2008年09月01日

映画「ダークナイト」感想

Pop is dead.
Pop is dead.・なんというか「普通のハリウッド映画」でした。
・爆破シーンとカーチェイス入れときゃ文句ないだろう、というような。とにかく爆破爆破。

・救いようのない話ではあって、そこがハリウッドらしくないと言えばないわけです。こういう映画が売れるっていうのは、アメリカ人が変容してきたのかなあ、とは思いました。
・「スターウォーズ エピソード3」も救いようのない話だったけど、あれは「エピソード4」がある前提だったし。
・単純な勧善懲悪ハッピーエンドではない。
・ただそれだけなんですね、とにかく話のテンポを極限まで速くして、あとは轟音で迫力だしてけ!という、その点ではハリウッド的な単純な映画。

・今回のバットマンは、正義の味方というよりも「仕掛人・藤枝梅安」的な、自分は泥をかぶって悪者をやっつけるというキャラクター。
・そういえばティム・バートン監督の最初のバットマンも、公開当時は「ヒーローらしくない、あまりにも冷血なヒーロー」として話題になったわけです。
・今回のラストシーンでのジョーカーとの対決は、ティムバートン版と対照になってるわけですね。

・でも僕にとってはバットマンはティム・バートン版がベストだなあ。ああいう漫画的なキャラクターがあってこそのバットマンだと思うから。
・「ダークナイト」は、ただの犯罪映画なんですよ。ジョーカーも「ただの狂った犯罪者」でしかない。ジョーカーでなくちゃならない必然性みたいなのはない。
・ジョーカーをちゃんと描いてないってのが致命的だったかなあ。あの狂気の背景にもう少し触れれば、面白い映画になったと思う。
・病院爆破シーンのジョーカーの歩き方なんかはちょっと良かった。

・やっぱりいろいろ詰め込みすぎて、展開が唐突すぎるんだよなあ。人間の感情よりもSFXや爆破シーンに主眼をおいて撮影してるから、ドラマとしてはどうしても薄くなる。
・バットマンもジョーカーもデントもレイチェルも、ちゃんと描かれていない。一番良かった役は、冒頭に出てくる「ショットガンぶっ放す銀行員」あれは良かった。あの人にはドラマを感じた。

・バットマンの「造形」もあんまり格好良くないんだよなあ。耳があんまり立ってない印象があった。バットスーツも弱いし。
・バットモービルは面白かったけどね。これまでのバットモービルとは全く違う。スマートさ皆無の「戦車」みたいなバットモービル。ヒーローってイメージが全くないデザインで、ギミックもない。しかもその割に簡単に壊れちゃう。

・余談ですがヒロインであるレイチェル役の女優さんの微妙なイマイチぶりがキャリー・フィッシャーっぽくて、彼女の娘かと思ったんだけど赤の他人のようです。

・そんな感じで、あまりおすすめは出来ません。
・予告で流れてた「イーグル・アイ」がちょっと面白そうだった。

バットマン オリジナル・ムービー (劇場公開版)
バットマン オリジナル・ムービー (劇場公開版)
・こっちも良いよ。初めて見た時「バットラダー」に衝撃を受けた。

レゴ バットマン バットマン vs ジョーカー 7888
レゴ バットマン バットマン vs ジョーカー  7888
・ちょっと魅力。
posted by LSTY | Comment(17) | TrackBack(0) | 映画 | このエントリーを含むはてなブックマークこのエントリーを含むはてなブックマーク
この記事へのコメント
ダークナイトの感想
非常に的確だと思います。
Posted by ちーちゃん at 2008年09月22日 03:36
■ちーちゃんさま
 ダークナイトに関しては、ブログで感想をいくつか読んだんですが、どれも絶賛されていて、そこに違和感を覚えました。
Posted by LSTY at 2008年09月29日 09:30
何言ってんの!ばっかじゃねえの!!
見る目ねぇな・・・糞管理人!!!
Posted by ぼっちゃま at 2008年11月16日 23:57
本当にばかみたい!!! まったく・・・
Posted by 茶位 at 2008年11月16日 23:59
同感です!
Posted by たまたま at 2008年11月17日 00:00
https://lsty.up.seesaa.net/image/inago.jpg

どうせ嫌がらせコメントするなら、IP変えるとか、せめて時間をずらすとかすればいいのに…
Posted by LSTY at 2008年11月17日 09:59
狂気の背景にまったく触れなかったのはわざとだと思います。怨恨などの背景が無い、まったくの無差別な悪意に正義はときに無力だということを見せたかったのではないでしょうか。
作品としてもSFXや爆破シーンに主眼をおいたものでは全然無いと思います。
感想は人それぞれだとは思いますが、ティム・バートン版が好きなあまり斜に構えて不当な評価を下しているようにしか見えません。
Posted by ジェニー at 2008年12月15日 02:26
■ジェニーさま
>ティム・バートン版が好きなあまり斜に構えて不当な評価を下している

