2020年06月29日

6/22週の行動記録

Pop is dead.
■6/22
 以前から服用を続けている高血圧症・高脂血症の処方を受けに、近隣の病院へ。

■6/23
 パスポート更新(引き取り)のため、夫婦で都庁へ。印紙の扱いについて職員に質すが、法に沿った答えは得られず。
 他の役所でもそうだったが、あなたの業務は、どの法律に依拠しているのか?と聞いて答えが得られたことはない。
 今回、もめることが目的ではなくて、印紙が確実に消されれば(消印が押されれば)個人的には、問題なしと判断したので無駄に事を荒げることはしなかった。
 (ただ、印紙に関しては、特に「税」ではなく「手数料」として印紙を使う場合には、法律的は結構穴だらけというか、これ突っ込んでくと闇が深そうだなあ、という印象)

 その後、都庁内の麻布永坂更科へ。まずまずの店。ただ都庁内の飲食店では13時まで酒が出せない?のか、アルコールの提供はなし。お酒のない蕎麦屋というのは味気ないものです。
 ところで私は、麻布永坂更科と布屋太兵衛を混同していた。後者は駄蕎麦屋だと思っている。違いが判らなかったので、前者をも忌避してきた。もったいないことだ。
 ここの蕎麦は、それなりの香りがあり、腰が強い(アルデンテ)つゆの色が薄いが、味はしっかりしている(少し甘いか)ただせいろ1枚食べ終えるころにはつゆが薄まってしまう。瑕疵とは言えないが、そこがちょっと気になる。

■6/24
 鈴屋什造のTシャツが欲しくて秋葉原へ。ただ東京喰種は既に賞味期限切れなのか、欲しいと思える物はなし。代わりに、攻殻機動隊関連の超COOLなTシャツを入手
 秋葉原から歩いて神田・室町へ。肉の万世が休業していてビビった。
 砂場で、お酒二合、板わさ、かき揚げ、ざる。平日の昼間っから蕎麦屋で酒が飲める生活というのは極楽である。収入さえあれば。

 荻窪に戻り、てんやに入っていつもの奴(ビールセットに、舞茸・キスを追加)良い感じで帰宅

■6/25
 夕刻より、奥さんと門前仲町・BigHornへ。東京の西から東へ、1時間の旅
 奥さんと来たのは2度目か。
 せっかくピザ半額だったのに、ピザは1枚しか食べず。痛恨である。

■6/26
 奥さんの体調悪く、ほぼ外出せず。
 昼はオーケーの焼鯖弁当。399円だっけ?味・ボリューム・価格いずれにおいても最強

■6/27
 昨日に引き続き奥さんの体調悪く、ほぼ自宅で過ごす。

■6/28
 obacanさんに教えてもらった吉祥寺の Light Up Coffee へ。ユニークな味のコーヒーだとは思ったが、うまいとは感じなかった。しかし奥さんは大満足で「このコーヒーに、おいしいチョコレートを合わせれば滅茶苦茶おいしくなるはず」とかいう感想(奥さんは私なぞよりよほど鋭敏な舌を持っている)
 のち、小田急の神田まつやへ。お酒二合、板わさ、天ぷら。ここの天ぷらは癖がなく、良い。もり1枚(奥さんはかけ)気楽に使える良い店と思うが、結構な割合で「鍋焼きうどん」を頼む客がいるのはどういう事なんだろうか。ここ、まつやだぞ?と思うんだけど。まあメニューにある以上、非難するのは不当だろうが、でも「なんでだよ!」とは思ってしまうのだ。
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2020年06月17日

カーシェアは自動車メーカーにとって本当に「脅威」なのか?

Pop is dead.
 結論としては、なんで「脅威じゃなくて、絶好の機会・チャンス」って考えられないのかなあ?
 だからクルマ業界はダメなんだよなあ、と。

 東京に来て以来、友人に教えてもらったエニカというカーシェアサービスをたびたび使っている。これは、C to C のカーシェアマッチングサービスですね。Timesカーシェアなんかとは違う。
 何が違うって、借りられる車種の幅が広い、ということ。
 さらに「価格」24時間借りて、まあ6,000~10,000円というところ。ポルシェなんかでも1万円代前半くらいで借りられる。

