2019年03月12日

飯田橋イル・スカンピ、てんぷら山の上Ginza

Pop is dead.
Pop is dead.■3/某日
・飯田橋で同行者と待ち合わせ。どうせ遅れて来るだろうと高をくくって地下道をゆるゆる歩いていると、もう着いているとの報せで焦って小走り。小走りおじさん。

・少し歩き、イル・スカンピへ。「スカンピのパンナコッタ」という看板メニューがうまいという噂を聞いて予約してみた。

・ただ、看板メニューは私にとっては過剰。海老味噌の味が濃すぎて全量食べるとウエッとなってしまう。一方で食感はツルンとし過ぎていてそっけない。まだまだ工夫の余地のあるメニューだと感じた。
・私の好みでいうと、もっと舌触りを残して、二回り小さくした方がうまい気がする。
・付け合わせにちょっとした薬味があっても良い。レモンピールやレモングラス、あるいは柑橘を使ったジュレなどはどうか。いずれにせよ、もっと何か出来るとは思う。

・あと前菜盛り合わせにスカンピのグリル、トリッパ煮込み、チーズなど。お酒はスプマンテ2杯。悪くはないが、正直「これは!」というものなし。そりゃそうだ、看板のパンナコッタで感動しなかったんだから。
・ただ同行者はパンナコッタや、また前菜に出た鰯の南蛮漬けも気に入った模様。後日また来たいというほどの気に入りようだったので、それは良かった。ワインも各種揃っているので、今度またゆっくりできるときに来てみても良いかな、という感じ。

・その後、池袋に遊ぶ。
・一仕事終え、丸ノ内線で大手町、そっから東西線に乗り換える。なんだこれ、東京-大手町間と同じくらい歩くじゃねえか、同じ駅じゃねえよこれ!大手町ってどうなってんだよ!
・門前仲町のてんやに行こうと思うが看板。仕方なく底を入れずにいつもの店へ。

・と、随分な混雑。2時間ほど、ごくおとなしく過ごす。
・さて、ここはいわゆる「ネイバーフッド・バー」である。さらに普段はかなりヒマな店なのだ。たまに混む。そういう時には、常連は黙っているべきなのである、当然のごとく。普段ヒマな店がテンテコマイなのだから、常連はおとなしくしてろ。
・戦場のような混雑が一段落し、ようやく牡蠣のラフロイグ蒸しを頼む。水で蒸した牡蠣にラフロイグ(アイラモルトのウィスキー)で香り付けをしたものだが、スープが実にうまい。牡蠣の臭味が全くなく、上質のあさりスープのようだ。

・深夜頃、外国人が来店。この店に外国人が訪れるのは珍しいのではないか。聞くとロイヤル・ネイビーすなわち英国海軍の水兵さんだった。片言の英語で話す内に彼もヒートアップし、なかなか帰るタイミングがつかめなくなった。結局3時くらいまで飲んでいたのではないか。

■3月某+1日
・起きるとひどい頭痛。朝食は食べられず、昼の予約をキャンセルしようかとかなり悩む。しかし頭が痛いだけで吐き気はないので、とりあえずホテルを出る。

・日本橋駅のコインロッカーに大荷物を預け、新橋へ。シアリス20mgx5錠購入する。しかし高いのでシルデナフィル50mg(ジェネリック)と使い分けるべきだろうか。
・その後、銀座へ。歌舞伎座で米吉の2月舞台写真(4枚)購入する。2月の曽我物は踊りだったのか。米吉は大磯の虎。美しい。しかし、かなりやせたな。
・たまに思うんだけど、件の子はノーメイクだと割と米吉似なんだよな、目のたれ具合とか。米吉が女装するとああいう感じになるんじゃないかな。

