2019年04月29日

4/26-28日記(ル・マルカッサン、KRAFTWERK「La Forme」)

Pop is dead.
Pop is dead.■4/26
 田舎から脱出。門前仲町のてんやでビールのセット(海老、いか、おくら、蓮根)に白身魚(鱚)と舞茸を追加。これで1,000円しません。
 その後、BigHornでバルベニー、甲州x2、ドライマティーニ。食べものはフィッシュ&チップスと牡蠣とペンネのグラタン。おとなしく24時前に寝る。

■4/27
 明るいので5時ごろ目覚めるが雨。6時過ぎに床を出て朝食。部屋で「ボラード病」読了。あまりに直接的すぎて好みではないが、ここまで直接的に「日本、やばくね?」的な小説が出て来るってのは、やはり今の日本はやばいんですよ。そういう意味で、今この時期に存在すべき小説ではあると思った。
 続いて佐藤優「いま生きる資本論」に取り掛かる。

 9時前に出てトーハクへ。東寺展。普段でも新幹線に乗ればすぐに見に行けるのに、大行列。こいつら頭悪いのかな。というか「むこうから東京に来なければ見に行かない」とは、東京に住んでいる人間は底抜けの無精者だな、と思う。
 とりあえず常設展から見る。いきなり新薬師寺の「おたま地蔵」があって燃える。他、イヨマンテの図において、アイヌの子供の背中に発毛の描写。ちょっと興味深い。

 東寺展は二次元はすっ飛ばして立体曼荼羅のみ見る。これが案に相違して良かった。東寺では見られない後方からのアングル見まくり。あと兜跋毘沙門天が見られたのはもうけもんだった。
 今回の目的、帝釈天のフィギュア買って帰る。

 上野から東銀座、歌舞伎座でヨキコトキクのハンカチを買って、銀座から京橋。快楽亭ブラック師匠推薦の「かてて」で昼食をとろうかと思っていたがまさかの休み。しゃあねえなあ、と三越前に出ていつもの砂場で蕎麦
 あれ、砂場、よくなった?フロアの店員を増やしたのか、以前のサービスレベルに戻った感じ。小上がりでお酒一合(突き出しは梅くらげ)にざる1枚、玉子とじ1杯。今回は飲みではなく食事なので、とくにつまみもあつらえず、蕎麦をふたっつ。まだメニューにはしらわさびがあった。こんな時期まであるものなのか。

 門前仲町に戻って散髪。2mmのバリカン指定でバキッとやってもらう。
 その後、部屋に戻って少しダラダラ。コネは入れず。

 ゆるゆると移動開始。今回は都電に乗りたかったので、飯田橋から南北線で王子まで出て、王寺駅前から大塚駅前まで。飛鳥山の、勾配をのぼりながらのカーブはやっぱり良い(のち「アスカルゴ」なる魅力的な乗り物の存在を知る)

 同行者と落ち合い、護国寺のル・マルカッサンへ。ここは昔、ル・モガドーという旧店名の時に一度来たっきり。
 前菜はうさぎのゼリー寄せ、メインはうずらのファルシー(きのこ詰め)にする。アミューズはリエットを塗ったカナッペ
 実質2皿だけのコースだが、ボリュームもかなりある。これにパンと、デザートまたはコーヒー/紅茶がついてなんど3,000円。廉いっ!(注:デザートとコーヒーがつくわけではない、デザート「か」コーヒーです)
 料理はどれも真面目なもので、うまい。
 料理も旨いが、それよりも店主がたった一人で切り盛りしているというのに感心する。その時、店は満席でたしか客は16人。それだけの人数分の料理を作り、出し、酒も出して会計もする。途中、予約の電話なぞも入る。それやあれやを一人でこなしている。すごいなあの人。
 今回一番うまかったのは同行者が頼んだずわい蟹のキッシュ。蟹味噌が入っていて絶妙
 お酒は二人でシャンパン(ニコラ・フィアット)のハーフボトル1本のみ。
 デザートはフランボワーズのソルベ。デザートの代わりにチーズが選べるのもポイント高い。甘味が要らなければチーズとカルヴァドスで食事を締めても良いわけだ。