 レンタカーの場合、取り扱われる車は「需要の高い車」になる。最大公約数的な車、すなわち「ツマラナイ車」と言って良いだろう。
 確かに、輸入車を中心とした「ちょっと珍しい車」を扱う専門業者もある。しかし(車両価格に関わらず)国産車より料金がかなり高くなってしまうし、場所が限られているので利用しにくい。

 というわけで、僕はエニカを通じて、個人のオーナーから車を何回か借りた。

 最初は乗り慣れた車を貸してもらって、前回は「自分では買わないけどド定番のかっこいい車」アルファロメオの赤に乗ってみた。

 で、今回はホンダのS660に乗ってるのね。

 しかしこれはエニカを通じてではなく、ホンダの正規ディーラーからの「レンタカー」なのである。というのも、こういうマニアックな車の乗り手ってのは大概マニュアル・トランスミッションを選ぶのね。だからエニカで適当なS660が見つからなかった。なのでレンタカーという事になった。

 で、24時間いくらだと思いますか?保険込みで22,000円だよ!たっけーなおい!これ多分「見込まれるレンタル回数」と「新車と新古車の価格差」なんかから計算で割り出された金額だと思う。で、恐らく前者がかなり少なく見込まれるために単価が高くなるんじゃないのかなあ。

 で、あまりに高いので車両を借りに行った営業所で「カーシェアなんかと比べると、高いですねえ」と言ってやった(嫌な客!)
 担当者「まあ、こういう珍しい車だと、どうしても高くなってしまいますね」
 私「だからこそ、料金を安くして『乗ってみてもらい、魅力を実感させるべき』なんじゃないですか」(超嫌な客!)
 担当者(ニヤニヤしながら沈黙)

 まあ借りたわけですけどね、文句を言い乍ら。

 で、その時に感じたのが「S660みたいなニッチな車に関しても、レンタカーで『利益を重視』してるなんて、ホンダもビンボー臭ぇなあ」ということですよ。だって正規ディーラーだよ?最終的かつ最重要なのは「車を販売して利益を出す事」でしょう。
 そのためなら、レンタカーなんて「試乗の延長線上」にあるもので、見込み顧客に24時間も試乗してもらえるなんて、無料でもいいだろ、と個人的には思う。ただそれだとモラル・ハザードって問題があるので形式的に「保険料込みで5,000円」とかいう、極端に言えば「学生でも借りられるような価格設定」にするべきだろう。
 1回試乗し、気に入ったら何度も試乗して気に入ったら「購買欲/所有欲」が生まれる。AIDMAだったっけ?そういうマーケティングの手法を理解していない。だからダメなんだよ。

 この価格設定が、例えばニッポンレンタカーなら分かるよ。「めったに借り手がいないんで、高くなっちゃうんです」それは分かる。でも、S660を作っているホンダが、そういう理屈でこんな価格設定にしているってのは「メーカーとしての思想の欠如」によるものでしょう。言い換えれば「戦略なき経営」による、誤った判断だよ。

 で、最初の話に戻るんだけど「10年後・20年後における自動車販売台数を下支えするのは、エニカの様な『C to C のカーシェア』」なんだろうな、と思うわけです。僕の様な好事家からすれば、いろいろ変な車に乗ってみて、本当に欲しい車に出会い、強い購買欲を持つ、という可能性が高まる。

 もちろん、カーシェアの普及によって自動車の絶対的な販売台数は減るよ。でもその代わり「生産車種を絞り込んで利益を確保する」事が可能になる。つまりカーシェアでもレンタカーでもいいから最大公約数の車だけ作ればいいんだよ。そういった効率化で、利益額を確保すればいい。
 そういうことを考えた場合、輸入車を含めた幅広い選択肢を持ったカーシェア事業、というかその事業主が持っているデータというのは、とても貴重であり、将来の自動車産業にとって有益なものではあるまいか?

