
・のび太の部屋を覗いてきました(中野の鼻さま)
のび太の部屋を1/1で再現したものですが、なかなかの労作です。
部屋を再現するというのは、その人の暮らしを再現するということであって。暮らしを再現するためには、その人の人生を知らなければならない。これを製作した人っていうのは、単純にのび太の部屋を立体化するのではなく、彼の「生き様」から部屋を作ったのだろうと思う。もちろん、漫画で出てくる大枠のデザイン、家具の配置や間取りなどは事前に決まった物だけれど、本棚の本やその他の小物については、製作者の想像力の産物だと思う。
そんなことを思って、じゃあ自分の部屋はと考えてみた。パソコン・レコードプレイヤー・シンセサイザーの山、CD、レコード、DVD(エロ・みうらじゅん・シティボーイズ・水曜どうでしょう・マルクス兄弟・新藤兼人がほとんどを占める)、寝室には落語のCD、本、エロ漫画。
ああ、これは正しく、mixiで私が参加しているコミュニティーそのままだ。
部屋は暮らしを映した物だけれど、同時に、部屋にある物=いつも見ている物、に暮らしは大きな影響を受ける。そういう風にして嗜好は増幅されてゆくのだなあ、と感じた。
しかし、そのように硬直化した嗜好から、たまには飛び出して新しい物を得たいと思う。そんな春。