2008年12月01日

映画「エド・ウッド」感想

Pop is dead.
エド・ウッド [DVD] ティム・バートン好きなんだけど見てなかったので借りてみた。
 期待せずに見たんだけど、予想外に良い映画だった。
 ベラ・ルゴシを演じるマーティン・ランドーが良い。クリストファー・リーもそうだけど、ティム・バートンは良い爺さんを起用するなあ、と思った。

 あらすじは「女装趣味のある変態監督が、資金集めに苦労しながらクズ映画を撮りまくる」というものです。それだけの映画なのですが、この監督エド・ウッドの暴走ぶりが痛快。

 まず初監督作品は、自身の服装倒錯を描いた「グレンとグレンダ」。どうもこの映画は「女装趣味を持つ男が、自身の恋人(女)にその趣味を認められ、服装倒錯者として自信を持つまで」を描いた作品らしいんだけど、クライマックスシーンがひどい。そのシーンはDVDのジャケットになってます。
 この映画で彼は製作会社から愛想を尽かされ、自分で資金集めを始める。集めた金で作ったのが「怪物の花嫁」。麻薬中毒でヘロヘロになっている老優ベラ・ルゴシを冷たい池に入れ、タコのぬいぐるみと格闘させる。タコはただのぬいぐるみなので、ルゴシはタコの脚を自らに巻き付けながら必死に熱演。
 三作目が史上最低の映画と名高い「プラン9」。死んでしまったベラ・ルゴシの往年の映像をつなぎ合わせ、適当に作り上げた宇宙怪奇モノ。この映画の製作に行き詰まった彼は偶然オーソン・ウェルズに出会い、ウェルズの言葉に勇気づけられ、見当違いな自信を持ってさらに暴走してゆく…

 もう腹も立たないほど馬鹿馬鹿しい。呆れてモノも言えない。
 これは「バートン・フィンク」と対をなす映画ですね。あの作品と合わせて見ると味わい深い。
 更に言えばマーティン・スコセッシの「私のイタリア映画旅行」というDVDがあります。スコセッシが影響を受けたイタリア映画を紹介する、という内容ですが、そのティム・バートン版が「エド・ウッド」だとも言えるでしょう。愛情にあふれた映画。

 馬鹿馬鹿しくて仕方ないので「プラン9」が見たくなってきた。500円だから買ってしまおうか。

プラン9・フロム・アウター・スペース 新訳版 [DVD]
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