2009年01月13日

1/10-12日記(落語と日本酒とつまみの話)

Pop is dead.
Pop is dead.・いよいよ寒くなる。11日・12日あたりはファンヒーターをつけても部屋の温度がなかなか上がらない。温度は上がっても床が冷たいので寒くてしようがない。

・12日は早く寝床に入るがすぐに目が覚めて眠れず。また起きて酒を飲むというのもどうかと思い。寝床に入って落語を何本か聴く。三遊亭圓生「鰍沢」のあと、古今亭志ん生の「鰍沢」、「粟田口」、再び圓生の「代脈」と「田能久」。
・圓生師匠は志ん生師匠の「鰍沢」を痛烈に批判している。登場人物である「お熊」の口の聞きようがなっていない、というのだが、私が持っている録音ではそれが目立たない。
・そろそろ志ん生のCDを買い始めようかなあ、と思う。僕は初心者、たとえば大学の落研に所属しているような学生が「志ん生好き」を公言するのはどうも恥ずかしいことだと思う。なんというか、志ん生が好きと言っておけば良い、という免罪符的に使われているように思うから。
・そしてそのおかげで「落語=志ん生」っていうことになってしまって結局、落語の世界が一般人から遠ざかっているように思う。やはり初心者に薦めるのなら断然。志ん朝でしょう。そして志の輔。この二人から始めるというのが、理想だと僕は思いますね。
・昔、「二十歳を過ぎた落語入門」という文章を書いたことがあったけど、その頃からあまり考えは変わっていません。金馬師匠なんかも初心者向きですね、もちろん三代目ね。

・落語と言えば、正月特番としてNHKで談志特集が放送されていた。深夜というより未明の放送だったが、偶然起きていたので見た。結論として、やっぱり僕はこの人ダメだ。この人が目指しているのは志ん生なんだろうなあ、という気持ちはなんとなく分かったけれど、あまりにも「狙い」が見えてしまってうまくない。
・たぶん、最近の落語会では「談志が分からないやつは落語オンチ」ということにされるんだろうけど、それで結構。ちっとも面白いと思わない。

・嫁が実家から日本酒「山古志」をもらってくる。なんかチャミスルみたいな瓶で、しかも「特別純米酒」と書いてあるのでどうなんだろう、と思って飲む。
・私は基本的に「良い酒」とされる日本酒を嫌う。結局、日本酒の味が好きではないのだと思う。味が薄く、かつアルコール臭さのない酒が一番である。普段は「酒屋八兵衛」という酒の本醸造を飲んでいる。我が家では通称「うっかり八兵衛」。
「越の景虎」も良いが、近所の酒屋では八兵衛の倍の値段なのであまり買わない。味も八兵衛の方が薄く、飲みやすい。
・さて「山古志」はどうだったのかというと、少し酸味があるが好みの味だ。一般的な日本酒好きにはアピールしない感じだが、私の好みの味だった。
・年末に、正月だからちょっと高い酒を飲もうと「天狗舞」を買ってきたのだけれど、だめだ私の貧乏舌には合わない。

・最近のあては、もっぱら焼き海苔。もっとも手軽で腹にたまらない。焼き海苔一枚を手で折って切る。八枚に切って、さらにそれを細長くする。これで都合十六枚になる。細く切った方が手で食べるときに食べやすいし、なにより「間が持つ」のである。これを、わさび醤油というか「わさびを醤油で練ったもの」につけて食べる。
・この場合のわさび醤油は「わさびの粒子が細かいことが大事」である。そういう意味ではチューブのものではなく、練りわさびの方が良いように思う。私が子供の頃は、家で使うのはもっぱら練りわさびでしたね。チューブのわさびが出回ったのはここ20年くらいのものではないか。

・月曜昼、嫁が外出して暇なので、家で芋をおろし、すり鉢でする。俺たちはスリコギだ!人生はスリバチだ!
・西村京太郎サスペンスを見ながらゴリゴリ。山村紅葉の演技は、いくらなんでもひどすぎるだろう、とか思いながらゴリゴリ。
・昆布だしで伸ばし、最後に醤油とわさびを混ぜる。
・一応すりあがったので、海苔に乗せてフライパンで焼く。非常に焼きにくいが、できあがるとわりとおいしい。

おつまみ横丁―すぐにおいしい酒の肴185
おつまみ横丁―すぐにおいしい酒の肴185
↑タモリ倶楽部にもたまに出てくる瀬尾さんの本。オーソドックスすぎてあまり参考にはならないが、写真がおいしそうなのでパラパラめくっていると楽しい。
posted by LSTY | Comment(2) | TrackBack(0) | 日記 | このエントリーを含むはてなブックマークこのエントリーを含むはてなブックマーク
この記事へのコメント
こんにちは。
立川談志は、僕もちょっと苦手なのですが、正月のテレビでやった「芝浜」は鬼気迫っていて、なかなか良いと思いました。
ビデオに撮っているので、少しずつ見ているんですけど、次は「粗忽長屋」を見ます。
Posted by Ken at 2009年01月13日 22:35
■Kenさま
 私が見たのは「粗忽長屋」からですが、なんというか「ジャズのような落語」を意識しすぎていて嫌みな感じがあるんです。結局行き着く先は志ん生なんだから、あえてあなたがやる必要はないでしょう、とも思う。
 落語は「悪い意味で旧弊な世界」にとどまっていてはいけない、というような考え方には同調しますが。
Posted by LSTY at 2009年01月14日 10:24
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