2007年10月16日

10/13-15日記(〆鯖など)

Pop is dead.
Pop is dead.■10/13
・〆鯖を作る。
・僕が今まで食べた中で最もおいしかった〆鯖は、岐阜県高山市の、杉玉の下がる居酒屋で食べた物だ。

・店名はおそらく「かっぱ」だったが、うろ覚え。
・岐阜で魚というのもおかしいようだけれど、長野・滋賀・京都などの内陸部で食べても北陸から届いたおいしい魚があったりする。

・さて、いざ作ってみると〆鯖というのは簡単な物で、鯖の半身に十分塩を振って2時間冷蔵庫に置く。塩を洗い流し、今度は酢に浸す。これでまた4時間ほど冷蔵庫に置く。
・これだけで、実にうまい〆鯖が出来てしまう。
・僕は酢の中に昆布を一枚入れたが、これはあってもなくても大差ないように思う。
・4時間ほどだとまだ中心部はよく漬かっておらず、生の状態だが、これくらいがおいしいと思う。

・漬かっていようがいまいが、アニサキス(寄生虫)は酢では死なないらしいので関係ない。
・アニサキスへの対処法について、多くのページには塩や酢で死ぬといういい加減な情報が書かれているが、デマゴギーと言っていいだろうと思う。
・参考になりそうだったのが下記のページで、要は「アニサキスを切って殺す」というものです。歯ごたえを犠牲にするのは惜しいですが、怖ければ薄切りで食べたほうが無難、ということです。

・参考:爆釣妄想 あたらない、しめ鯖の作り方

・夜、古いビデオを整理していると桂吉朝、桂米朝によるリレー落語「東の旅」が見つかる。やはり米朝師匠の正統な後継者は吉朝師匠だったのだなあ、と思う。
・最も優秀な弟子は枝雀師匠だったろうとは思う。しかし枝雀師匠は、米朝師匠の後継者とは言いにくい。
・やはり吉朝師匠にはもっと生きていて欲しかった。実に惜しい。

■10/14
・昨日の〆鯖を食べるが、漬かりすぎて身が柔らかくなり、まずい。
・鶏手羽・きのこ・小松菜を入れてカレーを作る。

・昨日に続いて古いビデオを整理していると、志ん朝師匠出演の番組が見つかる。日本語について語るというもの。そういえば落語以外で師匠の話を聞く機会はほとんど無かったように思う。
・実に上品で良い語り口だった。
・落語家のような日本語のプロが日本語について語る時、イヤミになったり説教臭くなったりしがちだと思うけれど、この時の志ん朝師匠の語りは良かった。

・夜、「アルマゲドン」を見て、あまりのくだらなさに呆れる。
・うすっぺらな「親子愛」の映画で、よくもまあここまで薄っぺらく描けるものだ。

・終盤あまりにくだらないので見るのをやめ、ブシェミつながりで「バートン・フィンク」を見る。
・ブシェミが出てくるあたりを少し見て寝ようと思いつつ、結局最後まで見てしまう。
・この映画は「理解」とか「諦念」に関する映画だと思う。

■10/15
・最近、車ではアベレージ・ホワイト・バンドを聴いている。
・このバンドについては、なんとなく貧弱で軟派なイメージがあって今まで真面目に聞いていなかったのだけれど、なかなか良い。
posted by LSTY | Comment(6) | TrackBack(0) | 日記 | このエントリーを含むはてなブックマークこのエントリーを含むはてなブックマーク
この記事へのコメント
確か丹波哲郎だったと思うんだけど、アニキサスにやられて入院したことがあったじゃないですか。

私はあれ以来なんとなくサバが苦手なんです。

『アルマゲドン』というかハリウッド映画全般は『ロッキー・ホラー・ショー』みたいにパーティ形式で楽しむのが私の流儀です。
Posted by 赤枕十庵 at 2007年10月16日 19:39
■十庵さん

>確か丹波哲郎だったと思うんだけど、

 たぶんモリシゲヒサヤ。

>『ロッキー・ホラー・ショー』みたいに

 だったらロッキーホラーショーが見たいです。
Posted by LSTY at 2007年10月16日 20:24
 僕はシメサバを食べた事がありません。何故ならばシメサバに当たってのたうち回る父親を見た事があるからです。
 それと、僕は生牡蠣も食べた事がありません。何故ならば生牡蠣に当たってのたうち回る父親を見た事があるからです。
 遺伝はないと聞きますし、当たった父親も一晩過ごせばケロリとした顔で家に帰ってくるので、死なない事も知っています。でも怖くて口にする事が出来ないのです。しかしながら、息子がこんなにも恐れている食べ物を父親は性懲りもなく食べようとします。訊いてみると「大好き」らしいんですわ。
Posted by doggylife at 2007年10月16日 21:12
■doggylifeさん
 僕は生牡蠣にあたったことがあるのです。生牡蠣を皿一杯食べたその日の深夜のことです。
 尋常じゃない嘔吐(水を飲んでも吐く)、終わったと思ったら尋常じゃない下痢(便座から尻を持ち上げた途端に次の便意)。
 しかし眠たい。仕方ないので、便所の前に蒲団を引いて、仮眠を取りながら下痢をしてました。

 以来、生牡蠣はあまり食べないようにしてますが、しかし好きなので食べるし、カキフライは好物です。

 〆鯖はやはりうまいですよ。あれは渋い食べ物で、かつ油もあり、「30代の食べ物」という感じです。
 うまいものは、当たってもうまいですよ。
Posted by LSTY at 2007年10月17日 23:00
ブログ紹介ありがとうございます。

しめ鯖が柔らかくなってしまうのは、
漬けすぎというより、
多分、塩で〆るとき量が少なかったり、時間が短かかったりしたのではないかと思います。
差し出がましいようですが、
ご参考まで・・・。
Posted by 爆釣妄想 at 2007年10月20日 10:27
■爆釣妄想さま
 コメントありがとうございます。
 今度は塩の量と漬け時間をもう少し調整したいと思います。
Posted by LSTY at 2007年10月23日 10:55
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