 まあ、各社とも日本ではなく北米にばかり目を向けているので、無駄な提言なのかも知れないが(言い換えれば、日本でも基本的には北米での売れ筋だけ作って国内にも供給し、あとは「自動車文化」を絶やさないために重要な車を赤字覚悟で作れば?ってことです)

 実際、僕はホンダのS660って「醜悪なデザインの、ガキのおもちゃ」だと思っていたけど、乗ってみると意外と愛おしく思えましたよ。エクステリアの致命的な悪趣味さが改善されれば、かなり魅力的だとすら思った。
 「長時間にわたって試乗させる」というのは、多くの場合、メーカーにとって良い結果をもたらすと思うのだが。
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2020年06月14日

6/13-14日記

Pop is dead.
■6/13
 朝、一旦起床するが眠く、結局昼まで寝る。

 雨。湿度が高い。廉価な除湿器を買ってみるが、効果があるのかないのか、よく分からない。

 あと最近気になるのが機材の発熱。上記の除湿器も、ACアダプタの熱がすごい。またヒートシンク買うかなあ。高いものではないんだけど、なーんか無駄遣いっぽく思えてしまうんだよなあ。

 夜は、無職無収入なのにお祝いのパーティー!ただし@サイゼリヤ
 前菜、パスタ、メイン、デザート、さらにスパークリングワイン1本で4,000円未満!すげー!
 さらにそのスパークリングが、決して不味くはないってのもすごい。

■6/14
 町内の会合に参加後、上石神井より高田馬場、日本橋経由で田原町へ。「はなし塚」の場所を確認

 駒形どじょうにて二鍋(フタナベ、という数え方で合っているのか?)とビール。COVID-19の影響で、この店のシステムも変わった。特に下足札がなくなったのは、已むを得ないとしても、どうも情緒に欠けて残念である。
 奥さんに「まだ全然食べられるでしょ?」と確認しGOサインが出たので並木藪へ(つーかこの時点で昨日のサイゼリヤよりお金使ってる!)

 さすがに休日なのでそこそこの混み具合(しかし、待ち時間があるかないかのギリギリ位)

 一応お腹に底が入っているので、焼海苔800円也でお酒。まあ、もう二度と頼まないだろうけどね、蕎麦屋で出てくる焼海苔の本格はこういうものだ、という確認のために頼んだ。海苔だよ、ただの。それがあのように儀式めいた箱におさめられて出てくるというのは、もうほとんど貴族趣味みたいなものじゃないかと思う。

 お酒については、ひやで頼むとガラスの器が出されるのがちょっと嫌かな。ま、これは好き好きの問題。お酒に関して、最近見かけず、妙に懐かしく、それ以上に美しいと思うのが「縦にまっすぐクープ(切れ目というか削ぎ跡)の入った白くスマートお銚子」どこかの蕎麦屋で見て「これは美しい」と感じ入ったものだが、最近見ない。ということは、池之端の藪だったのか知らん。

 浅草からいったん上野に戻って、日比谷線で南千住。奥さん御所望の「バッハ」という喫茶店でコーヒーを飲むが、特にどうということなし。少なくとも新橋「ランブル(ル・アンブル)」で初めてうまいコーヒーを飲んだ時の様な感動はなかった。
 二人で三ノ輪駅まで歩く。あ、ここは女性一人で歩いてはいけない場所だな、と思う。道は平坦で退屈だが、魅力的な建物がいくつかある。

 日比谷線で東銀座へ。歌舞伎座上の売店を確認。ここではいつも「先月公演の舞台写真」が売られているのだが、やはり公演自体が中止になっているので写真の販売もない模様。ま、当然だけど一応確認に来たかったのだ。

 茅場町・高田馬場経由で帰宅
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2020年06月12日

6/12日記

Pop is dead.
 9:30頃、起床。最近、早起きが出来なくなっているのはストレスの所為だろうか。

 新聞を読み、奥さんが作ってくれた食事を摂ると、もう昼。
 ヴェネツィアの「ハリーズ・バー」のレシピ本を出してきて、伊和、英和、料理用語辞典を駆使してだいたいの内容を確認する。

 昼過ぎ、外出。かかりつけの内科をどこにすべきか、近隣の医院を巡る。
 途中、図書館、公民館が開き始めたことを確認

 OKストアにて常備酒、冷凍の魚など買う。

 エフェクターをラックにマウント。

 映画「琥珀」見る。大したことなし。

 ヒートシンクが届いたので無停電装置に取り付ける。

 昨日は、ずっと会う機会のなかったWeb上の友人と会い、6月中にはここ1年余り、最も会いたかった人と会える。COVID-19の影響で会えなかった前職での知人にも連絡を取る。
 会いたい人と会える、というのは非常に幸せなことだと感じる。
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2020年06月11日

6/11日記(Webで人脈を構築できるのは10年前に終わった?)

