2008年10月16日

早くDVD化しろよ!と思う名作映画3本

Pop is dead.
Pop is dead. 世の中には「この傑作が、なんでDVDになってないんだ!」というような映画がいくつもある。どうしようもない駄作で買い手もないのならまだ分かるが、名作と思われるものは納得いかない。「バベットの晩餐会」みたいに、DVDがあっという間に廃盤になってしまった物もある。一体どうなってるんですか!?

 というわけで、個人的に最もDVD化して欲しい映画を三作品挙げてみる。

■この映画がDVD化されていないのは釈然としない!
1.良いおっぱい悪いおっぱい
2.利休(勅使河原宏監督)
3.フェリーニの「道化師」


 なんで「良いおっぱい悪いおっぱい」DVD化されてないんだろう。アルゴプロジェクトの映画って結構出てるんだけど、これは出ていない。出産・育児映画なんだけど、話が面白い上に出演者も滅法良い。主演中村有志に加え、柄本明、鈴木慶一、蛭子能収、沼田元気…なんともガロ臭がする良い配役。写真家の嵯山ゆりも良い。僕が日本映画の中で最も好きな作品で、たとえ話ではなく本当にビデオテープが切れるまで見た。

 「利休」は、勅使河原宏が死んだ時点で真っ先にDVDを出すべき映画なんじゃないですかねえ。三國連太郎=千利休、山崎努=豊臣秀吉、松本幸四郎=織田信長、中村吉右衛門=徳川家康という重厚な配役。しかしそれを圧倒するほどの美術、空気感。三田佳子を出したのは失敗じゃねえかと思うものの、その他には文句のない作品。日本美術に興味のある人には勧められる映画。

 フェリーニの「道化師」ってマイナーといえばマイナーなんだけど、これはすごく良い映画ですよ。タイトル通り、ピエロを映した映画。フェリーニが、ピエロの名優やその歴史を探るというストーリーなんだけど、随所に挿入されるサーカスのシーンが実に良い。ここで出てくるのはアメリカではなくてイタリアのピエロ。馬鹿馬鹿しいんだけどシニカルで、ブラックで、それで何とも言えぬ哀愁。僕はサーカスにおけるピエロって軽視してたんだけど、それはアメリカのサーカスしか見ていなかったからなんだなあ、と、これを見て思った。ラストシーン泣けるなあ。

■その他のDVD化希望作品
1.マルキ
2.アマルコルド
3.すばらしき仲間(タモリ篇)


 「マルキ」は、マルキ・ド・サドの獄中生活を描いた「ぬいぐるみ劇」。ぬいぐるみの出演者同士が、あんなことやこんなことをする、というお話しで、マルキと「彼自身の陰茎」との対話に主軸が置かれている(彼の陰茎には顔があり、夜な夜なマルキとお話しをするのです)これは、着ぐるみフェチで変態のKenさんに是非お薦め。

 フェリーニの「アマルコルド」は未見。淀川長治による解説を読んで、一番面白そうだと思ったフェリーニ作品。

 タモリの「すばらしき仲間」はテレビ番組だが、かつてビデオ化されていた。タモリ、山下洋輔、赤塚不二夫らが集まって雑談をしたり「密室芸」を披露したり。これは宝の山ですよ。中でもタモリによる「即興アングラ演劇」は最高。ハナモゲラ語の起源とか、貴重なエピソードも満載で、タモリファンなら見ておくべき物。

・2019/4/18時点でソフト化されている物について、リンクを貼っておく(注意!ブルーレイですよ!)
  
・フェリーニの道化師はやっぱりすぐ絶版になって高値がついてる。やっぱり見つけたら即買いしないと。
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