 食事中、彼が以前言っていた「CD/DVD不要論」つまりiTMSやVODがあればそれで事足りる、という考え方に対する反論など。
 映画に関して言えば、アメリカのメジャーな作品だけ見るのであればVODで十分だろうけど、ヨーロッパ映画はどうなる?
 今、AmazonPrimeを検索してみると、ジャン・ピエール・ジュネの「デリカテッセン」も「ロスト・チルドレン」もVODでは見られない。
 アンジェイ・ワイダの「灰とダイヤモンド」も、フェデリコ・フェリーニの「道」も、ジャック・タチの「ぼくの伯父さん」も、少なくともAmazonPrimeでは見られないのだ。どれもマイナーな作品とは到底いえない、超有名作品であるのにだ。
 ジュネはちょっと毛色が違うけど、こういった古典、名作とされるような映画にアクセスできなければ「VODで十分」とは言えないよなあ。

 食事後、護国寺から飯田橋経由で門前仲町。いったん部屋で着替えて、10年ぶりにめいろさんと飲む。10年ぶりかあ。めいろさん老けないねえ。めいろさんの文体にいくぶん似たものを感じたので「ボラード病」渡す。
 ここにはとても書けないような話をしながら、二人とも泥酔するまで痛飲

■4/28
 起床。朝食後、チェックアウト。昨日、めいろさんにもらったヘパリーゼのおかげで二日酔はなし。
 日本橋のいつものコインロッカーに荷物をすべて預けて手ぶらで歩く。手ぶらで歩くのは、それ自体で快楽だと思う。

 日本橋にかかるあたりで寺田創一(OMODAKA)の「競艇甚句」を聴き「今日の気分はテクノだな」と思ったのでKRAFTWERK聴きながら室町あたりをぶらぶら。
 今まで気にしてなかったけど「La Forme」なんか名曲。フィルターのかかったパーカッションの音が生き物みたいにウネウネする。なんでこんな良い曲だと今まで気付かなかったんだろう?と思ったんだけど、普通にスピーカーでぼーっとして聞いててもこの高音のウネウネが分からないのね。多少まともなイヤフォンで聴かないとこの良さは分かりにくい。
 本屋へ。本屋でKRAFTWERKでもあるまいと、ワグナーにする。「ローエングリン」第1幕の前奏曲なんか本屋向き。

 最近どら焼きにはまっているという奥さんへの土産に鶴屋吉信の「つばらつばら」と豆かんを買う。意外と重い。手ぶらの時間終了

 末広町まで電車に乗り、肉の村山へ。あまりお腹がすいていないので最少の150gステーキ。可もなく不可もなし、という感じだったがイベントの日に400gまで1,000円で食べられるっていうのはすごいな。
 カットステーキなので小片が焦げちゃってるのは悲しかった。肉を焦がすことほど、悲しい事はない。だから「孤独のグルメ」でも焼肉の回は苦手なのだ。井之頭五郎の野郎、いっつも肉を焦がしやがる。人として許せないんだよ。

 時間があるので神田まで歩き、電車で日本橋まで。途中、新幹線の座席を確認したら5号車かよ!じゃあ、日本橋じゃなくて京橋が正解だったか!大ショック
 その落胆もあり、また生きた町から死んだ町に戻らなければいけないという寂しさもある。コインロッカーからおろした荷物が重く、気持ちも重い。ノロノロと八重洲南口まで歩く。
 帰途、名古屋駅在来線(3・4番ホーム)できしめん

 さて今回二日目の移動には東京メトロ24時間券を利用。600円で24時間乗り放題。一日乗り放題ではなく24時間なので、上手く使えば一泊二日これで賄えたりする。
 今回は、門前仲町→上野→東銀座/銀座→京橋→三越前→門前仲町→王子/護国寺→門前仲町と移動しまくり。これ、普通にICカードで乗ると1,257円ですよ、奥さん。それが600円だったんだからお得ですね。別途かかったのは都電の170円のみ

posted by LSTY | Comment(0) | 日記 | このエントリーを含むはてなブックマークこのエントリーを含むはてなブックマーク
この記事へのコメント
コメントを書く
お名前: [必須入力]

メールアドレス:

ホームページアドレス:

コメント: [必須入力]