
主に掲示板や「教えてgoo」に出没する、「〜について教えてください」という人。その質問は、「自分で色々調べたけれどわからない」結果による物ではない。ただ「教えて」と書けば誰かが教えてくれるだろうという、自己中心主義から出た質問。
ゲームなら、最初のボスを倒さないと、2番目のボスは現れない、最後のボスを倒せるのは、すべての小ボスを倒してから。そういうルールがあります。
しかし、ネット上では、全てのボスが並列に並んでいる。URLさえ分かっていれば、初歩的な情報にも高度な情報にも同じようにアクセスができるのです。
しかし、それは物理的にアクセスできる、というだけであって、アクセスする権利があるか否かっていうのは、別問題です。
以前も書いたのですが、この「情報のフラットさ」というのは、ネットの素晴らしさであると同時に、大いなる錯覚を生み出す要因にもなっています。
特にブログにおいて、それが顕著です。同じスタイルシートを使っているだけで、内容も質も全く違うブログであっても、どこか共通しているように見えてしまう。
確かに情報は並列して存在しているのですが、全ての情報がことなる内容・質を持っていて、場合によっては階層をなしている。自分がアクセスできる情報、アクセスするべき情報、というのがあるわけです。
いや逆だな、「自分はこの情報にアクセスし理解・利用できるだけの知識・能力を持っているか?」ということを、利用者が自身で判断しなければならない、ということだ。
さて、「教えて君」の話に戻りますが、
世の「教えて君」の大半は、レベル1で最終ボスに立ち向かって全滅し、「どうやったらレベル1で最終ボスに勝てるのか」についての教えを請うような輩だと思っています。
へたに教えてしまうと、そいつはレベル1のままで他のボスの倒し方を訊いてくるでしょう。
表面的な知識だけでインスタントに問題を解決するっていうのはゲームで言えば「裏技」みたいなもんなので、どんなに裏技教えたって、レベル1から成長はしないと思われるし。
だから、そういう質問に対して「激しく既出」「ググれ」と対処するのは、正しい方法だと思うのです。「ググれ」は一般的な用語ではないですが、検索すれば(それが例え糞サーチエンジンだとしても)すぐに分かるようなものです。
僕もそんな人間に(リアル知人とかなら別ですが)手取り足取り物を教える気はないですね。まあ、参照URLくらいは書きますが。
以上、下記記事へのコメントとして書いたんですが、書いてる内に面白くなってきたので自記事として。
・むだづかいにっき♂:NGワード:激しく既出
うちにもよく来るんです、教えてちゃん(苦笑)。
確かに「当サイトのデザインについて分からない所があればメールでお問い合わせ下さい」とは書いてますけど、それはあのデザインを無断でパクる人がいたから書いたまでの話であって、ここはblog教室じゃねーんだよ?と思いつつ回答しているってな感じです。
(某巨大掲示板に晒されるのはもう勘弁なので(苦笑))
自分できちんと調べる人は往々にして大人で仲良くなれますが、教えてちゃんは往々にして不躾で教えても礼も言わないような社会人としてどうかしてる人ばっかりですね。
経験談なので間違っちゃいない意見だと思いますぅ。
関係ないですけど、mixiのコミュを貼り付けるのはなかなか面白いですねぇ。
思わずクリックしちゃいましたw。
>教えても礼も言わないような
「教えてもらうのがあたりまえ症候群」ですね。「愛されてあたりまえ症候群」ともいいますが。そういう人間は誰からも愛されていないし、愛される資格も持っていないので、構わないのが第一です。しかし構わないとヒステリーを起こして騒ぎ立てるので、その点にはご注意を。←辛辣すぎ(笑)
>mixiのコミュを貼り付ける
キヌガサだと、そういう機能があるみたいなんですが、mixiにはないようなので、キャプチャして貼りました。
プロフィール欄に好きな物を書いたって誰も見ないわけで、画像にして少しでも私のテイストを知ってもらえれば、とっつきやすいかな、という考えから貼ってみたのです。
はてなのアレは、利害をわかりやすく一致させる仕組みとして良いと思いますね。
ただ、「教えて君発生」の根本的な解決にはならないだろうなあ、という気はしますが。
僕も教えて君らしきものに出会ったことがあるんです。かなり長くなりますが、宜しければ聞いて下さい。
クラシック音楽の掲示板を利用していたのですが、次第に活気が無くなって行って、僕だけが残ったんです。
そうしたら、「うちのブログに来て下さい。」と誘ってくる管理人さんが居たんですね。僕はそのブログに行き、コメント蘭で音楽の話を色々しました。
ところが、コメントしても返答なし。そして、かなり経ってから、そのブログの常連さんが、音楽と全然関係ない質問を僕にしてきたんです。僕は無視しました。
そうしたら管理人さん、僕が音楽の話をしたときは無視したのに、今度は僕の名前を検索してまで他掲示板に追いかけてきて、その常連さんの質問に答えてくれと、しつこく頼んできました。
僕が正直に苦情を言うと、「私は、もっとクラシック音楽について色々なことを知りたいんです。これからもコメントして下さい!」と頼んで来る始末。ほとぼりが冷めるのに時間がかかりましたよ。
これも教えて君の一種でしょうか? 「クラシック音楽について色々教えてくれ」っていう質問からしておかしいような。。。最後に、愚痴っぽくなってしまってすみませんでした。
こんにちは。いわゆる「教えて君」とは違うと思うんですが、「自分が常に受け手であることに疑問を感じない」という点においては同じですね。
しかしブログにおいてそういう事があった、というのは僕にとって結構不可解です。ブロガーというのは一般的に「与える側になりたがる人」だと思っているので。
もらう物だけもらってお礼も言わない人というのは、確かにいますね。