2011年01月20日

Facebookを1日使って考えた。

Pop is dead.
 Facebookを1日さわってみた感想。映画が公開されてFacebook流行るのかね、mixiを凌駕するのかね、という質問に対する、僕なりの答え。

■「実名であること」には積極的な理由(メリット)が必要
 結論から言ってしまうと「なぜFacebookでなければいけないのか」という理由があまりない。
 言い換えれば「なぜ実名でなければいけないのか」という事でもある。日本におけるweb利用はデフォルトが匿名なので、実名で使うためには、そこに積極的な理由がなくちゃいかん、と思うのだけど、それがあんまりない。

■実名のメリット=小
 一言で言ってしまうと、終身雇用制度がFacebookの普及を阻むというか、その存在価値を低くしているということで、つまりFacebookで人とのつながりを作り、それをビジネスに活かしつつ転職などを通じてキャリアアップを図る、というようなことが日本では実現しにくい。そこがやっぱり大きいんじゃないのかなあ、と思う。

■実名のデメリット(リスク)=大
 あと実名や勤務先を公開するリスクっていうのが、日本人の場合高い。漢字表記までの同姓同名が存在しにくい=個人を特定しやすい事と、日本人には「バカ真面目」が多いから。それはweb・blogにおける「炎上」の状況を見ても分かるけど、正義の名の下に他人を叩く事になんら疑念を抱かないバカが多い。これは韓国もそうらしいけど、なんでしょうね、多様性に対する理解や、想像力に欠けた人間が多いということか。そういうバカに捕まって、現実の知人や勤務先に迷惑がかかるリスクを考えると、これは二の足を踏む。

 このデメリットを気にすると、勤務先を公開する人は少なくなり、そうなるとキャリアアップとかのメリットもどんどん小さくなる。こういうスパイラルによって、Facebookを使う理由っていうのはどんどん弱くなる、ように思う。

■ユーザ数の急激な増加は見込めない
 あと、今まで日本のwebユーザは匿名(ハンドル名)で活動してきたわけで、匿名は匿名のまま、維持して活動すると思う。今まで築いてきたweb上の関係はそのままで運用しながら、新たに実名での活動を開始する、という事になるわけで、それによってFacebookのユーザ数増加は阻まれる。
 どういうことかというと、web上にLSTYの知人は何人もいるけど、リアル知人はそんなにいない、というかリアル知人とはweb上で関係を持っていない事が多い。そうなると、僕がこのblogで「Facebook始めたよ!」と言っても、そこから僕をフォローする人ってほとんどいないわけだ。mixiの場合はハンドルでやってるので、ここで呼びかけたら数日で10人だか20人だかの人とつながったけど、Facebookではそれはあり得ない。
 今のユーザ数は200万人いないみたいだけど、その程度じゃリアル知人を捜すのも難しいし、上記のような理由で爆発的にユーザ数が増えるとも思えない。
 かつてmixiがそうであったように、匿名を容認すれば、日本でもある程度流行るのかも知れないけど、そうじゃなきゃ難しいだろうね。

 あと、細かいことだけどいくつか感想。

・UIが外国っぽい。bloggerとかLast.fmとか、Googleのこなれてないサービスの感じ。mixiの方がわかりやすい。
・日本語対応というか日本対応(日本の本・音楽・映画などのリスト)はまだまだ、というか無いに等しい。これはユーザ数が増えれば解決されると思うが。
・学校名と卒業念を入れると「同級生」を探してくれるが、「先輩・後輩」は探してくれない。
・学校名の表記揺れにはちゃんと対策してないっぽい。僕の出身大学については三つの表記があった。学部での絞り込みも微妙。
・Googleのサービス同様「どこまでが公開されていて、どの情報が隠されているか」がちょっと分かりにくい。他人から、自分のページがどう見えているか。
・好きなアーティストを登録すると勝手に情報が流れてきて鬱陶しい(多分止める方法はあるんだろうけど)
・webメールのアドレス帳から友人を捜してくるサービスがあるっぽいけど、Gmailには対応してないので、話にならない。

 Facebookにはおとといまで何の関心も持っていなかったので、こういう話は出尽くしてるのかも知れないんだけど、自分なりの考えを書いてみた。
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