2006年11月13日

11/10-12日記(もやしを千切って考えた)

Pop is dead.
motsu.jpg■11/10
hashigotanさんに殺される夢を見る。

■11/11
・押井守「イノセンス」見る。巨額が投じられた「売れない映画」。制作費20億円、興行収入10億円ということだから、大変な失敗だ。
・しかし当然のように何度見ても面白い。特に特典ディスク、鈴木敏夫との対談での宮崎駿批判が面白い。
・しかしいつ見てもこれは「ドグラ・マグラ」だと思う。

■11/12
・新藤兼人「墨東綺譚」見る。何度も見ているが、玉の井の湿気た雰囲気など、いつ見ても良い。
・「墨東」の「ぼく」は、正しくは「さんずいに墨」であって、隅田川を意味する国字だということを以前、BigHornで教わった。

・鶏モツ煮を作る。昆布のだし汁に鷹の爪、大蒜を入れ、煮立ったらもやし、ニラ、鶏モツと肉を入れて煮る。醤油と味噌で味付け。
・これが実に旨い。

・もやしの根切りをしながら思った。あらかじめ根の切られたもやしなんて言うのを売っているけれど、あれはいかん。子供がいたら子供に根を切らせる。そういうのが親子の会話を生む物だと思う。
・「もやしの根を切る時間を無くせば生活に余裕ができる」なんていうのは、正論のようだけれど全く逆だと思う。空き時間ができると、人間はその時間を使うために躍起になる。空いた時間に追われてしまう。
・そうじゃなく、何か考えるともなく考えながらぼうっともやしの根を切る、そういう時間こそが「生活の余裕」なのではないかと思う。

押井守「イノセンス」スタンダード版
イノセンス スタンダード版


夢野久作「ドグラ・マグラ (上)」
ドグラ・マグラ (上)


新藤兼人「墨東綺譚」
墨東綺譚
posted by LSTY | Comment(10) | TrackBack(0) | 日記 | このエントリーを含むはてなブックマークこのエントリーを含むはてなブックマーク
この記事へのコメント
俺もlstyさんの顔とかは想像も付かないのですが、漠然としたシルエットというか…イメージだけがしょっちゅう夢の中に現れるんですよ。

スーパーでも、棒ラーメンとか、温泉たまごを見る度にlstyさんを思い浮かべています。
そういえば子供の頃に、親と一緒にもやしの根切りをしていた記憶って、陽だまりのように暖かい感触を伴って思い出せますよね。案外、思い出作りの為に遊園地とかに気合入れて出かけた記憶よりも、そういったありふれた記憶の方が大切な気がします。
Posted by hashigotan at 2006年11月13日 17:39
わたしもスーパーで、棒ラーメンとか、温泉たまごを見る度にLSTYさんを思い出します。
わたしもどこかに出かけたことより、日常のなんでもない場面が記憶に残っています。

はしごたん、LSTYさんを殺さないでね!(笑)


Posted by らぶ at 2006年11月13日 20:56
hashigotanは、いろんなブロガーの夢の中に登場するのでしょうか?
Posted by Ken at 2006年11月13日 21:12
初めまして。初めてコメントさせて頂きます。
私は豆きりもやしの話、共感です。

うちでは餃子作りとさやえんどうのさやとりが祖母との会話と、共同作業のひと時でした。
(さすがにさやとりえんどうというのは売ってませんが(恐らく)。。。)
そして、祖母には孫を褒めるという機会、孫には祖母から褒めてもらえるという機会が与えられます。 ああ、あんたは手先が器用だねえ。等々。(勿論、本当は取り立てて手先が器用なわけではありませんが。。。)
こんなところから家族の生活と会話とコミュニケーションは成り立っていたのだなあ、と、感じた事ありました。
Posted by chica at 2006年11月13日 23:19
■hashigotanさん
 料理をしていてよく思います。作ったことのない料理でも、なんとなく作り方や味の付け方が分かる。こういうのっていうのは、母親の料理を手伝ったり、その様子を見ていたからなのだろうと。
 具体的な記憶としてはあまり無いのだけれど、そういう経験は自分の中に染みついているのだなあ、ということに気付きます。

 あと、夢に会ったことのない人が出てくるというのは不思議ですね。夢は図像ではないのか、と思ったけどそんなはずはない。視覚というのはとても刹那的な物で、実は思っているほどはっきりした物ではないのかも知れないです。
Posted by LSTY at 2006年11月14日 09:39
■らぶさん
 棒ラーメンは意外でした。そんなに熱く語った覚えはないので。でもたしかに、棒ラーメンに関する記述ってweb上であまり見かけないかも知れないです。
Posted by LSTY at 2006年11月14日 09:42
■Kenさん
 hashigotanさん自身がいろんなブロガーの夢を見ているようですからね。行き来しているのかも知れませんね。そういえば映画「パプリカ」の公開はもうすぐでは?
Posted by LSTY at 2006年11月14日 09:45
■chicaさま
 こんにちは。
 単純作業は思惟とコミュニケーションを生む、ということをみんな忘れてますね。
 単純作業をしている時、そばに人がいれば会話せざるを得ないし、いなければ一人で何か考えざるを得ない。この「せざるを得ない」というのが大事なのだと思います。
 単純作業がなくなって純粋な「空き時間」ができると、人はそれを「楽しみ」に使おうとする。それは多くの場合、「会話」とか「思考」とかじゃなくて「レジャー・趣味」みたいな物になる。
 これは違うんじゃないか、ということを思うのです。
Posted by LSTY at 2006年11月14日 09:50
夢の中にわたしが出ることはありませんか。

殺される夢は非常に良い夢みたいですよ。
Posted by めいろ at 2006年11月14日 20:38
■めいろさん
>夢の中にわたしが出ることはありませんか。

僕の夢を食べきれるかなー?
Posted by LSTY at 2006年11月16日 10:54
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