2011年10月14日

城崎温泉一人旅行記(一日目)

Pop is dead.
Pop is dead.・9月上旬に行った城崎旅行の記録、メモ帳に万年筆でチマチマ書いたまま、放っておいたのだけれど、少し時間が空いたので一日分だけアップしておく。
・ちなみに、メモ帳をiPhoneのCamScannerでスキャン(撮影)し、それをEvernoteに保存、それを見ながら外出先でPCに打ち込む、という手順を踏んだ。A7のメモ帳6ページにわたる記述だが、打ってみるとずいぶん短いのに驚いた。

----------

■9/5
 銀行手続き終え、11時頃尼崎。再開発によって画一化される駅前に失望する。
 コンビニエンスストアにて週刊大報買う。阪神百貨店、米八という店で道中の弁当500円。にしむら珈琲にて電車を待つ。
 台風により城崎に至る一部路線が運転休止となっていたが、11時過に復旧したようである。しかし中途の駅で普通電車に乗り換えなければいけない。特急は福知山から先、終日運転を見合わせているためである。
 という事は、福知山に着くまでに弁当を食べてしまわなければならない。まだあまりおなかは空いていないのだが、どうしよう、と気がもめる。
 それから、特急料金の払い戻しはどの駅で行うべきなのだろうか。
 傘を持ってきたが、7日晴れていたら宿で捨ててもらおうかと思う。晴の日に荷物と傘を持って歩いていると、乞食に間違われる気がする。

 と心配をしながら14時頃、福知山に着くが、普通列車は15時過発とのこと。仕方なく途中下車してみるが、ここも再開発された無味な田舎である。駅から看板の見える「ニコニコプラザ」という施設まで歩くが、ガランとした建物で中には二、三の老人しか居らず、なんとなくこわくなって駅に戻り、喫茶店で時間を潰す。
 尼崎から城崎まで五時間の旅となりそうである。

 結局、宿に着いたのは17時半頃。いくぶんカビ臭い部屋に通される。
 食事までの間にひとまず外湯。鴻の湯へ。ひとっ風呂浴びて夕食。これがイマイチ。宴会旅行ならまだしも、個人利用でこの料理のレベルは…廉宿の不味めしには愛嬌があるが、高宿の不味めしは勘弁して欲しい。
 しかし一人旅で部屋食というのは間がもたない。仕方なくニュースなど見乍ら食べる。酒も冷蔵庫から適宜やってくれというスタイルで、味気ない。
 食事そこそこに、また風呂へ。一之湯、まんだら湯と巡る。気付いたのだけれど、外湯の浴室内はスーパー銭湯と同じ臭いがする。おそらく消毒薬の臭いだろう。画一化の波ここにも、という感じだ。

 宿に帰って飲み直す。さて、動物、例えば熊などケガをすると温泉に入るというが本当か。湯は傷にしみるような気もするし、だいいち、血が固まらずに危険なのではないか。
 などと思うのは、私自身指に小さな切り傷があるからである。岩風呂ででも切ったのだろうか。幸い、持参した旅行セットの中に小さなバンドエイドがあったので、それを貼る。最後の一枚。

 風呂の〆は宿の内風呂。なんでも城崎は外湯が観光資源なので、旅館の内湯はわざと小さく作ってある、というか規制されているらしい。三木屋の内風呂も狭いが、一人で入るには十分。なにより、消毒薬の臭いがない。
 で、風呂に入ったらバンドエイドがはがれた。いつも思う、この小さいバンドエイドには根性というものがあるのか!?
 しかし最後のバンドエイドを使ってしまった。そういえば手もカサカサする(私はどういうわけだか湿度が高い時に手が乾燥するタチなのだ)

 そうだ、明日は散歩がてら、薬局に行ってバンドエイドとハンドクリームを買ってこよう。旅先でそういうのも楽しかろう、と思いながら就寝。
posted by LSTY | Comment(2) | TrackBack(1) | 旅行 | このエントリーを含むはてなブックマークこのエントリーを含むはてなブックマーク
この記事へのコメント
lstyさん、こんばんは。
来月あたりお出かけするので
オススメの温泉宿があったら教えてください。
2泊くらいなのであまり遠くないところがいいです。
Posted by sweet_nana at 2011年10月21日 22:22
■sweet_nanaさま
 東京起点だと、僕はどうしても四万温泉の積善館ですね。それ以外に行きたい宿がない。

 伊香保、日光、箱根とかも良いんですが泊まりたい宿というのは特にない。むしろ山の上ホテルに連泊した方が良いんじゃないかとか思えてくる。
 いや、泊まったことないけど金谷ホテル、万平ホテルあたりは泊まりたいかな。
Posted by LSTY at 2011年10月25日 09:44
コメントを書く
お名前: [必須入力]

メールアドレス:

ホームページアドレス:

コメント: [必須入力]


この記事へのトラックバック

城崎温泉一人旅行記(二日目)
Excerpt: ・6年前の旅行記の続き ■2011/9/6  4時過ぎに起きる。何もする事のない休日程、早く起きられる。だから老人は早起きなのだ。さて、目は覚めたが外湯が開くのは概ね7時である。手持無沙汰でダラダラ..
Weblog: 啓蒙かまとと新聞
Tracked: 2017-02-11 20:23