2013年08月06日

東京で食べた物リスト

Pop is dead.
Pop is dead.・今回東京で食べたものの一覧。店のリストは右の通り(「伊のマタギ」水道橋、「庭のホテル」水道橋、「スヰートポーヅ」神保町、「フルーツパーラー・ゴトー」浅草、「嵯峨谷」渋谷、「オストレア」赤坂、「駒形どぜう」浅草、「天ぷら山の上」お茶の水、「揚州商人」水道橋)

■8/2
・ジビエ料理「伊のマタギ」水道橋:鹿の生ハム、うずらの丸ごと炉端焼き、鹿のロースト、ポテトサラダ(鹿のベーコン入り)
 鹿肉はうまい。野生の鹿でこれだけ柔らかいのはすごい、と感心する。うずらはもう一つ。以前、丸の内ビルにあった「ソトコト」で食べたうずらが相当うまく、以来メニューにうずらがあれば頼むようにしているが、あれに匹敵するうずらには未だ出会わず。
 メニューに、その料理の量(多い・普通・少ない)が明記してあるのが良い。その他、いろいろ(40近い私には五月蠅いほど)工夫のある店である。
 野球帰りの客が騒がしく、大声で怒鳴り合ったり歌ったりで辟易する。東京ドームで野球がある日は、この界隈で飲むのは避けた方が良いだろう。店もそういう客は断るべきかと思うが。

■8/3
・「庭のホテル」水道橋:朝食バイキング
 バイキングのメニューにスクランブルドエッグがあるが、それとは別に目玉焼きorオムレツが別注できる。どうもこのシステムが中途半端だと思う。スクランブルドエッグも含めて「卵料理はご注文を受けてからお作りします」というシステムの方がすっきりするし、むしろその方が高級感の演出になるのではないかと思う。
 料理は普通。2,300円にしてはイマイチかなあ、1,800円なら納得、というレベル。うまかったのはハムやサラミのたぐい、まずかったのはバゲット(フランスパン)

・餃子「スヰートポーヅ」神保町:焼餃子小皿(8個入り)
 いつ行っても、うまくもまずくもない絶妙な安定感。「せっかく東京まで行って、1食をここで潰すのはもったいない」と今回ようやく気づいたため、次回以降は行かないと思う。昼下がり、夕食には早いがぺろっと何か食べたいとき専用にする。

・水菓子「フルーツパーラー・ゴトー」浅草:氷すいか
 桂枝雀師匠が「氷西瓜」を語っていて、それ以来「夏になったら氷すいかを食べよう」と心に決めていた。かき氷にすいかシロップがかかっていて、周囲に生のすいか4切れが配置してある。
 実に自然味あふれる、素朴なかき氷であって、私を含めた中年のおじさん向けの甘味であるように思えた。かき氷は比較的苦手なんだけど、一応完食

・立ち食い蕎麦「嵯峨谷」渋谷:ごまだれそば(もり)
 嵯峨谷ではやはりもりを食べるべきだと思い、今回はごまだれ。うん、立ち食いの盛りそばでこれなら十分。ごまだれもちょうど良い味で、そば湯を入れて飲みきれる。悪くないな。

・牡蠣「オストレア赤坂見附店」赤坂:夏のプレート(牡蠣3種)、クマモト(追加の牡蠣)
 うまかった牡蠣は「丸えもん」と「クマモト」。「仙鳳趾」は激マズで、当たるかと思った。

■8/4
・どじょう料理「駒形どぜう本店」浅草:どじょう鍋、どじょう唐揚げ、どじょう茶漬け
 どじょう鍋は子供の頃食べたっきりだったが「こんなにうまいものか」と感動するほどのうまさ。というか洗練された料理、と言ってしまっても良い。つまり甘口の味噌と割り下の組み合わせ、それぞれが補完し合う味わいってのが絶妙なのだと思う。田舎臭くなく、また「素っ気ない味」でもない。ただ、どじょうって魚の格としては下の物で、いわゆる「下魚(げうお)」なわけでしょう。それが1,750円。値段相応のうまさはあるが、釈然としない気持ちもある。
 どじょう唐揚げ、茶漬けはダメ。頼んで損した。特に茶漬けに入っている「どじょうの佃煮」は臭くてまずい。思うに、あれは本来食べるものではないのだろう。佃煮にお茶をかけて出汁が出る、その出汁でご飯を食べて、佃煮本体は食べず、捨てるのが旨い食べ方だと思う。

・天ぷら「天ぷら山の上」お茶の水:車海老(才巻海老)二尾、めごち、きす、穴子、茄子、小玉ねぎ、グリーンアスパラガス、蓮根、いんげん、茗荷、伏見唐辛子
 前食べたときの方がうまかったかな、季節の所為もあるのかもしれないが。一番おいしかったのはアスパラガス。まずかったのは穴子で、これが臭い。「江戸前」にこだわり過ぎて、良い物が入らないなんてことがあるのかも知れないなあ、と思った。
 全体的に、衣が薄すぎて「サックリ感」が無いのが残念。あと漬け物がまずい。
 店で一番廉い9,000円(税別)のコースを頼んだんだけど、これがちょうど良い。これより高いと品数が増えて、完食が難しくなる。天バラなんかも食べたいけど、天ぷら一通り食べたあとで天茶ってのは、考えるだけで重い。
 今度東京に行くときは、河村さんお薦めの「近藤」か、小林のり一さんに教えてもらった「あかし」にしてみよう。

・中華料理「揚州商人」水道橋:皿蝦ワンタン、メンマ、ねぎラーメン
 また一食、無駄にしてしまった。しかたないよ夜になってラーメン食べたくなったんだから。
 一点だけ収穫。ここの杏仁豆腐は、器に入ったまま固められていて、客に出す直前に器の中にナイフを入れて切り、シロップ、クコの実をかける。この、ナイフを入れる前の杏仁豆腐がどうも旨そうだったので、今度行ったら「杏仁豆腐、切らないでシロップだけ少しかけて持ってきて」と注文してみようか。

■8/5
・和食「天ぷら山の上」お茶の水:和朝食
 庭のホテルの和朝食が休み(土日祝日しか営業してない)だったので、山の上ホテルで朝食。もっと高い印象があったが、税金・サービス料込で2,541円、本体価格は2,300円かな。だったら庭のホテルと同額であって、それなら値打ちがあるのかも知れない。
 まあしかし言ってしまえば、ここの和朝食も所詮ショタコン向けの物で、それ以上の価値はないかなあ、と、ぶっちゃけて言えばそうも思うわけだ(ショタコンとは、池波正太郎コンプレックスの事です)

 以上が食べたもののリスト。今回は日程の関係上、天ぷら、蕎麦に心残りがあった。もっと行きたい店があったのだけど断念。さっそく次回に向けて、店の選定に入ります。
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