・松屋、三越の食品売場を巡って三ツ星醤油と、火入れしていない生の醤油を買う。ホワイトデーのお返しも物色するが好適品は見つからず。しかしこの時期の菓子売場はおじさんばかりでむさ苦しいな。俺もか。
・その後、ギンザ・シックスへ。こっちはまだおじさん達に認知されていないのか、あまり混んでいない。しかし森永キャラメルよりも小さな箱に入ったフランス製キャラメルが2,000円とか、常軌を逸した商品がある。これはさすがに買わない。結局、中川政七商店の吹き寄せを買う。

・蔦屋書店に行くと「奇想の系譜」図録が売られていたので買う。行こうと思っていたんだけどとりあえず図録だけ買って帰ろう。予習して、更に行きたかったら行ってみようか、しかしすごく混雑してそうだよなあ。
・しかしここの万年筆売場はマニアからすると陳列が雑。ガラスケースの奥にペリカンの置物が据え付けてあり、手前に飾られている万年筆はアウロラ製やヴィスコンティ製。デタラメである。
・つまりメーカーではなく、色味で区分して陳列している。万年筆はメーカーによって書き味が大きく異なったりするので、こういう並べ方は適切とは言い難い。とは言え、初心者が万年筆を選ぶ際には色味で別れている方が気軽に選べるのかも知れないので、一概に否定はしない。ただ、そうであればペリカンの置物はまったくの無駄である。初心者を混乱させるだけだ。

・時間になったので山の上へ。本店は好きな店の一つだが、銀座の山の上も評判が良いようなので来てみた。
・「春のおすすめコース」というのがあったので頼んでみた。10,000円
・内容は、海老x2、鱚x2、白魚の青じそ巻、穴子、ふきのとう、たらの芽、筍、アスパラガスに空豆の天ばら。これに味噌汁、漬物、アイスクリームが付く(なお鱚は大ぶりの物なら一尾なのかも知れないが、この日は小ぶりの物が二尾付いた)ここに私はめごちを追加。天ぷら屋に来たら海老、鱚、めごちはマストだと思っているので。

・魚はどれもあまり好みではなかった。当然不味くはないが、感心するほどではない。山の上の衣ってこんなにボテッとしてたっけ。白魚はまとまり過ぎちゃってて面白くない(かき揚げにしたほうが良いのでは?)海老も少し大きすぎる。
・対して野菜になると、筍や空豆に秀逸なものを感じた。この店はホクホク系が得意なのかな。ふきのとうは苦くて良いのだが、何かもう一工夫欲しい感じ。
・めごち追加、お酒を1合飲んでコミコミ16,000円程。この値段なら小笹寿しの方が満足度高いかな。

・ところで、カウンターに常連らしい家族が来ていたが、そのお行儀の悪いこと。食べ方が汚いのは置いておいて、仕事中の職人に話しかけまくる。寿司屋ならいざ知らず、天ぷら屋で揚げ手に話しかけるのは明らかにNGでしょう。天ぷらなんていうのは秒単位の仕事なんだから。
・逆方向の客は、出された穴子をほったらかして、ずっとおしゃべりをしている。しゃべりたいんなら、談話室滝沢に行け!
・常日頃、こういう客が職人をスポイルし日本の文化を台無しにしていると感じている。が、一方でこういう客というのはクズ人間だけど金は持っているので、経済的には職人の下支えになってるのかもね。

・日本橋で荷物を出す。仕事用のパソコン、撮影機材一式、さらに図録やら醤油やらで殺人的な重さ。廉物のスーツケースがミシミシいう。
・テメエの所為なのだが、重い荷物に文句を言いながら帰路に着く。


・「遠くへ行きたい」第2回放送「親子丼珍道中」で、伊丹十三が山本嘉次郎のために「日本一の親子丼」を作る際に使った醤油
・放送内では「このお醤油は置いておくとカビが生える」と言っていたが、実は火入れしてあるのでそんなことはないらしい。当時から製法が変わったのか、あるいは伊丹十三の事実誤認なのかは分からない。

posted by LSTY | Comment(0) | 酒・酒肴・食べ物 | このエントリーを含むはてなブックマークこのエントリーを含むはてなブックマーク
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