2014年11月25日

中国製の廉いアンプと、YAMAHAの廉いスピーカーを買った話

Pop is dead.
Pop is dead.・いつも寝る時には落語を聴いているので、操作しやすいよう、枕元にCDプレイヤーやアンプが置いてある。
・ある夜、いつもの通り落語を聴いているとアンプの内側から「パンッ」という音がして無音になった。
・さあいよいよ買い換えだ。小林のり一さんが薦めていたDENONのPMA-2000REと、スピーカーもこの際、JBLの4312M2WXにすれば、憧れのオーディオシステムができる!と勢い込んだのだけれど、アンプとスピーカーで20万円という出費は、普通の人間にはなかなか決断できないものであります。
・そうやって優柔不断にAmazon.co.jp等を眺めているうちに、私が見かけてしまったのが、中国のLepaiというメーカーが作っている3,000円前後の激廉アンプ。そして偶然見つけたのが、YAMAHAのNS-BP200という、2本で1万円しないスピーカー。
・廉いだけなら放っておくが、この2品とも頗る(スコブル)評判が良い。しかも両方買って1万円ちょっと。私は当初の20万円コースを捨て、激廉オーディオを選択したわけです。

・で、ちょっとアドレナリン出過ぎてLepaiのアンプは無駄に二つも買ってしまった。一つがLP-V3(出力25Wx2)、もう一つ弟分のLP-2020+(出力20Wx2)で、後者の方が出力が低いのにAmazonでの価格は高かった。
・Lepaiのアンプで一番気になったのが「ポップノイズがひどい」という評判。スイッチを入れた時にスピーカーを壊すような「ポンッ!」という音がするらしい。で、2020+の2014年版ではそこが改善されているという話だったので、一応ふたつ買ったというわけです。
・スピーカースタンドは、私のようなシンセサイザー好きにとっては憧れのアルティメット(JS-MS70というパイプ製の廉物)

・荷物が着いて開梱。Lepaiのアンプには偽物が多いということだったが、段ボールには「Lepy」と書いてある。すわ偽物か、と思ったが、どうも現在この会社はブランド名を「Lepai」から「Lepy」に変更している途中で、表記が混在しているらしい。いい加減だなあ。箱を開けると本体には「Lepai」と書いてありました。

・見た目の評価、Lepaiのアンプは軽いし、ゴム足が付いてないのでどこに置いてもスルスル滑って安定しない。100均で良いのでゴム足を買ってこないといけない。ボリュームつまみの周りに青色LEDのライトが付いていて異様に明るい。そういう点では寝室向きではないが、今のところ我慢できている(アンプと反対側を向いて寝れば良いのだ)
・スピーカーは重い!小型なのだけれど前後の長さが30cm近くある。横から見るとほぼ真四角(30cmだからレコードジャケットとほぼ同サイズ)で、正面から見るより容積は大きいので、重みもあるわけか。アルティメットのスタンドに置くと、前後がスタンドの天板からはみ出る(ゴム足はかろうじて収まっている)

・音を出してみる。うんうん、ちゃんと鳴るね。しかし、オーディオファンには随分評判が良い組み合わせなんだけど、そーんなに、感動するような音ではないね。今まで廉物の、全然こだわりのないオーディオシステムしか使ってこなかったけど、それと比べて「格段に違う!」と思えるほどのものではない。
・第一印象で、アンプはLP-V3の方が良いように感じたので、とりあえずそっちを使うことにした。
・しばらく聞いていると、アンプの特性なのか、スピーカーのせいなのか、中音域と中低音が大きめに出て、私の耳にはこもりがちに聞こえる。アンプの高音域を1メモリ弱上げて、低音をすこぅしだけ上げると良い感じになる。

・アンプの感想。まず、LP-V3もLP-2020+も、ポップノイズは発生せず。少なくとも電源ON時には全く感じない。OFFした時に少し「プツッ」と音がするが、スピーカーを傷めるほどではない。
・どちらも入力はRCAとミニジャックの2系統だが、セレクトできるわけではなくて2系統から同時に信号を入れると音がミックスされるようだ。だから入力はどちらか1系統のみと考えた方が良い。出力はスピーカーのLとRのみ。
・ちなみにLP-V3は、入力のRCAが右・左逆に配置されているので、赤い側に白、白い側に赤を差し込む必要がある(改善する気ないのか!)2020+は左右正常でした。
・イコライザのTREBLE、BASSノブは、普通12時の方向で止まるものだが止まらないタイプ。しかも両方12時の方向にしていても「DIRECT」とは明らかに音が違う。中でちょっとずれてるのか。ただ、先述したようにDIRECTだと中音域がこもった印象を受けるので、高音・低音を少し上げて聞いている。
・イコライザのノブは、少し回すだけで結構な変化がある。じゃあ一杯に回せばすごくブーストされるのかと思いきや、そんな事はない。だから一目盛りか二目盛りの間でじわじわ調整する感じ。その範囲内で結構変わるし、それ以上回してもあんまり変わらない。

