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・実に素晴らしい映画だ。この監督は明らかにピチガイだと思う。この話を、この脚本で、この形式(実写)で撮影する、そんな監督は少なくとも「正常」ではない。明らかに異常だ。
・海上に浮かぶ要塞じみた建築物。そこの住人は子供をさらい、特殊な機械にかけて子供の脳内を探る。目的は、子供の「夢」を盗むことだ。
・あれ?これって「イノセンス」じゃねぇの?
・とか思ってると出てきたのが赤毛のロン・パールマン。今まで気が付かなかったが、この姿は「イノセンス」のハサミ男そっくりだ。
・クローン人間達の「俺がオリジナルだ!」なんていう争いは正にイノセンスの大きな主題だと思う。
・ミエットは草薙素子だ。シンプルな大人。シンプルであるというのはつまり、ベクトルを持っている、とか、ある思考パターン、アルゴリズムに支配されている、ということ。
・しかしそれでいて大人である、というのは、それなりに複雑だって事で、フラクタルとかカオスとか、つまりでもそれは、単純の掛け合わせや積み重ねによる複雑さ。
・ドラマはいつもシンプル。しかしその背景には、もう少し複雑なものがある。
・僕は「ロスト・チルドレン」と「イノセンス」は裏表の関係にあるように感じた。
・ミエットはきれいだ。西アジア系っぽいの端整な顔立ち。押井守が絶対に表現し得ない美しさ。
・イノセンスの台詞については、引用元について結構調べられているんだけど、そういえば映像の引用についてはあまり見ない。