
・以前から言っていますが、トラックバック(TB)という機能は、少なくと日本のブログ界では全く有効活用されていない。もらって嬉しいトラックバックというのはごくわずかで、あとはスパムかスパムまがいの物ばかり。
・TBという機能自体は面白いし好きなのだけれど、使う側に問題がありすぎるので、もういいよ、と。
・じゃあ、誰が、こんなステキなトラックバックをダメにしたのさ?ってわけで断罪してみるよ。
1.誰だ!スパムを送るヤツ
・これは言うまでもないのですが、TBによるアクセスアップだけが目的のスパマー。
・キーワードでブログ記事を検索してマッチする記事に無差別にTB、なんていうのはマシな方で、ランキング上位ブログに無差別TBってのが最近の主流。
・僕はあまり「死ね」とは言わないけれど、スパマーにだけは死んで欲しい。
2.誰だ!TB送るヤツ
・むやみやたらにTB送りまくるヤツ!
・ブログ運営に関する「アホが書いた初心者向けページ」の言葉を鵜呑みにしてる人。
・曰く「ブログを読んでもらうためには、まずトラックバックを打ちましょう!」
・アホか。
・「自分が打ってもらって嬉しくないようなトラックバックは打つな」と言いますが、多くの初心者にとっては「ブログ上で自分に向けられる情報」のすべてが嬉しい物。スパムTBだって嬉しいのです。
・だから「自分がもらって嬉しいトラックバックかそうでないか」の区別もつかない。
・スパマーのブログのコメント欄に「トラックバックありがとうございます」という言葉が並んでいるのを見れば、一目瞭然です。
・たいていの人は、途中で自分の間違いに気付きますが、一部のアホとアフィリエイト至上主義者はそのまま突っ走ります。
・そういう人は「準スパマー」とでも言いましょうか、僕にとってはスパマーと同じような物。
3.誰だ!TBしないヤツ
・良い記事書いてるのにTB送らないヤツ。「批判めいたブログはマナー違反」だと思いこんでいたり、あるいは論争に巻き込まれたくないばっかりに、有用なTBすら送らない人。
・文中に僕の記事へのリンクが張ってあって、言及してくれていて、実はすごく面白いことを書いてくれているのに、TB来てないっていう事が、最近何度かありました。
・良いことを書いている人が「議論好き」であるとは限らない。TBは議論に結びつきやすく、その多くは論争にまで発展するので、それは勘弁という向きもあるでしょう。
・全TB中における「良いTB」の数が減れば、必然的に「悪いTB」の率が増えるわけで、「トラックバックうざったいなー」という気持ちがユーザーの中では高まってゆく。
・良い記事書いてるのにTB打たないことによって、TBはつまらなくなってゆく。
・良い悪いの評価は人それぞれだけど、僕の考え方は、こんな感じです。(えっけんさんによれば「分かりにくい」らしいですが。)
4.誰だ!コマゴマと言うヤツ
→俺だ!俺だ!俺だ!俺だ!
・今回の記事ではこれが一番言いたいのですが、最近「3.TBしないヤツ」が増えているのは、TBについてとやかく言う我々のような人間の所為なのではないか、と思っています。
・そういう「TB作法にうるさいブロガー」のTB関連記事を読んで「うわぁTBってめんどくせえなあ」と思ってTBを避けるブロガーが多くなっているのかも知れないな、とも思うのです。
・そのTB論が正しいか間違ってるか、そんなことは問題ではなく「TBとはこうあるべし」という記事全体が、一部の初心者にとってTBする際の壁になり、有用なTBが減ってゆく。
・僕もTBについてはいろんな記事を書いていて、そういう物を書くうちに、最近そういう自戒の念を強くしています。
・じゃあどうすればいいのか、っていうのはわかりません。良いTBをもらったらお礼を言い、くだらねえTBには敢えて文句を言わずに黙って削除する、くらいしかできません、僕には。
・でも正直、TBの未来は暗いと思う。
・スパマーと準スパマーの増加をしのぐペースで、良いTBが増えるとはとうてい思えないので。
イェーイ(タカシマ)
TB作法をうだうだ綴っても、有用なTBがへり、くだらないTBは減らない、というのは事実かもしれません。
実は、ここらへんは、えっけんさんの記事を読みながら、ちょっと前から考えていたのです。
TB論がいかんというのではないのです。ただ、えっけんさん(や私)のTB論が「TBをつまらなくしている」という一面もあるんではないかと。
そんなこと気にしすぎても仕方がないとは思うので、書きたい事書くようにはしてますが。
・うなづき系ブログで、記事紹介リンクに付随する「なるほど!」等の1行コメントのみでトラバ送信するのはやめて欲しい。
・というような要望を書くと、トラバ送信の原油高がまた上がるのでやめて欲しい。(笑)
ブログ初心者が見ても躊躇しない、引かない、ソフトタッチでスウィートな簡単トラバ論に挑戦してみようかな、とフト思いました。 でわでわ。
3番に該当すると思う。
一番腹が立つのは、こっちとほぼ同じ内容の記事書いておいて(明らかにパクリ)、リンクのないトラバ送るやつな。シネヨ、と思う。
そういうTBは、特に文句をいうでもなく、適当に消すことにしています。
>ソフトタッチでスウィートな簡単トラバ論
僕はこのトラックバック論が好きです。
http://maname.txt-nifty.com/blog/2005/07/post_62e1.html
でも誤解されやすい内容かも。
しかしいずれにせよ、TBって飛ばしたり受けたりしながら、何ヶ月かかけて理解してゆく物だと思うのですよ。ブログ特有の物だし、すぐに理解するのは難しい。
最終的に自分が気付くかどうかなんですよ。それを基本に考えた場合、どんなTB論も結局ノイズにしかならないのかな、とか悲観的な考えが頭をよぎるのです。
あ、それはやられたことないわ。
TAKOさんは、確かにTB送信控えめですね、なんか。イメージだけど。
あまり深く考えずに「これ便利じゃん?」
と安易に作られたものと思われる。
機能を無効にして廃れるのを待つのが吉。
この飛び石連休にブログ始めたところです。わー、まさに初心者の勘違いパターンにはまったようです。いまいちTBを理解しないまま始めたのがまずかった。
受けたTBは言及無し、リンク無しで、当該ブログにはエントリ毎にブログランキングへの投票依頼が。あちこちに打ちまくっているようですし。
にもかかわらず、初めてのTBだったからわざわざ「感激しました」なんてコメントまで書いて...
そこは投票依頼がアレな他は読んでて面白かったし、コメントへの対応も丁寧だったのでスパムまがいと言い切ってしまうのもナニなのですが。
仕事はSEだよなんて名乗りつつ、TBの仕組みを理解していないアフォであることをコメントで晒してしまったのが一番痛いです。
最初から騙されてしまった方が良いのかも知れませんね。騙されたことに気付かずにそのまま突っ走ってしまうよりは。