毎年、判じ物のような年賀状を出しているのだが、2021年の意匠についてどうも良い案が浮かばず。突然「アンディ・ウォーホル」に関するアイデアが降ってきたので、奥さんに描画を依頼。今までにも増して「分かる人にしか分からない」というか「分かろうとする人にしか分からない」年賀状となった。
先述した通り、私の年賀状は毎年「判じ物」である。常に「十二支」にまつわる絵を描いているが、動物そのものは描かない。ただ「ヒント」は添えている。添えられたキーワードを検索すれば「何故、この干支でこの絵なのか」は分かる。しかし受け取った人のうち、一人も調べようとはしないだろう。
世の中は「分かろうとしない人々」であふれ返っている。
とまれ、この一年を総括する時期だ。色々なことがあったが、今現在の私は幸福の真っ只中にいる。昨年後半に職を辞する決断をした事は、正しかったと感じる。
感染症が蔓延するこのような世情で、独立・出店の計画は遅れそうではあるが「なんとかなるだろう」と楽観的でいる。
今年の半分ほどは、困窮した友人のサポートを優先して考えていた。極めて厭世的だった彼が、少しずつだが考えを変えているようで、それが今年の、私にとっての幸せだった。
富田正樹牧師の YouTube 動画を観たことをきっかけに、徳島北教会を訪れたのも今年か。仏教を棄て「自称キリスト教信者」になった。敢えて「自称」というのは、洗礼を受けていないからである。しかし神、というか Something Great の存在は感じているし、イエスの慈愛に少しでも近付ければと思っている。
奥さんと二人で、富士山の見える部屋に住み、毎日ほぼ平穏に過ごしている。
彼女は在宅勤務で、私は無職。それでも彼女は私と一緒に居ることが嬉しいらしく、幸せそうにしてくれる。
クリスマスイブに参鶏湯を作って、残ったスープでラーメン。スープがおごっているから、当然うまい。深夜に夫婦でラーメンを食べる。こういうのがまあ、幸福というものでしょう。
話は変わるが休職前の体重が53kg、鬱で43kgまで減ったが、最近、自分にとってのベスト体重である48kgに近づいてきた。脂肪を増やしてなるものかと、毎週1~2回はプールに行き、最低1kmは泳ぐようにしている。
腹筋が割れたりはしていないけれど、なんとかデブ化はせずにいる。当面の目標は「クロールで1km泳ぐ」ことだろうか(今は100mどまり)
トルカリのカウンターに立ったのも良い経験だった。とにかく今年は「いやなこと」がほとんどなく、安寧であり幸せな一年だったように思う。