Pop is dead.
 昨日「スヰートポーヅ」閉店の報を受け「これは大変なことだ!」とタキモトさんに架電するが出ず。あの人は電話出ない人なのかな。
 しかし「以前からあり、ずっとそこにあり続けた人気店」が突然なくなるショックったらない。ほとんど泣きそうになった。奥さんとも行きたかったし、B級グルメマニアの友人も連れて行きたかった。それが突然の閉店。泣きそうになる気分も、お察し頂けるかと思う。

 近況続き。精神科のドクターから、夜更かしは避けるよう指導を受けたので、遅くとも深夜0時には寝るようにしている。和室で寝るので、5時台には障子越しの光で目覚める。調子が良ければそこで起きるし、まだ眠たければ8〜9時台に寝床を出る。
 奥さんが作ってくれた朝食。朝一で米飯が食べられる程、健康状態は良好

 そういえば先日、買いっぱなしだった中公文庫「失敗の本質」を一部だけ読む。ミッドウェー海戦で、なぜ日本が失敗したのか。歴史マニアでもないし軍事マニアでもないけれど、ミッドウェー海戦をもって、太平洋戦争における日本の敗北が決したと思っているので、そこだけ読んだ。
 要は、情報戦においてアメリカよりも劣勢だったことに加え、山本五十六の考えていた本質的・戦略的な目的が実戦部隊に伝わっていなかったのが、失敗の主因であろう、という事だった。山本五十六については名将だったとの言い伝えがあるが、それでもこのように「致命的な戦略伝達ミス」があったという事だ。
 だから世の「偉人伝」は鵜呑みにしない方が良い。野口英世は洋行のため恩師に工面してもらったお金を遊びで使い果たしたロクデナシだし、石川啄木なんか蟹と戯れつつ娼婦相手にフィストファックぶちかましてた鬼畜変態野郎だしね。
 山本五十六には、コミュニケーション能力にいささかの問題があった、ということだ。それを踏まえると「やってみせ〜」から始まる名言が、くすんで見える。彼自身を否定するものではないが、人間とはそういうものであり、彼自身そういった名言も遺しているようだ。

 突然思い出した。前の職場で「〜が、男の修行である」という山本の名言を刻んだマグカップを使っている後輩がいた。それを見て私が「男の修行かぁー」と言うと、彼は「昔、山本五十六という人がいまして」と話し出した。一瞬、馬鹿にされているのかと思ったが、彼は大真面目に語っている。確か私より10歳若かったが「そんな人知らない世代」だったのかなあ。そんなこと言えば私だって「平手造酒なんて知らない世代」だし、こういうのは年々スライドしてゆくものなのだろうか。

 まーた話が逸れた。今日の話だ、今日の話。

 吉祥寺と友人と会う約束があり、11時前に出掛ける。早めに着いたので、サンロードの靴屋を見て回る。私は青い服を着ることが多いので、ネイビーの靴を探している。かつ、プライベートではスエード調の靴しか履かないことに決めているので、そういった条件で探すが、なかなか良いものがない。さらに我が家の靴箱は極めて狭小であり、これ以上靴を置くスペースなどない。それらの理由から、購入を見送る。
 高校生の頃には度々吉祥寺に来ていたので、当時から変わった所、変わらないところがなんとなく分かる。本屋の斜向かいにあったと思われるCD屋はなくなっていた(私が初めてYMOの音源を手にした店だ)
 一方で、古書店などは残っている。「嬉遊笑覧」があり手にするが、私が欲しいのは岩波文庫で言えば3-4巻なのに、店頭には1-2巻しかない。これも購入見送り

 我ながら完璧なタイムマネジメントで12時ジャストに待ち合わせ場所に着くが、当該の店舗が臨時休業のため、すぐそこの蕎麦屋へ。後から知ったことだが、彼はリモートワークの昼休み中だったにも関わらず、お酒にも付き合ってくれる。申し訳ない。板わさ、日本酒、鴨せいろ
 彼と知り合ったのは10年以上前のブログであり、会うのは初めて。
 しかしお互いに興味のある分野や好みは知っているし、好みの中での「微妙な違い」も理解し、許容している。「趣味は同じだが、考え方が部分的あるいは根本的に違う」ということを予め了解していると、初対面でも食い違いなく話ができる。