 それはそうかもしれませんね。オリジナルムービーも好きですが、いずれにせよマンガ的な要素が好き、という部分があるのでシリアス一辺倒のバットマンはちょっと…という気持ちはあります。
 しかし、他の人のレビューはほとんど手放しの絶賛ばかりなので、こういう感想があっても良いかなあ、とは思います。
 あと、私は一般的なハリウッド映画全般をあまり好まないので、普段ハリウッド映画ばかり見ている人にとっては、この映画は衝撃的だったのかもしれません。
Posted by LSTY at 2008年12月15日 16:48
管理人の見る目なさすぎワロタwwwww

まさに節穴wwwwwwww
Posted by ココ at 2008年12月27日 00:31
 いつも思うんだけど「世間で評判の良い映画をけなしているからこいつの目は節穴」と決定して、根拠を示さずに↑こういう知性のかけらもないコメントを残す人間というのは、どうも理解しがたい。
Posted by LSTY at 2009年01月21日 17:25
ティム版バットマンも拝見した僕なりの評価としては新生バットマンシリーズとしてはまあまあの出来かと。でもそれは「バットマン」というくくりで観ればの評価なわけで、これをそのくくりなし以前のイメージ無しなんやかんやのとっかかりを抜いて観ると監督の映画にかけるバイタリティそのもの、の根源や勧善懲悪劇に終わらないわけが見えてくるのでは、と思うところです。
Posted by 秋月昇 at 2009年03月11日 14:36
■秋月昇さま
 バイタリティーというのはそうかなあ、と思うんですけど、つきあってるこっちは疲れてしまう、という部分でもあります。
 たしかに「まあまあ」なんですよね、普通のハリウッド映画。テレビで放映されてたらまた見ても良い、という程度。なんでここまで評判が良いのかは、いまだに分かりません。
Posted by LSTY at 2009年03月26日 15:22
テドパイロンサン
Posted by 50/50 at 2010年07月10日 12:10
できたら何度も観てみてください
きっと観るたびに色々と発見があると思います。
自分はPSPでバスの中でほぼ毎日観てました
今でもね
インセプションがでたらそっちも観るかもしれませんが
爆破やアクションシーンに目がいってしまうかもしれませんが
ほんとに些細な場面に凄く複雑な背景があります
そこらへんを見れば見方も変わってくるかも知れません。
例えばジョーカーの口の傷の理由
二回とも理由が違いますが
最後にブルースに教えようとした時に本当にの事を言おうとしたんじゃないかなっても自分は思います
途中で阻止されてしまいましたが
ジョーカーはけして薄っぺらい悪党じゃありません
むしろどんな悪党よりも純粋で複雑です
この映画がすきなので少し贔屓してしまうかもしれませんが
でも凄くよく出来てます
是非ともまた観てみてください
Posted by まんじゅう at 2010年08月24日 16:48
■まんじゅうさま
 言われてみれば、ハリウッド映画というのは何度も見るうちになんとなく好きになるようにも思います。
 個人的には、テレビで繰り返し放映されているセガール物とかダイハード、バイオハザードとか結構好きだし。映画自体の好き嫌いとはちょっと違うような気もしますが。
Posted by LSTY at 2010年09月16日 10:42
>なんでここまで評判が良いのかは、いまだに分かりません。

いままでのバットマンシリーズを一線を画す作品だからだと思いますよ。
私もこれを観たらとんでもなかったです!素晴しかったです!!
感想は人それぞれでしょうけど・・・
それに何度か観れば改めて感じ方が変わるかもしれませんよ。
私は何度も観てます!!

前にある映画を観ましたが最初は酷かったと言う印象でしたが・・・改めてまた観たらすごいと思うようになりました!

上の方のまんじゅうさまの感想と被ってるかもしれないですけれど・・・
是非ともまた観てみてください!!
Posted by オカマ at 2011年06月01日 02:49
■オカマさま
 テレビでやってるのを偶然見かけたら、見るかも知れませんね。
 もともとがオリジナルムービーやティムバートン版で育ったので、ああいうシリアスなのを受け入れないっていう部分はあると思います。
Posted by LSTY at 2011年06月08日 18:21
コメントを書く
お名前: [必須入力]

メールアドレス:

ホームページアドレス:

コメント: [必須入力]


この記事へのトラックバック