・スピーカーの感想はあまりない。ちゃんと鳴ってる。先述したように容積が結構あるので、正面から見たイメージと比べると「低音が出てるなあ」という印象。
・まずYMOのライブ盤「GIJONYMO」を聴いて、あとは何を試したかな。クラシックはヒンデミット、サティ、清水靖晃のバッハ、ワグナーあたりを少し。あとはドナルドフェイゲンやら、ロックンロールはくるり。それにジャズはレスターボウイ、マイルス、ディジーガレスピーなどなど入れ替えてみるが、特にブルーノートの古い録音だと中音域寄りの音なので、どうもよく分からない感じがした(ジャズを聴けばオーディオの善し悪しが分かる、というのは高次元な話なのだろう)
・まー最終的に「こういうのが、まあ初級オーディオって物なのかな」という事で納得せざるを得ない感じに落ち着いた。ま、こんなもんでしょう。まあ、今までの、何のこだわりもない2万円のアンプ+30年前のフルレンジスピーカーと比べれば、音は良くなったんだろう、と思い込むことにする。

・今のところ気になってるのはスタンドの振動。パイプ製の廉物なので、かなり震える。これはさすがに良くないと思うので、スタンドの足を金属のスパイク形状に交換し、その足の下と、スピーカー本体の足の下に十円玉を置いてみた。今までとの違いは全く感じられず。

・そこで思ったんだけど「オーディオマニア」って、十円玉を足の下に置いて「今まで聞こえなかった音が聞こえる!」とか騒ぐじゃないですか。あれって、つまりさ、十円玉のケースもそうだけど、アンプなりスピーカーを替えたら、とりあえずどんな音が出るか聴いてみるわけですよね。その時、今までのシステムで聴いてたよりも「ちょっと真剣に聴く」わけです、今までとの違いを聞き取ろうと思って。
・そうすると、真面目に聞いてるもんだから「今まで気付かずに聞き流してた音が聞こえる」それは当然です。で、それを「さすが今まで聞こえなかった音が聞こえる!」と思ってしまう。
・オーディオマニアの全員がそうだとは言わないけど、8〜9割はそんなもんじゃないですかね。Amazonのレビューなんかを見て、オーディオ機材に過剰な賛辞を書き連ねてる人っていうのは、どうもそのクチなんじゃないかね。

・で、私自身もそのクチだな、という風に悟った。厳密に違いなんか分からない。だからあんまりオーディオ機器のレビューなんか書かない方が恥をさらさずに済むんだろう。自重しておこう。
・こんな私にもはっきりと違いが分かるようなオーディオシステムを組むとしたら、いくらくらいかかるんだろう。

・まあ、アンプやスピーカーが壊れて「なるべく廉く済ませたい」という人にはこの組み合わせ、お薦めはします。


posted by LSTY | Comment(4) | TrackBack(0) | 機械や機材 | このエントリーを含むはてなブックマークこのエントリーを含むはてなブックマーク
この記事へのコメント
はじめまして。
流石に3000円のアンプと0万円のアンプでは音は全然違うと思いますよ。
単なる増幅装置か、聴感上の気持ち良さを味付けとして加えているか。
レビュー的には後者をキチンと聴いたことが無いように思います。

ただし、部屋か狭くて音量を上げられなければ後者のメリットを感じる度合いも少なくなってしまいますけど。

それでは失礼致します。
Posted by GSRNET at 2015年01月26日 08:50
■GSRNET様

>ただし、部屋か狭くて音量を上げられなければ後者のメリットを感じる度合いも少なくなってしまいますけど。

 まったくそうなんです。オーディオをやるにはまず、大音量で再生ができる環境が必要。そこでまず何百万円かかるんだという。
Posted by LSTY at 2015年01月27日 17:54
こんばんは。NS-BP200について調べていてこの記事を拝読しました。
当方アンプはケンウッドのA-1001、スピーカーはONKYOのD-102EXGをメインに持っております大学生です。オーディオは新しいほど音がいいわけではないのが面白いです。
記事のアンプはデジタルアンプですね。
当方LP-2020Aについてはhttp://page15.auctions.yahoo.co.jp/jp/auction/t403204472にある日本のNFJという会社の特注品を持っていますが通常仕様より評判がいいようです。ピアノクラシックなどはかなり得意な印象です。
Posted by LEGACY at 2015年01月29日 00:20
■LEGACY様
 やはり世の中には好事家がいるもんですねえ。面白そうですが、私はそんな良い耳を持っていないと悟りましたので、そっちの道は他の方に譲ります。
Posted by LSTY at 2015年02月02日 17:20
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