 その中で彼の口から出た言葉に「いまはリアルだな」というものがあった。Webにおけるオープンな「個人対個人」のコミュニケーションは、ここ10年で完全に破壊された。ネット空間で、ある程度 濃密な人間関係を築くことは、かなり困難になったように思う。
 確かに、今は「リアルの時代」だと思う。対して「Web」は「百科事典のようなもの。ただしその大部分は無価値な内容やフェイク」てなものでしょう。

 10年前までに知り合ったブロガーや、mixiの友人の何人かとは、今でも連絡したり、飲みに行ったりしている。それ以外の友人といえば、Webで知り合ったわけではない高校・大学時代の知人か、あるいは「数奇な運命で知り合った友人/知人」である。

 そういう、自分自身の出会いを軸にして考えると「Webを通して、リアルでも付き合えるような友人を作れる時代は10年前くらいに終わった」という事になる。要は「ブログが、交流の場ではなくなった」つまり、jkondo式に言うと『フロー』ではなくただの『ストック』になり、ROM( Read Only Member )しか読まなくなった。フローとしての機能はTwitterに移行したが、Twitterには「コミュニケーションの双方向性や、議論の広がり」や「過去の情報へのアクセス」をうながす機能が欠落している。欠落というか、意図的にそれらを部分的に阻害していると言ってもいい。

 そんな感じで、特に私自身が意図しているわけではないけれど、Webで10年以上前に知り合った友人と会い、話す機会が多い。
 付き合いが長いから信用できる、という理由ではなく、それ以降、友人と呼べるような人とWebで出会わなかっただけのことである。

 帰路、雨。
 帰宅後、ブライアン・イーノ「アポロ」聴きながら少し寝る。起き、しこうして今に至る。

 伯父よりメール。事業用Twitterメンテナンスなど
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2020年06月10日

6/10日記(ブログが日常に追いつかない!)

Pop is dead.
・こんなブログでも読み続けている人が居て、有難いことだと思う。
・しかし、最近ブログが書けなくなってきた。つまり、田舎にいた時と違って、日常、様々なことが起こる。書くのがそれに追い付かない、と分かってしまっているので、書く気が起きないのだ。そして翌日には、昨日起こったことなどあらかた忘れてしまう。

・ただ、僕も歩けば棒にあたるわけであって、毎日何かしらのことが起こる。何度も書くが私は「世界一忙しい鬱病患者」で、新宿、吉祥寺、西荻窪、浅草、大宮などに連日出かけている。それも、不要不急の要件でではなく、必要に迫られて、である。
・なので、余りに様々なことに遭遇するわけで、いちいち書いているときりがない。

・しかし、だから何も書かない、というのはつまらないので「日記」という形で記録しておこうと考える。

・ここ最近、夜更かしすることが多くなってきた。様々な点で悪い影響しかないので精神科通院時にドクターに相談したところ「遅くとも23時には睡眠導入剤を飲んで寝ろ」との指示

・今日はハローワークの初回認定日のため、新宿へ。9時台だったが、オフピーク通勤だかで車内やや混み。
・一人分空けて座るが、その後、すぐ隣に男が座ったため、席を立つ。庶民の間では、COVID-19に対する危機感は確実に薄れている。
・そういえば先日行った某落語会は「三密」の典型で、会が終了すると同時に逃げるように帰った。冗談じゃない。俺は良いけど、奥さん以外に、俺が面倒見ないと死んでしまうかもしれない友人が居るんだ。コロナになんかかかってる暇はない。少なくとも6月中は、罹患できない。

・個人的な見立てでは6月に感染が再度拡大して、また緊急事態ってことになるだろうと考えてる。10月、また感染者が増えるかも知れないし、世界規模で言うとまだまだ状況は悪くなるだろう。よって東京オリンピックは中止になる可能性が、極めて高い。現政権は感染者数を改竄したり、故意に検査対象を絞って、つまり自国民の命を犠牲にしてでも抵抗するだろうが、恐らく中止は免れないだろう。
・そうなった場合の次回国政選挙、加えて自民党(森喜朗)と小池百合子の関係がどうなるのか、興味深くて仕方ない。

