2006年05月09日

「好き好き大好き」の恐怖

Pop is dead.
Pop is dead.■第一印象
・最近太ってきた。体重は3〜4キロしか変わらないけれど、よく「顔が丸くなった」と言われる。
・嫁に訊いてみた「顔が丸くなって、人当たりが良い雰囲気になった?」
・答えは「でも、しゃべってみたら冷たい人間なんだから同じでしょう」
・でも多分、第一印象は変わっているはず。
・僕は昔から第一印象で損をし続けているので、その大切さはよく分かっている。

■ブロガーとの出会い
・ブロガーにも第一印象がある。
・出会った段階で「この人、どうも気に入らないな」と思い込んでしまうと、その人の書いた文章がすべてコニクタラシイ物に見えてくる。
・そのうちたまらなくなって、皮肉っぽいコメントを書いたりしてしまう。そうすると相手も、「こいつ気にくわねえ」となり、結果、往々にして中傷合戦になる。
いきなりのコミュニケーションが「お前のこと嫌い」だと、喧嘩にしかならないのだった。

■「好きだ」という先制攻撃
・ゆがんだはしごという人のブログを読み始めたのは、多分2005年の12月頃から。で、いきなりこれである。
えっけんさんの事が、好きで好きでタマラナイです(まだ言うか、、)・・嗚呼、俺が女だったら良かったのにな・・ホントに。
反則である。いきなりの「お前嫌い」もダメだが、いきなり「お前好き」も山本KIDの空中飛び膝蹴りくらいに「そりゃないぜ」と思う。
・考えてみれば、ブログ界には「バカじゃねーの」とか「つまんない」とかいう先制攻撃が溢れているが、「好きっす!」は初めて見た。

■えっけん被弾!
・彼の「好き好き攻撃」はその後も続く。そしてターゲットも広がる。
・で、最近、ゆがんだはしごさんは、かねてから反感を持っていた「えっけんさんのコメント返信に対する姿勢」を攻撃し始めた。
・そこら辺に対するえっけんさんの反論を読んでいて、僕はちょっと変だな、と思った。なんとなくだけど、優しい。
参考:ekken♂:一行コメントレスならば、むしろいらない
・普段なら、こういう批判をもっとクールに、しかし力ずくで「うるせーばーか」とねじ伏せる、えっけんさんにはそういうイメージがある。でも、今回はなんか違った。
・それで僕は思ったのだ「えっけんさんは、多分、ゆがんだはしごさんの好き好きビームに撃たれたのだ」と。

■「好き好き大好き」の恐怖
・なんでそんな事を思うのかというと、自分にもそういう心境の変化があるからなのだった。
・ブログをやっていると、いきなりの「お前嫌い」に対する耐性はつく。しかし「お前好き」なんてことは、まず言われない。
・いきなりそんな事を言われるとたじろぐ。そして、こっちにとっても相手の事が「気になる存在」になったりするのだ。
・そんな感情は、ドライで殺伐としたwebを好むおじさんにとって、実は手枷足枷になったりもする。でも逃れられない。好意からの逃亡は、嫌悪からの逃亡の数倍、難しいものだろうと思う。
・だからやっぱり、いきなりの「好き!」は反則だ。

※えっけんさんの心境に関する記述は、すべて憶測です。全然違ってたらすいません。

好き好き大好き―対話と詩のあそび
好き好き大好き―対話と詩のあそび

もちろん私は、この本を読んでいない。
この記事へのコメント
LSTYさん好きです。
と言われたいが為のエントリーにしか見えないぼくの心は、ゆがんでいます。
なんだか、落語の『まんじゅうこわい』を思い出しました。

PS.大好きです!
Posted by てすと at 2006年05月09日 22:34
LSTYさんなんか、大っ嫌い!
Posted by らぶ at 2006年05月09日 23:11
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