2020年06月03日

東京ブログ

Pop is dead.
・16年以上にわたってブログを書き続けている。
・ブログを始めた頃、僕はド田舎に住んでいた。ド田舎、つまり時間が止まっていて、日常に外部的刺激のない場所で文章を打っていた。
・外的な刺激がなければ、自分自身で何かを考えたり、面白がったりしなければブログを続けるのは難しい。

・そういうわけでブログには日頃考えている事も書くけれど、Webページを眺めていて感じた事や、芝居、映画、音楽の感想など「外部からの情報に刺激を受けて何かを書く」事が多い。
・その一つに「旅行記」というものがあり、中でもしばしば行き先となったのは「東京」である。

・東京に出かける理由は色々だったが(主に歌舞伎)金曜の夜に田舎を出て、新幹線に乗ると必ずメモ帳をひろげ、万年筆でまず「〇月〇日 〇時〇分の電車で脱出」と書き留めた。その瞬間に自分の心も開放されたように感じた。
・東京駅で下車すると、ほぼ必ず日本橋口から出て、ピチカートVを聴き乍ら日本橋駅まで歩く。その5分ほどで、僕は自分自身を取り戻していた。大袈裟で芝居がかった文章だと思われるだろうが、本当にそうだった。

・ホテルにチェックインして、決まって門前仲町のネイバーフッド・バー「Big Horn」で飲む。この店には20年ほど通っているだろうか。だいたい午前2時過ぎまで痛飲する。

・翌日以降は観劇や食べ歩き。主目的が観劇で、それを軸にどの料理店に行くか事前に熟考し、予約も入れておく。
・美術館に行ったり買い物に行く際にも、綿密にスケジュールを決める。
(「綿密」と「強行軍」は違う。「昼下がりの砂場で、季節のものをつまみながらゆっくりとお酒を飲む」という「綿密な計画」も散りばめられている)

・そうやって東京で時間を過ごして、再び「死んだ土地」に戻る。そこには愛するべき奥さんがいて、また糊口するための手段があるため、その二つの理由があるので、家に帰る。

・帰った後は、書き留めたメモを見乍ら、芝居の事、料理の事を文章にしてブログに記録しておく。
・そういうことを、ずっと、ずっと、ずーーーっと繰り返していた。

・そして、僕自身はどんどんすり減っていっていた。そして昨年、あるきっかけを元に病気になった。奥さんのサポートがなければ、もしかすると本当に死んでいたかもしれない。
・しかし彼女は僕をちゃんと守ってくれた。そして「病気療養のため休職」という名の、膨大な時間が私に与えられた。

・ここから話が急展開するが、休んでいる間に僕は「自分に必要な事・したくない事」を三つまとめた。

1.東京(23区内)に住むこと
2.いわゆる「宮仕え」はしたくない
 (つまり管理職以上での仕事は、出来ればしたくない。というか盆の上が暗い人間に人事権を握られたくない)
3.通勤ラッシュには巻き込まれたくない
 (アレは明確な人権侵害であり、それを受け容れている時点で、少なくとも僕の中では「金のために魂を売り渡している」ことになる)

・以上が要件である。加えると、

4.資本主義の輪廻(スパイラル)から脱け出したい

・といったことだろうか。「といったことだろうか」などと書いたが、これらを現実化するのは夢のような話であって、そう簡単にはゆくまい。

・さて、この三つ乃至は四つの要件を現実するための方法はいくつか考えられる。

A.奥さん(フリーランスのデザイナー)に寄生する。
B.最低限の生活費が稼げる職(平社員かパート社員)に就いて、なんとか生活する。
C.起業する。
D.どこかの会社で、アドバイザリー専門のエグゼクティブとして契約する。

・A.は旧弊と言われようが男として避けたい。B.はまあアリっちゃアリなんだけど、僕のポテンシャルを活かせないという点において、ちょっと違和感あり。D.は能力としては出来るんだけど無理筋かな。
・で、C.つまり独立起業するのはどうかなあ?と考えているところ。実現するかは分からないが、それが一番「自分らしい生き方」なのだとは思っている。

・というわけで今はハローワークに通いながら、自分の将来に資する仕事を探しているところ

(この間、母親に「私の独立に口を出さないで欲しい」というメールと、フォローの電話)

・で、なんだっけ。ブログの事だ。
・東京に住んでいると、全てが「ブログに書くべき事」だ。杉並を散歩していると「良い道」がゴマンとある。傾斜、分かれ道、樹木、花。山手線内にも良い坂やY字路があるが、杉並にはそういった「いい景色」が、何でもないような顔でそこここに存在している。徒歩30分圏内でも数えきれないほどあると思う。

・今日は朝から吉祥寺に行って、歩いて帰ってきた。徒歩1時間
・歩くのは好きなので、雨さえ降らなければ阿佐ヶ谷も高円寺も「徒歩圏内」だ。
(長いヒキコモリ生活で足が萎えていたが、1カ月で取り戻した)

・こういう環境にいると「ブログに書くこと」がなくなる。つまり毎日が特別な日なので「今日は特別な日だった!」という記事が書けなくなる。小学生が夏休みの日記に「今日はとくに何もありませんでした」と書くようなものか、違うか。

・何が言いたいか?要は「オレ、リア充になっちゃったよ」てことか。

・冗談はともかく、ブログとの付き合い方も変わってくるんだろうと思う。
・ここは「乞う御期待」と書くべきか。
posted by LSTY | Comment(0) | 日記 | このエントリーを含むはてなブックマークこのエントリーを含むはてなブックマーク
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