
細かいことを言うと、オービタルとか、オーブとか、μ-ziqとか、LFOとか、あるいはロッテルダムレコーズとか、いろいろあるんですが大きな流れの中ではあまり重要ではないので、割愛しています。
■資料編(テクノポップの頃)
・KRAFTWERK「AUTOBAHN」:90年代以降のテクノが好きな人は、別にKRAFTWERKを聴かなくても良い、と思う。
・YMO「BGM」:当時の「テクノポップ」と、今の「テクノ」の架け橋になるような作品。「U.T.」はその典型。
・YMO「テクノデリック」:世界で初めてサンプラーを使ったアルバムとされる。楽曲的には「BGM」の方が上だと思う。
■デトロイトテクノ
・Derrick May「Innovator」:いわゆる「今のテクノ」のオリジネイター。
■ケン・イシイ
・Ken Ishii「InnnerElements」:ケンイシイの特徴は「リズムの破綻と、ノイズ寸前の電子音」だと思う。
※彼の作品では「ジェリー・トーンズ」の評価が高いが、同作品ではケンイシイの特徴は若干薄まっている。名盤には違いないが。
■AphexTwin
・Aphex Twin「Selected Ambient Works 85-92」:有名すぎて紹介したくないアルバム
・Polygon Window「Surfing on Sine Waves」:エイフェックスの変名。こっちの方が名盤だと個人的には思う。テクノには、必ずしもビートが必要なわけではないという見本。
・Aphex Twin「Richard D. James Album」:エイフェックスがドラムンベースの世界をめちゃくちゃにしてしまったアルバム。僕の感覚では、もうこの時点でテクノは終わった。
■アシッド
・Hardfloor「TB Resuscitation」:高くなってるから買わなくて良い(笑)。
・電気グルーヴ「ビタミン」:Hardfloorに強く影響を受けた1枚。
■ドラムンベース以前の総括的な1枚
・ゲームサントラ「攻殻機動隊」:当時、人気のあったテクノクリエイターが勢揃い。ドラムンベース登場以前のテクノを知るにはこの1枚で十分だと思う。
■ドラムンベース
・Roni Size「New Forms」:石野卓球が「テクノとは、都市の民族音楽だ」と言った通り、テクノというのは実は土俗的な音楽だと思う。しかし、ドラムンベースという民族音楽的なジャンルの発生と共に、テクノは「カテゴライズしにくいジャンル」になってしまう。喜ばしいことだが、しかしそれによってテクノが分散し、迷走し、失速したのは事実なんじゃなかろうか。
■ミニマム/ミニマル
・Surgeon「Communications」:一方、「正統派のテクノ」、つまり「規定されやすいテクノ」も生産され続ける。正しそれは「フロアでかけられ、客を踊らせるため」の音楽であって、テクノはそういう「機能」に縛られ始める。(※この盤も、別に買わなくても良い)
・Jeff Mills「Mix-Up Vol.2」:ミニマム以降のテクノは、単体では「部屋聴き」には適さないので、ミックスCDがおすすめ。
・Westbam「DJF 125」:同じくミックス物。こちらの方がJeffMillsよりもポップかも知れない。
■エレクトロ?
・Daft Punk「Homework」:テクノがフロアに特化してしまった後、「部屋聴きのための電子音楽」として、エレクトロやトリップホップというジャンルが生まれたのだと思う。
そういうわけで。
ホアンも名前としては重要なんだけどなあ、とか思うけど。
エイフェックスは個人的にはあまり好きじゃないんで、これ以上挙げる気はないなあ。WARPのコンピ「AI」は良いかな。
二年前とはいえ、ダサくてテキトーなことが書かれてます。
特に音楽初心者は注意。
テクノポップとテクノに連続性無いんで。
テクノはシカゴハウスからだし、シカゴハウスはソウルやファンクやディスコからだし。
まあ、挙げてる曲目も電気オタ丸出しでクラブ童貞っぽいから無理無いか。
テクノの歴史を知りたいなら大人しくWikipediaでも読んでなさい。
>テクノの歴史を知りたいなら大人しくWikipediaでも読んでなさい。
なんだこのオチ。
テクノ初心者にお勧めしたいです。
これはこれでいいと思います。
僕もインナーエレメンツはお勧めしたい。
今は、テクノを聴くのもいろんな入り口があるからインナーエレメンツじゃなくてもいいかもしれないですが、
コメントありがとうございます。これを書いたのは10年も前なので今では他に色々入り口が広がってるんでしょうね。
今はブログが廃れてしまって、こういう「個人が勝手&適当にお薦めを紹介し合う」っていうのが無くなってきてる気がして、残念です。