より右腹部が激しく痛む。飲酒過多で肝臓が膨張しているという自覚はあるが、このように痛むのは初めてである。死を考える。嫁が休日医療の病院を探してくれて受診すると、なんとバババカしい、打撲でした。お騒がせしました。
・しかし実際、抗鬱剤を飲んでいるとまっすぐ歩くことが困難になり、家の中でもよく倒れる。倒れるのは飲酒時が大半だが、後々、倒れたことすら覚えていなかったりする。なので、今回のようなことにもなる。
・なので、19時から飲酒開始、遅くとも24時には寝たいものだ。

・映画「ツレがうつになりまして」見る。よくまあ冒頭にマーラーの5番なんて恥ずかしげもなく使えるな、という気がする。ひどく悪い言い方をすると「厚顔無恥」である。
・悪い映画とは言わないが、正直表層的だと思うし鬱に関する啓蒙映画としては中途半端過ぎて他人に薦める気はない。あの程度の鬱に関する知識は、高等教育を受けていればだいたい認識している程度のものであろう。わざわざ映画にするような大層な内容ではない。
・吹越満が良い感じの役で出てるので、あの人を活かせばもっとリアルで、グロテスクで、ためになる映画になったと思う。そういう意味で、この映画は「汚いところから目をそらした映画」だと感じた。
・堺雅人はうまいけどね。あと宮崎あおいの役どころ酷すぎ。うちの嫁はあの5億倍は優しいぞ。

・あと、風呂場のタオルで首吊り自殺を遂行することは、恐らくかなり困難である。タオルではおそらく首をくくるには短すぎるし、通常の(介護用ではない)風呂場の手すりは多分体重には耐えられないだろう。
・ここもリアリティ不足。本当に死のうと思っていたら、適度な長さの縄を用意し、ぶら下がっても大丈夫な梁(はり)や手すりなりをあらかじめ探しておくものだ。

【現在の生活】
・朝は嫁に頼んで、とにかくたたッ起こしてもらい、ごく軽い朝食を食べてまた寝る。起きると15時頃なんで、ここで食事というわけでもなかろうってんで19時まで時間を潰す。嫁が帰ってきたら食事。だから昼ぁ食べないんすね。一日二食。ニショクのワラジってんで、テヘッ(三遊亭圓生風)
・起きた後、調子が良ければ買い物に行ったり所用を済ませる。調子が悪ければAmazonプライムかYouTubeをひたすら見て19時を待つ。
・思いがけず「ガールズパンツァー」がお気に入り。戦車に萌要素など不要だが、しかし戦車が走っている画を見るのは非常に楽しい。

・現在は吐き気もなく、おおむね良好。ただ、こういう時に変に盛り上がったりするとあとまたおかしくなるので平常心を保とう。

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アニメ「東京喰種」雑感

Pop is dead.
・Amazonで、東京喰種をシーズン3まで見た。これ、結構グロい映画なんだけど、もしかしてNRなのかな。

・総じて面白い作品だったし、考えるべき内容もあったのだが(特にシーズン1の1話は秀逸だと思った)

・ただ、一つだけものすごく疑問に思える部分がある。この映画、要は普通の人間とは別に喰種(グール)という人食い人種が出てくるわけだ。
・で、設定では喰種は「人間の肉『しか』食べられない」ことになっている。だから、人間を襲ってその肉を食べるのですね、グールたちは。
・「人間の肉『しか』食べられない」というのは味覚が普通の人間と大きく違うことが理由の一つ(これは劇中、明示されている)それから、おそらく消化器系の問題だろう。

・でも「人間の肉『しか』食べられない」って、それさすがに無理ない?たとえば、牛とか馬の生肉は食べられないのか?さらには猿や類人猿の類のの肉は?
・漫画のテーマとしてはそうした設定の意味に理解はできるものの、生物学・生理学的というか、科学的にいくらなんでも無理はないだろうか。

・だから、佐川一政に確認すべきなんだよ。「人肉と、他の獣肉との味に徹底的な違いがあるのか」「味覚の嗜好として、人肉しか食べられなくなる可能性はあり得るのか」「人肉を食べた際に、他の食物を採取した場合と違った腹具合(消化器系の運動)」があったか等々

・ネットを検索した限りではここに踏み込んだ記事ってほとんどないし、実際に佐川君にインタビューした事例はおそらく皆無なんだよね。何やってんだよ!アップリンクあたりが企画してやれよ!
・快楽亭ブラック師匠経由で直接聞いてみようかなあ、体調が回復したら。

・ま、アニメとしては上々でしたよ。実写版も悪くはなかった。とくにリゼの配役に満足。あと「眼帯のマスク」は実写版の方が断然いい

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2019年08月10日

ちょっと触発された。

Pop is dead.
・ちょっと触発された。
・この子、20代かな。だったらすごいかも。10代ですごい歌を詠む人(不思議なことにそのほぼすべてが女の子である)いるけど、20代になると急にそういう層がしぼむから。テクニックが身に着いちゃうというか「あー、ハイハイ」ってな詩しか書けなくなるんだよね、人間って歳を取ると。

ぜんぶフィクション - ここだけの話
 で、すごここら辺の死はすごく良い。僕は完全に散文の人なにで、詩を書ける人はすごいと思う。
 だから触発されて自由律をいくつか書いた。


病になりて時折、父既に亡きことを思い出す。

もう会わないし、会えない人に、なんで格好つけたがるんだろう。

奥さんと手をつないでいる時間が安息だ。みんながみんな嘘だと言うだろうけど。

水を飲んでも吐く。灼熱の道を歩いても吐く。普通の人は、どうしているのだ?

あの人に「クソ人間」だと思い続けられる人生は嫌だ、好きだから。

恋に落ちてから、観葉植物に水もやってない。

制吐剤なんか効かないよ。まだ効かない。そういうこころではない。

なにもない所にいると、なにもない人間になってゆく。文化と文明両方ない場所には住むな。
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