・話が逸れた。

・つり革等につかまらないようにして、新宿まで。ハローワークで手続き。待ち時間は多少あったが、書類確認は一瞬で終わる。あとは最低2回求職活動をして9月に行くだけ。通常は毎月行くものだと思うが、おそらくコロナ禍の影響で、来所頻度を下げているのだろう。
・しかしその一方で、ハローワーク内のパソコンスペースで職を探している老人は密集環境でディスプレイとにらめっこしている。これ、PCさえあれば自宅で出来るのに。わざわざ感染リスクを冒し、交通費をかけてハローワークに通っているのだろうか。

・感染リスクといえば、私の母が新居を見たいと、6月に上京する旨を連絡してくるが、拒絶する。
・今、都民の気が一番緩くなっている時期だから、6月に来るのはリスクが高すぎる。では7月にするという事でとりあえずそういう事になったが、7月になろうが、あまり状況は変わっていないのではないか、とも感じる。
・麻生太郎は休業補償なんて今後一銭たりとも出す気はないだろうし、そうなると非常事態宣言も遅れる。今夏は出来る限りおとなしくしているべきかと考える。

・京王百貨店の鳩居堂で印泥を購入。タダラフィル入手後、都庁へ。

・パスポートの有効期限が迫っているので更新というか再発行を申請。これも極めて短時間で終わる。
・都庁の地下には食堂街があり、麻布・永坂更科があったので入る。有名な店だが、本店も含めて入ったことがない。
・まずひやを一本、と思ったが、現在、都庁内食堂での酒類提供は禁止されているとの事。酒のない蕎麦屋なんて、クリープのないコーヒーのようなものではないか。
・そういうわけで、もりを一枚。悪くない。蕎麦の香りはかすかだが、腰が強いことに好感を持つ。老舗の蕎麦屋にしてはもりも良く、値段もこなれている。つゆは色が極めて薄く一瞬戸惑ったが、食べてみるとちゃんと「東京のそばつゆ」だった。
・一つだけ難点を挙げると、蕎麦の水切りが甘いような気がする。

・西新宿より丸ノ内線で荻窪へ帰る。今日は多くのタスクがあったものの、それら全てがあっという間に終わってしまった。
・荻窪駅からの帰路、メルセデスのウニモグを見かける。

・東京に住んでいると、ウニモグを見かけたりもするのだ。というか、歩いているだけで何かが起こるのだ。
・東京に住んでいると新宿紀伊国屋前で大槻ケンヂを見かけたり、赤坂砂場で内田裕也を見かけたり、LOHASがテーマのスタンディングバーで坂本龍一を見かけたりするのだ。付け加えると、六区で快楽亭ブラック師匠とバッタリ会ったりもするのだ

・帰ってシャワー、そしてビール。シンセサイザー(Behringerの、MODEL-DとPro-1)をいじって遊ぶ。
・先日、無職・無収入なのにエフェクターを注文してしまった。一部が届く。ごめんなさい。

・酒を飲むと、たまに喘息の症状が出る。血流の関係なのだろうか。ステロイド系の吸入薬があればすぐに収まるのだが、堅い医者の場合、喘息様の症状が3カ月以上続かなければ、処方してくれない。
・近所に、物わかりの良い耳鼻科医はいないものだろうか。

・あと、かかりつけの内科医も探さないと。
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2020年06月03日

東京ブログ

Pop is dead.
・16年以上にわたってブログを書き続けている。
・ブログを始めた頃、僕はド田舎に住んでいた。ド田舎、つまり時間が止まっていて、日常に外部的刺激のない場所で文章を打っていた。
・外的な刺激がなければ、自分自身で何かを考えたり、面白がったりしなければブログを続けるのは難しい。

・そういうわけでブログには日頃考えている事も書くけれど、Webページを眺めていて感じた事や、芝居、映画、音楽の感想など「外部からの情報に刺激を受けて何かを書く」事が多い。
・その一つに「旅行記」というものがあり、中でもしばしば行き先となったのは「東京」である。

・東京に出かける理由は色々だったが(主に歌舞伎)金曜の夜に田舎を出て、新幹線に乗ると必ずメモ帳をひろげ、万年筆でまず「〇月〇日 〇時〇分の電車で脱出」と書き留めた。その瞬間に自分の心も開放されたように感じた。
・東京駅で下車すると、ほぼ必ず日本橋口から出て、ピチカートVを聴き乍ら日本橋駅まで歩く。その5分ほどで、僕は自分自身を取り戻していた。大袈裟で芝居がかった文章だと思われるだろうが、本当にそうだった。

