
はてなブックマークのトップページから、人気のエントリーを眺める。普段はめったにクリックしないが、書き手に特に興味がある場合など、魔が差してクリックすることがある。
きょうはこれを読んだ。
書いてあるのは至極当たり前のことであって、「そうだねえ」とは思うものの、特に得ることもない。当たり前のことである。たまに思い出したり忘れたりするような、普通のこと。
しかしwebではおおむね、このような「当たり前」の記事の方が人気が高いようである。
要は、世の中には「当たり前のことにすら気付いていない人」が多すぎるのだ。そういう人は「当たり前」のことにショックを受け[これはすごい]なんて書いたりする。
こんな事をすごいと思ってちゃあ、先が思いやられる。
webに限らず、社会とはそういうものだ。
付け加えると、僕は「ライフハック」というものを好んでブックマークするような人種を信用しない。あなたが100ブックマークした「ライフハック」を、一つでも実行しなさい、と思う。
100の「役立つ方法」を知っていることよりも一つの「役立つ習慣」を身につけている方が余程重要だ。
とまあ、これもまた当たり前のことだけれど、僕は定期的にこういうことに腹を立て、こういう事を書いている。
ライフハック系の記事を好んでブクマしている人は、足りない何かを知識で埋めようとしているだけなのでは?と思ってます。 もし、ちょっとした工夫や豆知識で人生・生活を補うつもりであれば、それは埋まらないよ、と。
でわでわ。
よく言われますけど、アンダーライン引いただけで分かった気になるというのと同じでしょうね。
で、本当の「ライフハック」というのは自分で編み出さなきゃしょうがないんですよ。つまり習慣化するためには「信念」がなきゃいけない。多くの場合、受け売りの「ライフハック」は続かないと思いますから。
自分で編み出さないまでも、数ヶ月に渡って実地で教わらなければ、身には付かないと思います。少なくともブログの記事一本で人生は変わらないというのが、まあ原則だろうと。