2009年04月21日

4/16-20日記(映画「タクシードライバー」「めまい」感想・小型車の音響)

Pop is dead.
Pop is dead.・最近あまりイライラしないのは、車の運転でイライラすることが少なくなったからだろう。

・コペンは車高が非常に低いため、「前の前の車」が見えない。つまり、前の車の窓越しに、前方を見ることが出来ないのです。なので、前の車がどれだけ遅くても、余程見晴らしの良く、ゆるいカーブでなければ追い越しはできない。
・それはイライラするじゃないか、と言えば逆なのでして、人というのは「これは絶対に追い越しできないな」と分かれば、そこで諦めてしまうのです。まあまあ、仕方ないな、と思えてしまう。だからイライラしない。

・車の話が出たのでコペンに関するメモ。
・後方窓のワイパーがないのは残念。機構上、付けにくいのはわかるが、やはりあった方が良い。
・屋根を開ける際、駆動モーター音が一瞬高くなることあり。確認したところ、異常ではないとのこと。
・やはりスピーカーの音が悪い。スピーカーの性能ではなく、配置の問題である。
・こういう小さな車で、ドアの内側前方にスピーカーを付けるというのはどういう神経だろう。一人で乗っているとそこに足が入るわけで、右チャネルの高音がカットされる。結果、左右バランスに耐え難い気持ち悪さが生まれる。二人で乗ると、許容できる音。
・空間の狭い車の場合、スピーカーの位置にはもっと気を遣うべきだろう。恐らく最も良いのはダッシュボードの奥。あるいは座席裏か。ドアにつけるならできるだけ上部に付けるべきかと思う。

・映画「タクシードライバー」見る。
・衝撃作。何が衝撃かって、デニーロのヒゲの青さ!この青さには万人が衝撃を受けるであろう。
・途中までしかまじめに見てなかったんだけど「単にニューヨークを撮った映画だなあ」と思った。しかしきれいに撮ってるわけですよ。タクシーが走る町の灯り、この美しさがなんとも言えない。雨の中、タクシーの濡れた窓に映るネオン、これがまさに溶けかけのゼリーのように光っている。
・一つの町をこれだけきれいに撮れるっていうのはすごい。
・夜の場面に何度も流れるサックスを聞いて、嫁が「マルサの女だ!」と言う。たしかにそうだ、「マルサの女」で繰り返されるあのサックスのメロディー。
・つーかパクってんだね。伊丹十三は、「マルサ」の撮影開始前に、スタッフに確か「この映画は『東京の映画』になると思います」と語っていた。つまりスコセッシが撮った「ニューヨークの映画」に対抗して、「東京の映画」、東京という町を描いた映画を作ろうという事だったのではないか。
・タクシードライバーが見たニューヨークと、査察官が見た東京、という対比。
・しかし「マルサ」は、東京を映した映画として成功したのかね、とは思う。被写体としての東京を十分に生かし切れたかというと疑問だ。やっぱり伊丹十三は東京が嫌いだったからなのかなあ、と思った。

・また映画を借りてくる。今度は「24シーズン1」の1〜3話、ヒッチコックの「めまい」、三木聡「転々」。
・「24」は一度見ているが、もう一度見て面白いか確認。嫁は見ていないので感想を聞く。
・嫁は大して面白くなかった模様。4話以降を借りるかは微妙。

・「めまい」見る。現代の「Vertigo」はイタリア語かと思ったら英語だった。「ヴェアティゴウ」と読む。
・めまいは随分前、中学か高校の頃に見ていて、ストーリーは忘れたが面白かったことは覚えている。
・再度見てみると、果たしてなかなかの面白さ。
・主人公の男は終盤、こっちが引くほど「キモい男」になる。この感じは見ていて不快になるほど。
・見終わった後、ヒッチコック&トリュフォーの「映画術」を読むとこれが面白い。この映画は相当強く、変態性やセックスを意識した作品だということ。キム・ノヴァクの肉感的な魅力が、この映画を引き立たせている。
・映像効果も素晴らしく、主人公の悪夢におけるアニメーションや、めまいの映像など見ていてとても楽しい。オープニングのスピログラフのような映像と音楽も最高。
・特典映像にスコセッシが出てきた。以前見た「鳥」と違い、こちらは特典映像にも字幕が付いていた。同じユニバーサルから出ているのに、この違いは何だ?

・古い映画を続けて見ていると、やっぱり最近の映画は説明的すぎるのかなあ、と思う。映像と台詞によって「これがこうなったから、こうなったんですよ」という説明がされすぎている。名作とされている古い映画では、説明が少ない。二度三度見て「ああ、そういうことか」と気が付いたりする。
・これはどうなんだろうか。「名作には説明が少ない」と決めてしまって良いものか。逆に「何度も見ないと筋が分からない方が名作っぽい」とかいう事なんじゃなかろうか。あるいは、映画が娯楽の中心だった頃にはみんな何度も映画を見に行ったから、何度も見て面白い映画が求められたのか。
・僕は以前、「2〜3度見て全体像がつかめる映画が、コスト的に最適なんじゃないか」と思っていて、まあその考えは今でもあまり変わりません。それ以上の作り込みは無駄なコストのように思えるのです。そういう基準で見ると、北野武なんて良いなあ、と思うのです。あの人の映画って、だいたい2〜3回見てすっきりする。逆にそれ以上はあまり見たいとも思わないので、DVDは「ソナチネ」しか買っていない。

・伊丹十三の短い文章に「幸福男」というものがあるが、今まさしく私はそういうような状態にある、と思う。毎日三度三度、嫁の作った料理を食べ、休日には二人で買い物や食事に出かける、というのは、あまりに小市民的ではあるが、相当に「幸せ」な感じのある生活です。
・しかし、そういう「幸せ」には、何か不吉な予感というのが伴うようにも思う。「空がこんなに青いわけがない」という映画があったが、つまりそのような不安感であります。
・ともあれ、このように心穏やかな日常というのは、これはこれで素晴らしい、と思いながら暮らしています。

・このジャケットデザインは両方ともひどいね。

タクシードライバー コレクターズ・エディション [DVD] めまい【ユニバーサル・セレクション1500円キャンペーン/2009年第5弾:初回生産限定】 [DVD]
posted by LSTY | Comment(0) | TrackBack(0) | 映画 | このエントリーを含むはてなブックマークこのエントリーを含むはてなブックマーク
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