2005年08月29日

8/26-28長い日記(百鬼園・馬の骨・選挙戦・血と骨・提灯)

Pop is dead.
DOB_devil(byTakashiMurakami)■8/26
・NHKで「秘太刀・馬の骨」始まる。
・段田安則、六平直政、本多博太郎と、オヤジ好きには堪らないキャスティング。
・その中に音尾琢真がいる。
・音尾さんは「水曜どうでしょう」の大泉洋さんと同じ劇団「チームナックス」に所属する役者さん。
・僕はチームナックスの中で一番優秀な役者だと思っています。舞台だけではなく、テレビや映画などでちゃんとした演技ができるそうなのは、音尾さんと安田さんくらいかなあ。
・大泉さんは「まだまだこれから」って感じ。

・肝心のドラマですが、まあよくありそうな時代劇。マンネリズムもまた、時代劇の「価値」なのだと思います。
・脚本にスマートさがないですが、全6回のドラマというのはこんなもんでしょう。
・そんなわけで、特に見るべき所はなさそうな物の、しかし民放のくだらねえドラマよりは余程ましな、「じゃあ来週も見てみるかな」という気にさせるドラマ。

■8/27
・モスバーガーでコーヒーを飲みながら、内田百間先生「御馳走帖」読む。
・かつて伊丹十三が引用していた牛肉に関する金言、それが元々は百間先生によるものだと今さら知る。
・曰く「牛肉にはうまいのと不味いのと、かたいのと柔かいのと、高いのと安いのとがある。みんな別別の関係であつて、かたいのが不味いとはきまつてゐないし、高いのがうまいとは請合へない。柔かい計りで、味のない肉にはよく出くはす。」
・これなどは正に金言と呼ぶべき名言であり、また見識だと思う。

・その後、民主党の衆議院候補の選挙集会に出席。もちろん自主的にではなく、労働組合の関連で動員されたのです。
・「庶民の力」「郵政よりも、もっと大切なことがある」「候補の人柄」という大変抽象的な話に終始する。
・それを聞いていて「勝ちに行ってないなあ」と痛感する。どうすれば選挙に勝てるか、というイメージができないんだろうなあ、と。

・僕が民主党の選挙対策委員なら、まず「自民党の郵政民営化法案」と「民主党が考える郵政のあるべき姿」を比較した資料を作る。
・間違っても「郵政よりも大切なことがある」なんていうみっともない逃げ方はしない。ここがこうだから、反対だと説明をする。
・まずそれを提示してから、それ以外の自民党の政策と、民主党の政策比較に入る。バカにでもわかるように、つまりイメージを重視しながらも、しかし数値とグラフを多用して「論理的っぽい」資料を作る。
・候補者の人柄は、演説の「最後の一押し」だ。
・小泉自民党が支持されているのは、その政策の酷さよりも「わかりやすさ」が目立つからだ。そんなことにも気づかず、民主党は相変わらずネブタイ選挙戦を展開している。
・テレビ業界からでも、有能な演出担当者を引き抜けばいいのに。

・その後、蕎麦。


・昼、崔洋一がNHKの料理番組に出ていたので「血と骨」を借りてきて夜見る。
・「生」の映画。何度も「死」が出てくるが、それらのシーンでは死を映して生を描いている。
・いろんな物を詰め込みすぎた映画だな、とは思うものの、しかし全ての描き方が濃密で、力を抜いた部分など一つもなくて、見ていて不快になるほどのパワーを持った映画。
・そうだ、この映画は「不快」なんだ。もう二度と見たくはない、でも、この映画に込められたイロイロなものは、多分ずっと長い間、僕の中に残るだろう、という「すごい映画」だった。

・以降、具体的な感想。
・セックスの描き方がすばらしい映画だった。
・男にとってのセックス=攻撃というシンプルな描き方。あー、愛とか優しさの延長にセックスを置いている俺は去勢されているのかなあ、と思うほどの。
・主人公は愛情を表さなかったけれど、彼の心には、多分すごく強い愛があったんじゃないか。
・ただその愛は、あくまでも「生きている者」への愛。

■8/28
・昼、際公司系列の店で塩ラーメン。

・通りかかった駄菓子屋の前にガチャガチャ。ラインアップを見ると「提灯」のガチャガチャがある。
・観光名所で売られている、「京都」とか大書されたお土産の提灯、最近見なくなったような気がする。
・提灯とペナントと言えば「安易な土産物」の両巨頭。
・僕だったら、どんな提灯が欲しいだろうか。
・「御徒町」とか?観光地でもなんでもないような所の提灯、良いですね。山の手線なら他に「鶯谷」「巣鴨」「新橋」あと「大崎」なんかも渋い。
・あとは「尼崎センタープール前」あるいは「伊勢原バス停」もっと言えば「伊勢原バス停付近」、バックには大渋滞のイラスト。
・カスタムメイドでそういう提灯を作ってくれるメーカーはないのだろうか。

・駄菓子屋に入るが信じられないことに「点取り占い」がなくて、落胆して帰る。
・帰り、モスバーガーで烏龍茶、緑茶を飲みながら内田百間先生「御馳走帖」読む。

posted by LSTY | Comment(2) | TrackBack(0) | 日記 | このエントリーを含むはてなブックマークこのエントリーを含むはてなブックマーク
この記事へのコメント
>勝ちに行ってないなあ
同感です。
「小泉がイヤだから民主党に票を入れる」という人に
「民主党の政策って何ですか?」と尋ねると
答えられないんですよね。
そのくらい政策がわかりにくい。
岡田代表も小泉さんを否定することに必死で
笑顔がないし。
ちゃんと選挙コンサルタントついてるんでしょうか?
いっそ「民主党候補が当選した地区は
ジャスコ割引セールします」とか?(笑)
Posted by LIN at 2005年09月06日 16:51
■LINさま
 コンサルタントはついているみたいなのです。

http://blogs.itmedia.co.jp/legend_pr/2005/08/post_e845.html

 よほど腕の悪いコンサルタントなのか、政治家一人一人に癖がありすぎて広報活動に一貫性が持たせられないのか、政策を明確にすると不利益だからわざとやっているのか、、、
 そこら辺は謎ですが、ダメダメですね、選挙戦。自民が良いのかって言うと、そうでも無いけど。
 国民が馬鹿だから、馬鹿な戦い方をするべきだってことなんすかねえ、、、

 選挙関連では、坂本教授のブログが面白いです。

http://blog.sitesakamoto.com/index.php?itemid=107

 戦争反対!民営化反対!アメリカ反対!
Posted by LSTY at 2005年09月06日 16:57
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