・ホテルにチェックインして、決まって門前仲町のネイバーフッド・バー「Big Horn」で飲む。この店には20年ほど通っているだろうか。だいたい午前2時過ぎまで痛飲する。

・翌日以降は観劇や食べ歩き。主目的が観劇で、それを軸にどの料理店に行くか事前に熟考し、予約も入れておく。
・美術館に行ったり買い物に行く際にも、綿密にスケジュールを決める。
(「綿密」と「強行軍」は違う。「昼下がりの砂場で、季節のものをつまみながらゆっくりとお酒を飲む」という「綿密な計画」も散りばめられている)

・そうやって東京で時間を過ごして、再び「死んだ土地」に戻る。そこには愛するべき奥さんがいて、また糊口するための手段があるため、その二つの理由があるので、家に帰る。

・帰った後は、書き留めたメモを見乍ら、芝居の事、料理の事を文章にしてブログに記録しておく。
・そういうことを、ずっと、ずっと、ずーーーっと繰り返していた。

・そして、僕自身はどんどんすり減っていっていた。そして昨年、あるきっかけを元に病気になった。奥さんのサポートがなければ、もしかすると本当に死んでいたかもしれない。
・しかし彼女は僕をちゃんと守ってくれた。そして「病気療養のため休職」という名の、膨大な時間が私に与えられた。

・ここから話が急展開するが、休んでいる間に僕は「自分に必要な事・したくない事」を三つまとめた。

1.東京(23区内)に住むこと
2.いわゆる「宮仕え」はしたくない
 (つまり管理職以上での仕事は、出来ればしたくない。というか盆の上が暗い人間に人事権を握られたくない)
3.通勤ラッシュには巻き込まれたくない
 (アレは明確な人権侵害であり、それを受け容れている時点で、少なくとも僕の中では「金のために魂を売り渡している」ことになる)

・以上が要件である。加えると、

4.資本主義の輪廻(スパイラル)から脱け出したい

・といったことだろうか。「といったことだろうか」などと書いたが、これらを現実化するのは夢のような話であって、そう簡単にはゆくまい。

・さて、この三つ乃至は四つの要件を現実するための方法はいくつか考えられる。

A.奥さん(フリーランスのデザイナー)に寄生する。
B.最低限の生活費が稼げる職(平社員かパート社員)に就いて、なんとか生活する。
C.起業する。
D.どこかの会社で、アドバイザリー専門のエグゼクティブとして契約する。

・A.は旧弊と言われようが男として避けたい。B.はまあアリっちゃアリなんだけど、僕のポテンシャルを活かせないという点において、ちょっと違和感あり。D.は能力としては出来るんだけど無理筋かな。
・で、C.つまり独立起業するのはどうかなあ?と考えているところ。実現するかは分からないが、それが一番「自分らしい生き方」なのだとは思っている。

・というわけで今はハローワークに通いながら、自分の将来に資する仕事を探しているところ

(この間、母親に「私の独立に口を出さないで欲しい」というメールと、フォローの電話)

・で、なんだっけ。ブログの事だ。
・東京に住んでいると、全てが「ブログに書くべき事」だ。杉並を散歩していると「良い道」がゴマンとある。傾斜、分かれ道、樹木、花。山手線内にも良い坂やY字路があるが、杉並にはそういった「いい景色」が、何でもないような顔でそこここに存在している。徒歩30分圏内でも数えきれないほどあると思う。

・今日は朝から吉祥寺に行って、歩いて帰ってきた。徒歩1時間
・歩くのは好きなので、雨さえ降らなければ阿佐ヶ谷も高円寺も「徒歩圏内」だ。
(長いヒキコモリ生活で足が萎えていたが、1カ月で取り戻した)

・こういう環境にいると「ブログに書くこと」がなくなる。つまり毎日が特別な日なので「今日は特別な日だった!」という記事が書けなくなる。小学生が夏休みの日記に「今日はとくに何もありませんでした」と書くようなものか、違うか。

・何が言いたいか?要は「オレ、リア充になっちゃったよ」てことか。

・冗談はともかく、ブログとの付き合い方も変わってくるんだろうと思う。
・ここは「乞う御期待」と書くべきか。
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