
・どうせ名古屋に行くのだったら、と思い立ち、開場前に喫茶店「ラディッシュ」に立ち寄る。
・名古屋の「ラディッシュ」と言えば知る人ぞ知る場所でありまして、「水曜どうでしょう」の藤村忠寿ディレクター(通称ヒゲ)の実家です。
・店をやっているのは藤村Dのお母さんです。2005年の「水曜どうでしょう祭り」にも参加したので、知っている人も多いでしょう。
・店に入るなり、我々一行はお母さんに「あんた、水曜どうでしょう?」と訊かれ、そうですと答えると「あんた達はここに座りなさい!」と、店内の一角を占める「水曜どうでしょうコーナー」に強制的に着席させられました。
・その後延々とお母さんの「大泉洋談義」。半強制的に小倉トーストが出され、コーヒーはつぎ足され、「小倉は残すな」と責め立てられる。
・平成の世の中、こういう店は珍しいと思う店でした。なんというか、こういう人がいたから藤村さんのような人が育ったのだろうな、というような。一言で言うと「押しが強い」、悪く言うと「都会的でない」というか。でもそれはそれで魅力なんだよなあ、とかいろいろ感じました。
・その後、「ロックンロールスライダーズ」の会場へ。
・一応書いておくとこれは、みうらじゅんが撮りためたくだらない写真をスライドで映し、それに対していとうせいこうが突っ込む、というショーです。
・最初はラフォーレで小規模にやっていたのですが、渋谷公会堂(現・渋谷C.C.Lemonホール)や武道館とどんどん大袈裟になり、今回は10回目を迎えて全国をツアーするという、烏滸の沙汰であります
・最初30分は無駄なフリートーク、それから2時間にわたって無為なスライドを見せつけられるという内容だったのですが、爆笑爆笑。終わった頃には笑いすぎて喉が痛くなっていました。
・つーか1時間半を超えたあたりで笑い疲れてしまい、ぐったりでした。
・じゃあ、どういう風に面白かったのか、と訊かれても答えられない。だって内容を全然覚えていないから。それほどまでに無駄な内容なのでした。
・このスライドショーはDVDになっていて、僕はBOXセットまで持っているのですが、これがまた実に無益なDVDでして、しかしここまで無駄であるのに僕は「買って損した」とは思わず、何度も繰り返して見ている。
・「大人の科学」17号買う。もちろん目当ては付録のテルミン。
・チューニングに手こずるが、とりあえず音が出る。こ、これがテルミンの音か!特に低音の粗い感じがとても良い。すごく純粋なノコギリ波の音。
・しかし手の位置を関知できるのがアンテナから20センチ程度なので、この20センチの間で音階を取らなければいけない。これは難しい。
・しかも僕は音痴なので、どの音がドなのか分からない(駄洒落)
・仕方がないのでチューナーまで買ってしまいました。
・非常に不安定な楽器で、スイッチを入れるたびに発音点が変わる。毎度チューニングをしていてはきりがないので、発音点については左手の位置で調整するのが良いと思う。説明書では左手でテルミンの足を持つことになっているが、左手は必ずしも本体に触れていなくても良い。机の上に本体を置き、机の天板に左手をおいてもOK。
・しかしこれはとても良い付録なので、故障した時のためにもう一冊買おうかとか思っています。
大人の科学マガジンVol.17 テルミン

たしかに、くだらないことを思いつく、というのは難しいものです。だって思考というのは大抵「実用」に向くものだから。だからくだらない事っていうのは、思いつくと言うよりも出会うことの方が多い。
しかしミナミシンボウやアカセガワゲンペイやミウラジュンやタモリは、それを思いついてるんですよね、日々。これはすごいことだなあ、と思います。